1年生(親世代) 完結 (99話)
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69
起きた瞬間の感想は、まぶしい、だった。
陽の光が、部屋いっぱいに差し込んでいて。
「・・・あ、そっか」
見慣れた部屋。
どうやら、ダンブルドアが運んでくれたらしい。
そして・・・このいつもよりずっとまぶしい光は。
「雪だー・・・」
外につもった雪に太陽の光が反射して、雪が真っ白に輝いていた。
その光と、太陽の光と。
いっぱいの光に照らされて、世界が白銀のまぶしい輝きに満たされてる。
キィ、と開けた窓から桟につもった雪を手に取る。
「つめたーい」
すっきりとした気分で目が覚めて。
昨日のことが頭をよぎらなかったわけじゃないけれど。
うん。ゆっくり考えようと決めたから。
よし。ご飯食べに行こう。
と、いそいそ着替えて顔洗って、談話室に下りていくと・・・そこに、誰かがいた。
「アレ・・・?」
「ただいま、サク。メリー・クリスマス」
「リーマス?」
談話室でにこにこしながら座っているのは、間違いなく、リーマスだった。
「お帰りなさい!」
「ただいま。・・・あれ?どうしたの?なんか目が赤いけど・・・」
「あ、うん。なんでもないの。それより、早かったのね」
もうちょっと家でゆっくりしてくるかと。
「うん・・・ちょっと、ね」
「リーマス、もうすぐ実家に帰るのよね?無理してホグワーツに帰らなくても良かったんじゃない?」
あと2日で満月だもの。
もう1日ぐらい家にいてそれからゆっくり叫びの屋敷にいれば・・・。
「いいんだ!」
うわ。
そんなに悪いこといったかしら・・・
自分の語調の強さにしまった、という顔をしたリーマスがごまかすみたいに笑って・・・つけたした。
「みんなに会いたかったし」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
ぎゅっと、その身体を抱きしめた。
何を言っても、足りない気がして。
――――下等な、魔法生物。
・・・・・・そんなこと、ない。
「サク?どうしたの・・・」
「・・・なんでもないの。・・・あ、リーマス、朝食食べた?」
「ええと、列車の中でチョコレートを・・・」
「チョコって・・・シリウスじゃないんだから!!」
暇さえあればチョコレート食べてるあの人みたいにならないでよね?
「うん・・・シリウスにあげてるチョコがポケットに入ってたから・・・」
「じゃあ、一緒に食べに行きましょ!」
「そうだね」
僕荷物を置いてくるよ、と男子寮に走っていったリーマスを見送って…その山に気がついた。
「あ。ひょっとして・・・」
ツリーの根元に、クリスマスプレゼントらしき山。
あら?でもグリフィンドールに残ってるのって、ほとんどいなかったわよね…?
「おはよう、キリュウ」
「早いな」
「おはようございます」
あ、きたきた。
リーマスと入れ替わるようにして実家に帰らなかった人たちが降りてきていた。
「おー。クリスマスプレゼントだ!」
「分別して開けようぜ!」
今回寮に残ってるのは、あたしと、5年生の男の子が一人、7年生が一人。
そして今日からリーマスが戻ってきて、これで4人だった。
「俺ー。兄キー、 キリュウー」
一つ一つ名前を確かめながら実に楽しそうにかつ大雑把に仕分けしてる。
仕分け、というか…これは、どちらかというと…物をあっちからこっちに移して散らばしてるだけ…。
「あ。リリーからだ」
メリー・クリスマス!と書かれた小さなカード付の赤い箱。
次々とアリス、マギー、ジェームズ、ピーター…同級生たちからのクリスマスプレゼントが広げられて。
「あ」
いらんっと投げそうになりました。
でかでかとルシウス・マルフォイと書かれた箱を胡散臭そうにあたしの方においやった上級生は興味津々と言う顔で見てるし。
捨てたい…捨てたいっっ!!!!
ダンブルドアからもあった。
かなり大きな包み。
なんだろ、これ…。
「これでさーいごっ」
その、真っ黒い箱に真っ黒いリボンという組み合わせに目を引かれて手に取ると…。
「シリウス・・・・・・」
…これ、絶対クリスマスプレゼントの色じゃない。
というか、この組み合わせ絶対間違ってる。
でも…うん。
つや消しの紙も、シルクサテンのリボンも、シリウスにはふさわしい気がした。
「あ、サク、これ僕から…」
「おー、ルーピン、帰ってたのか」
「お帰り」
降りてきたリーマスに差し出された細長い包み。
「たいしたものじゃないけどね」
「ううん。うれしいわ」
あ~どうしよう。リーマス帰ってこないと思って昨日の朝のうちにプレゼント送っちゃったわ…。
「いいよ。今夜には帰ってくるだろうし。楽しみに待ってるね」
よし。じゃあリーマスに届いてから一緒にあけようっと。
その方が楽しいもんね。
「…あっまずい!!ルーピン!キリュウ!」
「朝食の時間だ!くいっぱぐれるぞ!!」
なんですとー!!
プレゼントを放り出し、取るものもとりあえず駆けつけた食堂では、にこにことダンブルドアが待っていた。
「すみません!」
スリザリン生からの冷たい視線を浴びながら…いや、上級生たちはいつものこと、と受け流してるんだけど…あたしたちは慌てて席に…ん?
「今日は人が少ないからのう、みんなで一つのテーブルで食べることにしたんじゃよ」
「そうなんですか」
スリザリンと同じテーブルなんて!とささやいて、顔だけはにこやかに7年生がテーブルについた。
…これが大人になるということなのね…。
「さて、みんな、今朝の光をみたかね?」
「光?」
「おお、もちろん朝日のことじゃ」
「スリザリンは見れません」
「そうじゃったのう」
ああ、地下だもんね…
「今朝はそれはそれは良い天気でのう、お日様の光がきらきらとして雪が一面輝いておった」
うん。とても、きれいだった。
「こんなにも心躍る美しい光景はそうは見られるものではない」
「まるで、天がくれたクリスマスプレゼントじゃな」
「天が…?」
「ばかばかしい。ただの自然現象でしょう」
「ふん、スリザリンの陰険野郎には感じられないだけじゃねえの?」
「なんだと?」
ぴりっとした空気が漂ったのを壊したのは…リーマスの穏やかな一言。
「でも…神様も僕たちと一緒にクリスマスを祝ってるのだと思ったら、なんだかうれしいですよね」
はた、と毒気を抜かれたようににらみ合うのをやめた二人が、どこか照れくさそうに視線をそらしあって。
「そうね。なんかうれしくなるわ」
そう。天の上で神様も。地上で、人も。
生きている皆で、クリスマスを祝うの。
そう考えるのは、素敵なことね
起きた瞬間の感想は、まぶしい、だった。
陽の光が、部屋いっぱいに差し込んでいて。
「・・・あ、そっか」
見慣れた部屋。
どうやら、ダンブルドアが運んでくれたらしい。
そして・・・このいつもよりずっとまぶしい光は。
「雪だー・・・」
外につもった雪に太陽の光が反射して、雪が真っ白に輝いていた。
その光と、太陽の光と。
いっぱいの光に照らされて、世界が白銀のまぶしい輝きに満たされてる。
キィ、と開けた窓から桟につもった雪を手に取る。
「つめたーい」
すっきりとした気分で目が覚めて。
昨日のことが頭をよぎらなかったわけじゃないけれど。
うん。ゆっくり考えようと決めたから。
よし。ご飯食べに行こう。
と、いそいそ着替えて顔洗って、談話室に下りていくと・・・そこに、誰かがいた。
「アレ・・・?」
「ただいま、サク。メリー・クリスマス」
「リーマス?」
談話室でにこにこしながら座っているのは、間違いなく、リーマスだった。
「お帰りなさい!」
「ただいま。・・・あれ?どうしたの?なんか目が赤いけど・・・」
「あ、うん。なんでもないの。それより、早かったのね」
もうちょっと家でゆっくりしてくるかと。
「うん・・・ちょっと、ね」
「リーマス、もうすぐ実家に帰るのよね?無理してホグワーツに帰らなくても良かったんじゃない?」
あと2日で満月だもの。
もう1日ぐらい家にいてそれからゆっくり叫びの屋敷にいれば・・・。
「いいんだ!」
うわ。
そんなに悪いこといったかしら・・・
自分の語調の強さにしまった、という顔をしたリーマスがごまかすみたいに笑って・・・つけたした。
「みんなに会いたかったし」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
ぎゅっと、その身体を抱きしめた。
何を言っても、足りない気がして。
――――下等な、魔法生物。
・・・・・・そんなこと、ない。
「サク?どうしたの・・・」
「・・・なんでもないの。・・・あ、リーマス、朝食食べた?」
「ええと、列車の中でチョコレートを・・・」
「チョコって・・・シリウスじゃないんだから!!」
暇さえあればチョコレート食べてるあの人みたいにならないでよね?
「うん・・・シリウスにあげてるチョコがポケットに入ってたから・・・」
「じゃあ、一緒に食べに行きましょ!」
「そうだね」
僕荷物を置いてくるよ、と男子寮に走っていったリーマスを見送って…その山に気がついた。
「あ。ひょっとして・・・」
ツリーの根元に、クリスマスプレゼントらしき山。
あら?でもグリフィンドールに残ってるのって、ほとんどいなかったわよね…?
「おはよう、キリュウ」
「早いな」
「おはようございます」
あ、きたきた。
リーマスと入れ替わるようにして実家に帰らなかった人たちが降りてきていた。
「おー。クリスマスプレゼントだ!」
「分別して開けようぜ!」
今回寮に残ってるのは、あたしと、5年生の男の子が一人、7年生が一人。
そして今日からリーマスが戻ってきて、これで4人だった。
「俺ー。兄キー、 キリュウー」
一つ一つ名前を確かめながら実に楽しそうにかつ大雑把に仕分けしてる。
仕分け、というか…これは、どちらかというと…物をあっちからこっちに移して散らばしてるだけ…。
「あ。リリーからだ」
メリー・クリスマス!と書かれた小さなカード付の赤い箱。
次々とアリス、マギー、ジェームズ、ピーター…同級生たちからのクリスマスプレゼントが広げられて。
「あ」
いらんっと投げそうになりました。
でかでかとルシウス・マルフォイと書かれた箱を胡散臭そうにあたしの方においやった上級生は興味津々と言う顔で見てるし。
捨てたい…捨てたいっっ!!!!
ダンブルドアからもあった。
かなり大きな包み。
なんだろ、これ…。
「これでさーいごっ」
その、真っ黒い箱に真っ黒いリボンという組み合わせに目を引かれて手に取ると…。
「シリウス・・・・・・」
…これ、絶対クリスマスプレゼントの色じゃない。
というか、この組み合わせ絶対間違ってる。
でも…うん。
つや消しの紙も、シルクサテンのリボンも、シリウスにはふさわしい気がした。
「あ、サク、これ僕から…」
「おー、ルーピン、帰ってたのか」
「お帰り」
降りてきたリーマスに差し出された細長い包み。
「たいしたものじゃないけどね」
「ううん。うれしいわ」
あ~どうしよう。リーマス帰ってこないと思って昨日の朝のうちにプレゼント送っちゃったわ…。
「いいよ。今夜には帰ってくるだろうし。楽しみに待ってるね」
よし。じゃあリーマスに届いてから一緒にあけようっと。
その方が楽しいもんね。
「…あっまずい!!ルーピン!キリュウ!」
「朝食の時間だ!くいっぱぐれるぞ!!」
なんですとー!!
プレゼントを放り出し、取るものもとりあえず駆けつけた食堂では、にこにことダンブルドアが待っていた。
「すみません!」
スリザリン生からの冷たい視線を浴びながら…いや、上級生たちはいつものこと、と受け流してるんだけど…あたしたちは慌てて席に…ん?
「今日は人が少ないからのう、みんなで一つのテーブルで食べることにしたんじゃよ」
「そうなんですか」
スリザリンと同じテーブルなんて!とささやいて、顔だけはにこやかに7年生がテーブルについた。
…これが大人になるということなのね…。
「さて、みんな、今朝の光をみたかね?」
「光?」
「おお、もちろん朝日のことじゃ」
「スリザリンは見れません」
「そうじゃったのう」
ああ、地下だもんね…
「今朝はそれはそれは良い天気でのう、お日様の光がきらきらとして雪が一面輝いておった」
うん。とても、きれいだった。
「こんなにも心躍る美しい光景はそうは見られるものではない」
「まるで、天がくれたクリスマスプレゼントじゃな」
「天が…?」
「ばかばかしい。ただの自然現象でしょう」
「ふん、スリザリンの陰険野郎には感じられないだけじゃねえの?」
「なんだと?」
ぴりっとした空気が漂ったのを壊したのは…リーマスの穏やかな一言。
「でも…神様も僕たちと一緒にクリスマスを祝ってるのだと思ったら、なんだかうれしいですよね」
はた、と毒気を抜かれたようににらみ合うのをやめた二人が、どこか照れくさそうに視線をそらしあって。
「そうね。なんかうれしくなるわ」
そう。天の上で神様も。地上で、人も。
生きている皆で、クリスマスを祝うの。
そう考えるのは、素敵なことね