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その人を初めてみたのは、入学したときの大広間だった。
監督生だという優しそうな赤毛の先輩の隣に座っていた人。
黒い髪と黄色い肌からアジア系なんだな、と思った。
それだけだった。
だって、すぐ側にはすっごくかっこいい先輩や、明るくて面白い先輩や、いろんな人がいて。
天井に花火があがったり、料理がテーブルの上にあっという間に現れたり、ダンブルドア校長なんて偉大な人を間近でみられたり、いろんなことがあったから。
あんまり印象に残らなかった。
その夜は初めて入ったホグワーツに興奮して疲れ切って寝てしまった。
次の日からも始まった授業にいっぱいいっぱいでその人のことなんてすっかり忘れていた。
だけど、その人が有名な人だと知ったのは、入学して2週間ぐらいがたってからだった。
グリフィンドールの5年生には有名な先輩がいる。
だけど、その中でも有名なのは、ポッター家のジェームズ先輩。この人はとっても成績がよくて、クィディッチの選手だ。なのに、とっても面白い人でいろんな悪戯をしている。
それに新入生も、先輩たちもわくわくして、次はなにをやってくれるんだ!なんて声をかけてるんだ。
もう一人はブラック家のシリウス先輩。
ブラック家といえばスリザリンの家系で、とっても有名な家だ。
その跡取りなのにグリフィンドールにいるってだけでも驚きだったのに、ジェームズ先輩の無二の親友で、悪戯をよくしてる。
それだけじゃなくて、とってもキレイな人なんだ。
ハンサムで、かっこよくて、女の子たちは他の寮の子たちもかっこいい!と騒いでる。
グリフィンドール生は間近で見られるから羨ましがられてるんだって。
その、ブラック先輩の彼女なのが。
サクラ・ キリュウ先輩。
もちろん、ブラック先輩はモテるから、あまり大きな声じゃいえないけど、たくさん付き合ってる人がいる。
でもその中でもすっごく長く続いているのが キリュウ先輩だけ、らしい。
婚約者だって噂もある。
ブラック先輩の弟のレギュラス・ブラックさんも キリュウ先輩には敬意をはらってるっていう。
だから、 キリュウ先輩は有名。
シリウス・ブラックの、特別な彼女として。
ところが、それだけじゃなくて。
あのマルフォイ家の人と昔付き合っていたらしい。
それって、二股・・・ってことだよね?
シリウス先輩もそうだけど、二人でお互いにそれを承知してるんじゃないかって話。
僕は初めて話を聞いたとき目を白黒させてしまった。
そんな人たちっているんだね。
お互いに浮気して普通なんて、信じられないよ。
だけど、去年からそれが少し崩れてるらしい。
キリュウ先輩がマルフォイさんと別れて(卒業しちゃったらしい)シリウス先輩にもう浮気するなって言ったんだって。
勝手な人よねって僕に教えてくれた人は怒ってた。
それに、それに・・・ナイショだけどって教えてくれた、とんでもないこと。
もともとシリウス先輩の婚約者だった人をふくろうの塔から突き落としたんだって。
結局やってないとか助けたんだっていう話になって終わったらしけど、でも絶対に殺そうとしたって。
そういう噂だった。
シリウス先輩の婚約者になりたくて突き落として殺そうとしたって。
よくわからなかったけど、なんとなくいやな印象を持ってたんだ。
それが変わったのは、その2週間後。
初めて図書館に行って、ふざけ半分で習ったばかりの呪文を使って高いところにある本をとろうとしたら・・・失敗しちゃって。
僕たちは頭の上から降ってくる本に凍り付いていた。
それを、助けてくれたのは キリュウ先輩だった。
杖の一振りで落下してくる本をとめて、元通りに戻してくれたんだ。
すごい。だって、呪文言ってないんだよ!?まるで先生達みたいだ。
そして、大丈夫?ってにっこり笑った。
その笑顔が、すっごく優しそうで、大人な顔で。
なんだか、安心する顔だった。
5年生は僕たちからみるとすっごく大人だけど、その中でも特別に大人な気がした。
しかも、その後僕たちから話を聞いた キリュウ先輩はもう一度僕たちに呪文で本をとることをやらせてくれた。
付きっ切りで、呪文や杖の振り方をチェックしてくれながら!
やれば出来るわよって言って根気よく付き合ってくれたんだ。
この人が本当にあんな噂を立てられる人なんだろうかって、一緒にいたみんなが思った。
嘘つきで、自分勝手で、人を従わせることを当たり前と思っている。
噂ではそんな人だったから。
僕たちの勉強まで見てくれたけど、後で聞いたら、その時間、キリュウ先輩は授業が入っていたんだって。
なのに、付き合ってくれたんだ。
僕たちが出来るまで。
授業に出なかった罰に他の人の倍のレポートをやっている先輩。でも、ごめんなさい、といった僕たちに教えるって決めたのはあたしだから。あなたたちが悪いことなんてひとつもない。それよりあの呪文、覚えた?って笑ってくれた。
すっごく優しい人なんだなって思った。
そして、レポートをやっている先輩の側にはリリー先輩がいて。
その向こうに、足を組んで違う課題をやっているシリウス先輩がいたんだけど、シリウス先輩、僕たちにそういった キリュウ先輩のことを、すっごく優しい目で見てたんだ。
この人にこんな目が出来たんだってびっくりするぐらい優しい目だった。
ああ、本当に キリュウ先輩を大切にしてるんだなって、思うぐらい。
本当に、噂ってあてにならないよね。
そう思った夜だった。
監督生だという優しそうな赤毛の先輩の隣に座っていた人。
黒い髪と黄色い肌からアジア系なんだな、と思った。
それだけだった。
だって、すぐ側にはすっごくかっこいい先輩や、明るくて面白い先輩や、いろんな人がいて。
天井に花火があがったり、料理がテーブルの上にあっという間に現れたり、ダンブルドア校長なんて偉大な人を間近でみられたり、いろんなことがあったから。
あんまり印象に残らなかった。
その夜は初めて入ったホグワーツに興奮して疲れ切って寝てしまった。
次の日からも始まった授業にいっぱいいっぱいでその人のことなんてすっかり忘れていた。
だけど、その人が有名な人だと知ったのは、入学して2週間ぐらいがたってからだった。
グリフィンドールの5年生には有名な先輩がいる。
だけど、その中でも有名なのは、ポッター家のジェームズ先輩。この人はとっても成績がよくて、クィディッチの選手だ。なのに、とっても面白い人でいろんな悪戯をしている。
それに新入生も、先輩たちもわくわくして、次はなにをやってくれるんだ!なんて声をかけてるんだ。
もう一人はブラック家のシリウス先輩。
ブラック家といえばスリザリンの家系で、とっても有名な家だ。
その跡取りなのにグリフィンドールにいるってだけでも驚きだったのに、ジェームズ先輩の無二の親友で、悪戯をよくしてる。
それだけじゃなくて、とってもキレイな人なんだ。
ハンサムで、かっこよくて、女の子たちは他の寮の子たちもかっこいい!と騒いでる。
グリフィンドール生は間近で見られるから羨ましがられてるんだって。
その、ブラック先輩の彼女なのが。
サクラ・ キリュウ先輩。
もちろん、ブラック先輩はモテるから、あまり大きな声じゃいえないけど、たくさん付き合ってる人がいる。
でもその中でもすっごく長く続いているのが キリュウ先輩だけ、らしい。
婚約者だって噂もある。
ブラック先輩の弟のレギュラス・ブラックさんも キリュウ先輩には敬意をはらってるっていう。
だから、 キリュウ先輩は有名。
シリウス・ブラックの、特別な彼女として。
ところが、それだけじゃなくて。
あのマルフォイ家の人と昔付き合っていたらしい。
それって、二股・・・ってことだよね?
シリウス先輩もそうだけど、二人でお互いにそれを承知してるんじゃないかって話。
僕は初めて話を聞いたとき目を白黒させてしまった。
そんな人たちっているんだね。
お互いに浮気して普通なんて、信じられないよ。
だけど、去年からそれが少し崩れてるらしい。
キリュウ先輩がマルフォイさんと別れて(卒業しちゃったらしい)シリウス先輩にもう浮気するなって言ったんだって。
勝手な人よねって僕に教えてくれた人は怒ってた。
それに、それに・・・ナイショだけどって教えてくれた、とんでもないこと。
もともとシリウス先輩の婚約者だった人をふくろうの塔から突き落としたんだって。
結局やってないとか助けたんだっていう話になって終わったらしけど、でも絶対に殺そうとしたって。
そういう噂だった。
シリウス先輩の婚約者になりたくて突き落として殺そうとしたって。
よくわからなかったけど、なんとなくいやな印象を持ってたんだ。
それが変わったのは、その2週間後。
初めて図書館に行って、ふざけ半分で習ったばかりの呪文を使って高いところにある本をとろうとしたら・・・失敗しちゃって。
僕たちは頭の上から降ってくる本に凍り付いていた。
それを、助けてくれたのは キリュウ先輩だった。
杖の一振りで落下してくる本をとめて、元通りに戻してくれたんだ。
すごい。だって、呪文言ってないんだよ!?まるで先生達みたいだ。
そして、大丈夫?ってにっこり笑った。
その笑顔が、すっごく優しそうで、大人な顔で。
なんだか、安心する顔だった。
5年生は僕たちからみるとすっごく大人だけど、その中でも特別に大人な気がした。
しかも、その後僕たちから話を聞いた キリュウ先輩はもう一度僕たちに呪文で本をとることをやらせてくれた。
付きっ切りで、呪文や杖の振り方をチェックしてくれながら!
やれば出来るわよって言って根気よく付き合ってくれたんだ。
この人が本当にあんな噂を立てられる人なんだろうかって、一緒にいたみんなが思った。
嘘つきで、自分勝手で、人を従わせることを当たり前と思っている。
噂ではそんな人だったから。
僕たちの勉強まで見てくれたけど、後で聞いたら、その時間、キリュウ先輩は授業が入っていたんだって。
なのに、付き合ってくれたんだ。
僕たちが出来るまで。
授業に出なかった罰に他の人の倍のレポートをやっている先輩。でも、ごめんなさい、といった僕たちに教えるって決めたのはあたしだから。あなたたちが悪いことなんてひとつもない。それよりあの呪文、覚えた?って笑ってくれた。
すっごく優しい人なんだなって思った。
そして、レポートをやっている先輩の側にはリリー先輩がいて。
その向こうに、足を組んで違う課題をやっているシリウス先輩がいたんだけど、シリウス先輩、僕たちにそういった キリュウ先輩のことを、すっごく優しい目で見てたんだ。
この人にこんな目が出来たんだってびっくりするぐらい優しい目だった。
ああ、本当に キリュウ先輩を大切にしてるんだなって、思うぐらい。
本当に、噂ってあてにならないよね。
そう思った夜だった。