1年生(親世代) 完結 (99話)
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「・・・降りておいでなさい。ミネルバ、 サク」
「・・・へーい」
「あなたっ校長先生になんて口をきくんですか!」
いて。
「…サク、よく知らせてくれたのう・・・。ミネルバ、 サクをよく見つけてくれた」
「「いいえ・・・」」
ぴったりそろった声に思わず顔を見合わせて。
ほっほ、と笑うダンブルドアがどことなくつかれた顔だった。
「お疲れ様でした」
「・・・そうでもない」
「あそ、じゃあクッキーも紅茶もあげない」
「わしゃー疲れたー」
・・・・・・・・・・・・調子のよいジジイめ・・・。
ぐったりと椅子に座り込むダンブルドアの前にそっとダンブルドア好みの紅茶とクッキーを差し出して。
マクゴナガル先生が食い入るような目でダンブルドアを見ているのが、妙に気になった。
「…わしは、間違っていたのだろうか」
あたしは、ゆっくりと、出来る限り静かに答えた。
「間違ってなんかいないわ、ダンブルドア」
間違ってなんて、いない。
「だが…こうして、リーマスを苦しめてしまった。退学すると言わせてしまった」
「けれど…それでも…いつか、入学してよかった、と。彼らと出会えてよかったと思える日が来る」
「・・・・・・そうか・・・」
「人間だもの。後悔して当たり前よ。だけど、間違った後悔は間違った結論しか生み出さないわ」
何が正しくて、何が間違ってるのか。
それを正しく判断することなんて出来ない。
だけど、知ってるから。
あたしは、間違ってないと知っているから。
「・・・・・・・・・なんでしょう、マクゴナガル先生」
そんな熱烈な目で見られたら、あたし照れちゃう。
・・・ごめんなさい、反省してます。だからそんな氷のような目で見ないでください。
「アルバス、その・・・ミス・キリュウはひょっとして・・・?」
「マクゴナガル先生。サクは知っているよ」
「・・・・・・やはり」
・・・あ、そうか。
普通は知らないのよね。
・・・そう考えるとあたしって、実はすっごくズルイ立場?
他の人が苦労して知ったことや決意したことを最初っから知ってるって、やっぱりちょっとずるいわよね。
「知っていて、なお。動じることもなく・・・」
「・・・だって」
あたしは、知らないもの。
人狼の恐ろしさを、知らないもの。
リーマスが感じた恐怖の、ひとかけらすら、わからないもの。
彼がなにを恐れているかさえ、あたしには、わからない。
「あたしは、友だちになりたいの」
リーマスと。
みんなと。
みんなと、友だちになりたいの。
ただ、それだけだから。
そのために、あたしは、ここにいる。
ここで、彼らと一緒にいるために。
「・・・そんな風に、言い切れたら良いのにな。みんなが、そんな風に・・・」
「・・・ダンブルドア?」
らしくない、歯切れの悪い言葉・・・だった。
「良いか、サク。・・・人狼というものは・・・そう簡単ではないのだよ。純血の家であれば・・・いや、魔法使いの家であればあるほど・・・それに対する恐れは大きくなろう。・・・そのことを、忘れてはならんぞ」
「・・・知ってる、つもりだわ」
「それなら、良い」
それでも。
ジェームズも、シリウスも、恐れはしないだろう。
ジェームズは自分の能力を信じてる。・・・今のところ過信だけど。
シリウスは、多分。
そんなこと考えもつかないだろう。単純だから。
「間違っているとは、思わん。リーマス・ルーピンはホグワーツに入学するべきじゃった。・・・だが・・・だがな、サク、ミネルバ・・・わしは・・・リーマスがどれだけ傷つくか・・・想像もしなかったのだよ」
「アルバス・・・」
「想像もしなかった。どれほどの決意と覚悟で、ここに来たのか・・・」
さまよう視線が、ダンブルドアの気持ちを表すかのようだった。
リーマスだけじゃなくて、ダンブルドアだって・・・傷ついているんじゃ・・・。
「何を思ったのかのう・・・あの、塔の上で」
塔の、上?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まさか。
「飛び降り自殺ー!?」
「・・・降りておいでなさい。ミネルバ、 サク」
「・・・へーい」
「あなたっ校長先生になんて口をきくんですか!」
いて。
「…サク、よく知らせてくれたのう・・・。ミネルバ、 サクをよく見つけてくれた」
「「いいえ・・・」」
ぴったりそろった声に思わず顔を見合わせて。
ほっほ、と笑うダンブルドアがどことなくつかれた顔だった。
「お疲れ様でした」
「・・・そうでもない」
「あそ、じゃあクッキーも紅茶もあげない」
「わしゃー疲れたー」
・・・・・・・・・・・・調子のよいジジイめ・・・。
ぐったりと椅子に座り込むダンブルドアの前にそっとダンブルドア好みの紅茶とクッキーを差し出して。
マクゴナガル先生が食い入るような目でダンブルドアを見ているのが、妙に気になった。
「…わしは、間違っていたのだろうか」
あたしは、ゆっくりと、出来る限り静かに答えた。
「間違ってなんかいないわ、ダンブルドア」
間違ってなんて、いない。
「だが…こうして、リーマスを苦しめてしまった。退学すると言わせてしまった」
「けれど…それでも…いつか、入学してよかった、と。彼らと出会えてよかったと思える日が来る」
「・・・・・・そうか・・・」
「人間だもの。後悔して当たり前よ。だけど、間違った後悔は間違った結論しか生み出さないわ」
何が正しくて、何が間違ってるのか。
それを正しく判断することなんて出来ない。
だけど、知ってるから。
あたしは、間違ってないと知っているから。
「・・・・・・・・・なんでしょう、マクゴナガル先生」
そんな熱烈な目で見られたら、あたし照れちゃう。
・・・ごめんなさい、反省してます。だからそんな氷のような目で見ないでください。
「アルバス、その・・・ミス・キリュウはひょっとして・・・?」
「マクゴナガル先生。サクは知っているよ」
「・・・・・・やはり」
・・・あ、そうか。
普通は知らないのよね。
・・・そう考えるとあたしって、実はすっごくズルイ立場?
他の人が苦労して知ったことや決意したことを最初っから知ってるって、やっぱりちょっとずるいわよね。
「知っていて、なお。動じることもなく・・・」
「・・・だって」
あたしは、知らないもの。
人狼の恐ろしさを、知らないもの。
リーマスが感じた恐怖の、ひとかけらすら、わからないもの。
彼がなにを恐れているかさえ、あたしには、わからない。
「あたしは、友だちになりたいの」
リーマスと。
みんなと。
みんなと、友だちになりたいの。
ただ、それだけだから。
そのために、あたしは、ここにいる。
ここで、彼らと一緒にいるために。
「・・・そんな風に、言い切れたら良いのにな。みんなが、そんな風に・・・」
「・・・ダンブルドア?」
らしくない、歯切れの悪い言葉・・・だった。
「良いか、サク。・・・人狼というものは・・・そう簡単ではないのだよ。純血の家であれば・・・いや、魔法使いの家であればあるほど・・・それに対する恐れは大きくなろう。・・・そのことを、忘れてはならんぞ」
「・・・知ってる、つもりだわ」
「それなら、良い」
それでも。
ジェームズも、シリウスも、恐れはしないだろう。
ジェームズは自分の能力を信じてる。・・・今のところ過信だけど。
シリウスは、多分。
そんなこと考えもつかないだろう。単純だから。
「間違っているとは、思わん。リーマス・ルーピンはホグワーツに入学するべきじゃった。・・・だが・・・だがな、サク、ミネルバ・・・わしは・・・リーマスがどれだけ傷つくか・・・想像もしなかったのだよ」
「アルバス・・・」
「想像もしなかった。どれほどの決意と覚悟で、ここに来たのか・・・」
さまよう視線が、ダンブルドアの気持ちを表すかのようだった。
リーマスだけじゃなくて、ダンブルドアだって・・・傷ついているんじゃ・・・。
「何を思ったのかのう・・・あの、塔の上で」
塔の、上?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まさか。
「飛び降り自殺ー!?」