素直
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少しの沈黙の後、俺自身もビックリした。
気付いたら〇〇ちゃんのことを抱きしめてた。
「…ありがとう侑。」
でも〇〇ちゃんも強く抱きしめ返してくれた。
『もう勘弁やで、こんなん。俺今日飯食いにこの家きてん。』
「ふふ、そうやったな。奢るからUberしよ。」
『よっしゃ、サムんとこのおにぎりUberしよ』
「イヤや治に手数料払いたくない。」
それは確かにな、と思って笑ったら、〇〇ちゃんもようやく今日初めて見る穏やかな顔で笑ってた。
「私なあ、侑の前だと誰よりもよっぽど素でいれるわ。」
『せやろな。お前おかんに怒られたクソガキみたいな泣き方しとったもんな。』
「元彼の前では一回も泣けへんかったし、怒るのも、悲しい顔も一切せんかってん。」
『それでよう付き合っとる言えたな。』
「ほんまにそうよな。当時は好きやから当たり前やろくらいに思っとったわ。やから舐められて浮気されたのも、あると思う。」
『全然そんなんちゃうやんお前。笑っとったか思たら腹減って不機嫌なったり、お前のプリン一個前借りしただけでブチ切れたり…』
「はは、やめーやそんなんちゃうわ、てかプリン食うのは侑が悪いやろ…」
『でも、そういう〇〇ちゃんが好きやったんやで。』
「……ほんまに言うてる?」
『ていうか、今もやけど。』
「え、いつから?」
『いつからとかはちょっとムズいねんけど、中学の時もちょっと好きやったし、高校ん時も…』
「えー!私も高2ん時好きやったのに!」
『嘘、ほんま?』「けど侑彼女おったやん!」『そうやけどお前もすぐ高橋と付き合うとったやん!』「あれはなんかノリで…」『おい高橋聞いてるかー!こいつお前のこと微塵も好きやなかったんやってー!』「そこまで言うてへんやろ!」
どうやら俺らはだいぶ昔から、お互いほんのり好きやったらしい。でもあまりにも気が合いすぎて、自分を曝け出しすぎて、今更好意を伝えようにも友達としてしか見てなかったら嫌やし、別に彼氏彼女じゃなくても一緒にいられるほうを選んで今日までやってきたらしい。
『なあ、明日お前どうせ予定ないやろ?』
「え?あるで?」
『は、何や言うてみい。』
「侑にたっかいたっかい誕生日ご飯とスニーカープレゼントしてもらう予定。」
『途端にこれや。あーほんまだるい。』
「私のこと、好きなんやろ?」
ほんまにこいつ、調子のりやがって。
『はあー…。よし、〇〇ちゃんお前明日早起きせえよ。午後練あるから日中に予定詰め込むぞ!』
「やったー!侑、ずーっといっつもありがとうな。」
ニーッと笑う〇〇ちゃんの笑顔。チビん時からずっと変わらん。
本当は俺以外の誰にも向けんでくれってずっと思ってた。
『…こんなんお前にだけやぞ、くそ。ってもうこんな時間やないかい!予定変更、今日飯ナシ!明日食うぞ!こんな時間なってもうた~もう~。』
やっと、やっと俺のもんになった。
ずっと〇〇ちゃんのこと欲しかってん。元彼、別れてくれてありがとう。
明日独り身の握り飯だけ握っとる男んとこよって自慢しにいこうっと!!!
気付いたら〇〇ちゃんのことを抱きしめてた。
「…ありがとう侑。」
でも〇〇ちゃんも強く抱きしめ返してくれた。
『もう勘弁やで、こんなん。俺今日飯食いにこの家きてん。』
「ふふ、そうやったな。奢るからUberしよ。」
『よっしゃ、サムんとこのおにぎりUberしよ』
「イヤや治に手数料払いたくない。」
それは確かにな、と思って笑ったら、〇〇ちゃんもようやく今日初めて見る穏やかな顔で笑ってた。
「私なあ、侑の前だと誰よりもよっぽど素でいれるわ。」
『せやろな。お前おかんに怒られたクソガキみたいな泣き方しとったもんな。』
「元彼の前では一回も泣けへんかったし、怒るのも、悲しい顔も一切せんかってん。」
『それでよう付き合っとる言えたな。』
「ほんまにそうよな。当時は好きやから当たり前やろくらいに思っとったわ。やから舐められて浮気されたのも、あると思う。」
『全然そんなんちゃうやんお前。笑っとったか思たら腹減って不機嫌なったり、お前のプリン一個前借りしただけでブチ切れたり…』
「はは、やめーやそんなんちゃうわ、てかプリン食うのは侑が悪いやろ…」
『でも、そういう〇〇ちゃんが好きやったんやで。』
「……ほんまに言うてる?」
『ていうか、今もやけど。』
「え、いつから?」
『いつからとかはちょっとムズいねんけど、中学の時もちょっと好きやったし、高校ん時も…』
「えー!私も高2ん時好きやったのに!」
『嘘、ほんま?』「けど侑彼女おったやん!」『そうやけどお前もすぐ高橋と付き合うとったやん!』「あれはなんかノリで…」『おい高橋聞いてるかー!こいつお前のこと微塵も好きやなかったんやってー!』「そこまで言うてへんやろ!」
どうやら俺らはだいぶ昔から、お互いほんのり好きやったらしい。でもあまりにも気が合いすぎて、自分を曝け出しすぎて、今更好意を伝えようにも友達としてしか見てなかったら嫌やし、別に彼氏彼女じゃなくても一緒にいられるほうを選んで今日までやってきたらしい。
『なあ、明日お前どうせ予定ないやろ?』
「え?あるで?」
『は、何や言うてみい。』
「侑にたっかいたっかい誕生日ご飯とスニーカープレゼントしてもらう予定。」
『途端にこれや。あーほんまだるい。』
「私のこと、好きなんやろ?」
ほんまにこいつ、調子のりやがって。
『はあー…。よし、〇〇ちゃんお前明日早起きせえよ。午後練あるから日中に予定詰め込むぞ!』
「やったー!侑、ずーっといっつもありがとうな。」
ニーッと笑う〇〇ちゃんの笑顔。チビん時からずっと変わらん。
本当は俺以外の誰にも向けんでくれってずっと思ってた。
『…こんなんお前にだけやぞ、くそ。ってもうこんな時間やないかい!予定変更、今日飯ナシ!明日食うぞ!こんな時間なってもうた~もう~。』
やっと、やっと俺のもんになった。
ずっと〇〇ちゃんのこと欲しかってん。元彼、別れてくれてありがとう。
明日独り身の握り飯だけ握っとる男んとこよって自慢しにいこうっと!!!