1年生(親世代) 完結 (99話)
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ウェアウルフ、とノートに書いてみる。
人狼、と書いてみる。
人間、と横に書いてみる。
それから・・・マグル、と魔法族、と。
正直に言って、よくわからない。
あたしは、リリーみたいに、ずっと魔法力を持っていることでトラブルがあったわけじゃない。
生まれつき魔法族だったわけでもない。
ただ、物語の中で・・・楽しんでいただけ。
だから、感覚として理解できない。
人狼に対する恐怖も、魔法というものに対する感覚も。
だから、漠然と考えることしか出来ないのだ。
なにが一番良くて、何が行ってはいけない道で、あたしに、何が出来るのか。
無力だ、と思う。
彼らより、9年も余分に生きているのに。
無力だ。
知っているからこそ、何も出来ない。
何かをしてしまうことが・・・流れをゆがめてしまうのではないかと。
そんな恐れさえあって。
考えても仕方がないことなのに。
初めて、ここに通えることになって、ジェームズやシリウスと出会って。
彼らと同じ学年なのだと知ったとき・・・純粋にうれしかった。
それは、何も考えていなかったから。
こんな風に、悩むことを、考えていなかったから。
なんとかなるさ、とそんな風に気軽に考えていた。
未来を知っているからこそ、傍観も出来るさ、と。
だけど、どうだろう。
今のあたしは、右往左往しているだけ。
未来でああなる、とわかっているのに・・・一つ一つの出来事に動揺して。
偉そうなことを人に言いながら、自分に言い聞かせて。
「・・・・・・・・・あぁ・・・」
今だってそうだ。
リーマスのためになにが出来るか考えようとして、結局自分のこと。
思考のループにはまって、脱け出せない。
なにも、できない。
そのことを再確認するみたいに。
「悔しいなぁ・・・・・・」
がりがり、と書いた文字を上からインクを重ねて消す。
見られるわけにはいかない言葉。
「何をしてるんだ」
「・・・・・・・・・・・っっ」
あ、ああ・・・心臓止まるかと思った!!
「セブちゃん!?」
「ここは図書館だぞ。静かにしないか」
ばさっと机の上に持っていた本を置いてあたしの隣に座ったセブちゃんは・・・なにを言うでも聞くでもなく、淡々と本を開いている。
「・・・なに、してるの?」
「見ればわかると思うが?」
うん。だけどさ、なんでわざわざあたしの隣?
「ここにいれば」
「いれば?」
「あのバカどもは手を出せない」
「・・・・・・・・・・・・・さようでうすか」
あたしは弾除けか。
「何を悩んでるか知らないが。悩んで無駄なことなら悩まないほうがましだぞ」
「え?」
「悩むために悩むな」
・・・なぞなぞですか。言葉遊びですか。
「バカな顔をするな。みっともない」
「言ってくれるじゃないのよ」
「今のお前は、結論の出ない問いを続けている顔をしている。結論が出ないとわかっていて悩み続けているみたいだ」
・・・・うぐ。
「見ているこちらが辛気臭くなる」
「・・・だって」
「サー・マルフォイからの伝言だ」
「え?」
不吉な・・・。
「悩みがあるなら聞いてやるからいつでもおいで、だそうだ」
「誰が行くか」
考えるまでもない。
「そうか」
「・・・それだけ?」
「僕は伝えた」
「・・・・・・・・・・・・はぁ」
何しにきたんだよ。本当に。
・・・ああ、でも。
ルシウスやセブルスが気づくぐらい・・・あたしは、悩んでいたんだろう。
・・・だめだね。こんなんじゃ。
かえって・・・リーマスや、みんなに心配をかけるだけだ。
「・・・本を読んでも?」
「どうぞ」
そしてまた黙々と読む。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
結論の出ない悩み。
・・・うん。そうだね。
きっと、この世界にいる限り、あたしは悩み続けるんだろう。
物語の展開に。
そして・・・目の前で生きている、彼らに。
目下の問題は・・・やっぱり、リーマスがどうなるか、なんだよねえ・・・・・・。
ウェアウルフ、とノートに書いてみる。
人狼、と書いてみる。
人間、と横に書いてみる。
それから・・・マグル、と魔法族、と。
正直に言って、よくわからない。
あたしは、リリーみたいに、ずっと魔法力を持っていることでトラブルがあったわけじゃない。
生まれつき魔法族だったわけでもない。
ただ、物語の中で・・・楽しんでいただけ。
だから、感覚として理解できない。
人狼に対する恐怖も、魔法というものに対する感覚も。
だから、漠然と考えることしか出来ないのだ。
なにが一番良くて、何が行ってはいけない道で、あたしに、何が出来るのか。
無力だ、と思う。
彼らより、9年も余分に生きているのに。
無力だ。
知っているからこそ、何も出来ない。
何かをしてしまうことが・・・流れをゆがめてしまうのではないかと。
そんな恐れさえあって。
考えても仕方がないことなのに。
初めて、ここに通えることになって、ジェームズやシリウスと出会って。
彼らと同じ学年なのだと知ったとき・・・純粋にうれしかった。
それは、何も考えていなかったから。
こんな風に、悩むことを、考えていなかったから。
なんとかなるさ、とそんな風に気軽に考えていた。
未来を知っているからこそ、傍観も出来るさ、と。
だけど、どうだろう。
今のあたしは、右往左往しているだけ。
未来でああなる、とわかっているのに・・・一つ一つの出来事に動揺して。
偉そうなことを人に言いながら、自分に言い聞かせて。
「・・・・・・・・・あぁ・・・」
今だってそうだ。
リーマスのためになにが出来るか考えようとして、結局自分のこと。
思考のループにはまって、脱け出せない。
なにも、できない。
そのことを再確認するみたいに。
「悔しいなぁ・・・・・・」
がりがり、と書いた文字を上からインクを重ねて消す。
見られるわけにはいかない言葉。
「何をしてるんだ」
「・・・・・・・・・・・っっ」
あ、ああ・・・心臓止まるかと思った!!
「セブちゃん!?」
「ここは図書館だぞ。静かにしないか」
ばさっと机の上に持っていた本を置いてあたしの隣に座ったセブちゃんは・・・なにを言うでも聞くでもなく、淡々と本を開いている。
「・・・なに、してるの?」
「見ればわかると思うが?」
うん。だけどさ、なんでわざわざあたしの隣?
「ここにいれば」
「いれば?」
「あのバカどもは手を出せない」
「・・・・・・・・・・・・・さようでうすか」
あたしは弾除けか。
「何を悩んでるか知らないが。悩んで無駄なことなら悩まないほうがましだぞ」
「え?」
「悩むために悩むな」
・・・なぞなぞですか。言葉遊びですか。
「バカな顔をするな。みっともない」
「言ってくれるじゃないのよ」
「今のお前は、結論の出ない問いを続けている顔をしている。結論が出ないとわかっていて悩み続けているみたいだ」
・・・・うぐ。
「見ているこちらが辛気臭くなる」
「・・・だって」
「サー・マルフォイからの伝言だ」
「え?」
不吉な・・・。
「悩みがあるなら聞いてやるからいつでもおいで、だそうだ」
「誰が行くか」
考えるまでもない。
「そうか」
「・・・それだけ?」
「僕は伝えた」
「・・・・・・・・・・・・はぁ」
何しにきたんだよ。本当に。
・・・ああ、でも。
ルシウスやセブルスが気づくぐらい・・・あたしは、悩んでいたんだろう。
・・・だめだね。こんなんじゃ。
かえって・・・リーマスや、みんなに心配をかけるだけだ。
「・・・本を読んでも?」
「どうぞ」
そしてまた黙々と読む。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
結論の出ない悩み。
・・・うん。そうだね。
きっと、この世界にいる限り、あたしは悩み続けるんだろう。
物語の展開に。
そして・・・目の前で生きている、彼らに。
目下の問題は・・・やっぱり、リーマスがどうなるか、なんだよねえ・・・・・・。