おあいこ
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やっぱバラエティはおもろいなあ。何も考えんと見れて、まあまあ楽しい気分にさせてくれる。
ようやくテレビに没頭してきて笑っていたら、急に玄関から物音が聞こえてギョッとする。
バタバタと靴を脱ぐ音とガサガサとスーパーの袋が擦れる騒がしい音。何十回と聞いてきたはずの音なのに、緊張が走る。
え、今日くるなんて聞いてない。
でも誰かはわかる。だって私の家の合鍵持ってるのはあいつだけだ。
『〇〇ちゃんちゃんさー、電気くらいつけや。俺お化け屋敷の合鍵持ってるんかな思たやんか。』
やっと見れたその顔は、いつも通り飄々としていた。
「…びっくりした。今日くるって聞いてないけど。」
『うん。言ってないもん。』
「普通はせめてLINEのひとつくらいよこすんとちゃうん。」
『なん?今日イライラしてんの?久しぶりの侑君ですよ~。嬉しないんですか~。』
こっちの気も知らずにへらへらしながら買ってきたプリンを手際よく冷蔵庫に入れる。
2ヶ月ぶりに見た侑。シーズン中毎回思うけど、ちょっと痩せたよなあ。痩せとるんかな?引き締まってるって言った方が正しいか。そしてシーズン中でも毎回プリンは食べる。一回言ったら、おやつやなくてれっきとした糖分補給や!なんてうんちく垂れ流されてからはもう言わないけど。
そんなことを頭でぐるぐる考えているとこっちを見た侑が言う。
『水ダウて!普通彼氏の試合でも見るんやないの。』
「普通って何やねん。じゃあ普通は家来る前連絡よこすんと違うの。」
『まーだゆってんの?どしたん?連絡せんとくるの別に初めてじゃないやん。』
イライラしている私のほうがおかしいみたいに、まるで子供を宥めるかのように少し呆れ笑いをしながら言ってくる侑に余計腹が立つ。
会いたかったのは私ばっかりか。もう、いいや。
「もし私が違う男とおったらどうするん。」
少しトゲのある冗談がつい口から出る。
それでも侑は少し鼻で笑いながら、今度は冷蔵庫から作り置きのおかずを出す手を止めずに言葉を続ける。
『あーそうやな。それやったら俺が悪いわ。今度から来る前に連絡するわ。ごめんな。』って。
…もう、なんなん、。昔やったら冗談って分かってても突っかかってきてくれたのに。
私たち、もう、ダメかもしれない。
ようやくテレビに没頭してきて笑っていたら、急に玄関から物音が聞こえてギョッとする。
バタバタと靴を脱ぐ音とガサガサとスーパーの袋が擦れる騒がしい音。何十回と聞いてきたはずの音なのに、緊張が走る。
え、今日くるなんて聞いてない。
でも誰かはわかる。だって私の家の合鍵持ってるのはあいつだけだ。
『〇〇ちゃんちゃんさー、電気くらいつけや。俺お化け屋敷の合鍵持ってるんかな思たやんか。』
やっと見れたその顔は、いつも通り飄々としていた。
「…びっくりした。今日くるって聞いてないけど。」
『うん。言ってないもん。』
「普通はせめてLINEのひとつくらいよこすんとちゃうん。」
『なん?今日イライラしてんの?久しぶりの侑君ですよ~。嬉しないんですか~。』
こっちの気も知らずにへらへらしながら買ってきたプリンを手際よく冷蔵庫に入れる。
2ヶ月ぶりに見た侑。シーズン中毎回思うけど、ちょっと痩せたよなあ。痩せとるんかな?引き締まってるって言った方が正しいか。そしてシーズン中でも毎回プリンは食べる。一回言ったら、おやつやなくてれっきとした糖分補給や!なんてうんちく垂れ流されてからはもう言わないけど。
そんなことを頭でぐるぐる考えているとこっちを見た侑が言う。
『水ダウて!普通彼氏の試合でも見るんやないの。』
「普通って何やねん。じゃあ普通は家来る前連絡よこすんと違うの。」
『まーだゆってんの?どしたん?連絡せんとくるの別に初めてじゃないやん。』
イライラしている私のほうがおかしいみたいに、まるで子供を宥めるかのように少し呆れ笑いをしながら言ってくる侑に余計腹が立つ。
会いたかったのは私ばっかりか。もう、いいや。
「もし私が違う男とおったらどうするん。」
少しトゲのある冗談がつい口から出る。
それでも侑は少し鼻で笑いながら、今度は冷蔵庫から作り置きのおかずを出す手を止めずに言葉を続ける。
『あーそうやな。それやったら俺が悪いわ。今度から来る前に連絡するわ。ごめんな。』って。
…もう、なんなん、。昔やったら冗談って分かってても突っかかってきてくれたのに。
私たち、もう、ダメかもしれない。