幸せな選択
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
風呂の追い炊きボタンを押し、下着と寝間着を急いで準備する。
そんなにかからないうちに追い炊き完了のメロディコールが聞こえたので、雑に服を脱ぎ洗濯機に放り込み、風呂場に入り身体中全てを綺麗にした。
全てが終わり湯舟に浸かったところで治が風呂の扉をあける。
『はい本日2回目~。』
なんて言いながら浴槽に片足を突っ込む治。
私の彼氏、優しいなあ。
『△△さんおめでとうございます~キャ~っていっぱい祝われてきた?』
「会社でちょっとだけな。後は普通の飲み会やった。」
『フフ、そんなもんなんかいな。』
「あ、でも高いチョコとクッキー詰め合わせみたいなんもらったよ。」
『おん、見た。チョコだけ冷蔵庫の一番上の段入れたで。』
「ありがと。それよりな、入ったばっかの太田君っていう子がおんねんけど、気合い入れて飲みすぎてゲェしてた。私の為の飲み会で。」
『アッハッハ。いいぞ太田もっとやれ!打倒・営業部長や!』
「なんでやねん。でも今年の新入社員みんな頑張り屋でかわいらしい子ばっかやわ。」
そりゃ良かったと言ってやっぱり優しい笑顔をくれる治。
チャプン、チャプンとお湯で遊んでみせる。
やっぱりお風呂、明日の朝にしなくてよかった。
『なあ〇〇ちゃん。』
「んー?」
『結婚する?』
すぐさま視線をお湯から治へ移した。
照れるでもおどけるでもない、いつも通りの治がこちらをまっすぐ見ていた。
「…びっ、くりしたあ。」
『なんやねんその返事。』
フッと鼻で笑う治。直前にプロポーズしたとは思えない。
この余裕はどこからくるん。
「びっくりするって。飲み会の後に心の準備整ってへんて。」
『遅かれ早かれ言おうとは思ってたけど。』
えー、知らん知らん。そんなん初耳やって。
『でもさっきふと思ってん。俺〇〇ちゃんの全部、なんにも嫌やないねん。遅く帰ってきて起こされることも、こうやって風呂付き合わされることも。』
「…うん。」
『めんどくさいなって思うことはあっても、何やろな、それも込みでお前とおれんの楽しいなって、思った。』
それを言って初めて少し照れた顔をした。
『おい俺ばっかりのターンずるいぞ。』
照れ隠しか、言葉が止まらない治を見ると愛しさが止まらない。
「そんなん、答え決まってるやろ。私もずーっとずーっと結婚したかったわ。」
『明日の朝酔って覚えてませーんはナシやで。』
くしゃっと笑う治に顔をもみくちゃにされる。
顔が火照ってきたのは、長風呂のせいか治のせいかわからんけど、もうどっちでもええわ。
「次は結婚祝い飲み会やって、またお前かっていよいよ会社に言われるわ。」
『アッハッハッ。せやなあ。定期的にイベント起こして俺らの事ずーっと祝い続けてもらお。』
突然やってきた幸せな選択。
酔っていても間違わなかったのは、君のおかげ。
そんなにかからないうちに追い炊き完了のメロディコールが聞こえたので、雑に服を脱ぎ洗濯機に放り込み、風呂場に入り身体中全てを綺麗にした。
全てが終わり湯舟に浸かったところで治が風呂の扉をあける。
『はい本日2回目~。』
なんて言いながら浴槽に片足を突っ込む治。
私の彼氏、優しいなあ。
『△△さんおめでとうございます~キャ~っていっぱい祝われてきた?』
「会社でちょっとだけな。後は普通の飲み会やった。」
『フフ、そんなもんなんかいな。』
「あ、でも高いチョコとクッキー詰め合わせみたいなんもらったよ。」
『おん、見た。チョコだけ冷蔵庫の一番上の段入れたで。』
「ありがと。それよりな、入ったばっかの太田君っていう子がおんねんけど、気合い入れて飲みすぎてゲェしてた。私の為の飲み会で。」
『アッハッハ。いいぞ太田もっとやれ!打倒・営業部長や!』
「なんでやねん。でも今年の新入社員みんな頑張り屋でかわいらしい子ばっかやわ。」
そりゃ良かったと言ってやっぱり優しい笑顔をくれる治。
チャプン、チャプンとお湯で遊んでみせる。
やっぱりお風呂、明日の朝にしなくてよかった。
『なあ〇〇ちゃん。』
「んー?」
『結婚する?』
すぐさま視線をお湯から治へ移した。
照れるでもおどけるでもない、いつも通りの治がこちらをまっすぐ見ていた。
「…びっ、くりしたあ。」
『なんやねんその返事。』
フッと鼻で笑う治。直前にプロポーズしたとは思えない。
この余裕はどこからくるん。
「びっくりするって。飲み会の後に心の準備整ってへんて。」
『遅かれ早かれ言おうとは思ってたけど。』
えー、知らん知らん。そんなん初耳やって。
『でもさっきふと思ってん。俺〇〇ちゃんの全部、なんにも嫌やないねん。遅く帰ってきて起こされることも、こうやって風呂付き合わされることも。』
「…うん。」
『めんどくさいなって思うことはあっても、何やろな、それも込みでお前とおれんの楽しいなって、思った。』
それを言って初めて少し照れた顔をした。
『おい俺ばっかりのターンずるいぞ。』
照れ隠しか、言葉が止まらない治を見ると愛しさが止まらない。
「そんなん、答え決まってるやろ。私もずーっとずーっと結婚したかったわ。」
『明日の朝酔って覚えてませーんはナシやで。』
くしゃっと笑う治に顔をもみくちゃにされる。
顔が火照ってきたのは、長風呂のせいか治のせいかわからんけど、もうどっちでもええわ。
「次は結婚祝い飲み会やって、またお前かっていよいよ会社に言われるわ。」
『アッハッハッ。せやなあ。定期的にイベント起こして俺らの事ずーっと祝い続けてもらお。』
突然やってきた幸せな選択。
酔っていても間違わなかったのは、君のおかげ。