愛も盲目
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家から歩いて15分くらいのダイニングバーで飲んでるらしいので、散歩がてら歩いて向かう。
メンバーは治の学生の時の集まりとだけ聞いてたけど、どんな人が何人いるかは知らない。別に、知らなくていい。知ったところで何になるん。
風、気持ちええなあ。帰りは湯冷めしてしまうやろか。
あっという間に店に着いた。
扉を開けると店員と目が合ったので、知り合いがいると伝え店内を見渡す。
比較的落ち着いた店内の中で少し賑やかなテーブルの声が店の一番奥から聞こえた。が、仕切りでちょうど見えない。
そのテーブルまで近づいていくと、通路側の席で眠そうにも機嫌が悪そうにも見える治がいた。それと、8人、9人くらいのすでに酒でできあがった男女もいて、一斉にこちらを見る。
「…こんにちは~。」
酔ってはいても皆さん大人、まだ得体の知れない私の挨拶にも口々に返してくれた。
『思ったより早かったな。』
「何?酔ってんの?」
『半分くらい。』
何から何の半分やねん。
『これ、僕の彼女の〇〇ちゃんちゃん。』
<ほんまに彼女おったんかいなサム。>
ずっといる言うてたやんけ、と変わらず感情の読めない顔の治。
いきなり立ち上がり私の顔をじっと見つめる。
『今日は一段とかわいいお顔やな。』
「やめてみんなの前で恥ずかしい。風呂あがりやで。」
『やからか。』
一緒にいた女の子たちは髪も綺麗に巻かれてお化粧でキラキラ輝いてるのに、髪もそのまま当然スッピンの私に当てつけかコイツは。
むかつく。
「で、帰んのあんたは。」
『おん。』
わざわざみんなの前で私の手を握る治。
皆の視線がこちらに集中する。
『じゃあ、また。』
扉を開けて外に出ても、体が火照って全然寒くない。
メンバーは治の学生の時の集まりとだけ聞いてたけど、どんな人が何人いるかは知らない。別に、知らなくていい。知ったところで何になるん。
風、気持ちええなあ。帰りは湯冷めしてしまうやろか。
あっという間に店に着いた。
扉を開けると店員と目が合ったので、知り合いがいると伝え店内を見渡す。
比較的落ち着いた店内の中で少し賑やかなテーブルの声が店の一番奥から聞こえた。が、仕切りでちょうど見えない。
そのテーブルまで近づいていくと、通路側の席で眠そうにも機嫌が悪そうにも見える治がいた。それと、8人、9人くらいのすでに酒でできあがった男女もいて、一斉にこちらを見る。
「…こんにちは~。」
酔ってはいても皆さん大人、まだ得体の知れない私の挨拶にも口々に返してくれた。
『思ったより早かったな。』
「何?酔ってんの?」
『半分くらい。』
何から何の半分やねん。
『これ、僕の彼女の〇〇ちゃんちゃん。』
<ほんまに彼女おったんかいなサム。>
ずっといる言うてたやんけ、と変わらず感情の読めない顔の治。
いきなり立ち上がり私の顔をじっと見つめる。
『今日は一段とかわいいお顔やな。』
「やめてみんなの前で恥ずかしい。風呂あがりやで。」
『やからか。』
一緒にいた女の子たちは髪も綺麗に巻かれてお化粧でキラキラ輝いてるのに、髪もそのまま当然スッピンの私に当てつけかコイツは。
むかつく。
「で、帰んのあんたは。」
『おん。』
わざわざみんなの前で私の手を握る治。
皆の視線がこちらに集中する。
『じゃあ、また。』
扉を開けて外に出ても、体が火照って全然寒くない。