復活のF編

ベジ「貴様ァ!いい加減にしやがれぇ!!!」

(悟空に怒鳴るベジータ)

悟空「何がだよベジータぁ〜。
!?」

(悟空へ攻撃をしだすベジータと驚きながらも対応する悟空)





月「·····💧‬(相当怒ってる·····。やっぱりイライラが溜まってたんだ·····。)」





悟空「やめろよベジータぁ!!!」

ベジ「やかましい!!」


(しばらくぶつかり合う二人と傍で二人の様子を見ているフリーザ)

フリ「ほっほー。ベジータさん。まだ私への忠誠心が残っていましたか·····。」






(亀仙人達の元へ走っているブルマ達と後を追う月読尊)

ブルマ「何やってんのよベジータの奴!!トレーニングのし過ぎで脳みそまで筋肉になったんじゃないの!?」



亀「それは元々じゃろうて。」

天「もしかして·····」

(辿り着いたブルマ達)

ブルマ「ハァ·····ハァ·····」

月「だ、大丈夫·····ですか·····?」

ブルマ「え、ええ·····」

天「·····あいつは昔、フリーザの手下だったな·····。
パワーアップをしたフリーザを見て、まさか寝返ったんじゃないだろうな·····」

ブルマ「!·····天津飯ったら·····バカなこと言わないでよ!!·····」

(歩いてくる悟飯達)

クリリン「天津飯。ベジータに限ってそんなこと·····」

悟飯「そうですよ。」

天「·····だといいんだが·····」

全「·····」

月「し、心配は·····ないかと·····」

全「!」

月「あの人·····ベジータさんは·····きっと、ただ悟空さんにイライラしているだけ·····。
実は·····癖·····なんだと思いますが悟空さん、ずっとフリーザさんの力を探っているようで·····それで·····」

ブルマ「!·····」

クリ「そっか·····。月読尊は、あの二人と一緒に修行してたんだもんな。」

悟飯「·····その月読尊さんが言うんです。大丈夫ですよきっと!」

天「·····」

亀「そうじゃのう。女の勘は鋭いという。
ここは月読尊の言うことを信じて見守るしかあるまい。」

(亀仙人の言葉に、全員、見守ることを決心した。)





悟空「おい!ベジータ!おめぇ/フリ「ベジータさん」!」

(二人、フリーザの方を見る)

フリ「どういうおつもりですか?」

ベジ「·····」

悟空「·····」

フリ「·····また昔のように、私の為に働く気になった·····ということですか?」

ベジ「·····フッ
復活おめでとうございます·····フリーザ様。」

(笑みを浮かべる、フリーザに言うベジータ)

フリ「!·····フフ」

《パチ·····パチ·····パチパチパチパチ》

(笑顔で拍手を送るベジータ)





月「·····(顔は笑ってるけど·····それ以外全然笑ってない·····。·····ちょっと怖い·····)」





(ずっと拍手が続いていることに気づくフリーザ)

フリ「·····いつまでやっているんです?」

(鳴り止む気配がない)

フリ「いい加減耳障りですよ、ベジータさん?」

(それでも止まない拍手)

フリ「‪💢耳障りだ、やめろォぉおおお!!!💢💢」

《パチ·····パチ···············》

(拍手を辞め、笑顔から元の表情になるベジータ)

ベジ「·····貴様も存在すること自体やめろ!」

(うっすら笑みを浮かべるベジータ)


ベジ「目障りだ!」


フリ「!·····なんですって?」

ベジ「ほんの少し努力した程度で、復讐復讐といきがるのも、いい加減にしやがれぇぇぇええ!!!」

フリ「‪💢·····聞き捨てなりませんね·····」

ベジ「はぁぁあああああああ!!!!!」

(ベジータの気が高まる)

フリ「くっ·····」

ベジ「貴様らちまちまと力の探り合いをしやがって!!フルパワーで戦わないのなら、二人まとめて俺がぶちのめしてやる!!!」






ブルマ「ハァ·····月読尊ちゃんの言った通りだったわね。」

月「·····誤解が解けて良かった·····です。」






悟空「そういうことかよベジータ!驚かせんなよ!
オラてっきりさぁ·····」

ベジ「黙れぇ!
特等席で観戦したいがために、わざわざ来たわけじゃないんだぞ!!!」

悟空「(^_^;)💦」

フリ「·····成程·····。また一緒に楽しいことが出来ると思ったのですが、残念です·····。
貴方は私に服従している時が一番輝いているのに。」

ベジ「·····」

(不機嫌そうに腕を組むベジータ)

ベジ「俺は貴様に服従したことなど、これまで一度もない。」

フリ「·····引っ込んでいなさいベジータさん。私は孫悟空に復讐するために来たのです。」

ベジ「だったらとっとと終わらせたらどうなんだ。」

フリ「·····やっと復活できて復讐できるんですよ?楽しみたいじゃありませんか。
ですから、もう少し待っていなさい。
その後、ご希望通り貴方を、殺して差し上げますから😊」

ベジ「フン。できるものならやってみろ。」

悟空「·····ベジータ、おめぇもわかってっと思うけど、フリーザの奴、とんでもなく強くなってっぞ?」

ベジ「そんなことはわかっている!」

フリ「·····孫悟空さん。あなたもなかなかのものですよ。
魔人ブウを倒したとは聞いていましたが、ここまで腕を上げているとは。」

悟空「だからそういったんだ。」

ベジ「チッ·····いいか貴様ら。もう少しだけ待ってやる。もう少しだけだ。」

(ベジータ、地上へ降りる)

悟空「もしかしたら、このまま勝てっかもって思ったけど、やっぱ無理みてぇだなぁ。
ベジータにああ言われちまったし、奥の手ぇ出すかな。」

フリ「·····良かったですよ。訓練をしておいて。」

悟空「へへへ(^ ^)
やっぱおめぇ、なんか隠してんな?」

フリ「よくわかりましたねぇ。·····でも·····貴方もでしょう?」

悟空「お互ぇ、めぇいっぱいやろうぜ。もう、奥の手はなしにしよう」

フリ「では·····お先にどうぞ?」






クリ「悟空のやつ、何をするつもりだ?」

月「·····"アレ"になるんですね·····。」

悟飯「?"アレ"?」

月「·····見ていれば分かります·····。」

12/12ページ
元気