1年生(親世代) 完結 (99話)
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4
「ぎゃあああああああああああああ!!!!!!!」
あたしは絶叫していた。
その横でくそじじいがほっほっほ、とか笑ってやがる。
くっそぉ~~!!!!
こんなに怖いなんて知ってたら…知ってたら…乗らなかったわよおおおおおお!!
「158番倉庫でございます」
ぜえぜえとなみだ目になりながらトロッコから逃げ出すあたしの横でのほほんとダンブルドアとゴブリンが扉を開けていた…。
ほんっとにグリンゴッツのトロッコこわい!
乗らないほうがいいわよ!!絶叫マシン大好き人間以外!
「ほれ、こっちにおいで」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
今しゃべったら吐く・・・・・・
のろのろと向かったあたしの目に飛び込んできたのは…金銀の山だった。
「ここはお前さんも自由に使うといい。鍵はこれじゃ」
ひょい、と手渡された銀色の鍵はあたしたちが普段使っている家の鍵と違って、絵本や童話にでも出てきそうな凝った作りの鍵だった。
銀の細い棒がクローバーの葉っぱの部分をかたどっていて、茎のように鍵の棒が着いている。チェーンに通して首にかけておけそう。それに、細かく掘り込まれた銀色の蔦が絡みついているような意匠だった。それも、鍵本体がアンティークシルバーで蔦の部分がスターリングシルバー…ちょっと白っぽい輝きを持っているデザインだ。
「なくさないようにな?」
「はい。おじさま。どうもありがとう」
いつの間にか吐き気はどっかに飛んでた…現金とかいわないでよ。
金銀の山よりこういう凝った細工物の方がスキです…。
「それでは…このぐらいで足りるかな?」
金貨と銀貨と銅貨をそれぞれつかみ取りしてみせて、ダンブルドアは結構大きな袋をあたしに渡した。
「重っ!」
何故に魔法界の通貨は紙幣じゃないのか!!
「好きなものを好きなだけ買うといい」
「ほんと!?」
ラッキー!!
「だから我慢してトロッコに乗って帰ること」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ごめん。いらない」
もっかいのるぐらいなら!
「そういわれてもここに残していくわけにもいかないからな。さ。帰るぞ」
「ひいいいいいいいいい!!!!!!」
なんとか生還できました……お母さん。あたしはあの世をみたよ…。
「さて……買い物じゃが…」
「ん?ねえ、おじさま。あの鳥……」
ダンブルドアを見上げるためにあげた視線に、不自然に飛ぶふくろうが入った。
ここ数日、ダンブルドアが出かける前にやってきていたふくろう・・・。
て、ことはぁ。
お・よ・び・だ・し。
いやあな顔をするダンブルドアが杖を取り出そうとしてる…
「そこ。攻撃しない!」
「………だがのぅ…かわいいかわいい姪っ子と買い物に行くのに…」
単に仕事に行きたくないだけでしょうが。
「いいじゃない。またの機会でも。さ。いってらっしゃい」
「仕方ないのう…ほれ、杖だけはそこで買いなさい」
指差された先にあったのは古ぼけた店。
「そこが一番信用できる。オリバンダーの店じゃ」
「了解ッス!」
ぴっと敬礼してみせてあたしはその店のドアに手をかける。
と、大事なこと聞くの忘れてた。
「帰りはどうすればいいの?」
「迎えに来るから漏れ鍋に。買い忘れのないように」
「はぁい」
ドアをひっぱるとちりん、と涼やかな鈴の音が。
「いらっしゃいませ」
おお!白髪に黄色い目!
ちょっと不気味な感じのおじいさん。
「オリバンダーさん?」
「そうじゃ。ちょっと待っていなされ。今このお嬢さんの杖を選んでいるから」
「わかりました」
ちょっと緊張した顔で杖をにらむように見つめているのは赤い髪の女の子だった。
側に心配そうな顔の…きっとお父さんだろう。紳士が居心地悪そうにうろうろしてる。
「こんにちは」
声をかけたら、きれいな緑の目があたしを見つめた。
おどろいた顔がほころぶ。
うっわー美人さん。それに、緑の目も朱金の髪もとても綺麗…。
「はじめまして。あなたも新入生?」
「ええ。そうよ。あなたも?」
「そうなの。これからよろしくね!」
おおっ新入生に出会えたぞ~…たぶん7年間一緒よね。仲良くできればいいなあ。
「お嬢さん、これを試してみてください。柳の木、26センチ。妖精の呪文にぴったりじゃ」
ん?どっかで聞いたような……。
「あっ」
きらきらっと輝いた。
「さあ、お前さんだけの杖が見つかりましたな。次はそちらのお嬢さんじゃ」
杖の輝きに負けないぐらいきらきらっとした女の子の顔を見ていたら…ちょっとうらやましくなった。
純粋に、ただ喜びだけで学校に入学できたらな…きっと、もっと楽しめたんだろうに…。
考えてみたら…暇つぶしにとりあえず入るところではない気がするのよね……。
どちらにしろ、のんびりと学生生活を楽しむってわけには行かなさそう……。
悔しいなぁ。ホグワーツって本当に楽しそうなところなのに。
「ありがとうございました」
頭を下げて出て行く女の子を見送ってから…あたしははた、と気がついた。
「名前…聞くのわすれた……」
「さあさ、杖腕をだしてください」
「あ、はい!」
測り終わったあたしの前にオリバンダーさんが出してきたのは、古ぼけた箱…。
「これでどうでしょうな?」
取り出された杖に…あたしの視線は吸い寄せられた。
よくわからない。だけど、本当に吸い寄せられるように手を伸ばしていた。
「めったに使わない木じゃが…榊の木、一角獣のたてがみ、27センチ。細いがよくしなる」
持った瞬間に、なにかがわかった。
これが、あたしの杖だ。
根拠なんてないけれど、そう感じた。
ひゅっと振った瞬間、店内がきらめいた。
「おお!最初の杖でみつかるとは!よほどその杖に気に入られたようですな」
もっと長くかかると思ってたのに。
拍子抜け・・・・・・
だけど、自分の杖が・・・なんだか誇らしく思えて。
これが、あたしの杖だよ、と・・・振り回したくなる。
・・・・・・しませんてば。
代わりに、というか。色々ひっくりかえしたりまわしたりしながら観察ぐらいは・・・してもいいよね。
その杖の持ち手には、葉っぱの形の彫りこみがあった。
「それは榊の葉の模様です。きれいだったのでね」
「…榊」
日本の国の木の名前だった。
「何年か前に凝っていた木じゃったが…扱いに難しくてな。なかなか良い杖ができなかった。それは良く出来た一本です」
よく手になじむ杖だった。
「いただきます。おいくらですか?」
「7ガリオンです」
支払いをしようと袋をあけたとき、後ろでドアが開いた。
「杖がほしい」
その子をみて、あたしは呆然とした。
ほんとに、かっこいい。
整った顔ってこういうことを言うんだろう。
真っ黒な髪、真っ黒な目。白い肌。
男の子、と主張するひきしまった顔は、見とれるぐらい整っていた。
「・・・・・・なんだよ」
「あ。ごめんなさい。じろじろみて」
考えれば失礼だった……。
でも、こんな美形の子ってほんとにいるんだあ…
「…いや。お前も新入生?」
「うん…あなたも!?」
年上かと思った。
「そうだ。俺はシリウス・ブラック。あんたは?」
「あたしはサクラ・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?
「シ、リウス・・・?」
「ああ。シリウス・ブラックだ」
「ぎゃあああああああああああああ!!!!!!!」
あたしは絶叫していた。
その横でくそじじいがほっほっほ、とか笑ってやがる。
くっそぉ~~!!!!
こんなに怖いなんて知ってたら…知ってたら…乗らなかったわよおおおおおお!!
「158番倉庫でございます」
ぜえぜえとなみだ目になりながらトロッコから逃げ出すあたしの横でのほほんとダンブルドアとゴブリンが扉を開けていた…。
ほんっとにグリンゴッツのトロッコこわい!
乗らないほうがいいわよ!!絶叫マシン大好き人間以外!
「ほれ、こっちにおいで」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
今しゃべったら吐く・・・・・・
のろのろと向かったあたしの目に飛び込んできたのは…金銀の山だった。
「ここはお前さんも自由に使うといい。鍵はこれじゃ」
ひょい、と手渡された銀色の鍵はあたしたちが普段使っている家の鍵と違って、絵本や童話にでも出てきそうな凝った作りの鍵だった。
銀の細い棒がクローバーの葉っぱの部分をかたどっていて、茎のように鍵の棒が着いている。チェーンに通して首にかけておけそう。それに、細かく掘り込まれた銀色の蔦が絡みついているような意匠だった。それも、鍵本体がアンティークシルバーで蔦の部分がスターリングシルバー…ちょっと白っぽい輝きを持っているデザインだ。
「なくさないようにな?」
「はい。おじさま。どうもありがとう」
いつの間にか吐き気はどっかに飛んでた…現金とかいわないでよ。
金銀の山よりこういう凝った細工物の方がスキです…。
「それでは…このぐらいで足りるかな?」
金貨と銀貨と銅貨をそれぞれつかみ取りしてみせて、ダンブルドアは結構大きな袋をあたしに渡した。
「重っ!」
何故に魔法界の通貨は紙幣じゃないのか!!
「好きなものを好きなだけ買うといい」
「ほんと!?」
ラッキー!!
「だから我慢してトロッコに乗って帰ること」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ごめん。いらない」
もっかいのるぐらいなら!
「そういわれてもここに残していくわけにもいかないからな。さ。帰るぞ」
「ひいいいいいいいいい!!!!!!」
なんとか生還できました……お母さん。あたしはあの世をみたよ…。
「さて……買い物じゃが…」
「ん?ねえ、おじさま。あの鳥……」
ダンブルドアを見上げるためにあげた視線に、不自然に飛ぶふくろうが入った。
ここ数日、ダンブルドアが出かける前にやってきていたふくろう・・・。
て、ことはぁ。
お・よ・び・だ・し。
いやあな顔をするダンブルドアが杖を取り出そうとしてる…
「そこ。攻撃しない!」
「………だがのぅ…かわいいかわいい姪っ子と買い物に行くのに…」
単に仕事に行きたくないだけでしょうが。
「いいじゃない。またの機会でも。さ。いってらっしゃい」
「仕方ないのう…ほれ、杖だけはそこで買いなさい」
指差された先にあったのは古ぼけた店。
「そこが一番信用できる。オリバンダーの店じゃ」
「了解ッス!」
ぴっと敬礼してみせてあたしはその店のドアに手をかける。
と、大事なこと聞くの忘れてた。
「帰りはどうすればいいの?」
「迎えに来るから漏れ鍋に。買い忘れのないように」
「はぁい」
ドアをひっぱるとちりん、と涼やかな鈴の音が。
「いらっしゃいませ」
おお!白髪に黄色い目!
ちょっと不気味な感じのおじいさん。
「オリバンダーさん?」
「そうじゃ。ちょっと待っていなされ。今このお嬢さんの杖を選んでいるから」
「わかりました」
ちょっと緊張した顔で杖をにらむように見つめているのは赤い髪の女の子だった。
側に心配そうな顔の…きっとお父さんだろう。紳士が居心地悪そうにうろうろしてる。
「こんにちは」
声をかけたら、きれいな緑の目があたしを見つめた。
おどろいた顔がほころぶ。
うっわー美人さん。それに、緑の目も朱金の髪もとても綺麗…。
「はじめまして。あなたも新入生?」
「ええ。そうよ。あなたも?」
「そうなの。これからよろしくね!」
おおっ新入生に出会えたぞ~…たぶん7年間一緒よね。仲良くできればいいなあ。
「お嬢さん、これを試してみてください。柳の木、26センチ。妖精の呪文にぴったりじゃ」
ん?どっかで聞いたような……。
「あっ」
きらきらっと輝いた。
「さあ、お前さんだけの杖が見つかりましたな。次はそちらのお嬢さんじゃ」
杖の輝きに負けないぐらいきらきらっとした女の子の顔を見ていたら…ちょっとうらやましくなった。
純粋に、ただ喜びだけで学校に入学できたらな…きっと、もっと楽しめたんだろうに…。
考えてみたら…暇つぶしにとりあえず入るところではない気がするのよね……。
どちらにしろ、のんびりと学生生活を楽しむってわけには行かなさそう……。
悔しいなぁ。ホグワーツって本当に楽しそうなところなのに。
「ありがとうございました」
頭を下げて出て行く女の子を見送ってから…あたしははた、と気がついた。
「名前…聞くのわすれた……」
「さあさ、杖腕をだしてください」
「あ、はい!」
測り終わったあたしの前にオリバンダーさんが出してきたのは、古ぼけた箱…。
「これでどうでしょうな?」
取り出された杖に…あたしの視線は吸い寄せられた。
よくわからない。だけど、本当に吸い寄せられるように手を伸ばしていた。
「めったに使わない木じゃが…榊の木、一角獣のたてがみ、27センチ。細いがよくしなる」
持った瞬間に、なにかがわかった。
これが、あたしの杖だ。
根拠なんてないけれど、そう感じた。
ひゅっと振った瞬間、店内がきらめいた。
「おお!最初の杖でみつかるとは!よほどその杖に気に入られたようですな」
もっと長くかかると思ってたのに。
拍子抜け・・・・・・
だけど、自分の杖が・・・なんだか誇らしく思えて。
これが、あたしの杖だよ、と・・・振り回したくなる。
・・・・・・しませんてば。
代わりに、というか。色々ひっくりかえしたりまわしたりしながら観察ぐらいは・・・してもいいよね。
その杖の持ち手には、葉っぱの形の彫りこみがあった。
「それは榊の葉の模様です。きれいだったのでね」
「…榊」
日本の国の木の名前だった。
「何年か前に凝っていた木じゃったが…扱いに難しくてな。なかなか良い杖ができなかった。それは良く出来た一本です」
よく手になじむ杖だった。
「いただきます。おいくらですか?」
「7ガリオンです」
支払いをしようと袋をあけたとき、後ろでドアが開いた。
「杖がほしい」
その子をみて、あたしは呆然とした。
ほんとに、かっこいい。
整った顔ってこういうことを言うんだろう。
真っ黒な髪、真っ黒な目。白い肌。
男の子、と主張するひきしまった顔は、見とれるぐらい整っていた。
「・・・・・・なんだよ」
「あ。ごめんなさい。じろじろみて」
考えれば失礼だった……。
でも、こんな美形の子ってほんとにいるんだあ…
「…いや。お前も新入生?」
「うん…あなたも!?」
年上かと思った。
「そうだ。俺はシリウス・ブラック。あんたは?」
「あたしはサクラ・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?
「シ、リウス・・・?」
「ああ。シリウス・ブラックだ」