1年生(親世代) 完結 (99話)
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・・・・・・・あたしが何をした。
こんなに清く正しく身を潜めて生きているというのにっ
あたしがなにをしたあああああああっっ
「色々」
いい度胸じゃないか。シリウスくん。
「決定!今日はあんたあたしの盾!」
「なんでそーなる!!」
あたしが今決めた!!
「シリウス。世の中にはね、思っていても言わないほうが幸せに生きられることがたくさんあるんだよ」
「ジェームズ。まだ甘いわね」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ルシウス・マルフォイに会ったらいけにえにしてやるっ」
「それだけはやめてくれえええええええっっ」
甘い!!
昨日のあたしの苦痛を…苦痛のあの時間をっっ
あんたたちも味わってみろー!!
なにが自動装着機能付きだー!!
「何か嫌なことでもあったの?」
「リーますぅぅぅ」
優しいのはあなただけよぉ
「こらこら。何を騒いでいるんだ。廊下で」
「あ、ウィル叔父さん」
「校内では先生と呼べ」
ごん、と愛の鉄拳つき。まー良かったわね、と棒読みしておきましょうか。
「ん?…ミス・ キリュウ ?どうした、その首…」
「…昨日ちょっと騒ぎがありまして」
「まさか…ブラックの誰かに首絞められたのか!?」
「…シリウス…」
どうしてすぐそれに直結する…。
なんつー一族ですか…あなたたち…
「違うわよ。これは・・・」
「あ、ひょっとして昨日の夜の校長室での騒ぎか?」
ええ!その通りですとも!
「やれやれ…酷いな。消してもらわなかったのかい?」
「だって、コレを見たらさすがのおじさまも罰の悪い思いをなさるでしょ」
そう。あたしの首には、くっきり絞められたとわかる赤黒い痕がぐるりっと取り巻いている。
これが指型でもついてたらもうちょっと面白かったんだけど。
いえいえ。締められてる間はとてもとても楽しめませんでしたとも。
「昨日の夜、スリザリンのタイを何とかしてもらおうと校長先生のところに駆け込んだら同じ魔法を施されたグリフィンドールタイを渡されてワシのかけた魔法のほうが優秀だから早くしまるはずだ、もうタイが締められてるところに2本目は占められないだろうと渡されて、なぜだかお互いに対抗意識を持ったタイが我先にと首に巻きついてぎゅうぎゅう締められてあやうく窒息寸前だったと聞いたんだが間違いないかな?」
「ええ!間違いありませんとも!!」
全く!全く!あんの蛇校長!!
「うわ・・・」
目を丸くして声もでなかったり呆然とそう呟くしかできなかったり。
反応は様々だけどねえ。
「でも女の子の首にその痕は痛々しい。嫌がらせなら包帯でも巻いて時々喉を押さえながらげほごほわざと咳をしてあげるぐらいでいいと思うよ」
…それは、ぐらい、という内容なんだろうか…
「おいで。ジェームズ、次の授業は?」
「魔法薬学」
「ああ、じゃあいいや」
いいやって。いいやって何が。
「適当にごまかしておけ」
「了解!」
…ブラック家とは別の意味で問題がある一族だなあ…。
「さ、手当てをしてもらいにマダム・ポンフリーのところにいこう」
「はぁ・・・」
ま、いいか。
「…歩きながら、ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
「はい」
なんだろ。ジェームズのことかなぁ・・・
「スリザリンのミス・ブラックを知っているかい?」
「全部知ってますがどのミス・ブラックですか?」
3人もいるんで。
「ベラトリクス・ブラックだ」
「はい。知っていますよ」
つい昨日もお茶会に拉致してくださいましたし。
「その…彼女から聞いたのだが…」
「は?」
何を。
何を聞いたんですか。
というか。この二人が話してるって想像つかないかも…。
あんまりにも似てるからどうしてもジェームズと重なっちゃうのよね、この先生。
恐るべしポッター家の遺伝子…。
「君は、私が好きなのかい?」
「・・・・・・・・・はいぃ?」
なんですか、それは。
「君の想いを否定する気はないし…君の思いはありがたいけれど」
思わず見上げたポッター先生の顔があまりにも真剣で。
ぶは。
噴出すっきゃないでしょう!
「あははははははは!!!!」
「・・・・・・・・・・・・・・」
そ、そんな困った顔しなくたって!
大体さあ!
「あのですね。私は好みのタイプを聞かれたのでポッター先生、とお答えしたのであって、ポッター先生が、好きなわけではないです」
「そう、なのか?」
「はい」
困惑気味だった顔にみるみる喜色が広がって、ぱっと笑顔になる。
…そんなにほっとしなくてもいいんじゃない?
失礼ねえ。
「そうか!それならよかった!」
はいはい。
「でもなぜ同年代でなく僕なんだい?」
・・・いや。同年代は。
「子どもに興味はないので」
「…君も、子どもだろう?」
その言葉に、苦笑する。
確かに、外見は子どもだ。
中身だって、そう年をとっているわけではない。
けれど…20歳以下のこの年齢で、9歳の違いというのはとんでもなく大きい。
ルシウス・マルフォイだってまだ16歳。高校生ぐらいなのだ。
バイトの生徒相手みたいなものだもの。
それ以下の小学生にいたっては…。
「人生色々あります」
あ。しまった。なんか悟ったセリフになっちゃったよ。
子どもが生意気いってって取ってくれないかな~。
「じゃあ、聞いてもいいかな。僕のどんなところが?」
悪戯っぽいウィンクにほっとして、あたしはもっともらしく答えた。
「そうですね…まずは経済力でしょうか。働いてるのは絶対条件ですよね」
「・・・・・・・・は?」
「それから、一緒にすごしていて楽しそうな性格。ルシウス・マルフォイのような人物相手だと気の休まる暇がありません。後は…やっぱり良すぎない顔ですね。旦那が美人だと一緒にいて見比べられますから。さすがにそれは嫌ですし」
…うなってる。
「君は、そういうことを考えて恋愛するのかい?
「ええ。だって、そういう部分での相違が大きいと破綻の原因でしょう」
さすがにそれぐらいは理解できる年齢なんです。
高校生まではまだ単純にかっこいいから、とか頼れそうとか、そんな理由で付き合える。
だけど、そろそろ、そういうだけの観点で人とは付き合えなくなる年齢ですので。
「なるほど…やっぱり違うね」
「なにがです?」
「ああ、私は校長から聞いているんだ。君の…素性をほんの少し、ね」
・・・・・・・・・・・・・なんですと?
「素性?」
「見た目どおりの年齢でないこと…それから、事情があって校長先生が面倒を見てるということ。事情の詳しい中身までは知らないけれど」
あらら。
やっぱり話してたのね。
「知っているのは校内でも私とマクゴナガル女史…それからイーシャ先生ぐらいだ」
「イーシャ先生?」
そんなそぶり、なかったのに。
「ああ」
へえ…。
「なにか困ったことがあれば相談してくるといい」
「・・・・・・・・・もしかして、それが言いたかったんですか?
わざわざ遠回りしながら医務室に向かってまで。
「ああ」
「・・・ありがとうございます」
あれ。もしかして。
ひょっとして。
「あの、ポッター先生?」
「なんだい?」
「もしかして…先生、不死鳥の騎士団の団員ですか?」
いや~まさか。
イーシャ先生まで団員だったとは。
正確にはまだ発足してないらしいから団員予定ってやつみたいだけど。
「首、どうなったの?」
おんやジェームズ。ついでにシリウス。
ほんとにどこからともなくあらわれるわね。
「あ、消えたわよ」
マダム・ポンフリーも聞き及んでいたのか苦笑してすぐに消してくれたのだ。
「良かった良かった…なんか叔父さんと話してた?」
「ええ。色々と」
「最近君のいろんなうわさ聞くからさあ…それについて何か言われた?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・う・わ・さ?」
なーんか。
すばらしく嫌な予感がするのですが。
なぜでしょう。
「いや…婚約者のいるマルフォイに横恋慕してるとか、叔父さんに告白したとか」
「なに。その腹がよじりきれそうなぐらい愉快なうわさは」
たてたやつ、ゆるすまじ。
「…ほんとに、叔父さんがすきなの?」
「…かっこいいとは、思うわよ」
色々条件を考えればね。
「意外だ」
「え?」
「僕は君はシリウスがすきなんだと思っていた」
・・・・・・・・・・・・・・・・はい?
「そんなことあるわけないじゃない」
「そう?」
「ええ!」
そこで聞いてるシリウスには悪いけど!
「あたしは、誰も好きになんてならないわ」
少なくとも、この世界にいる間は。
絶対に。
・・・・・・・あたしが何をした。
こんなに清く正しく身を潜めて生きているというのにっ
あたしがなにをしたあああああああっっ
「色々」
いい度胸じゃないか。シリウスくん。
「決定!今日はあんたあたしの盾!」
「なんでそーなる!!」
あたしが今決めた!!
「シリウス。世の中にはね、思っていても言わないほうが幸せに生きられることがたくさんあるんだよ」
「ジェームズ。まだ甘いわね」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ルシウス・マルフォイに会ったらいけにえにしてやるっ」
「それだけはやめてくれえええええええっっ」
甘い!!
昨日のあたしの苦痛を…苦痛のあの時間をっっ
あんたたちも味わってみろー!!
なにが自動装着機能付きだー!!
「何か嫌なことでもあったの?」
「リーますぅぅぅ」
優しいのはあなただけよぉ
「こらこら。何を騒いでいるんだ。廊下で」
「あ、ウィル叔父さん」
「校内では先生と呼べ」
ごん、と愛の鉄拳つき。まー良かったわね、と棒読みしておきましょうか。
「ん?…ミス・ キリュウ ?どうした、その首…」
「…昨日ちょっと騒ぎがありまして」
「まさか…ブラックの誰かに首絞められたのか!?」
「…シリウス…」
どうしてすぐそれに直結する…。
なんつー一族ですか…あなたたち…
「違うわよ。これは・・・」
「あ、ひょっとして昨日の夜の校長室での騒ぎか?」
ええ!その通りですとも!
「やれやれ…酷いな。消してもらわなかったのかい?」
「だって、コレを見たらさすがのおじさまも罰の悪い思いをなさるでしょ」
そう。あたしの首には、くっきり絞められたとわかる赤黒い痕がぐるりっと取り巻いている。
これが指型でもついてたらもうちょっと面白かったんだけど。
いえいえ。締められてる間はとてもとても楽しめませんでしたとも。
「昨日の夜、スリザリンのタイを何とかしてもらおうと校長先生のところに駆け込んだら同じ魔法を施されたグリフィンドールタイを渡されてワシのかけた魔法のほうが優秀だから早くしまるはずだ、もうタイが締められてるところに2本目は占められないだろうと渡されて、なぜだかお互いに対抗意識を持ったタイが我先にと首に巻きついてぎゅうぎゅう締められてあやうく窒息寸前だったと聞いたんだが間違いないかな?」
「ええ!間違いありませんとも!!」
全く!全く!あんの蛇校長!!
「うわ・・・」
目を丸くして声もでなかったり呆然とそう呟くしかできなかったり。
反応は様々だけどねえ。
「でも女の子の首にその痕は痛々しい。嫌がらせなら包帯でも巻いて時々喉を押さえながらげほごほわざと咳をしてあげるぐらいでいいと思うよ」
…それは、ぐらい、という内容なんだろうか…
「おいで。ジェームズ、次の授業は?」
「魔法薬学」
「ああ、じゃあいいや」
いいやって。いいやって何が。
「適当にごまかしておけ」
「了解!」
…ブラック家とは別の意味で問題がある一族だなあ…。
「さ、手当てをしてもらいにマダム・ポンフリーのところにいこう」
「はぁ・・・」
ま、いいか。
「…歩きながら、ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
「はい」
なんだろ。ジェームズのことかなぁ・・・
「スリザリンのミス・ブラックを知っているかい?」
「全部知ってますがどのミス・ブラックですか?」
3人もいるんで。
「ベラトリクス・ブラックだ」
「はい。知っていますよ」
つい昨日もお茶会に拉致してくださいましたし。
「その…彼女から聞いたのだが…」
「は?」
何を。
何を聞いたんですか。
というか。この二人が話してるって想像つかないかも…。
あんまりにも似てるからどうしてもジェームズと重なっちゃうのよね、この先生。
恐るべしポッター家の遺伝子…。
「君は、私が好きなのかい?」
「・・・・・・・・・はいぃ?」
なんですか、それは。
「君の想いを否定する気はないし…君の思いはありがたいけれど」
思わず見上げたポッター先生の顔があまりにも真剣で。
ぶは。
噴出すっきゃないでしょう!
「あははははははは!!!!」
「・・・・・・・・・・・・・・」
そ、そんな困った顔しなくたって!
大体さあ!
「あのですね。私は好みのタイプを聞かれたのでポッター先生、とお答えしたのであって、ポッター先生が、好きなわけではないです」
「そう、なのか?」
「はい」
困惑気味だった顔にみるみる喜色が広がって、ぱっと笑顔になる。
…そんなにほっとしなくてもいいんじゃない?
失礼ねえ。
「そうか!それならよかった!」
はいはい。
「でもなぜ同年代でなく僕なんだい?」
・・・いや。同年代は。
「子どもに興味はないので」
「…君も、子どもだろう?」
その言葉に、苦笑する。
確かに、外見は子どもだ。
中身だって、そう年をとっているわけではない。
けれど…20歳以下のこの年齢で、9歳の違いというのはとんでもなく大きい。
ルシウス・マルフォイだってまだ16歳。高校生ぐらいなのだ。
バイトの生徒相手みたいなものだもの。
それ以下の小学生にいたっては…。
「人生色々あります」
あ。しまった。なんか悟ったセリフになっちゃったよ。
子どもが生意気いってって取ってくれないかな~。
「じゃあ、聞いてもいいかな。僕のどんなところが?」
悪戯っぽいウィンクにほっとして、あたしはもっともらしく答えた。
「そうですね…まずは経済力でしょうか。働いてるのは絶対条件ですよね」
「・・・・・・・・は?」
「それから、一緒にすごしていて楽しそうな性格。ルシウス・マルフォイのような人物相手だと気の休まる暇がありません。後は…やっぱり良すぎない顔ですね。旦那が美人だと一緒にいて見比べられますから。さすがにそれは嫌ですし」
…うなってる。
「君は、そういうことを考えて恋愛するのかい?
「ええ。だって、そういう部分での相違が大きいと破綻の原因でしょう」
さすがにそれぐらいは理解できる年齢なんです。
高校生まではまだ単純にかっこいいから、とか頼れそうとか、そんな理由で付き合える。
だけど、そろそろ、そういうだけの観点で人とは付き合えなくなる年齢ですので。
「なるほど…やっぱり違うね」
「なにがです?」
「ああ、私は校長から聞いているんだ。君の…素性をほんの少し、ね」
・・・・・・・・・・・・・なんですと?
「素性?」
「見た目どおりの年齢でないこと…それから、事情があって校長先生が面倒を見てるということ。事情の詳しい中身までは知らないけれど」
あらら。
やっぱり話してたのね。
「知っているのは校内でも私とマクゴナガル女史…それからイーシャ先生ぐらいだ」
「イーシャ先生?」
そんなそぶり、なかったのに。
「ああ」
へえ…。
「なにか困ったことがあれば相談してくるといい」
「・・・・・・・・・もしかして、それが言いたかったんですか?
わざわざ遠回りしながら医務室に向かってまで。
「ああ」
「・・・ありがとうございます」
あれ。もしかして。
ひょっとして。
「あの、ポッター先生?」
「なんだい?」
「もしかして…先生、不死鳥の騎士団の団員ですか?」
いや~まさか。
イーシャ先生まで団員だったとは。
正確にはまだ発足してないらしいから団員予定ってやつみたいだけど。
「首、どうなったの?」
おんやジェームズ。ついでにシリウス。
ほんとにどこからともなくあらわれるわね。
「あ、消えたわよ」
マダム・ポンフリーも聞き及んでいたのか苦笑してすぐに消してくれたのだ。
「良かった良かった…なんか叔父さんと話してた?」
「ええ。色々と」
「最近君のいろんなうわさ聞くからさあ…それについて何か言われた?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・う・わ・さ?」
なーんか。
すばらしく嫌な予感がするのですが。
なぜでしょう。
「いや…婚約者のいるマルフォイに横恋慕してるとか、叔父さんに告白したとか」
「なに。その腹がよじりきれそうなぐらい愉快なうわさは」
たてたやつ、ゆるすまじ。
「…ほんとに、叔父さんがすきなの?」
「…かっこいいとは、思うわよ」
色々条件を考えればね。
「意外だ」
「え?」
「僕は君はシリウスがすきなんだと思っていた」
・・・・・・・・・・・・・・・・はい?
「そんなことあるわけないじゃない」
「そう?」
「ええ!」
そこで聞いてるシリウスには悪いけど!
「あたしは、誰も好きになんてならないわ」
少なくとも、この世界にいる間は。
絶対に。