1年生(親世代) 完結 (99話)
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「 サク」
図書室の、一角。
なぜか、そこがジェームズとよく出会うポイントになってる。
「あら、ジェームズ」
妙に、真剣な目をしていた。
「・・・これから、話し合ってこようと思う」
「え?」
突然なにを言い出すのやら。
「一度、真剣に向き合おうと思うんだ。少しずつ、気持ちをわかってもらうとか、受け入れてくれるのを待つとか、そういうのは・・・性に合わない」
「・・・・・・それで?」
「だから、話し合ってこようと思う。みんなで」
「あたしに、何をして欲しい?」
あたしは、注意深く聞いた。
約束をした。
ジェームズと。
何かあれば、必ず力を貸すから、と。
「何も」
「・・・え?」
意外、だった。
とても。
「何も・・・いや、一つだけ・・・知っていて欲しい」
「なにを?」
「・・・いや、そうじゃなくて・・・その・・・」
言葉を捜すみたいに、言いよどんで、髪をいじるしぐさに・・・彼がひどく緊張しているのではないか、とあたしはそう漠然と思った。
なんの根拠もないけれど。
「・・・知っていて欲しい。全てを。僕たちの想いを、リーマスの想いを、そして・・・なにをして、何を話して、なにを考えたかを」
「・・・知っていれば、いいの?」
「そう。知っていて欲しい」
また・・・難しいこといってくれるわねえ・・・。
知っているだけって、すごく難しいことなのに。
「・・・いいわ。あなたたちが話してくれるのなら、あたしは出来る限り、知っているわ。必要なことを」
「・・・ありがとう」
・・・はあ、協力するなんていうんじゃなかった・・・。
だって、知っているってことは。
知っていて欲しいっていうことは。
何があっても、彼らを見守るというのと同じこと。
誰かに何かがあれば、その立場に成り代わる・・・ことなんて、出来ないけど。
その想いを伝える。
そして、支える。
そういうことだ。
・・・なんって面倒で大変なことを押し付けてくれるのやら。
感情のままに動いていいことじゃないじゃないの。
その上、とんでもなく重い役目だ。
悩むことしか出来なくて、何一つ結論の出せないあたしには、荷が重い・・・役目。
「じゃあ!みんなと待ち合わせだから!」
「・・・いってらっしゃい」
ウェアウルフ。
人狼。
そのことを、あなたたちがどうやって話し合うのか、どう結論をだすのか、それはわからないけれど。
「帰ってきたら、話を聞いてよ」
「いいわよ。だから・・・ちゃんと成功させてきなさいよ?」
「任せといてくれ!」
普通、こういうのって・・・同級生のスタンスじゃないんだけどなぁ・・・。
ああ、参った・・・。
あたしに、できるだろうか。
彼らを見続けることが・・・。
ただ、見続けることが。
「 サク」
図書室の、一角。
なぜか、そこがジェームズとよく出会うポイントになってる。
「あら、ジェームズ」
妙に、真剣な目をしていた。
「・・・これから、話し合ってこようと思う」
「え?」
突然なにを言い出すのやら。
「一度、真剣に向き合おうと思うんだ。少しずつ、気持ちをわかってもらうとか、受け入れてくれるのを待つとか、そういうのは・・・性に合わない」
「・・・・・・それで?」
「だから、話し合ってこようと思う。みんなで」
「あたしに、何をして欲しい?」
あたしは、注意深く聞いた。
約束をした。
ジェームズと。
何かあれば、必ず力を貸すから、と。
「何も」
「・・・え?」
意外、だった。
とても。
「何も・・・いや、一つだけ・・・知っていて欲しい」
「なにを?」
「・・・いや、そうじゃなくて・・・その・・・」
言葉を捜すみたいに、言いよどんで、髪をいじるしぐさに・・・彼がひどく緊張しているのではないか、とあたしはそう漠然と思った。
なんの根拠もないけれど。
「・・・知っていて欲しい。全てを。僕たちの想いを、リーマスの想いを、そして・・・なにをして、何を話して、なにを考えたかを」
「・・・知っていれば、いいの?」
「そう。知っていて欲しい」
また・・・難しいこといってくれるわねえ・・・。
知っているだけって、すごく難しいことなのに。
「・・・いいわ。あなたたちが話してくれるのなら、あたしは出来る限り、知っているわ。必要なことを」
「・・・ありがとう」
・・・はあ、協力するなんていうんじゃなかった・・・。
だって、知っているってことは。
知っていて欲しいっていうことは。
何があっても、彼らを見守るというのと同じこと。
誰かに何かがあれば、その立場に成り代わる・・・ことなんて、出来ないけど。
その想いを伝える。
そして、支える。
そういうことだ。
・・・なんって面倒で大変なことを押し付けてくれるのやら。
感情のままに動いていいことじゃないじゃないの。
その上、とんでもなく重い役目だ。
悩むことしか出来なくて、何一つ結論の出せないあたしには、荷が重い・・・役目。
「じゃあ!みんなと待ち合わせだから!」
「・・・いってらっしゃい」
ウェアウルフ。
人狼。
そのことを、あなたたちがどうやって話し合うのか、どう結論をだすのか、それはわからないけれど。
「帰ってきたら、話を聞いてよ」
「いいわよ。だから・・・ちゃんと成功させてきなさいよ?」
「任せといてくれ!」
普通、こういうのって・・・同級生のスタンスじゃないんだけどなぁ・・・。
ああ、参った・・・。
あたしに、できるだろうか。
彼らを見続けることが・・・。
ただ、見続けることが。