1年生(親世代) 完結 (99話)
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35
す、スパルタにもほどがある……
いひゃい・・・呪文の言いすぎで舌を思いっきり噛んだし…
杖の振りすぎで肩おかしいし…
天文学がぁ!!と言い立ててようやく開放された『アニメーガスになろうおじさまの愛の鞭大特訓』とやらは…こっちの都合さえなければ二度と近づきたくない部類の特訓だった…。
マクゴナガル先生!厳しいなんていってごめんなさい!ダンブルドアに比べればあなたは天使です!!
あ~…天文学の教科書もって来ててよかったぁ…
「…お、遅いぞ」
「やっほぉ・・・」
よれよれ~っとしたあたしに入り口近くにいたシリウスとジェームズが慌てて手を差し伸べてくれた。
「ありがとぉ」
「どうしたんだよ、一体」
「さっきまで普通だったよね?」
ちょっとね…ひどい目にあっただけよ…
くすん。
「リリーは?」
「ここよ。サク。大丈夫?」
「うん・・・まぁねぇ・・・」
まったく…ダンブルドアめ…容赦がないにもほどがある。
あれから、2時間ほど、ずぅっと呪文言って、杖ふって、の繰り返し。
しかも理論もこれぐらいすぐ覚えろ!!と…
あ~…3年分を二時間でやらされた気分…
「ぎりぎりだったわね」
「はい、レポート忘れてたわよ」
「あ、りがと…マギー、アリス」
リリーの反対側に座っていた二人がにこっと笑って、レポートをくれる。
忘れたら泣くわ…これは。
そう。ようやく二人とおしゃべりができるようになった。
しばらくぎこちなかったんだけど、シリウスとも少し仲良くなったみたい。
ほんの数日なのに、すごい進歩だった。
これが柔軟性というやつかしら。見習わなきゃ…。
「皆さん、こんばんは。今日もきれいに晴れて星が良く見えますね」
「こんばんは。先生」
…実は、この教師苦手なのよね。あたし。
なんというか…
「ほう・・・ミスター・ルーピンは欠席ですか」
「はい。実家に帰っています」
「そうですか」
・・・うわ。
なんか、この笑い方がダメ。
生理的に。
にやり、というかにやぁっというか。なんとも形容しがたいのよね。
ん・・・?ひょっとして、仮にも教授なんだから、リーマスのこと、知ってる・・・わよねぇ?
「さて。それでは今日は月の観測です。二人一組になって。一人が詳細な観察をし、もう一人がそれをスケッチしてください」
がたがたと椅子の音がして、銘々が組む相手を見つける。
一ヶ月近くたてば、もう大体相手は決まっている。
苦労はないはず・・・・・・あら。
「ミスター・ブラック。どうしましたか?」
「…ルーピンがいないので」
あら。ジェームズじゃないのかしら…。
「困りましたね・・・まぁ、あなたと組むのにふさわしい生徒がいないのでしょうが・・・」
ぬわに?
今のにはカチン、ときましたよ?
「グリフィンドールなどではなおさらでしょう…仕方ありません。他の寮であいている生徒は・・・」
「・・・・・・・教授。お言葉ですが、私なら一人でできます」
・・・・・・なんか、シリウス、怒ってない・・・?
「そういうわけには・・・」
「私の能力をお疑いですか?」
怒ってるわね。うん。
こう・・・びしばしプレッシャーが。
「教授、もし3人でもよければ、僕のグループで・・・」
「ポッター。黙りなさい」
「・・・はい」
せんせー!シリウスがキレかけてまーす。
なんてね。でも、気づいてほしいわ。シリウスの様子ぐらい。
「まったく・・・なぜあなたがスリザリンに選ばれなかったのか・・・残念でなりません」
いや。不思議でも残念でもなんでもないけどね。
「スリザリンにでしたら、あなたの尊い血筋に及ばないまでも付き合うに足るものたちがたくさんいましたのに」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「仕方ありません。今日はスリザリンと・・・ああ、ミスター・スネイプ。あなたも一人のようですね。ミスター・ブラックにくれぐれも失礼のないように」
「・・・・・・・はい」
・・・・・・二人ともちょっと、気の毒です。
すばらしく犬猿の仲だったもんなぁ・・・未来の二人・・・
あのとんでもない関係がここから始まったらどうしましょ。
「・・・・・・ちっ」
いらいらしてるわねえ・・・シリウス。
手短に会話をして役割分担を決めたらしい二人が黙々と作業を始める。
そういえばセブルスって純血よね?
知り合いなのかしら…。
「ミス・キリュウ 。手が止まっていますよ?」
「すみません」
「グリフィンドール、1点減点」
きたよきたよきたよ。
このグリフィンドール嫌い!!
と、いうより!スリザリン贔屓!!
「まるで未来のセブちゃんよね」
「え?何か言った?」
「なんでもない。次は?」
「次はねぇ・・・」
リリーと組んだあたしは、順調に作業を進めていて・・・不意に、いやな予感がした。
「サク?」
リリーの呼び声に重なるように、小さな悲鳴が聞こえた。
「今、なんていった!?」
「耳が遠いのか?」
「てめぇ!!」
セブルスと、ジェームズ・・・と、ジョン!?
なんで!?
「もう一回言ってみろ!!」
「何度でも言ってやる!グリフィンドールに選ばれるだけあってブラック家とは名ばかりの落ちこぼれのようだな!!」
「セブルス・スネイプ!!」
「やめて!!」
静止が、間に合わない!
ぎゅっと目をつぶったあたしの耳に、大きな、何かが壊れるような音が聞こえた。
「・・・セブルス!」
「野蛮人め!人を殴ることしかできないのか!?」
「お前なぁ!!」
「ジョン!ジェームズ!落ち着け!!」
二人を押さえつけようとしているフランクとおろおろしているピーター。その4人の向こうで、セブルスが杖を握っていた。
「ダメ!」
「エヴァーテ・スタティム!」
「エクスペリアームズ!」
「プロテゴ!!」
セブルスと、あたしと、シリウスの呪文が同時に発動した。
「・・・・・・・・・・・・っ」
吹き飛ばされたのは、セブルスだった。
「あ・・・・・・」
呆然。
セブルスの杖の前にでたシリウスはまったくの無傷で。
すごい。
しかも、二人ともまだ習っていない呪文なのに。
「何をしているんですか!!グリフィンドール!20点減点!!」
うげ。
もうちょっと早く来るか遅く来るかできないものなのかしら…。
しかも問答無用でグリフィンドールだけ減点ですか…。
「ミスター・ブラック!!なぜあなたがこんな!?」
「…違います。彼が、私を侮辱したので…友人たちが怒っただけです」
「・・・・・・・・・・・・・・」
弱った、という顔になった教授がしぶしぶ、というように口を開いた。
喧嘩は両成敗よ!ちゃんとしなさいよ。
「ミスター・スネイプ。それではあなたを罰しなければなりません。罰則を命じます」
「・・・・・・・・・はい」
「二度と、ミスター・ブラックを侮辱しないように」
「わかりました」
・・・・・・・・・嘘だな。セブちゃん。嘘はいかんよ。嘘は。
「今日はここまでにします。全員、寮に戻りなさい」
・・・・・・やれやれ。
とまどったように、シリウスが手を差し出したのは、ジェームズにだった。
「・・・怪我は?」
「大丈夫だ。ジョンは?」
「こっちも大丈夫。したのはあいつだけだよ」
「だろうね」
ジョンとジェームズの会話に、シリウスが身体をこわばらせた。
あ~・・・シリウス。無表情になってる。動揺するとなるわよね…そのくせ目は思いっきり泳いでるのよね…。
「・・・なんでお前が?」
「・・・いや、だってさ・・・お前だって・・・同じ寮だし・・・その・・・」
ぷいっと横を向いて、ふてくされたように言うジョンの耳は赤かった。
「・・・・・・同じ仲間が馬鹿にされんのがいやだったんだよ」
「マッキノン・・・」
ジョンが、うつむいてこぶしを握り締めていた。
「・・・ほんとは・・・あの時謝ろうと思ったんだ」
「謝られるようなこと・・・」
「したから!・・・お前にひどいこと言った・・・だから、謝りたかった」
「・・・ブラック家は」
何かを言いかけたシリウスをさえぎるように、フランクがその肩をぽん、とたたいた。
「ブラック家はブラック家。シリウスは、シリウスだ。…僕たちは、それがわからなかった。…だから、すまない」
「ごめん。シリウス。…俺たちと、仲良くしてくれるか?」
フランクからと、ジョンからと。
差し出された右手を、シリウスは戸惑ったように見つめ…おずおずと、それを握って。
わっと、歓声があがった。
「・・・・・・ジェームズ」
「ん?」
「・・・良かったわね」
「・・・・・・・・・うん」
返事は、複雑そうな響きを持っていた。
あたしは、思わず噴出した。
「・・・サク!」
「だって、ジェームズってば・・・面白くないって顔に書いてあるわよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
むっとして黙り込んだジェームズの背中をぽんぽん、とたたいて、あたしは晴れやかな気分で笑った。
「ねえ、ジェームズ。あたしはね、あなたとシリウスの関係は変わらないと思うわよ?」
「・・・・・・・・・・・・」
「そんな顔しなくても、シリウスは離れていかないわ」
「・・・そんなこと、言ってない」
「言ってなくても顔に書いてある。自分だけのシリウスが離れてくみたいで面白くないって」
「そんなこと、ない」
あくまで意地をはるジェームズがおかしくて。
あたしは、声を上げて笑い出した。
す、スパルタにもほどがある……
いひゃい・・・呪文の言いすぎで舌を思いっきり噛んだし…
杖の振りすぎで肩おかしいし…
天文学がぁ!!と言い立ててようやく開放された『アニメーガスになろうおじさまの愛の鞭大特訓』とやらは…こっちの都合さえなければ二度と近づきたくない部類の特訓だった…。
マクゴナガル先生!厳しいなんていってごめんなさい!ダンブルドアに比べればあなたは天使です!!
あ~…天文学の教科書もって来ててよかったぁ…
「…お、遅いぞ」
「やっほぉ・・・」
よれよれ~っとしたあたしに入り口近くにいたシリウスとジェームズが慌てて手を差し伸べてくれた。
「ありがとぉ」
「どうしたんだよ、一体」
「さっきまで普通だったよね?」
ちょっとね…ひどい目にあっただけよ…
くすん。
「リリーは?」
「ここよ。サク。大丈夫?」
「うん・・・まぁねぇ・・・」
まったく…ダンブルドアめ…容赦がないにもほどがある。
あれから、2時間ほど、ずぅっと呪文言って、杖ふって、の繰り返し。
しかも理論もこれぐらいすぐ覚えろ!!と…
あ~…3年分を二時間でやらされた気分…
「ぎりぎりだったわね」
「はい、レポート忘れてたわよ」
「あ、りがと…マギー、アリス」
リリーの反対側に座っていた二人がにこっと笑って、レポートをくれる。
忘れたら泣くわ…これは。
そう。ようやく二人とおしゃべりができるようになった。
しばらくぎこちなかったんだけど、シリウスとも少し仲良くなったみたい。
ほんの数日なのに、すごい進歩だった。
これが柔軟性というやつかしら。見習わなきゃ…。
「皆さん、こんばんは。今日もきれいに晴れて星が良く見えますね」
「こんばんは。先生」
…実は、この教師苦手なのよね。あたし。
なんというか…
「ほう・・・ミスター・ルーピンは欠席ですか」
「はい。実家に帰っています」
「そうですか」
・・・うわ。
なんか、この笑い方がダメ。
生理的に。
にやり、というかにやぁっというか。なんとも形容しがたいのよね。
ん・・・?ひょっとして、仮にも教授なんだから、リーマスのこと、知ってる・・・わよねぇ?
「さて。それでは今日は月の観測です。二人一組になって。一人が詳細な観察をし、もう一人がそれをスケッチしてください」
がたがたと椅子の音がして、銘々が組む相手を見つける。
一ヶ月近くたてば、もう大体相手は決まっている。
苦労はないはず・・・・・・あら。
「ミスター・ブラック。どうしましたか?」
「…ルーピンがいないので」
あら。ジェームズじゃないのかしら…。
「困りましたね・・・まぁ、あなたと組むのにふさわしい生徒がいないのでしょうが・・・」
ぬわに?
今のにはカチン、ときましたよ?
「グリフィンドールなどではなおさらでしょう…仕方ありません。他の寮であいている生徒は・・・」
「・・・・・・・教授。お言葉ですが、私なら一人でできます」
・・・・・・なんか、シリウス、怒ってない・・・?
「そういうわけには・・・」
「私の能力をお疑いですか?」
怒ってるわね。うん。
こう・・・びしばしプレッシャーが。
「教授、もし3人でもよければ、僕のグループで・・・」
「ポッター。黙りなさい」
「・・・はい」
せんせー!シリウスがキレかけてまーす。
なんてね。でも、気づいてほしいわ。シリウスの様子ぐらい。
「まったく・・・なぜあなたがスリザリンに選ばれなかったのか・・・残念でなりません」
いや。不思議でも残念でもなんでもないけどね。
「スリザリンにでしたら、あなたの尊い血筋に及ばないまでも付き合うに足るものたちがたくさんいましたのに」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「仕方ありません。今日はスリザリンと・・・ああ、ミスター・スネイプ。あなたも一人のようですね。ミスター・ブラックにくれぐれも失礼のないように」
「・・・・・・・はい」
・・・・・・二人ともちょっと、気の毒です。
すばらしく犬猿の仲だったもんなぁ・・・未来の二人・・・
あのとんでもない関係がここから始まったらどうしましょ。
「・・・・・・ちっ」
いらいらしてるわねえ・・・シリウス。
手短に会話をして役割分担を決めたらしい二人が黙々と作業を始める。
そういえばセブルスって純血よね?
知り合いなのかしら…。
「ミス・キリュウ 。手が止まっていますよ?」
「すみません」
「グリフィンドール、1点減点」
きたよきたよきたよ。
このグリフィンドール嫌い!!
と、いうより!スリザリン贔屓!!
「まるで未来のセブちゃんよね」
「え?何か言った?」
「なんでもない。次は?」
「次はねぇ・・・」
リリーと組んだあたしは、順調に作業を進めていて・・・不意に、いやな予感がした。
「サク?」
リリーの呼び声に重なるように、小さな悲鳴が聞こえた。
「今、なんていった!?」
「耳が遠いのか?」
「てめぇ!!」
セブルスと、ジェームズ・・・と、ジョン!?
なんで!?
「もう一回言ってみろ!!」
「何度でも言ってやる!グリフィンドールに選ばれるだけあってブラック家とは名ばかりの落ちこぼれのようだな!!」
「セブルス・スネイプ!!」
「やめて!!」
静止が、間に合わない!
ぎゅっと目をつぶったあたしの耳に、大きな、何かが壊れるような音が聞こえた。
「・・・セブルス!」
「野蛮人め!人を殴ることしかできないのか!?」
「お前なぁ!!」
「ジョン!ジェームズ!落ち着け!!」
二人を押さえつけようとしているフランクとおろおろしているピーター。その4人の向こうで、セブルスが杖を握っていた。
「ダメ!」
「エヴァーテ・スタティム!」
「エクスペリアームズ!」
「プロテゴ!!」
セブルスと、あたしと、シリウスの呪文が同時に発動した。
「・・・・・・・・・・・・っ」
吹き飛ばされたのは、セブルスだった。
「あ・・・・・・」
呆然。
セブルスの杖の前にでたシリウスはまったくの無傷で。
すごい。
しかも、二人ともまだ習っていない呪文なのに。
「何をしているんですか!!グリフィンドール!20点減点!!」
うげ。
もうちょっと早く来るか遅く来るかできないものなのかしら…。
しかも問答無用でグリフィンドールだけ減点ですか…。
「ミスター・ブラック!!なぜあなたがこんな!?」
「…違います。彼が、私を侮辱したので…友人たちが怒っただけです」
「・・・・・・・・・・・・・・」
弱った、という顔になった教授がしぶしぶ、というように口を開いた。
喧嘩は両成敗よ!ちゃんとしなさいよ。
「ミスター・スネイプ。それではあなたを罰しなければなりません。罰則を命じます」
「・・・・・・・・・はい」
「二度と、ミスター・ブラックを侮辱しないように」
「わかりました」
・・・・・・・・・嘘だな。セブちゃん。嘘はいかんよ。嘘は。
「今日はここまでにします。全員、寮に戻りなさい」
・・・・・・やれやれ。
とまどったように、シリウスが手を差し出したのは、ジェームズにだった。
「・・・怪我は?」
「大丈夫だ。ジョンは?」
「こっちも大丈夫。したのはあいつだけだよ」
「だろうね」
ジョンとジェームズの会話に、シリウスが身体をこわばらせた。
あ~・・・シリウス。無表情になってる。動揺するとなるわよね…そのくせ目は思いっきり泳いでるのよね…。
「・・・なんでお前が?」
「・・・いや、だってさ・・・お前だって・・・同じ寮だし・・・その・・・」
ぷいっと横を向いて、ふてくされたように言うジョンの耳は赤かった。
「・・・・・・同じ仲間が馬鹿にされんのがいやだったんだよ」
「マッキノン・・・」
ジョンが、うつむいてこぶしを握り締めていた。
「・・・ほんとは・・・あの時謝ろうと思ったんだ」
「謝られるようなこと・・・」
「したから!・・・お前にひどいこと言った・・・だから、謝りたかった」
「・・・ブラック家は」
何かを言いかけたシリウスをさえぎるように、フランクがその肩をぽん、とたたいた。
「ブラック家はブラック家。シリウスは、シリウスだ。…僕たちは、それがわからなかった。…だから、すまない」
「ごめん。シリウス。…俺たちと、仲良くしてくれるか?」
フランクからと、ジョンからと。
差し出された右手を、シリウスは戸惑ったように見つめ…おずおずと、それを握って。
わっと、歓声があがった。
「・・・・・・ジェームズ」
「ん?」
「・・・良かったわね」
「・・・・・・・・・うん」
返事は、複雑そうな響きを持っていた。
あたしは、思わず噴出した。
「・・・サク!」
「だって、ジェームズってば・・・面白くないって顔に書いてあるわよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
むっとして黙り込んだジェームズの背中をぽんぽん、とたたいて、あたしは晴れやかな気分で笑った。
「ねえ、ジェームズ。あたしはね、あなたとシリウスの関係は変わらないと思うわよ?」
「・・・・・・・・・・・・」
「そんな顔しなくても、シリウスは離れていかないわ」
「・・・そんなこと、言ってない」
「言ってなくても顔に書いてある。自分だけのシリウスが離れてくみたいで面白くないって」
「そんなこと、ない」
あくまで意地をはるジェームズがおかしくて。
あたしは、声を上げて笑い出した。