親世代 番外ss
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彼がわたくしの前に現れたのは、それから1週間ほどたってからのことだった。
「やあ、こんにちは」
前と変わらぬ笑顔であいさつをする。
馬鹿な男。
穢れた血に、まともに相手をすると思っているのかしら。
けれど、このホグワーツは穢れた血も入学を許されている。
表向きは相手をしておいたほうが良い。
ブラック家のために。
「こないだは、友人がごめん。気を悪くしなかった?」
気を悪く?
「しないわ。いつものことですもの」
ブラック家の威光に不満を言うものも多い。
努力もせずにただうらやんでいるのだ。
「そう・・・でも、ごめんね」
なぜ、謝るのだろう。
「それでも、ひどいこと言われて、いやな思いをしただろうから」
多少不快には思うけれど、謝られる必要はないはずなのに。
「それだけ、言いたかったんだ。じゃあね」
去っていこうとする背中に、この前の、最後のせりふがよみがえった。
――――ああ、あの子の名前聞くの忘れてたよ。失敗したなー
「アンドロメダよ」
「え?」
「わたくしはアンドロメダ・ブラック。レディ・アンドロメダ・ブラック」
どうして、そう告げたのか、わからなかった。
汚らわしいマグルなんかに、どうして教えたのか。
でも。
そうよ。わたくしはブラック家の娘。人に名前を名乗るのにためらうことなどないわ。
ブラック家の名前に、その威光にひれ伏せばいい。
「アンドロメダ。素敵な名前だね」
にこっと笑ったその人は、教えてくれてありがとう、といった。
どうして、この人の反応は、わたくしの予想とこんなにも違うんだろう。
・・・変なの・・・・・・・。
こんな人、見たこともないわ・・・。