1年生(親世代) 完結 (99話)
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校長室に、ダンブルドアはいなかった。
「今、ルーピンを迎えに行っています。他の先生方に見つかる前に、とおっしゃって」
「・・・ああ、そうですね」
減点・・・じゃ、すまないでしょう。
狼男が獲物を探してうろついていた。
そんな、疑いをかけられたっておかしくないのだから。
「そろそろ戻ってくるでしょう。階段の上に・・・」
「おお、ミス・マクゴナガル。どうしたんだね?こんな夜中に」
「ごきげんよう、ミスター・ディペット」
・・・ディペット・・・ディペットぉ・・・
「ああ!無実のハグリッドを退学にした上に真犯人を見逃したリドルの時代の校長ね!」
「なんじゃと!?この小娘!!」
・・・あら?
「・・・ミス・キリュウ・・・あなたという人は・・・」
口は災いの元。
はい。重々承知してますっ
「・・・あそこがよさそうですね。いらっしゃい」
マクゴナガル先生につれられて階段を上がり、書棚の並ぶ中二階の隅で・・・・・・
「あの、先生?」
「なんですか?」
「この体勢はいったい・・・」
「匍匐です。知らないのですか?」
「・・・知ってますけど。これって、盗み聞きって言うんじゃ・・・」
「言いますね」
・・・・・・そんな、あっさりと。
盗み聞きはしていいんですか!?
「なにか不満でも?」
「いいえ、まったく、これっぽっちも」
大好きです!マクゴナガル先生!!
「よろしい。それでは早くどこかに隠れなさい」
「了解ですっ!マム!」
びしっと敬礼してささっと伏せて・・・。
「戻っていらっしゃいましたよ」
お。
・・・・・・やっぱり、リーマスの表情が、暗い。
「そこに座ると良い」
「・・・・・・・・・・・・はい」
のろのろと椅子に座り込んだリーマスは、自分の身体には大きな椅子の上で、さらに身を縮めるように小さくなっていいる。
「紅茶は好きかの?わしは最近レモンティーに凝っててのう。レモンをくし型に切ってその上から紅茶をたっぷり注いでこれまた砂糖をたっぷりいれるんじゃ」
おお。おいしそうだ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
・・・沈黙が痛いです。
「・・・・・・リーマス、君はどんな飲み方を楽しむんじゃ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
濃い目の紅茶に砂糖をティースプーンに5杯ほどつっこんでミルクをたっぷりいれた紅茶を。
激甘です。
それにしても沈黙が痛いです!!
ギャグしたくなるじゃないのよ!!
ああっつっこみもこないしっ
「のう、リーマ・・・」
「ホグワーツを、やめます」
遮るように、その後に続く言葉を恐れるように、リーマスは一息でそう言いきった。
「・・・それは・・・・・・」
「もう、決めました」
あまりにもきっぱりといわれた言葉。
けれど、それは・・・どこか、自分に言い聞かせているようで。
自分を、無理やり納得させようとしているようで。
「・・・・・・・・・やめて、どうするんだね?」
「・・・・・・・・・・それ、は・・・・・・」
「リーマス。それは早計にすぎるのではないか?そんなに結論を急ぐでない」
「でも・・・・・・っ」
「何があったのか、まずはこのじいに話してみんかい?」
「・・・・・・ダンブルドア、あの・・・」
「話してみなさい」
「・・・・・・・・・・・・はい」
ぽつり、ぽつり、と重ねるリーマスの言葉を聴きながら、あたしは視界に入ったその人の様子に、驚いた。
硬く手を握り締めて、今にも泣き出しそうな、怒り出しそうな顔をして、マクゴナガル先生は瞬きすらも惜しいと言わんばかりにリーマスを見つめていた。
意外、と言ったら悪いかもしれない。
けれど、あたしは・・・彼女が、こんな必死な顔で彼らを見つめるとは正直、思っていなかった。
厳格な女教師。
それ以外のイメージがなかったから。
「僕は、あの時…死んでしまえば、良かった」
うおっと。
リーマスのことを忘れてた;;
「リーマス!」
「そうすれば、両親に迷惑をかけなくても、よかった。あんなに、苦しませなくて良かった。なのに・・・っどうして・・・
!」
「・・・それこそが、配剤、というものじゃよ、リーマス」
「けれど・・・」
「生き残ったことには、必ず意味がある。人狼にそのとき、君が殺されていたとしたら、ご両親の嘆きは今よりずっとずっと深かっただろう。死なせてしまった、と。大切な息子を死なせてしまったと、ずっと苦しまれただろう」
「でも・・・っ」
「ご両親は君を大切に思っている。そうでなければ、どうしてわしの所に相談に来るだろう?」
「・・・相談?」
「そうじゃ。・・・お前さんを、入学させることは出来ないか、もし出来なくても・・・魔法使いとして学び、一人前の魔法使いになることはできないか、とな」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「自分たちがいなくなった後に、リーマス、君が生きていけるように。そう、おっしゃられた」
「・・・・・・・・・・・っ・・・」
ひくっと、うつむいているリーマスの喉から、嗚咽が漏れた。
「脱狼薬はひどく高価で・・・自分たちでは、財産を多くは残せないから、とそうおっしゃられた」
「パパと、ママが・・・?」
「そうじゃよ、リーマス。君のご両親がだ」
ぽん、とその頭jに安心させるように大きな手を置いて、ダンブルドアは目を細める。
「もう少しだけ、頑張ってみんか?・・・ご両親の思いに、報いるためにも」
「・・・・・・・・・・・・・でも、みんなは、人狼なんかと一緒に・・・」
「その心配はいらん・・・ポッタ-とブラックは先ほど寮を抜け出したそうじゃ」
「え!?」
なぬ?
あれほど寮で待ってろって言ったのに!?
「君を探しに行こうと、箒を無断で持ち出しての。・・・一度、かえって・・・話し合ってみる気はないか?ん?」
「・・・ダンブルドア・・・・・・」
「そうしなさい。考えるより先に、行動じゃ」
そんな、スリザリンらしからぬ発言を・・・。
ほんっと茶目っ気のあるじいちゃんだこと。
でも、その言葉は間違ってない。
生き残ったのが天の配剤なら、彼が将来、ハリーの大きな助けとなるのも配剤だ。
意味のない生など、あるはずもない。
なによりも、恐れていてばかりでは・・・拓ける道だって拓けない。
傷つくのは、誰だって怖い。
自分が否定されてしまうのは、もっと怖い。
だけど、それでもぶつかっていく力は、子どものときにしか持てないものだ。
間違えても、ぶつかって転んでも、抱きとめて、助けの手を無条件で差し伸べてくれる親や、先生や。
そんな存在がいる間だけだ。
だからこそ、時には・・・むやみに恐れるのではなく、力いっぱいぶつかっていくコトだって必要だ。
あたしは、そう思う。
・・・あたしには、もう出来ないけどね。
「さあ、部屋に戻って・・・今日はゆっくり休みなさい」
「はい・・・・・・・・・」
校長室に、ダンブルドアはいなかった。
「今、ルーピンを迎えに行っています。他の先生方に見つかる前に、とおっしゃって」
「・・・ああ、そうですね」
減点・・・じゃ、すまないでしょう。
狼男が獲物を探してうろついていた。
そんな、疑いをかけられたっておかしくないのだから。
「そろそろ戻ってくるでしょう。階段の上に・・・」
「おお、ミス・マクゴナガル。どうしたんだね?こんな夜中に」
「ごきげんよう、ミスター・ディペット」
・・・ディペット・・・ディペットぉ・・・
「ああ!無実のハグリッドを退学にした上に真犯人を見逃したリドルの時代の校長ね!」
「なんじゃと!?この小娘!!」
・・・あら?
「・・・ミス・キリュウ・・・あなたという人は・・・」
口は災いの元。
はい。重々承知してますっ
「・・・あそこがよさそうですね。いらっしゃい」
マクゴナガル先生につれられて階段を上がり、書棚の並ぶ中二階の隅で・・・・・・
「あの、先生?」
「なんですか?」
「この体勢はいったい・・・」
「匍匐です。知らないのですか?」
「・・・知ってますけど。これって、盗み聞きって言うんじゃ・・・」
「言いますね」
・・・・・・そんな、あっさりと。
盗み聞きはしていいんですか!?
「なにか不満でも?」
「いいえ、まったく、これっぽっちも」
大好きです!マクゴナガル先生!!
「よろしい。それでは早くどこかに隠れなさい」
「了解ですっ!マム!」
びしっと敬礼してささっと伏せて・・・。
「戻っていらっしゃいましたよ」
お。
・・・・・・やっぱり、リーマスの表情が、暗い。
「そこに座ると良い」
「・・・・・・・・・・・・はい」
のろのろと椅子に座り込んだリーマスは、自分の身体には大きな椅子の上で、さらに身を縮めるように小さくなっていいる。
「紅茶は好きかの?わしは最近レモンティーに凝っててのう。レモンをくし型に切ってその上から紅茶をたっぷり注いでこれまた砂糖をたっぷりいれるんじゃ」
おお。おいしそうだ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
・・・沈黙が痛いです。
「・・・・・・リーマス、君はどんな飲み方を楽しむんじゃ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
濃い目の紅茶に砂糖をティースプーンに5杯ほどつっこんでミルクをたっぷりいれた紅茶を。
激甘です。
それにしても沈黙が痛いです!!
ギャグしたくなるじゃないのよ!!
ああっつっこみもこないしっ
「のう、リーマ・・・」
「ホグワーツを、やめます」
遮るように、その後に続く言葉を恐れるように、リーマスは一息でそう言いきった。
「・・・それは・・・・・・」
「もう、決めました」
あまりにもきっぱりといわれた言葉。
けれど、それは・・・どこか、自分に言い聞かせているようで。
自分を、無理やり納得させようとしているようで。
「・・・・・・・・・やめて、どうするんだね?」
「・・・・・・・・・・それ、は・・・・・・」
「リーマス。それは早計にすぎるのではないか?そんなに結論を急ぐでない」
「でも・・・・・・っ」
「何があったのか、まずはこのじいに話してみんかい?」
「・・・・・・ダンブルドア、あの・・・」
「話してみなさい」
「・・・・・・・・・・・・はい」
ぽつり、ぽつり、と重ねるリーマスの言葉を聴きながら、あたしは視界に入ったその人の様子に、驚いた。
硬く手を握り締めて、今にも泣き出しそうな、怒り出しそうな顔をして、マクゴナガル先生は瞬きすらも惜しいと言わんばかりにリーマスを見つめていた。
意外、と言ったら悪いかもしれない。
けれど、あたしは・・・彼女が、こんな必死な顔で彼らを見つめるとは正直、思っていなかった。
厳格な女教師。
それ以外のイメージがなかったから。
「僕は、あの時…死んでしまえば、良かった」
うおっと。
リーマスのことを忘れてた;;
「リーマス!」
「そうすれば、両親に迷惑をかけなくても、よかった。あんなに、苦しませなくて良かった。なのに・・・っどうして・・・
!」
「・・・それこそが、配剤、というものじゃよ、リーマス」
「けれど・・・」
「生き残ったことには、必ず意味がある。人狼にそのとき、君が殺されていたとしたら、ご両親の嘆きは今よりずっとずっと深かっただろう。死なせてしまった、と。大切な息子を死なせてしまったと、ずっと苦しまれただろう」
「でも・・・っ」
「ご両親は君を大切に思っている。そうでなければ、どうしてわしの所に相談に来るだろう?」
「・・・相談?」
「そうじゃ。・・・お前さんを、入学させることは出来ないか、もし出来なくても・・・魔法使いとして学び、一人前の魔法使いになることはできないか、とな」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「自分たちがいなくなった後に、リーマス、君が生きていけるように。そう、おっしゃられた」
「・・・・・・・・・・・っ・・・」
ひくっと、うつむいているリーマスの喉から、嗚咽が漏れた。
「脱狼薬はひどく高価で・・・自分たちでは、財産を多くは残せないから、とそうおっしゃられた」
「パパと、ママが・・・?」
「そうじゃよ、リーマス。君のご両親がだ」
ぽん、とその頭jに安心させるように大きな手を置いて、ダンブルドアは目を細める。
「もう少しだけ、頑張ってみんか?・・・ご両親の思いに、報いるためにも」
「・・・・・・・・・・・・・でも、みんなは、人狼なんかと一緒に・・・」
「その心配はいらん・・・ポッタ-とブラックは先ほど寮を抜け出したそうじゃ」
「え!?」
なぬ?
あれほど寮で待ってろって言ったのに!?
「君を探しに行こうと、箒を無断で持ち出しての。・・・一度、かえって・・・話し合ってみる気はないか?ん?」
「・・・ダンブルドア・・・・・・」
「そうしなさい。考えるより先に、行動じゃ」
そんな、スリザリンらしからぬ発言を・・・。
ほんっと茶目っ気のあるじいちゃんだこと。
でも、その言葉は間違ってない。
生き残ったのが天の配剤なら、彼が将来、ハリーの大きな助けとなるのも配剤だ。
意味のない生など、あるはずもない。
なによりも、恐れていてばかりでは・・・拓ける道だって拓けない。
傷つくのは、誰だって怖い。
自分が否定されてしまうのは、もっと怖い。
だけど、それでもぶつかっていく力は、子どものときにしか持てないものだ。
間違えても、ぶつかって転んでも、抱きとめて、助けの手を無条件で差し伸べてくれる親や、先生や。
そんな存在がいる間だけだ。
だからこそ、時には・・・むやみに恐れるのではなく、力いっぱいぶつかっていくコトだって必要だ。
あたしは、そう思う。
・・・あたしには、もう出来ないけどね。
「さあ、部屋に戻って・・・今日はゆっくり休みなさい」
「はい・・・・・・・・・」