1年生(親世代) 完結 (99話)
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59
クリスマスイブ。夕方に、あたしはロンドンにいた。
もれ鍋まで送ってもらって、ロンドンで着付けをしてもらったのだ。
さすがに一人じゃ着るのは大変なのよ…特に複雑な帯は結べない。文庫ぐらいなら何とかなるけど。
着物の上には着物専用の深い緑のコート。
毛皮はうっとうしい!
足元は雪が少ないから普通の草履。ただし、漆黒の塗りに鼻緒と横面に梅の描かれたちりめんを使っているかわいいやつ。カバンもそれとおそろいで、ちょっと派手だけどかわいい梅模様の錦が張ってある。
で、肝心の振袖は!
淡い光沢のあるクリーム色の地に、大きなデフォルメした桜模様を描いてある振袖。裾や袖は淡い色ぼかしからだんだん濃い桃色に染まっていって、地模様みたいに小さな梅の花が描かれているやつ。かわいいだろー。
これなら緑に会うと思ったのよ~。
帯は黒の地に、金糸やピンク、緑の色糸で変り七宝に華紋の袋帯!あちこちに散ってる白と金の小花が、かわいい。それをふくら雀に結んでる。
・・・ま、あたしは本来モダンがすきなんだけど、この年齢ならかわいい方がよさそうだし。
も~着物って選ぶの楽しいったら。
もう少し年齢上がったらモダンっぽいの着たいなぁ。
古典柄もいいんだけど・・・まだ似合わないし・・・ふっ。
待ち合わせ場所は…なんと。
もれ鍋・・・
もう少し考えようよ、セブちゃん・・・。
仮にも正装してる子どもがクリスマスイブに来る場所じゃないよここ・・・。
手紙に『待ち合わせはもれ鍋』って書かれてるの見たとき、目を疑いましたよ。ええ。
「だいじょうぶかい!?押しつぶされてない!?」
「ええ!!ありがとう、トム!」
大声で叫ばないととても声が通らない状態で、さっきから怒鳴りっぱなし。
あ~喉痛い・・・
外で待ってた方がいいかしら。
でも、寒いし、パブの前で11歳の女の子が一人っていうのも変だし…。
と、なんか肩叩かれた?
「セブちゃん」
「・・・・・・・・な・ぃ・・・!」
「なぁに!?」
聞こえないってば!
「・・・・・・・・・・・・・!」
「聞こえないー!!」
そう叫び返したとき、ぐっと眉間にしわがよって、腕をつかまれた。
「ちょ、いた・・・っ痛いよ!」
ずーるずーると外に引きずられて・・・ようやく店の外に出たときには、息が切れていた。
帯崩れてないといいんだけど・・・
「遅くなってすまなかった」
「それはいいんだけど」
遅れたわけじゃなくてあたしが早かったんだし。
「・・・・・・・なに?」
あたしを上から下までまじまじと見ていたセブルスが首をかしげていた。
「・・・それが、お前の国の民族衣装か?」
あ、そっか。着物みるのが初めてなのね。
「そうよ。これならいいかと思ったんだけど・・・ダメかな?」
「とてもよく似合ってるな」
ひいっこの声は!
「サー・マルフォイ」
「セブルス。ずいぶんかわいらしいお嬢さんを捕まえてきたじゃないか。それに、この風変わりな衣装がかわいらしい」
って!すすすっとか首触んないで!!
どうしてあんたはそうなのよっっ
「この首筋がなんとも美しい。髪を上げると女性は綺麗に見えるな」
そりゃどーも。でも11歳に言う言葉じゃありません。
「・・・おろそうかしら」
「それはやめておけ。これから行く先で失礼になる」
・・・・・・・まさか。
「あんたも一緒に行くの?」
「キリュウ。サー・マルフォイに失礼だ」
あ、そ。
「で、どこに行くのよ」
「ああ、もれ鍋の暖炉を使わせてもらって少し遠くまで」
「遠く?」
うなずいたルシウスがにっこりとわらってみせた。
・・・・・・・・・・ふ、ふきつな・・・
「ブラック家本邸だ」
・・・・・・・・・・・・なんですとおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!
クリスマスイブ。夕方に、あたしはロンドンにいた。
もれ鍋まで送ってもらって、ロンドンで着付けをしてもらったのだ。
さすがに一人じゃ着るのは大変なのよ…特に複雑な帯は結べない。文庫ぐらいなら何とかなるけど。
着物の上には着物専用の深い緑のコート。
毛皮はうっとうしい!
足元は雪が少ないから普通の草履。ただし、漆黒の塗りに鼻緒と横面に梅の描かれたちりめんを使っているかわいいやつ。カバンもそれとおそろいで、ちょっと派手だけどかわいい梅模様の錦が張ってある。
で、肝心の振袖は!
淡い光沢のあるクリーム色の地に、大きなデフォルメした桜模様を描いてある振袖。裾や袖は淡い色ぼかしからだんだん濃い桃色に染まっていって、地模様みたいに小さな梅の花が描かれているやつ。かわいいだろー。
これなら緑に会うと思ったのよ~。
帯は黒の地に、金糸やピンク、緑の色糸で変り七宝に華紋の袋帯!あちこちに散ってる白と金の小花が、かわいい。それをふくら雀に結んでる。
・・・ま、あたしは本来モダンがすきなんだけど、この年齢ならかわいい方がよさそうだし。
も~着物って選ぶの楽しいったら。
もう少し年齢上がったらモダンっぽいの着たいなぁ。
古典柄もいいんだけど・・・まだ似合わないし・・・ふっ。
待ち合わせ場所は…なんと。
もれ鍋・・・
もう少し考えようよ、セブちゃん・・・。
仮にも正装してる子どもがクリスマスイブに来る場所じゃないよここ・・・。
手紙に『待ち合わせはもれ鍋』って書かれてるの見たとき、目を疑いましたよ。ええ。
「だいじょうぶかい!?押しつぶされてない!?」
「ええ!!ありがとう、トム!」
大声で叫ばないととても声が通らない状態で、さっきから怒鳴りっぱなし。
あ~喉痛い・・・
外で待ってた方がいいかしら。
でも、寒いし、パブの前で11歳の女の子が一人っていうのも変だし…。
と、なんか肩叩かれた?
「セブちゃん」
「・・・・・・・・な・ぃ・・・!」
「なぁに!?」
聞こえないってば!
「・・・・・・・・・・・・・!」
「聞こえないー!!」
そう叫び返したとき、ぐっと眉間にしわがよって、腕をつかまれた。
「ちょ、いた・・・っ痛いよ!」
ずーるずーると外に引きずられて・・・ようやく店の外に出たときには、息が切れていた。
帯崩れてないといいんだけど・・・
「遅くなってすまなかった」
「それはいいんだけど」
遅れたわけじゃなくてあたしが早かったんだし。
「・・・・・・・なに?」
あたしを上から下までまじまじと見ていたセブルスが首をかしげていた。
「・・・それが、お前の国の民族衣装か?」
あ、そっか。着物みるのが初めてなのね。
「そうよ。これならいいかと思ったんだけど・・・ダメかな?」
「とてもよく似合ってるな」
ひいっこの声は!
「サー・マルフォイ」
「セブルス。ずいぶんかわいらしいお嬢さんを捕まえてきたじゃないか。それに、この風変わりな衣装がかわいらしい」
って!すすすっとか首触んないで!!
どうしてあんたはそうなのよっっ
「この首筋がなんとも美しい。髪を上げると女性は綺麗に見えるな」
そりゃどーも。でも11歳に言う言葉じゃありません。
「・・・おろそうかしら」
「それはやめておけ。これから行く先で失礼になる」
・・・・・・・まさか。
「あんたも一緒に行くの?」
「キリュウ。サー・マルフォイに失礼だ」
あ、そ。
「で、どこに行くのよ」
「ああ、もれ鍋の暖炉を使わせてもらって少し遠くまで」
「遠く?」
うなずいたルシウスがにっこりとわらってみせた。
・・・・・・・・・・ふ、ふきつな・・・
「ブラック家本邸だ」
・・・・・・・・・・・・なんですとおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!