『共犯者』
「……予定が狂っただけで、ずっと前から貴女を害する生き物は排除しなくていけないと考えていたので」
彼をじっと見つめる私に「だから、巻き込んだなんて思わないで。僕の意思で死体を埋めるんです」と言って笑う。
私たちは死体の落ちた穴に山のように盛られていた土を被せ、均し、ゆっくりと私を傷付けたモノが暗闇に閉じ込められるのを見ていた。
これから暗闇で、アレはなにを思うのだろうか。後悔? 懺悔? それともまだ恨み言……?
──なんて考えてみるけれど、ああ、彼にあんなに素敵な死化粧をされたのに、遺族にも見送られず、ただ暗い穴に落とされ眠る者が見る物なんて限られているだろう。
……きっとそれは、耐え難い地獄だ。