1年生(親世代) 完結 (99話)
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37
昼食にしよう、と広間に入ったら。
ジェームズが暗雲を背負っていた。
「・・・なによ。どうしたの?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
むすっとして目を据わらせるジェームズ。
「・・・・・・リリー、ごめん。みんなとご飯食べてて?」
「オッケー」
ああそうだ、と手に持っていた箱のうちひとつを渡して、あたしはジェームズの正面に腰を下ろした。
「なにかあったの?」
「・・・・・・セブルス・スネイプ」
・・・・・・・・・はぁ。
「が、気に食わない」
「・・・なによ、それ・・・」
「信じられるか!?昨日の今日だぞ!?」
「だからなにが」
今日は合同授業はなかった。
それに、さっきの授業がおわるまでは機嫌よくシリウスたちとおしゃべりしていたはずで。
さっきの授業が終わってからここに来たあたりにナニゴトかおこったのかもしれない。
「昨日、殴っただろ?」
「うん」
「それが痛いんだそうで、そりゃあもう痛々しげにでっかいガーゼをはってこれみよがしにしてくるし!その上・・ ・」
「いいって。ジェームズ。仕方ないからほっとけよ」
「ほっとけないよ!!」
「あら。シリウスは冷静なのね」
「昨日のあれのせいで骨が・・・とか言ってたしな。ほっとけよ。どうでもいいし」
・・・・・・冷静なのか。それとも本気で嫌いでどうでもいいのか。
「セブルスが嫌いなの?」
「・・・スネイプのことか?」
うん。
「嫌いというより、興味がない」
うわ。
ひどいよ、それは。
「スネイプ家だろ?さらに興味がない」
「・・・シリウスって、結構容赦ないわね・・・」
「そうか?それより、それなんだ?」
「あ、これシリウスにと思って」
昨日の夜にあれから作ったチョコレートプディング。
「いいのか!?」
「はい、どうぞ」
ぷるん、とふるえるプディングをシリウスの前に置いてあったお皿にのせて、ジェームズと自分にも一個ずつ。
嬉々としてスプーンをもつシリウスがかわいい!!
チョコレートタルトごときにそんなに目をきらきらさせなくたって。
「まぁ!セブルス。足も引きずってるのね」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
スリザリンテーブルから聞こえてきた声にシリウスに和んでいたジェームズの眉間のしわがくっきりとよった。
あたしもついでにしかめっつら。
確か、こないだお菓子を大量投与されたひとじゃなかったかしら・・・
懲りないというか。なんというか。
それだけのみならず、わざとこっちに聞かせるように声をはりあげるスリザリン生たち。
「ねえ、ジェームズ」
「なんだい?サク」
「あれ、どう思っていらっしゃる?」
「実にうっとうしいねえ」
「なんとかしたいわよねえ」
「まったくだね」
不穏な笑いは二人一緒に。
でも。
「シリウスは気にしてないのか?」
「ん?何を気にするんだ?」
きょとんとしているシリウスがなんとも幸せそうにスプーンを加えている。
・・・きっと犬だったら尻尾振ってるんでしょうねえ・・・
ああ・・・なんか・・・尻尾が見えるような気が・・・・・・
「あいつら。うっとうしくないか?」
直接言ってくる勇気も嫌がらせをする勇気もないくせに、ちょろちょろと視線とひそひそ話。
ああ!うっとうしい!!
「あんなの気にしてたってしょうがないじゃないか」
「・・・シリウス?」
あら。こいつって意外と大物ね・・・あたしだったらうっとうしくて仕方ないけど・・・
「あんなの気にしてたらブラック家に生きていけないもんな」
「シリウス・・・」
・・・哀れといっていいのか・・・たくましいと言っていいのか・・・
周囲に幸せオーラを撒き散らすように満面の笑みでチョコレートをほおばっているシリウスに、あたしは複雑な気分だった。
「・・・おいしい?」
「おいしい!!」
・・・・・・くっかわいいっっ
「・・・あたしの分食べる?」
「いいのかっ!?」
ぱあああっっと顔が輝いた。
ごめん・・ぴんっとたった耳が見えるのは・・・あたしの幻よね・・・そうよね・・・・・・
「僕のも食べるかい?シリウス」
「お前らいいやつだなぁ!」
・・・・・・単純だ。
思わず机に突っ伏しながらちろっと前をみれば・・・ジェームズも突っ伏していた。
悩んでたあたしたちってなんだろーね・・・・・・
「・・・・・・かわいいからいっか」
「・・・・・・そーだな」
昼食にしよう、と広間に入ったら。
ジェームズが暗雲を背負っていた。
「・・・なによ。どうしたの?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
むすっとして目を据わらせるジェームズ。
「・・・・・・リリー、ごめん。みんなとご飯食べてて?」
「オッケー」
ああそうだ、と手に持っていた箱のうちひとつを渡して、あたしはジェームズの正面に腰を下ろした。
「なにかあったの?」
「・・・・・・セブルス・スネイプ」
・・・・・・・・・はぁ。
「が、気に食わない」
「・・・なによ、それ・・・」
「信じられるか!?昨日の今日だぞ!?」
「だからなにが」
今日は合同授業はなかった。
それに、さっきの授業がおわるまでは機嫌よくシリウスたちとおしゃべりしていたはずで。
さっきの授業が終わってからここに来たあたりにナニゴトかおこったのかもしれない。
「昨日、殴っただろ?」
「うん」
「それが痛いんだそうで、そりゃあもう痛々しげにでっかいガーゼをはってこれみよがしにしてくるし!その上・・ ・」
「いいって。ジェームズ。仕方ないからほっとけよ」
「ほっとけないよ!!」
「あら。シリウスは冷静なのね」
「昨日のあれのせいで骨が・・・とか言ってたしな。ほっとけよ。どうでもいいし」
・・・・・・冷静なのか。それとも本気で嫌いでどうでもいいのか。
「セブルスが嫌いなの?」
「・・・スネイプのことか?」
うん。
「嫌いというより、興味がない」
うわ。
ひどいよ、それは。
「スネイプ家だろ?さらに興味がない」
「・・・シリウスって、結構容赦ないわね・・・」
「そうか?それより、それなんだ?」
「あ、これシリウスにと思って」
昨日の夜にあれから作ったチョコレートプディング。
「いいのか!?」
「はい、どうぞ」
ぷるん、とふるえるプディングをシリウスの前に置いてあったお皿にのせて、ジェームズと自分にも一個ずつ。
嬉々としてスプーンをもつシリウスがかわいい!!
チョコレートタルトごときにそんなに目をきらきらさせなくたって。
「まぁ!セブルス。足も引きずってるのね」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
スリザリンテーブルから聞こえてきた声にシリウスに和んでいたジェームズの眉間のしわがくっきりとよった。
あたしもついでにしかめっつら。
確か、こないだお菓子を大量投与されたひとじゃなかったかしら・・・
懲りないというか。なんというか。
それだけのみならず、わざとこっちに聞かせるように声をはりあげるスリザリン生たち。
「ねえ、ジェームズ」
「なんだい?サク」
「あれ、どう思っていらっしゃる?」
「実にうっとうしいねえ」
「なんとかしたいわよねえ」
「まったくだね」
不穏な笑いは二人一緒に。
でも。
「シリウスは気にしてないのか?」
「ん?何を気にするんだ?」
きょとんとしているシリウスがなんとも幸せそうにスプーンを加えている。
・・・きっと犬だったら尻尾振ってるんでしょうねえ・・・
ああ・・・なんか・・・尻尾が見えるような気が・・・・・・
「あいつら。うっとうしくないか?」
直接言ってくる勇気も嫌がらせをする勇気もないくせに、ちょろちょろと視線とひそひそ話。
ああ!うっとうしい!!
「あんなの気にしてたってしょうがないじゃないか」
「・・・シリウス?」
あら。こいつって意外と大物ね・・・あたしだったらうっとうしくて仕方ないけど・・・
「あんなの気にしてたらブラック家に生きていけないもんな」
「シリウス・・・」
・・・哀れといっていいのか・・・たくましいと言っていいのか・・・
周囲に幸せオーラを撒き散らすように満面の笑みでチョコレートをほおばっているシリウスに、あたしは複雑な気分だった。
「・・・おいしい?」
「おいしい!!」
・・・・・・くっかわいいっっ
「・・・あたしの分食べる?」
「いいのかっ!?」
ぱあああっっと顔が輝いた。
ごめん・・ぴんっとたった耳が見えるのは・・・あたしの幻よね・・・そうよね・・・・・・
「僕のも食べるかい?シリウス」
「お前らいいやつだなぁ!」
・・・・・・単純だ。
思わず机に突っ伏しながらちろっと前をみれば・・・ジェームズも突っ伏していた。
悩んでたあたしたちってなんだろーね・・・・・・
「・・・・・・かわいいからいっか」
「・・・・・・そーだな」