復活のF編
ーはたまた数日後のとある日ー
〜悟飯宅付近〜
(ピッコロとの修行を終え、何気なしに悟飯宅付近を歩いていた月読尊)
ビーデル「あら、月読尊ちゃんじゃない。偶然ね。」
月「!あ、·····こんにちは·····。」
ビーデル「修行帰りかしら?」
月「あ、は、はい·····。」
ビーデル「お疲れ様😊
あ、良かったらうちへ寄っていかない?
丁度お菓子買ったから、一緒に食べましょう。」
月「!·····い、いいんですか·····?急にお邪魔したら·····」
ビーデル「遠慮しないで。
パンちゃんもきっと喜ぶわ😊」
月「·····(なんか悪い気がする·····でも、人の好意は素直に受け取れってブルマさんやチチさん達も言ってたし·····)そ、それじゃあ·····お邪魔させていただきます·····」
ビーデル「そう。
それじゃあいらっしゃい😊
すぐそこだから。」
〜悟飯宅〜
ビーデル「ちょっと散らかってるけど、気にしないでね。」
月「お、お邪魔します·····」
(ビーデルについて廊下を進む)
「ベロベロバー!」
(男性の声が聞こえてくる)
月「?なにか聞こえる?」
ビーデル「ああ、お父さんよ。
孫が可愛くて仕方がないみたい。
面倒を見てくれるのはいいけど·····お昼寝の時間になってもずっと遊んでるから困るのよね·····」
月「·····(愛されすぎるのも大変なんだ·····。)」
ビーデル「この部屋よ。
さ、入って。」
月「!は、はい💦」
(部屋の窓際にサタンの後ろ姿が見える)
月「·····(あそこにパンちゃんがいるのかな·····)あ、手伝います·····」
ビーデル「!ありがとう。
それじゃあ·····その人参を冷蔵庫の野菜室に入れて貰える?」
月「わかりました。」
(ビーデルの手伝いをする月読尊)
ー数分後ー
ビーデル「お手伝いありがとう。おかげで早く片付けられたわ。」
月「い、いえ·····こちらこそお邪魔させていただけて·····」
ビーデル「いいのよ。
っとそろそろパンちゃんのお昼寝の時間だわ。
お父さん、パンちゃんそろそろお昼寝の時間よ。」
(サタンに向かって言うがまだあやしているサタン)
サタン「ばぁ〜」
パン「キャッキャꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)」
ビーデル「お父さん!」
サタン「ん?」
(サタン、振り向く)
月「!?」
(振り向いたサタンの顔の惨状に驚きビーデルの背後に隠れる月読尊)
ビーデル「!·····はぁ〜·····」
(思わず頭を抱えるビーデル)
ー数分後ー
(ミルクの準備をしているビーデルと月読尊)
悟飯「ただいまー!」
月「!」
ビーデル「おかえりなさい。学会はどうだった?」
悟飯「あ、ああ·····うん。
あ!月読尊さん来てたんですね!」
月「は、はい·····。お邪魔してます·····」
悟飯「ゆっくりしていってください」
パン「きゃ〜」
悟飯「!」
(パンの声が聞こえ、そっちを見る悟飯)
サタン「高い高い〜」
(恒例の高い高いをしているサタン)
悟飯「やってるな」
(そう言い、廊下を走っていく)
ビーデル「悟飯君まで·····」
(呆れたように言うビーデル)
月「?」
(戻ってきた悟飯)
悟飯「ある時はパンちゃんの優しいパパ。
ある時はえらーい学者さんの卵。
でも、その正体は·····」
(腕のウォッチ型装置のスイッチを押す)
月「!」
《バサッ》
(ヒーロースーツに身を包んだ悟飯)
悟飯「地球の平和を守る戦士·····グレートサイヤマン!!」
(ポーズを決める悟飯)
月「💧(ポーズ·····)」
(サタンを指さす悟飯)
悟飯「パンちゃんの心を奪うサタンめ!
このグレートサイヤマンが相手だ!」
サタン「出たな·····今日こそ決着をつけてやる!」
(悪役調に応えるサタン)
悟飯「行くぞ!サタン!」
(サタンに向かって走る悟飯)
(二人の格闘劇が始まる)
月「·····(大丈夫かな·····)」
(サタンがパンを高く投げる)
月「!?」
(思わず駆け寄ろうとするが、何事もなくキャッチするサタン)
月「( ;- -)=3 ホッ」
(悟飯が攻撃し、また高くパンが飛ばされ、今度は悟飯がキャッチする)
ビーデル「毎日毎日、よく飽きないわね。」
月「!ま、毎日·····なんですか?」
ビーデル「ええ。」
月「·····(·····な、なら·····大丈夫·····なのかな·····?)」
《コツコツ》
月「!」
チチ「ビーデル、パンちゃんに会いに来たぞ。
!月読尊ちゃん!おめぇも来てただか!」
月「こ、こんにちは·····」
チチ「相変わらず可愛いだな😊
ん?」
(騒がしい声のする方を見る。)
(戦っている悟飯&サタン·····と宙に浮いているパン)
チチ「いいいい〜〜〜!!??」
(悲鳴をあげるチチ)
月「!!!」ビクゥ( ̥O▵O ̥)!!
(思わず跳ねる月読尊)
チチ「なぁにしてるだァーーー!!!!」
(チチの怒号が響く)
ビーデル「あ、月読尊ちゃん大丈夫よ〜びっくりしたわね。」
月「·····」
(涙目になっている月読尊を慰めるビーデル)
チチ「💢」
(二人の前に怒りの表情で立つチチ)
悟飯「母さーん·····いきなり声かけないでくださいよー。危ないじゃないですか。」
サタン「うんうん」
(そういう二人の手からパンを奪い抱えるチチ)
チチ「危ねぇのはどっちだ!」
《トンッ》
(後ろへ飛び、カウンターの上に着地する)
チチ「首の座らねぇ赤ん坊を放り投げて·····」
(パンに頬ずりするチチ)
チチ「おーよしよし、怖かったべー」
(大喜びするパン)
(ヘルメットを外す悟飯)
悟飯「パンはもう首すわってますし、サイヤ人の血を引いてますから、この位は平気なんですよぉ」
サタン「うんうん。」
チチ「それがいけねぇって言ってるだ!
赤ん坊の頃から戦いばっか見せて。悟空さみたいに戦闘バカになったらどうするだ!
パンちゃんには、月読尊ちゃんみたいな優しくてお淑やかーな女の子になってもらうだ。」
月「!?」
(自分の名が出て驚く月読尊)
サタン「「優しくお淑やかな」?
お言葉を返すようですが、チチさん。
パンちゃんには立派な武道家になってもらい、私の跡を継いでもらうことになっているんですがねぇ。」
チチ「武道家だ?」
(悟飯の肩を組む)
サタン「私と悟飯君の血を引いているんです。
パンちゃんには、その才能が、あるんですよ!
地球一の武道家になって、何百人という弟子を取ってですなぁ·····」
チチ「この子をそんなものにさせる気はねぇべ。」
サタン「!そ、そんなもの!?」
(サタン、チチ、睨み合う)
月「💦」
悟飯「ちょっと待ってくださいよ二人とも💦」
チチ「いいや待てねぇだ。
悟空さもやっとわかってくれただ!
だからこそ、真面目に働いてるべ?」
(言い返す言葉がない二人)
チチ「誰がなんと言おうと、武道家なんかにさせねぇだ!」
月「·····(嫌な予感が·····)」
ー数十分後ー
(一室に閉じこった女子組と締め出され、中を見ようとする男子組)
月「(なんでこんなことに·····)」
〜部屋の外〜
悟飯「どうですか?」
サタン「んー·····」
(鍵穴を除くサタン)
《トントントン》
二人「?」
(窓を叩かれ、その方を見る)
悟天「お父さん連れてきたよ!」
(悟空が悟天の横から顔を覗かせる)
(部屋の前に集まる悟空達)
三人「立て篭もった!?」
悟飯「はい。「あんた達にパンは任せておけない」って。」
サタン「いやぁ面目ない💦
私も言いすぎてしまいまして·····」
〜室内〜
チチ「ふんっ
ちょっとパパ共を反省させてやんねぇとな。」
ビーデル「はぁ·····」
チチ「ビーデルはどうしたい?」
ビーデル「え?」
チチ「パンの将来だべ。
オラはあんたの味方だ。パンがどう育っていくかは、ビーデルがゆっくり決めたらいいべ。」
ビーデル「は、はぁ·····」
〜部屋の外〜
(悟空に手を合わせるサタン)
サタン「お願いします!チチさんに出てくるように行ってくれませんか!」
悟空「オラ·····こうなっちまったチチは苦手なんだ·····💦」
悟飯「クリリンさんからもお願いします!」
クリ「えー💧」
(困った表情をうかべるクリリン)
クリ「そう言われてもなぁ·····」
ブルマ「·····うん。
私が説得してあげる。」
男「ええ!」
(ブルマに駆け寄るサタンと悟飯)
二人「ブルマさん✨(๑o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷̥᷅๑)✨」
ブルマ「·····」
(クリリンの方をむくブルマ)
ブルマ「その代わり、スピード違反の件は見逃してね。」
クリ「ダメです。」
ブルマ「警察が解決できない問題を解決してあげるんだから、当然でしょ!」
クリ「ダメです!!」
ブルマ「わかったわよ!ケチ!」
(扉の前に歩いていくブルマ)
《コンコン》
ブルマ「チチさん、聞いてる?ブルマよ。」
《ガタガタゴトンガラガラ》
(大きな物音がする)
《ガチャ バタン》
(扉が開くと一瞬でブルマが引き込まれ、再び閉まる)
《ガタンゴトゴトコン》
(大きな物音がし、静まる)
男「·····」
(呆然と扉を見る男達)
〜室内〜
(テーブル中央にあるお菓子を食べながら話すブルマ達)
ブルマ「そうよね。男共ったらいっつも勝手なことばっかり言って!
ほんっと頭にくるわ!」
チチ「んだんだ!」
ブルマ「サイヤ人の常識だか何だか知らないけど、トランクスが生まれても無視よ無視!」
チチ「サイヤ人に、オラ達の苦労はわかんねぇだ!」
月「·····(何か·····色々大変そう·····)」
(ビーデルの方をむくブルマ)
ブルマ「ねえねえビーデル。この子もサイヤ人の血を引いてるけど、武道家って道に抵抗は無い?」
ビーデル「そうですねぇ·····。
私は武道家だったから悟飯君に出会えたんで·····」
ブル/チチ「うんうん」
ビーデル「女の子らしいことに憧れたりもしましたけど·····いいんです。私はこの子には思った通りに育って欲しいです。」
月「·····(母上と同じことを·····)」
ブルマ「·····ご馳走様。
チチさん。パンちゃんなら大丈夫よ。
悟飯君は立派な学者さんになったんだし、孫君だって、ちゃんと働いてるんでしょ?
うちの旦那なんて、ウイスさんのところに「修行だー!」って行っちゃって·····もう半年以上も地球に帰ってこないんだから。」
「なんだってーーー!!??」
《ドゴォ!!!》
月「!!!???」
(壁を突き破り悟空が飛びだしてくる)
《ゴンッ》
月「ッ」
(驚いた表紙に椅子ごと倒れ、思い切り後頭部を強打し、痛みのあまり蹲る月読尊)
チチ「月読尊ちゃん!!!」
《ガシッ》
(ブルマの肩を掴む悟空)
悟空「ベジータが半年以上も地球に帰ぇってねぇってどういうことだ!?」
ブルマ「あ、あら·····言ってなかったかしら·····?💦
ウイスのところへ修行に行ってるのよ·····」
悟空「えぇえ!?ウイスさんのところに、修行にィ!?」
チチ「·····悟空さ·····💢」
悟空「!!💦」
(チチにこっぴどく怒られ、壁を修理している悟空)
※月読尊にもウイスとビルスの説明をした
ブルマ「まだ痛い?」
月「いえ·····大丈夫です·····」
クリ「しかし、知らなかったなぁ·····あのウイスさんがビルス様の師匠だったなんて。」
ビーデル「そんな風には見えなかったけど。」
サタン「「能ある鷹は爪を隠す」。武道家とはそういうものだ。うん」
クリ「💧(¬_¬)」
悟空「なぁブルマ。ウイスさん、次はいつ地球に来るんだ?
オラも一緒にウイスさんのところで修行さしてもらいてぇんだ。」
ブルマ「うーんちょっと前に来たばかりだから·····次にくるのは1ヶ月後か·····2ヶ月後か·····」
悟空「そんなに待てねぇよ!
何か連絡する方法ねぇんか?」
チチ「悟空さ!
どういうつもりだべ!
息子夫婦の家の壁ぶち抜いて、月読尊ちゃんに怪我させてまで修行してぇだか!?
オラ、許さねぇだぞ!」
悟空「い·····あ·····💦」
(チチの怒気に圧倒される悟空)
チチ「·····ほんとしょうがねぇ
爺さんだべ。」
チチ「大丈夫だか?月読尊ちゃん·····」
月「はい·····もう痛く·····ないです。」
ブルマ「まったくもう·····。」
月「·····(悟空さん·····本当に修行が好きなんだなぁ·····)」
〜悟飯宅付近〜
(ピッコロとの修行を終え、何気なしに悟飯宅付近を歩いていた月読尊)
ビーデル「あら、月読尊ちゃんじゃない。偶然ね。」
月「!あ、·····こんにちは·····。」
ビーデル「修行帰りかしら?」
月「あ、は、はい·····。」
ビーデル「お疲れ様😊
あ、良かったらうちへ寄っていかない?
丁度お菓子買ったから、一緒に食べましょう。」
月「!·····い、いいんですか·····?急にお邪魔したら·····」
ビーデル「遠慮しないで。
パンちゃんもきっと喜ぶわ😊」
月「·····(なんか悪い気がする·····でも、人の好意は素直に受け取れってブルマさんやチチさん達も言ってたし·····)そ、それじゃあ·····お邪魔させていただきます·····」
ビーデル「そう。
それじゃあいらっしゃい😊
すぐそこだから。」
〜悟飯宅〜
ビーデル「ちょっと散らかってるけど、気にしないでね。」
月「お、お邪魔します·····」
(ビーデルについて廊下を進む)
「ベロベロバー!」
(男性の声が聞こえてくる)
月「?なにか聞こえる?」
ビーデル「ああ、お父さんよ。
孫が可愛くて仕方がないみたい。
面倒を見てくれるのはいいけど·····お昼寝の時間になってもずっと遊んでるから困るのよね·····」
月「·····(愛されすぎるのも大変なんだ·····。)」
ビーデル「この部屋よ。
さ、入って。」
月「!は、はい💦」
(部屋の窓際にサタンの後ろ姿が見える)
月「·····(あそこにパンちゃんがいるのかな·····)あ、手伝います·····」
ビーデル「!ありがとう。
それじゃあ·····その人参を冷蔵庫の野菜室に入れて貰える?」
月「わかりました。」
(ビーデルの手伝いをする月読尊)
ー数分後ー
ビーデル「お手伝いありがとう。おかげで早く片付けられたわ。」
月「い、いえ·····こちらこそお邪魔させていただけて·····」
ビーデル「いいのよ。
っとそろそろパンちゃんのお昼寝の時間だわ。
お父さん、パンちゃんそろそろお昼寝の時間よ。」
(サタンに向かって言うがまだあやしているサタン)
サタン「ばぁ〜」
パン「キャッキャꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)」
ビーデル「お父さん!」
サタン「ん?」
(サタン、振り向く)
月「!?」
(振り向いたサタンの顔の惨状に驚きビーデルの背後に隠れる月読尊)
ビーデル「!·····はぁ〜·····」
(思わず頭を抱えるビーデル)
ー数分後ー
(ミルクの準備をしているビーデルと月読尊)
悟飯「ただいまー!」
月「!」
ビーデル「おかえりなさい。学会はどうだった?」
悟飯「あ、ああ·····うん。
あ!月読尊さん来てたんですね!」
月「は、はい·····。お邪魔してます·····」
悟飯「ゆっくりしていってください」
パン「きゃ〜」
悟飯「!」
(パンの声が聞こえ、そっちを見る悟飯)
サタン「高い高い〜」
(恒例の高い高いをしているサタン)
悟飯「やってるな」
(そう言い、廊下を走っていく)
ビーデル「悟飯君まで·····」
(呆れたように言うビーデル)
月「?」
(戻ってきた悟飯)
悟飯「ある時はパンちゃんの優しいパパ。
ある時はえらーい学者さんの卵。
でも、その正体は·····」
(腕のウォッチ型装置のスイッチを押す)
月「!」
《バサッ》
(ヒーロースーツに身を包んだ悟飯)
悟飯「地球の平和を守る戦士·····グレートサイヤマン!!」
(ポーズを決める悟飯)
月「💧(ポーズ·····)」
(サタンを指さす悟飯)
悟飯「パンちゃんの心を奪うサタンめ!
このグレートサイヤマンが相手だ!」
サタン「出たな·····今日こそ決着をつけてやる!」
(悪役調に応えるサタン)
悟飯「行くぞ!サタン!」
(サタンに向かって走る悟飯)
(二人の格闘劇が始まる)
月「·····(大丈夫かな·····)」
(サタンがパンを高く投げる)
月「!?」
(思わず駆け寄ろうとするが、何事もなくキャッチするサタン)
月「( ;- -)=3 ホッ」
(悟飯が攻撃し、また高くパンが飛ばされ、今度は悟飯がキャッチする)
ビーデル「毎日毎日、よく飽きないわね。」
月「!ま、毎日·····なんですか?」
ビーデル「ええ。」
月「·····(·····な、なら·····大丈夫·····なのかな·····?)」
《コツコツ》
月「!」
チチ「ビーデル、パンちゃんに会いに来たぞ。
!月読尊ちゃん!おめぇも来てただか!」
月「こ、こんにちは·····」
チチ「相変わらず可愛いだな😊
ん?」
(騒がしい声のする方を見る。)
(戦っている悟飯&サタン·····と宙に浮いているパン)
チチ「いいいい〜〜〜!!??」
(悲鳴をあげるチチ)
月「!!!」ビクゥ( ̥O▵O ̥)!!
(思わず跳ねる月読尊)
チチ「なぁにしてるだァーーー!!!!」
(チチの怒号が響く)
ビーデル「あ、月読尊ちゃん大丈夫よ〜びっくりしたわね。」
月「·····」
(涙目になっている月読尊を慰めるビーデル)
チチ「💢」
(二人の前に怒りの表情で立つチチ)
悟飯「母さーん·····いきなり声かけないでくださいよー。危ないじゃないですか。」
サタン「うんうん」
(そういう二人の手からパンを奪い抱えるチチ)
チチ「危ねぇのはどっちだ!」
《トンッ》
(後ろへ飛び、カウンターの上に着地する)
チチ「首の座らねぇ赤ん坊を放り投げて·····」
(パンに頬ずりするチチ)
チチ「おーよしよし、怖かったべー」
(大喜びするパン)
(ヘルメットを外す悟飯)
悟飯「パンはもう首すわってますし、サイヤ人の血を引いてますから、この位は平気なんですよぉ」
サタン「うんうん。」
チチ「それがいけねぇって言ってるだ!
赤ん坊の頃から戦いばっか見せて。悟空さみたいに戦闘バカになったらどうするだ!
パンちゃんには、月読尊ちゃんみたいな優しくてお淑やかーな女の子になってもらうだ。」
月「!?」
(自分の名が出て驚く月読尊)
サタン「「優しくお淑やかな」?
お言葉を返すようですが、チチさん。
パンちゃんには立派な武道家になってもらい、私の跡を継いでもらうことになっているんですがねぇ。」
チチ「武道家だ?」
(悟飯の肩を組む)
サタン「私と悟飯君の血を引いているんです。
パンちゃんには、その才能が、あるんですよ!
地球一の武道家になって、何百人という弟子を取ってですなぁ·····」
チチ「この子をそんなものにさせる気はねぇべ。」
サタン「!そ、そんなもの!?」
(サタン、チチ、睨み合う)
月「💦」
悟飯「ちょっと待ってくださいよ二人とも💦」
チチ「いいや待てねぇだ。
悟空さもやっとわかってくれただ!
だからこそ、真面目に働いてるべ?」
(言い返す言葉がない二人)
チチ「誰がなんと言おうと、武道家なんかにさせねぇだ!」
月「·····(嫌な予感が·····)」
ー数十分後ー
(一室に閉じこった女子組と締め出され、中を見ようとする男子組)
月「(なんでこんなことに·····)」
〜部屋の外〜
悟飯「どうですか?」
サタン「んー·····」
(鍵穴を除くサタン)
《トントントン》
二人「?」
(窓を叩かれ、その方を見る)
悟天「お父さん連れてきたよ!」
(悟空が悟天の横から顔を覗かせる)
(部屋の前に集まる悟空達)
三人「立て篭もった!?」
悟飯「はい。「あんた達にパンは任せておけない」って。」
サタン「いやぁ面目ない💦
私も言いすぎてしまいまして·····」
〜室内〜
チチ「ふんっ
ちょっとパパ共を反省させてやんねぇとな。」
ビーデル「はぁ·····」
チチ「ビーデルはどうしたい?」
ビーデル「え?」
チチ「パンの将来だべ。
オラはあんたの味方だ。パンがどう育っていくかは、ビーデルがゆっくり決めたらいいべ。」
ビーデル「は、はぁ·····」
〜部屋の外〜
(悟空に手を合わせるサタン)
サタン「お願いします!チチさんに出てくるように行ってくれませんか!」
悟空「オラ·····こうなっちまったチチは苦手なんだ·····💦」
悟飯「クリリンさんからもお願いします!」
クリ「えー💧」
(困った表情をうかべるクリリン)
クリ「そう言われてもなぁ·····」
ブルマ「·····うん。
私が説得してあげる。」
男「ええ!」
(ブルマに駆け寄るサタンと悟飯)
二人「ブルマさん✨(๑o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷̥᷅๑)✨」
ブルマ「·····」
(クリリンの方をむくブルマ)
ブルマ「その代わり、スピード違反の件は見逃してね。」
クリ「ダメです。」
ブルマ「警察が解決できない問題を解決してあげるんだから、当然でしょ!」
クリ「ダメです!!」
ブルマ「わかったわよ!ケチ!」
(扉の前に歩いていくブルマ)
《コンコン》
ブルマ「チチさん、聞いてる?ブルマよ。」
《ガタガタゴトンガラガラ》
(大きな物音がする)
《ガチャ バタン》
(扉が開くと一瞬でブルマが引き込まれ、再び閉まる)
《ガタンゴトゴトコン》
(大きな物音がし、静まる)
男「·····」
(呆然と扉を見る男達)
〜室内〜
(テーブル中央にあるお菓子を食べながら話すブルマ達)
ブルマ「そうよね。男共ったらいっつも勝手なことばっかり言って!
ほんっと頭にくるわ!」
チチ「んだんだ!」
ブルマ「サイヤ人の常識だか何だか知らないけど、トランクスが生まれても無視よ無視!」
チチ「サイヤ人に、オラ達の苦労はわかんねぇだ!」
月「·····(何か·····色々大変そう·····)」
(ビーデルの方をむくブルマ)
ブルマ「ねえねえビーデル。この子もサイヤ人の血を引いてるけど、武道家って道に抵抗は無い?」
ビーデル「そうですねぇ·····。
私は武道家だったから悟飯君に出会えたんで·····」
ブル/チチ「うんうん」
ビーデル「女の子らしいことに憧れたりもしましたけど·····いいんです。私はこの子には思った通りに育って欲しいです。」
月「·····(母上と同じことを·····)」
ブルマ「·····ご馳走様。
チチさん。パンちゃんなら大丈夫よ。
悟飯君は立派な学者さんになったんだし、孫君だって、ちゃんと働いてるんでしょ?
うちの旦那なんて、ウイスさんのところに「修行だー!」って行っちゃって·····もう半年以上も地球に帰ってこないんだから。」
「なんだってーーー!!??」
《ドゴォ!!!》
月「!!!???」
(壁を突き破り悟空が飛びだしてくる)
《ゴンッ》
月「ッ」
(驚いた表紙に椅子ごと倒れ、思い切り後頭部を強打し、痛みのあまり蹲る月読尊)
チチ「月読尊ちゃん!!!」
《ガシッ》
(ブルマの肩を掴む悟空)
悟空「ベジータが半年以上も地球に帰ぇってねぇってどういうことだ!?」
ブルマ「あ、あら·····言ってなかったかしら·····?💦
ウイスのところへ修行に行ってるのよ·····」
悟空「えぇえ!?ウイスさんのところに、修行にィ!?」
チチ「·····悟空さ·····💢」
悟空「!!💦」
(チチにこっぴどく怒られ、壁を修理している悟空)
※月読尊にもウイスとビルスの説明をした
ブルマ「まだ痛い?」
月「いえ·····大丈夫です·····」
クリ「しかし、知らなかったなぁ·····あのウイスさんがビルス様の師匠だったなんて。」
ビーデル「そんな風には見えなかったけど。」
サタン「「能ある鷹は爪を隠す」。武道家とはそういうものだ。うん」
クリ「💧(¬_¬)」
悟空「なぁブルマ。ウイスさん、次はいつ地球に来るんだ?
オラも一緒にウイスさんのところで修行さしてもらいてぇんだ。」
ブルマ「うーんちょっと前に来たばかりだから·····次にくるのは1ヶ月後か·····2ヶ月後か·····」
悟空「そんなに待てねぇよ!
何か連絡する方法ねぇんか?」
チチ「悟空さ!
どういうつもりだべ!
息子夫婦の家の壁ぶち抜いて、月読尊ちゃんに怪我させてまで修行してぇだか!?
オラ、許さねぇだぞ!」
悟空「い·····あ·····💦」
(チチの怒気に圧倒される悟空)
チチ「·····ほんとしょうがねぇ
爺さんだべ。」
チチ「大丈夫だか?月読尊ちゃん·····」
月「はい·····もう痛く·····ないです。」
ブルマ「まったくもう·····。」
月「·····(悟空さん·····本当に修行が好きなんだなぁ·····)」