ピッコマというアプリをいれてからというもの、つい女性向け異世界転生または異世界ものを読んでしまう。

ドレスの令嬢と、騎士や魔法使いや貴族のたくましいイケメンとの異世界恋愛を縦スクロールで読んでいる……。

縦スクロールで読むのは、かれこれ十何年やっていると今ふと気づいた。

ガラケーで携帯小説をスクロールしていたっけ。

あの絶妙な空白……ハマったなぁ。

そういえばフォレストで携帯小説の形で夏目漱石の小説を読んだ気がする。
『我輩は猫である』とかだったっけ？
何を読んだかは忘れてしまった。

携帯小説のように空白のある横読みの青空小説だったのに、なぜか本で読むよりよく読めた。
携帯小説にハマったお陰で文学に触れられた良い思い出である。

とそんな記憶がよぎったが、ピッコマの話に戻そう。

ピッコマで読んでいるのは、『主人公の女友達になりました』『陛下、今度は殺さないでください』『兄を探しています』
だろうか。
現在、一番最初に紹介したタイトルは連載中で後者二つは休載中である。

完結した作品でおすすめするなら『お父さん、私この結婚イヤです！』が思い浮かぶ。
途中からおまけの漫画みたいなのが毎回ついてくるのだが、それが不思議とライブ感があって楽しくなってくるのが、他の漫画にはない味ですごく良かった。

そんな感じで令嬢が活躍する異世界恋愛ファンタジーを読み続けている。

…………いい加減にしろと自分に言いたい。
なろう系に出会ってから、そんな感じのばっか読んでる気がする。全く成長していない。もういい加減、このジャンルはこれくらいで……と毎回思うのだが……。

騎士、侯爵、魔法使い、王子、王様……
そしてとにかく頑張る令嬢（または平民の女の子）

そういう異世界恋愛ファンタジーのカップリングにどうしても弱い。つい読んでしまう。
何故なんだろう。

やっぱ現実逃避？

それが一番強いかなぁ…としみじみしてちょっと悲しくなってきた。



……………でもまぁ、なんだかんだ、ほどほどに、これからもピッコマを覗くだろう。

だってやっぱ、異世界恋愛ファンタジー好きだし！！