1年生(親世代) 完結 (99話)
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「・・・あら?リーマスは?」
朝、食堂に姿を現したジェームズたちのそばに、見慣れた姿がない。
「ルーピン、具合でも悪いの?」
昨日は顔色悪かったし、と首をかしげるリリーにジェームズとシリウスが顔を見合わせた。
「いや、なんか・・・リーマスの母上が病気だかで…」
向かいに座ったシリウスがコップにミルクを注ぎながら答える。
…母上って。シリウスってそう呼んでるのか…うう。ギャップを感じるわぁ…
「へぇ・・・・・・」
生返事を返したあたしに今度はジェームズがトーストやサラダ、スクランブルエッグをお皿に盛りながらさらに詳しい情報をくれた。
「昨日の夜だったかな、家に帰るって言って荷物まとめてたよ。あ、もちろん手荷物」
そうなのかー…。
…あれ?なんか忘れてるような…。
「明日の朝には帰ってくるってさ」
「じゃあ今日はいないのね」
「ああ」
明日の朝。今晩…んー・・・・・・
…待て。ジェームズ。
「ちょっと。そのお皿、なんでシリウスの前に行くの?」
「え?とりわけたんだけど…」
「いや、それはわかるけど」
シリウスは、というと自分のグラスを傾けて黙ってお皿を待っている。
いや、それは過保護ってもんでしょ・・・
「シリウスって不器用だからこういうの苦手みたいなんだよ」
取り分けるのが!?
「うん」
「甘やかしすぎ!!」
「いいじゃないか。楽しいし」
なんでそんなことが楽しいのよ!?
「おかしいって…」
ねえ、と同意を求めて隣を見ると、リリーもあんぐり口をあけていた。
その向こうのマギーたちも同じく。
ああ、よかった。変だと思ったのあたしだけじゃない!!
「ジェームズ…全寮の学校生活ってそういうことも勉強する場でしょ?甘やかすとシリウスのためにならないわよ」
そんな、自分で自分の料理も取り分けられないような人じゃ、あのアズカバンを乗り切れないわよ!!
「いいじゃないか。少しぐらい。それに、そのうち出来るようになるさ」
「だからね・・・」
・・・・・・どうしてくれましょう。この人・・・。
「シリウス、トマト嫌いだよね?」
「ああ。でもきゅうりは好きだぞ」
「はい。じゃあ追加」
「サンキュ。ジェームズ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もういいです。はい。
勝手にいちゃついてなさい!!
それにしても、人に用意してもらうのを待ってるのが堂に入ってること・・・・・・
「あ、今日の夜って天文学よね?」
そうそう。今日は昼の授業がひとつ少ない。
夜には週に一回の天文台に上っての観察がある。
天文はもともと好きだからとても楽しみ。
「そうだな。今日、なんだっけ?ジェームズ」
「今日は・・・確か、月だったと思うよ?今日、授業始まって初めての満月だろ?」
まんげつ・・・・・・?
「今日って、満月なの?」
「そうだよ。月例14.9。テーマは月はいかにして人に影響を及ぼすのか!」
「あら。魔力や海だって影響を受けるわよ?」
「あ~…夕方に図書館寄るか」
講義について話しているみんなの声が遠ざかって。
あたしは、それを思い出していた。
今日は、満月。
そうか。だから・・・だから、リーマスがいないのか・・・
今日は・・・彼が、人狼になる日だった。
「・・・あら?リーマスは?」
朝、食堂に姿を現したジェームズたちのそばに、見慣れた姿がない。
「ルーピン、具合でも悪いの?」
昨日は顔色悪かったし、と首をかしげるリリーにジェームズとシリウスが顔を見合わせた。
「いや、なんか・・・リーマスの母上が病気だかで…」
向かいに座ったシリウスがコップにミルクを注ぎながら答える。
…母上って。シリウスってそう呼んでるのか…うう。ギャップを感じるわぁ…
「へぇ・・・・・・」
生返事を返したあたしに今度はジェームズがトーストやサラダ、スクランブルエッグをお皿に盛りながらさらに詳しい情報をくれた。
「昨日の夜だったかな、家に帰るって言って荷物まとめてたよ。あ、もちろん手荷物」
そうなのかー…。
…あれ?なんか忘れてるような…。
「明日の朝には帰ってくるってさ」
「じゃあ今日はいないのね」
「ああ」
明日の朝。今晩…んー・・・・・・
…待て。ジェームズ。
「ちょっと。そのお皿、なんでシリウスの前に行くの?」
「え?とりわけたんだけど…」
「いや、それはわかるけど」
シリウスは、というと自分のグラスを傾けて黙ってお皿を待っている。
いや、それは過保護ってもんでしょ・・・
「シリウスって不器用だからこういうの苦手みたいなんだよ」
取り分けるのが!?
「うん」
「甘やかしすぎ!!」
「いいじゃないか。楽しいし」
なんでそんなことが楽しいのよ!?
「おかしいって…」
ねえ、と同意を求めて隣を見ると、リリーもあんぐり口をあけていた。
その向こうのマギーたちも同じく。
ああ、よかった。変だと思ったのあたしだけじゃない!!
「ジェームズ…全寮の学校生活ってそういうことも勉強する場でしょ?甘やかすとシリウスのためにならないわよ」
そんな、自分で自分の料理も取り分けられないような人じゃ、あのアズカバンを乗り切れないわよ!!
「いいじゃないか。少しぐらい。それに、そのうち出来るようになるさ」
「だからね・・・」
・・・・・・どうしてくれましょう。この人・・・。
「シリウス、トマト嫌いだよね?」
「ああ。でもきゅうりは好きだぞ」
「はい。じゃあ追加」
「サンキュ。ジェームズ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もういいです。はい。
勝手にいちゃついてなさい!!
それにしても、人に用意してもらうのを待ってるのが堂に入ってること・・・・・・
「あ、今日の夜って天文学よね?」
そうそう。今日は昼の授業がひとつ少ない。
夜には週に一回の天文台に上っての観察がある。
天文はもともと好きだからとても楽しみ。
「そうだな。今日、なんだっけ?ジェームズ」
「今日は・・・確か、月だったと思うよ?今日、授業始まって初めての満月だろ?」
まんげつ・・・・・・?
「今日って、満月なの?」
「そうだよ。月例14.9。テーマは月はいかにして人に影響を及ぼすのか!」
「あら。魔力や海だって影響を受けるわよ?」
「あ~…夕方に図書館寄るか」
講義について話しているみんなの声が遠ざかって。
あたしは、それを思い出していた。
今日は、満月。
そうか。だから・・・だから、リーマスがいないのか・・・
今日は・・・彼が、人狼になる日だった。