5年生(親世代) 製作中
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突然、エヴァンスがやってきて殴られそうになった。
理由もないのに殴られてやる言われはないから避けたらサクの分を殴る、と言われた。
なんのことだ、と聞いた。
この前、サクを泣かせた、と殴られてやったばっかりだ。
そのときは事実だし仕方ないから殴られた。
だが、今度の理由はなんだ?
「あんた、サクをどこまで傷つければ気がすむの!?あの子、自分がダメだからあんたたちに見限られたんだ、なんて言ってるのよ!?」
「は?」
「だからおとなしく殴られなさい!」
・・・おとなしく殴られた。
女にしておくのがもったいないぐらいの重量級のパンチだった。
「・・・シリウス?」
「ん?」
「・・・サクって、このこと知ってるのかな?」
「さぁ・・・知ってるんじゃないか?」
あいつが知らないってことはないだろう。
どっかから聞きつけてるに違いない。
「・・・それでも止めにこないんだから相当怒ってるよな」
「・・・怒ってくれるなら、いいんだけどな」
それすら、してもらえないのかもしれない。
そう思ったら、ぞっとした。
「お、おい!シリウス!?」
「ん?」
「・・・馬鹿。泣くなよ、こんなとこで」
「え?」
泣いてナンて。
そういおうとした視界が、確かに潤んでいて。
ああ、俺、泣いてるのか。
・・・・・・ナンデ?
「・・・早く謝れよ。謝って、許してもらって、すっきり仲直り。それが一番だ。な?」
「・・・謝って、許してもらえるようなことじゃないだろう」
だって、あいつは、ずっとずっと耐えていたんだ。
俺の親がかけた、あの呪いに。
あの、いつ解けるかもわからない、いつ発動するかもわからない呪いの恐怖に。
そんなことうかがわせもしない笑顔で。
そんなあいつに甘えて、あんな台詞を吐いた俺に、あいつが怒るのも、愛想を尽かすのも当たり前で、それを俺にとめる権利なんてないから。
そう思ったら、ますます視界がうるんだ。
「だ、だから泣くなって!あー、もう・・・」
サク、助けてくれ、と呟くジェームズになに言ってんだか、と呟いて、俺は親友の肩に顔をうずめてこっそりこぼれそうになった涙を吸い取らせた。