1年生(親世代) 完結 (99話)
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46
ふと、眼が覚めた。
ひどく疲れていて眠いのに。
ぽっかりと目が覚めてしまった。
「・・・・・・・・・・・・・・んー・・・」
目をこすりながら身体を起こすと、ベッドに垂れる天蓋のカーテンがゆれる。
今にもかくっと行きそうなのに行けない。
そんなけだるい眠気の心地よさの中でぼーっとしていたあたしは、ふと、揺れたカーテンの隙間に、見つけてしまった。
その、影を。
「・・・またここにいた」
うーさむさむ。
すっかり冬ねぇ。
「・・・寝てなくていいのか?」
「窓からシリウスが見えたから」
すっごく眠いけど、こなければならないような気がした。
「ねえ、どうしてここによくいるの?」
「よくって・・・2回目だぞ?」
「へ?」
なんだ。しょっちゅういるのかと思ったわよ、
「そのたびにお前がくるんだよな」
なんか変な呪いでもかけてんのか、なんて失礼なことを言い出すし・・・
「してるかもね」
「は?」
ふん。せいぜいうろたえなさいよ。
あたしをからかおうなんて10年早い。
「まったく・・・お前なんて」
その先は飲み込んでしまうのが、シリウスのやさしさだろう。
きっと、慰めてやるんじゃなかったとか思ってるんだろうに。
隣に座って、ことん、と頭を預ける。
あー。高さがちょうどいい。
「・・・ありがと」
「ん?」
「今日」
ずっと、抱きしめていてくれた。
「やけに手馴れてたけど」
お子様をあやすのに。
「・・・弟がな・・・・・・ひとりで泣くやつだったから・・・」
「弟?レギュラス?」
うなずいたシリウスが切なそうな目で、夜空を見上げる。
「あれだよ。レギュラス。しし座の星」
ん・・・と・・・あれかなぁ・・・
一等星の中で最も光度の低い星。
しし座の一等星。
「今は、父上も母上もレギュラスを気に入ってるからな」
「・・・え?」
今は?
「あの家は、泣くことを許されない家だ。弱さを惰弱と決め付けて、すべてを否定する」
「・・・シリウスは?」
「・・・俺は、一人でも大丈夫だから」
そんなわけ、ないじゃないの。
ひとりで平気な人なんて、いないんだから。
「ブラック家への風評は承知してる。けど…言われるのは、つらいな」
それだけのことをやっているのだけれど。
やっているのは、シリウスではない。
「あいつらなら、こんな思いも・・・妬みでしかないと笑い飛ばすのかもしれないが」
「できないから、シリウスなんだよ」
そんなことが出来ないから、あなたはシリウス・ブラックなんだ。
「悪いけど、シリウスがほんとに他のブラック家の人たちとかマルフォイみたいな性格だったらあたし近づかないわよ
?」
シリウスはきょとん、としているようだった。
「あたしは、シリウスが好きよ?好きだから一緒にいるんだもの」
「・・・・・・・え」
「シリウスのね、笑った顔が好き。本当に楽しそうにほころぶ顔。それから、シリウスの手がすき。指が長くて綺麗なんだよね。顔も好きだよ。綺麗でかっこよくて。きりっとしてるし」
「ちょ、ちょ、ちょっと待て・・・」
「背中がすっと伸びててかっこいいよね。姿勢が綺麗。あとはね~…そうそう。声が綺麗なんだよね。変に高すぎないの。きっと声変わりしたらいい声になるんだろうなぁ。それからぁ…名前までかっこいいなんて出来すぎだよ」
「お前!絶対寝てるだろ!今!」
なに半泣きになってるの??
「そういう時は酔ってるだろっていうんだよー」
「酒のんでんのか!?」
「飲んでるわけないじゃない」
「絶対お前変だって!」
「大丈夫だよ」
「・・・・・・勘弁してくれよ・・・・・・」
なによ。失礼ね。
人がせっかくほめてるのに・・・・・・
ふと、眼が覚めた。
ひどく疲れていて眠いのに。
ぽっかりと目が覚めてしまった。
「・・・・・・・・・・・・・・んー・・・」
目をこすりながら身体を起こすと、ベッドに垂れる天蓋のカーテンがゆれる。
今にもかくっと行きそうなのに行けない。
そんなけだるい眠気の心地よさの中でぼーっとしていたあたしは、ふと、揺れたカーテンの隙間に、見つけてしまった。
その、影を。
「・・・またここにいた」
うーさむさむ。
すっかり冬ねぇ。
「・・・寝てなくていいのか?」
「窓からシリウスが見えたから」
すっごく眠いけど、こなければならないような気がした。
「ねえ、どうしてここによくいるの?」
「よくって・・・2回目だぞ?」
「へ?」
なんだ。しょっちゅういるのかと思ったわよ、
「そのたびにお前がくるんだよな」
なんか変な呪いでもかけてんのか、なんて失礼なことを言い出すし・・・
「してるかもね」
「は?」
ふん。せいぜいうろたえなさいよ。
あたしをからかおうなんて10年早い。
「まったく・・・お前なんて」
その先は飲み込んでしまうのが、シリウスのやさしさだろう。
きっと、慰めてやるんじゃなかったとか思ってるんだろうに。
隣に座って、ことん、と頭を預ける。
あー。高さがちょうどいい。
「・・・ありがと」
「ん?」
「今日」
ずっと、抱きしめていてくれた。
「やけに手馴れてたけど」
お子様をあやすのに。
「・・・弟がな・・・・・・ひとりで泣くやつだったから・・・」
「弟?レギュラス?」
うなずいたシリウスが切なそうな目で、夜空を見上げる。
「あれだよ。レギュラス。しし座の星」
ん・・・と・・・あれかなぁ・・・
一等星の中で最も光度の低い星。
しし座の一等星。
「今は、父上も母上もレギュラスを気に入ってるからな」
「・・・え?」
今は?
「あの家は、泣くことを許されない家だ。弱さを惰弱と決め付けて、すべてを否定する」
「・・・シリウスは?」
「・・・俺は、一人でも大丈夫だから」
そんなわけ、ないじゃないの。
ひとりで平気な人なんて、いないんだから。
「ブラック家への風評は承知してる。けど…言われるのは、つらいな」
それだけのことをやっているのだけれど。
やっているのは、シリウスではない。
「あいつらなら、こんな思いも・・・妬みでしかないと笑い飛ばすのかもしれないが」
「できないから、シリウスなんだよ」
そんなことが出来ないから、あなたはシリウス・ブラックなんだ。
「悪いけど、シリウスがほんとに他のブラック家の人たちとかマルフォイみたいな性格だったらあたし近づかないわよ
?」
シリウスはきょとん、としているようだった。
「あたしは、シリウスが好きよ?好きだから一緒にいるんだもの」
「・・・・・・・え」
「シリウスのね、笑った顔が好き。本当に楽しそうにほころぶ顔。それから、シリウスの手がすき。指が長くて綺麗なんだよね。顔も好きだよ。綺麗でかっこよくて。きりっとしてるし」
「ちょ、ちょ、ちょっと待て・・・」
「背中がすっと伸びててかっこいいよね。姿勢が綺麗。あとはね~…そうそう。声が綺麗なんだよね。変に高すぎないの。きっと声変わりしたらいい声になるんだろうなぁ。それからぁ…名前までかっこいいなんて出来すぎだよ」
「お前!絶対寝てるだろ!今!」
なに半泣きになってるの??
「そういう時は酔ってるだろっていうんだよー」
「酒のんでんのか!?」
「飲んでるわけないじゃない」
「絶対お前変だって!」
「大丈夫だよ」
「・・・・・・勘弁してくれよ・・・・・・」
なによ。失礼ね。
人がせっかくほめてるのに・・・・・・