1年生(親世代) 完結 (99話)
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「あら。あなた、たしか・・・」
「はい。こんにちは、マッケンジー先輩」
「・・・なにをしにいらっしゃったの?」
「ちょっとお話がありまして」
ちょっぴりお時間くださいな。
「それで?」
人気のない場所、と言うとすぐにつれてきてもらえるとは。
さすがスリザリン。こんな場所確保してるなんて抜け目ないねぇ・・・
「あなたのお話ってなにかしら?」
「はい。先輩にお聞きしたいことがありまして」
笑顔笑顔、と。
にっこり笑うと、いらだたしげに顔をしかめて、ブリンダ・マッケンジーは視線をそらした。
「お聞きしたかったのは、シリウスのことです」
「あら。あなたは友人でしょう?なにか問題でも?」
「ええ。彼はあたしの大事な友人なので」
ルシウスに言われた言葉。
あれが、本当なら。
彼女をシリウスにくっつけてブラック家になどいかせられない。
回りくどい表現はいらない。
確信だけを。
「名家の名前だけがお好きな方にくっついていられると心配で仕方がないんです」
「・・・・・・・・・・・・・・・誰に聞いたの?」
「情報源はいろいろと」
ルシウスに教えてもらっただなんて癪に障るけど。
「・・・そう」
一瞬、期待をした。
頼むから。引いて。
シリウスに正体をバラすことなく。
「でも、それがなに?」
・・・なんだと?
「名家の看板がついてない男など相手にしてどうするの?」
・・・・・・・・・・・・っ
看板?看板だけ?
シリウスの価値は、ブラック家という名前じゃない!!
あの、心の在り様。
潔くリリーに頭を下げた。
グリフィンドールの中にあって、毅然と頭をあげて。
あきらめない、と。
「あなたは、名家の看板だけがお好きなんですか?」
「もちろん、容姿は良いに越したことはないけれど」
自分の顔見なさいよ!!
いや。美人だけどね。
でも。その底意地の悪さが表れるわよ!!
そんな了見でシリウスの隣に並ぼうなんて、百年早い!
「シリウスに信頼されている自信はあってよ。友人ごときになにを言われようと、揺らがないわ」
「・・・さあ。それはどうでしょう?」
真の友を得るのはスリザリン?
違うわ。
この人は、シリウスを見ていない。
彼は、あなたが家を見ているのだとわかったとき、どうするのかしら。
とんでもなく、まっすぐで、己の道を歩いていく、あの星が。
「・・・まぁ。あなた、男女の仲をわかってないのね」
・・・・・・・あたし、あの人が・・・シリウスがそれをわかってるとは思えないんですけど!!
「シリウスを、傷つけないで」
「あなたに関係ないでしょう?」
「あるわよ」
シリウスは、あたしを友達だと言ったから。
守ってほしくないというシリウス。
でも、あたしは・・・守るために、ここにいる。
「そう。・・・好きになさって?わたしは引かないわ」
実に意地悪く微笑んで、背を向けた彼女に、あたしはため息をついた。
やれやれ。とんだ恋人だこと。
「困ったなぁ・・・」
そのうち分かれるだろう。
けれど、この局面で、使えないのは痛い。
「グリフィンドールにいてもスリザリンと交流っていうのは使えると思ったんだけど・・・」
穢れた血ではなく、純血と付き合うというのも。
ブラック家にアピールするにはちょうどいい材料のはずだったのに。
それを盾にシリウスの意思に反してグリフィンドールに選ばれた、って主張したかったんだけどねえ。大体、グリフィンドールだって十分名門の寮。スリザリンでなくたって問題はないはずなんだもの。
「ま、あのシリウスにそんなまねができるとは思わないけど」
どこまでもまっすぐな彼だから。
でも、こんなときは、きっと搦め手が正解。
「・・・そういえば、シリウスって純血主義なのかしら・・・?」
確かめたことなかったわ。
う~ん・・・・・・違うって思い込んでたけど・・・そんなのわかんないわよね。
なにしろあの家に育ってるんだし。
「・・・それより、この状況どうしよう・・・」
良い案が思い浮かびません。
あ~自分の悪い頭が口惜しい。
「・・・案ずるよりも生むが安しって、いうわよね」
言ってみよう。やってみよう。
あたしじゃダメでもジェームズあたりが良い方法見つけるかもしれないし。
さ。帰るか。
「あら。あなた、たしか・・・」
「はい。こんにちは、マッケンジー先輩」
「・・・なにをしにいらっしゃったの?」
「ちょっとお話がありまして」
ちょっぴりお時間くださいな。
「それで?」
人気のない場所、と言うとすぐにつれてきてもらえるとは。
さすがスリザリン。こんな場所確保してるなんて抜け目ないねぇ・・・
「あなたのお話ってなにかしら?」
「はい。先輩にお聞きしたいことがありまして」
笑顔笑顔、と。
にっこり笑うと、いらだたしげに顔をしかめて、ブリンダ・マッケンジーは視線をそらした。
「お聞きしたかったのは、シリウスのことです」
「あら。あなたは友人でしょう?なにか問題でも?」
「ええ。彼はあたしの大事な友人なので」
ルシウスに言われた言葉。
あれが、本当なら。
彼女をシリウスにくっつけてブラック家になどいかせられない。
回りくどい表現はいらない。
確信だけを。
「名家の名前だけがお好きな方にくっついていられると心配で仕方がないんです」
「・・・・・・・・・・・・・・・誰に聞いたの?」
「情報源はいろいろと」
ルシウスに教えてもらっただなんて癪に障るけど。
「・・・そう」
一瞬、期待をした。
頼むから。引いて。
シリウスに正体をバラすことなく。
「でも、それがなに?」
・・・なんだと?
「名家の看板がついてない男など相手にしてどうするの?」
・・・・・・・・・・・・っ
看板?看板だけ?
シリウスの価値は、ブラック家という名前じゃない!!
あの、心の在り様。
潔くリリーに頭を下げた。
グリフィンドールの中にあって、毅然と頭をあげて。
あきらめない、と。
「あなたは、名家の看板だけがお好きなんですか?」
「もちろん、容姿は良いに越したことはないけれど」
自分の顔見なさいよ!!
いや。美人だけどね。
でも。その底意地の悪さが表れるわよ!!
そんな了見でシリウスの隣に並ぼうなんて、百年早い!
「シリウスに信頼されている自信はあってよ。友人ごときになにを言われようと、揺らがないわ」
「・・・さあ。それはどうでしょう?」
真の友を得るのはスリザリン?
違うわ。
この人は、シリウスを見ていない。
彼は、あなたが家を見ているのだとわかったとき、どうするのかしら。
とんでもなく、まっすぐで、己の道を歩いていく、あの星が。
「・・・まぁ。あなた、男女の仲をわかってないのね」
・・・・・・・あたし、あの人が・・・シリウスがそれをわかってるとは思えないんですけど!!
「シリウスを、傷つけないで」
「あなたに関係ないでしょう?」
「あるわよ」
シリウスは、あたしを友達だと言ったから。
守ってほしくないというシリウス。
でも、あたしは・・・守るために、ここにいる。
「そう。・・・好きになさって?わたしは引かないわ」
実に意地悪く微笑んで、背を向けた彼女に、あたしはため息をついた。
やれやれ。とんだ恋人だこと。
「困ったなぁ・・・」
そのうち分かれるだろう。
けれど、この局面で、使えないのは痛い。
「グリフィンドールにいてもスリザリンと交流っていうのは使えると思ったんだけど・・・」
穢れた血ではなく、純血と付き合うというのも。
ブラック家にアピールするにはちょうどいい材料のはずだったのに。
それを盾にシリウスの意思に反してグリフィンドールに選ばれた、って主張したかったんだけどねえ。大体、グリフィンドールだって十分名門の寮。スリザリンでなくたって問題はないはずなんだもの。
「ま、あのシリウスにそんなまねができるとは思わないけど」
どこまでもまっすぐな彼だから。
でも、こんなときは、きっと搦め手が正解。
「・・・そういえば、シリウスって純血主義なのかしら・・・?」
確かめたことなかったわ。
う~ん・・・・・・違うって思い込んでたけど・・・そんなのわかんないわよね。
なにしろあの家に育ってるんだし。
「・・・それより、この状況どうしよう・・・」
良い案が思い浮かびません。
あ~自分の悪い頭が口惜しい。
「・・・案ずるよりも生むが安しって、いうわよね」
言ってみよう。やってみよう。
あたしじゃダメでもジェームズあたりが良い方法見つけるかもしれないし。
さ。帰るか。