嬉しくて優しい時間(野菜サラダ)
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今日は良いことあったんだ。
いつも僕のフードの耳を引っ張ったりする子供が、お花をくれたんです。
なんだか顔を赤くしてて、でも、いつも美味しいお料理をありがとうって、言ってくれて。僕、凄く嬉しかった。
「それでね、御侍様。また来てねって言ったら、その子頷いてくれたんです!」
キラキラとした太陽の光のなか、縁側に座る御侍様が微笑んで僕の話を聞いてくれる。
嬉しい。
いつもの御侍様は、皆の御侍様だけど。
今の時間は、僕だけの御侍様だ。
御侍様がひとりで縁側に行くのを、偶然にも見つけられて良かったぁ。
他の皆には悪いけど、今だけは独り占めしても良いよね?
「御侍様、僕。御侍様が一緒だと、何も怖くないです」
御侍様の髪がさらりと揺れる。
首を傾げたんだ。
野菜サラダ? と、御侍様が僕の名前を口にする。
名前を呼ばれるだけで、幸せな気持ちにさせてしまう御侍様は凄いと思う!
満たされた気持ちで、隣に座る御侍様を見る。
「だって、僕。御侍様が、大好きだから」
凄く大切で、大事な人だから。
そばに居てくれるだけで、強くなれるんだ。
御侍様の手が、僕の頭に伸びる。
ゆっくりと優しく撫でられて、思わず僕は笑顔になってしまう。
御侍様、御侍様。
大好き。
僕、御侍様の為に、いっぱい頑張るから。
ずっと、そばにいてくださいね。
ポカポカとした暖かな日差しのもと、僕は幸せな気持ちで御侍様との時間を過ごしたのだった。
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