復活のF編

(悟空達の修行が始まって数日。その生活に慣れてきたその頃、地球では、フリーザが復活し、悟空への復讐の為、新たな企みが力を蓄えていた。)


〜森の中〜

月「·····」

(心を落ち着かせている月読尊)

《〜♪》

(歌う月読尊)


《ズズズ·····》

(木が大きくなる)

月「ふぅ·····出来た·····。
後はあまり意識しないで、できるようにならないと·····」



《シュンッ》

月「!」ビクッ

ウイス「修行は進んでいるようですね。
ふむ·····」

(大きくなった木を見る)

ウイス「·····だいぶ、コントロールができるようになったようですね。
あとは意識せず、自然にできるようなれば、自然と他の能力も制御できるようになるでしょう。」

月「は、はい·····。」

ウイス「·····とりあえず、今日の修行はここまでです。お疲れ様でした。」

月「!ありがとうございました·····」

(頭を下げる月読尊)

ウイス「さて、ティータイムにしましょう😊」

月「はい·····。」

(ウイスについて行く月読尊)

月「ッ·····(今·····一瞬·····見えたような·····。爆発·····に見えたけど·····)




〜数十分後〜

(悟空達の修行を見学している月読尊とウイス)


《バシッ》

(二人の拳がぶつかった瞬間、青い光が一瞬広がる)


月「!(今のは·····)」

ウイス「(まさかこの短時間でここまで来るとは·····
ビルス様が一目おいただけのことはありますね·····)」


《ザッザッザッ》

月「!(この感じは·····もしかして·····)」

(ウイスに身を寄せる月読尊)

ウイス「?」

「なんだぁ·····うるさいなぁ·····」

(コーニッシュレックスに似た紫肌の人物が歩いてくる)

ウイス「あら。
ビルス様、お目覚めですか?」

ビルス「ったく·····眠れないだろ·····!」

《スタッ》

(降りてくる悟空達)

悟空「よ、よおビルス様!」

月「(あ、蝶が·····)」

(蝶がビルスの鼻の周りで飛び回る)

月「!(危ない·····!ぶつかっちゃう)悟空さん達二人とも間を開けてください!」

悟空「え?」

ビルス「は·····は·····ハ·····ハァクション!!!」

《ピシューン ドゴォオン!💥》


(ビルスがくしゃみをした拍子に、破壊玉が発射し、ビルス星の周りの一つの星が破壊される)

月「ホッ·····」

悟空「や、やっべぇー💧‬·····今のはさすがに油断してたぞ·····」

ベジ「ああ·····まったく、気の許せんやろうだ·····」

悟空「月読尊が言ってくれなかったらオラ達危なかったぞ·····
ありがとな。」

月「·····いえ·····無事でよかったです·····」

ウイス「今回はやり直さなくて済みましたか·····。
流石ですね月読尊さん。」

月「·····ありがとうございます·····」


ビルス「ん·····?」

悟空「!」

ビルス「おい。よく考えたら、なんでお前たちがここにいるんだ?」

悟空「ウイスさんに修行さしてもらってんだ。」

ビルス「そんなの見りゃわかるよ。
どうやって来たんだって事!」

悟空「ウイスさんにつれてもらってきたんだ」

ビルス「ウイスにぃ?

フン、さてはお前たち、ご馳走でウイスを釣ったな?」

悟空「オラは確か·····🤔」

ベジ「まぁそんなもんだ。」

ビルス「なんでそこまでして強くなりたいんだぁ?
まさか、破壊神の後釜を狙ってんじゃないだろうね·····?」

悟空「違うよ!オラ、ただ強くなりてぇだけだ。」

ベジ「俺はこの野郎に抜けがけされたくないだけだ!」

悟空「よくゆうよベジータ!抜けがけしたんはおめぇの方じゃねぇか!」

ベジ「ぼーっとしている貴様が悪いんだ!」

ウイス「貴方達は本当に仲が悪いですねぇ·····」

ビルス「で、持ってきた御馳走は何かな?」

ウイス「‪Σ( ˙꒳​˙ ;)
今回は····誤って途中で落っことしてしまいまして·····今頃宇宙空間を漂っているかと·····(^_^;)」

ビルス「途中で落としただと·····?」

悟空「そ、そうなんだよ!
ウイスさん、ドジだかっさぁ(^^;)」

ベジ「いやぁ勿体なかったなぁ·····」

ビルス「怪しいなぁ·····ん?
ウイス。お前さっき、今回はって言ったよな?」

ウイス「·····」

(目をそらすウイス)

ビルス「さては僕が眠ってる間に何度も地球に行ってるな?」

ウイス「ふーんふふーんふーん」

(誤魔化すウイス)

悟空/ベジ「!!」

ビルス「もう一度聞くぞウイス。行ってるな?」

ウイス「はい。行きました。」

ビルス「·····」

(眉間に皺を寄せるビルス)

ウイス「ですがビルス様。
それには確固たる理由がございます。


毒味です。」

ビルス「毒味?」

ウイス「地球にも、美味しくない食べ物はございます。それをビルス様が口にすることはがないよう、私が試食しておいたのです😊」

ビルス「試食ぅ?💧‬」

ウイス「はい😊」

ビルス「·····それにしちゃぁ大層な土産も持ってきたみたいだけど·····」

ウイス「?土産·····?」

(月読尊を見るビルス)

月「!」

ウイス「ああ、彼女ですか。」

ビルス「·····ただのガキじゃないね。·····」

ウイス「はい。
流石はビルス様ですね。よくおわかりで。」

ビルス「·····で、名前は?」

ウイス「月読尊です。
地球で密かに行われていた生物実験の果てに生まれたサイヤ人とナメック星人のDNAの入ったキメラ体です。」

ビルス「·····悪趣味な研究者だな·····。」

ウイス「詳しくは月読尊さん、お願いします。」

ビルス「?」

月「は、はい·····」

(ビルスに近づく月読尊)

ウイス「ビルス様、少ししゃがんでいただけますか?」

ビルス「·····こうか?」

ウイス「はい。」

月「で、では·····し、失礼します·····」

《トン·····》

ビルス「!」

(指を離す)

ビルス「ほぉ·····」

ウイス「おわかりになりましたか?」

ビルス「ああ·····不思議な力だな·····。」

ウイス「そうでしょう😊
さらに、まだ瞬間的ではありますが、未来を見ることもできるようなのです。こちらはこの星での修行で覚醒したのだそうです。」

ビルス「!未来が·····」

悟空「イイ!?」

ベジ「だからさっき·····」

ビルス「興味深いな·····。」

(月読尊の顔を覗き込むビルス)

月「!」

(ビクつき、後退る月読尊)

ウイス「ビルス様、彼女は臆病です。あまり揶揄われない方がよろしいかと。」

ビルス「·····」

(身を引くビルス)

月「(びっくりした·····。)」

(心臓をバクバクさせている月読尊)

ウイス「·····ああそれともう一つ。
月読尊さんについての面白いことがわかったことがありまして·····」

ビルス「なんだ?ウイス」

月「·····?」

ウイス「実は彼女·····チョコレートを食べると体力、エネルギー、等全てが完全回復するんです😊」

月「!」

悟空「!?チョコで!?」

ベジ「なんて安上がりな·····」

ビルス「へぇ·····」
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元気