1年生(親世代) 完結 (99話)
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31
「吐け」
「何をだよ!!」
「隠してること」
「ねえよ!!」
「うそよね。だって、あたしたちにブラック家のこと隠してるでしょ」
「・・・・・・・・・っ」
「あたしを謀ろうなんて100年はやいっ」
「いーかげんにしろよっジェームズ!助けろ!!」
「・・・ごめん。僕も知りたいなぁ」
「うらぎりものぉ!!」
「だって知りたいんだよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・とりあえず、俺の上から、どけ」
あいよ。
「お前、重いよ」
「なにぃっ女の子に向かって失礼な!!」
「女は男の上にのらねえよ!!」
「乗るときもあるじゃない」
「なんの話してんだよ!」
「当然・・・」
もがっ
・・・苦しい。
「平然というなーっっ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
わかったわよ。
何想像してんだか知らないけど。
「・・・・・・あのさ」
「ん?」
「・・・ブラック家には、触ってほしくないんだ」
「嫌」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
頭抱えてぶつぶつ言ってる・・・。
「ていっ」
「いてえっ」
いつまでも一人でぶつぶつ言ってたって話は進まないでしょうが。
「あの家に、下手に関わると危険なんだよ。・・・俺は、お前たちを危険な目にあわせたくない」
「・・・・・・シリウス・・・」
感動したようにつぶやくジェームズには悪いけど。
それじゃあ埒が明かないのっ
「シリウス」
「なに」
「知らないで根掘り葉掘りつっこむのとどっちが危ない?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
降参の合図だった。
「・・・ブラック家は、闇の魔法使いと通じている」
だろうね。
「・・・・・・・・っ」
あ、ジェームズが驚いてる。
「ヴォルデモート卿を知っているか?」
そりゃあ、まあ。
「彼が、どうしたって・・・」
「・・・家に、来たことがあるんだ」
「え!?」
そりゃあ初耳だ!!
「父上も、母上も・・・彼を歓待している・・・ブラック家は・・・純血という言葉に惑わされて・・・魔法使いとしての良心を売り払った・・・」
閉じたまぶたに指をあてて。
表情を隠すように、手をかざして。
「危険なんだ。だから…俺の家とかかわるな。頼むから」
「・・・・・・それは、シリウスにとって危険ではないの?」
あたしの基準は、それだけだ。
「・・・俺の、家だ。俺が継ぐべき家だ・・・」
「・・・義務だから?」
「違う・・・あの家に生まれ、ブラックという名前で優遇されてきた。少なくとも、この血に対する義務と・・・責任がある」
その言葉は、重くて。
重すぎて。
あたしには、到底理解できない。
けれど、彼が言った言葉はわかる。
義務と責任。自らに与えられた恵みと同じだけの、それ。
「わかった。なら、できるだけそうする」
「ジェームズ?」
「・・・わかった。僕もそうする」
シリウスは、ほっとしたようだった。
闇の魔法使い。それが、どれほど恐ろしいものなのかあたしにはわからない。
あたしは、その脅威を感じたことなんてないから。
だから・・・シリウスを守るためなら、あたしは飛び出すだろう。
怖くても。たぶん。
そういう人間で、ありたい。
ん?なんであたしをじっと見てるんだい?シリウスくん。
「なぁに?」
「お前さ、なんでそんなに俺の実家に興味あるわけ?」
「好奇心」
いや、ちょっと。
なんでそこで崩れ落ちるのよ、シリウス・ブラック。
「いや~簡潔でさっぱりした理由だねえ」
「でしょ~」
「お、おまえら・・・・・・」
「だって、シリウスのこと、好きだもの。だから知りたいって思ったっていいじゃない」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「んじゃ、お前は?」
「え?」
「え、じゃなくて。家族」
・・・そうきたか。
「・・・さぁねえ」
「さあって何だよ!」
「兄弟いないの?」
「さぁねえ」
「あのなぁ!!」
「秘密なら秘密って言われたほうがすっきりする・・」
「え~?じゃあ秘密」
話す気ないし。
話したら芋づる式にずるずるとバレそうで。
がくっと二人が崩れ落ちた。
なによ。あんたたちが言ったんじゃない。
がばっと顔をあげたシリウスが目をぎらぎらさせながらあたしに噛み付いた。
「お前なあ!俺はすっげえ大事な秘密を話したのにお前はこっちの相手する気ねえのかよ!!むかつく!!」
「え~・・・そんなに知りたい?」
仕方ないなぁ。
「ここだけのはなしだけど」
ごくり、とつばを飲み込むふたり。
「あたしはひそかに世界を征服しようとする組織に対抗するために作られた人造人間で闇の魔法使いに利用されそうになっていたところをダンブルドアに助けられたのよ。それで今はその組織と戦うためにホグワーツに身を潜めながら修行してるの」
「は!?」
「ま、まじ!?」
「信じたの?」
まさかね。
「・・・・・・・・・・・・・・・あのなあ!!」
「わかったわよ。あたしはね、地球征服をたくらむ宇宙人たちから地球をまもるために遥々M78星雲からやってきた宇宙人で」
・・・はいはい。にらまないでちょうだいよ。
「あ、これは面白くない?じゃあねえ…人形だったあたしに女神様がよい行いをしたから人間になってもいいって魔法を・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「あら。これもだめ?んん~・・・あ!そうそう。昔々とあるおばあさんが川で洗濯をしていたら上流からどんぶらこと大きな桃が流れてきて、二つに割ると中から男の子・・じゃなかった女の子が・・・」
あら?もういいの?
なんかギブアップとか手振ってるけど。
「・・・お前、馬鹿・・・?」
馬鹿とは失礼な。
「サク・・・・・・」
「あら?信じない?」
「誰が信じるか!!」
「え~・・・じゃあ本当はね、あたしは異世界からきたんだけどみんなの未来を知っていて・・・」
「いい加減にしろよ!!」
「もういいよ・・・」
あら。これは本当だったんだけど。
失礼ねえ。せっかく一大決心で話してあげようと思ったのに。
「ねえ、サク・・・僕はね、今とっても疑問を感じてるんだけど」
「なあに?」
「どうして君、スリザリンに入んなかったの・・・?」
「え?」
「お前、どこからどう見ても・・・うちの親ほど陰険じゃないけどスリザリン向き!!」
あなたたちまでそんなこと言わないでよ。
傷つくじゃないの。
「え~?ちょっとお願いしただけよ」
「お願い?」
「うん。グリフィンドールに入れてって」
「・・・それで入れるもんなのか?」
「うん。火をつける呪文ってインセンディオだっけって言ったら入れてくれた」
ほんとはもうちょっと攻防戦あったけど。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
なによ。その顔。
「お前むちゃくちゃ。ありえねえ」
あんたに言われたくないわい。
まあ、でも?
「だから人間って面白いんじゃない?」
「むちゃくちゃなのがか!!」
「違うわよ。お互いにわからないとこがあって、秘密があって、予測もしない一面があって。自分にはできない行動をとったり、考えもつかない考え方をする。だから人付き合いってドキドキするし面白いんじゃない」
あたしの答えに、二人は驚いたようだった。
なによ。そうでしょ?全部が初対面で理解できたら友達になったって面白くないじゃない。
「・・・そう、かもな」
はにかんだシリウスがそういいながら前髪をさらりと掻き揚げる。
・・・・・・かっこいい。
くそう・・・顔がいいってホントに有利ね!!
なんか悔しい・・・どうして11歳にどきどきさせられなきゃならないのよ!!
年上のプライドが・・・プライドが・・・・・・
「吐け」
「何をだよ!!」
「隠してること」
「ねえよ!!」
「うそよね。だって、あたしたちにブラック家のこと隠してるでしょ」
「・・・・・・・・・っ」
「あたしを謀ろうなんて100年はやいっ」
「いーかげんにしろよっジェームズ!助けろ!!」
「・・・ごめん。僕も知りたいなぁ」
「うらぎりものぉ!!」
「だって知りたいんだよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・とりあえず、俺の上から、どけ」
あいよ。
「お前、重いよ」
「なにぃっ女の子に向かって失礼な!!」
「女は男の上にのらねえよ!!」
「乗るときもあるじゃない」
「なんの話してんだよ!」
「当然・・・」
もがっ
・・・苦しい。
「平然というなーっっ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
わかったわよ。
何想像してんだか知らないけど。
「・・・・・・あのさ」
「ん?」
「・・・ブラック家には、触ってほしくないんだ」
「嫌」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
頭抱えてぶつぶつ言ってる・・・。
「ていっ」
「いてえっ」
いつまでも一人でぶつぶつ言ってたって話は進まないでしょうが。
「あの家に、下手に関わると危険なんだよ。・・・俺は、お前たちを危険な目にあわせたくない」
「・・・・・・シリウス・・・」
感動したようにつぶやくジェームズには悪いけど。
それじゃあ埒が明かないのっ
「シリウス」
「なに」
「知らないで根掘り葉掘りつっこむのとどっちが危ない?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
降参の合図だった。
「・・・ブラック家は、闇の魔法使いと通じている」
だろうね。
「・・・・・・・・っ」
あ、ジェームズが驚いてる。
「ヴォルデモート卿を知っているか?」
そりゃあ、まあ。
「彼が、どうしたって・・・」
「・・・家に、来たことがあるんだ」
「え!?」
そりゃあ初耳だ!!
「父上も、母上も・・・彼を歓待している・・・ブラック家は・・・純血という言葉に惑わされて・・・魔法使いとしての良心を売り払った・・・」
閉じたまぶたに指をあてて。
表情を隠すように、手をかざして。
「危険なんだ。だから…俺の家とかかわるな。頼むから」
「・・・・・・それは、シリウスにとって危険ではないの?」
あたしの基準は、それだけだ。
「・・・俺の、家だ。俺が継ぐべき家だ・・・」
「・・・義務だから?」
「違う・・・あの家に生まれ、ブラックという名前で優遇されてきた。少なくとも、この血に対する義務と・・・責任がある」
その言葉は、重くて。
重すぎて。
あたしには、到底理解できない。
けれど、彼が言った言葉はわかる。
義務と責任。自らに与えられた恵みと同じだけの、それ。
「わかった。なら、できるだけそうする」
「ジェームズ?」
「・・・わかった。僕もそうする」
シリウスは、ほっとしたようだった。
闇の魔法使い。それが、どれほど恐ろしいものなのかあたしにはわからない。
あたしは、その脅威を感じたことなんてないから。
だから・・・シリウスを守るためなら、あたしは飛び出すだろう。
怖くても。たぶん。
そういう人間で、ありたい。
ん?なんであたしをじっと見てるんだい?シリウスくん。
「なぁに?」
「お前さ、なんでそんなに俺の実家に興味あるわけ?」
「好奇心」
いや、ちょっと。
なんでそこで崩れ落ちるのよ、シリウス・ブラック。
「いや~簡潔でさっぱりした理由だねえ」
「でしょ~」
「お、おまえら・・・・・・」
「だって、シリウスのこと、好きだもの。だから知りたいって思ったっていいじゃない」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「んじゃ、お前は?」
「え?」
「え、じゃなくて。家族」
・・・そうきたか。
「・・・さぁねえ」
「さあって何だよ!」
「兄弟いないの?」
「さぁねえ」
「あのなぁ!!」
「秘密なら秘密って言われたほうがすっきりする・・」
「え~?じゃあ秘密」
話す気ないし。
話したら芋づる式にずるずるとバレそうで。
がくっと二人が崩れ落ちた。
なによ。あんたたちが言ったんじゃない。
がばっと顔をあげたシリウスが目をぎらぎらさせながらあたしに噛み付いた。
「お前なあ!俺はすっげえ大事な秘密を話したのにお前はこっちの相手する気ねえのかよ!!むかつく!!」
「え~・・・そんなに知りたい?」
仕方ないなぁ。
「ここだけのはなしだけど」
ごくり、とつばを飲み込むふたり。
「あたしはひそかに世界を征服しようとする組織に対抗するために作られた人造人間で闇の魔法使いに利用されそうになっていたところをダンブルドアに助けられたのよ。それで今はその組織と戦うためにホグワーツに身を潜めながら修行してるの」
「は!?」
「ま、まじ!?」
「信じたの?」
まさかね。
「・・・・・・・・・・・・・・・あのなあ!!」
「わかったわよ。あたしはね、地球征服をたくらむ宇宙人たちから地球をまもるために遥々M78星雲からやってきた宇宙人で」
・・・はいはい。にらまないでちょうだいよ。
「あ、これは面白くない?じゃあねえ…人形だったあたしに女神様がよい行いをしたから人間になってもいいって魔法を・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「あら。これもだめ?んん~・・・あ!そうそう。昔々とあるおばあさんが川で洗濯をしていたら上流からどんぶらこと大きな桃が流れてきて、二つに割ると中から男の子・・じゃなかった女の子が・・・」
あら?もういいの?
なんかギブアップとか手振ってるけど。
「・・・お前、馬鹿・・・?」
馬鹿とは失礼な。
「サク・・・・・・」
「あら?信じない?」
「誰が信じるか!!」
「え~・・・じゃあ本当はね、あたしは異世界からきたんだけどみんなの未来を知っていて・・・」
「いい加減にしろよ!!」
「もういいよ・・・」
あら。これは本当だったんだけど。
失礼ねえ。せっかく一大決心で話してあげようと思ったのに。
「ねえ、サク・・・僕はね、今とっても疑問を感じてるんだけど」
「なあに?」
「どうして君、スリザリンに入んなかったの・・・?」
「え?」
「お前、どこからどう見ても・・・うちの親ほど陰険じゃないけどスリザリン向き!!」
あなたたちまでそんなこと言わないでよ。
傷つくじゃないの。
「え~?ちょっとお願いしただけよ」
「お願い?」
「うん。グリフィンドールに入れてって」
「・・・それで入れるもんなのか?」
「うん。火をつける呪文ってインセンディオだっけって言ったら入れてくれた」
ほんとはもうちょっと攻防戦あったけど。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
なによ。その顔。
「お前むちゃくちゃ。ありえねえ」
あんたに言われたくないわい。
まあ、でも?
「だから人間って面白いんじゃない?」
「むちゃくちゃなのがか!!」
「違うわよ。お互いにわからないとこがあって、秘密があって、予測もしない一面があって。自分にはできない行動をとったり、考えもつかない考え方をする。だから人付き合いってドキドキするし面白いんじゃない」
あたしの答えに、二人は驚いたようだった。
なによ。そうでしょ?全部が初対面で理解できたら友達になったって面白くないじゃない。
「・・・そう、かもな」
はにかんだシリウスがそういいながら前髪をさらりと掻き揚げる。
・・・・・・かっこいい。
くそう・・・顔がいいってホントに有利ね!!
なんか悔しい・・・どうして11歳にどきどきさせられなきゃならないのよ!!
年上のプライドが・・・プライドが・・・・・・