5年生(親世代) 製作中
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「・・・・・・・・・・この馬鹿!」
「ジェー、ムズ・・・」
サクがいなくなった途端に飛び出てきた親友に、すがりついた。
「馬鹿だよ!お前は!!」
ああ、わかってる。
わかってる。
だけど、こんなにも、
「いてエよ、ジェームズ・・・」
「当たり前だ!馬鹿!」
「鹿はお前だ・・・」
「友だちやめるぞ、コラ」
そういいながらもがっちり抱きしめてくれる親友にすがる。
痛い。
心が、痛い。
「絶対の、味方だったのに」
「・・・・・・・・・・・・・・ああ」
「誰よりも、わかってただろう・・・!」
「ああ・・・・・・!」
わかっていたさ。
強くて、優しい彼女が、身内にはひどく甘くなることも、傷つけられやすくなることも。
彼女が、どれほど傷ついたのかも、あの呪いを見た瞬間に、悟った。
シリウスの心を痛めないように、ずっと、ずっと、感情を抑えていたはずなのだ。
この学年が始まってから、今の今まで。
あの呪いを見れば、誰もが驚き、恐怖し、おびえるだろうと周囲のために。
そして、母の仕業だとシリウスが傷つかないように。
その彼女が、その全てを吹き飛ばすぐらい傷ついた。
おそらくは、シリウスの言葉で。
見た目よりも、ずっとずっと純粋で、親しいものには心を開ききって無防備になる彼女を、知っていたのに。
その彼女を、傷つけた。
あそこまで言わせるほどきずつけた。
投げつけられた言葉が痛い。
見捨てられた。
もう、二度と、彼女がシリウスに微笑むことはない。
あそこまで傷つけたシリウスを許すことはないだろう。
純粋で、潔癖な彼女だからこそ。
「サクを傷つけて、なんの意味がある!?」
「ないよ・・・・・・」
「お前の、味方だったのに。僕と同じぐらい、お前を大切に思っていたのに・・・!」
「ああ・・・・・・・・・・」
知ってる。
どれほど守ってくれていたか。どれほど大切にしてくれていたか。
押し付けがましくはなかったけれど、彼女が今までシリウスに向けてくれていたものは、辛いことや、苦しいことがあっても、そこを振り返ればかならずいてくれて、見守ってくれていて。
失敗しても、大丈夫だよと言われているような気がした。
その庇護は、もうない。
「失って、初めてわかることがあるんだよ」
「ああ・・・・・・・・・・」
「お前、甘えすぎだよ。彼女をなんだと思ってるんだ」
「その通りだな」
「なにやっても許してくれるなんて思ってないだろう?」
「思ってねえよ・・・」
もう二度と、あの優しさが向けられることはない。
「お前の甘えの、結果だ」
「・・・そうだ」
だって、知っていた。
あいつがそんなことをする必要も、することもないことなんて、知っていた。
自分とサクラの間に立っていた噂を知らないわけじゃない。
馬鹿なことを、と笑い飛ばしていた。
噂されるような関係でないことは、当事者である自分達がよく知っている。
だから、あいつがジラを傷つけたことなんて、信じる気もなかった。
ジラが自分でやったことだと、直感的にわかっていた。
腹が立ったのは、サクラに、だ。
忠告したのに。
気をつけろといったのに。
昨日の今日で、また馬鹿なことにほいほいと巻き込まれるサクラに、瞬間的に頭に血が上った。
なんのためにレギュラスをつけた。
なんのために、忠告した。
昨日のことで十分わかっていてよかったはずなのに。
どうして。
名前を呼ばれるごとにいらだった。
俺は、お前を守らない。
守れない。
お前も、俺に守られようとはしない。
なのに、どうして、こんなときだけ、俺を頼る。
こんなときだけ、俺に信じてくれと訴える。
勘弁してくれ。
もう、たくさんだと思った。
だから、頬を打った。
「あんな呪いに侵されてさあ・・・しかもお前のためにさ・・・それでも、お前の側に笑顔で立ち続けていた彼女は、すごいと思うよ」
僕なら正気でいられたかどうか。
ジェームズはそう呟いて、俺の頭をまた殴った。
本当に、そう思うよ。
あの呪いをかけられて発狂死した連中は数多くいる。
あいつだって、そうなっておかしくなかったのに。
あの呪いは本当に性質が悪いんだ。
発動し続けている間、心まで蝕む。
怒りと、憎悪に心を縛られる。
見かけだけじゃなくて精神にまで影響を及ぼす大きな呪いの一つなのだ。
それを、発動させないで抑えておく?
それにどれほどの精神力が必要なのか。想像できないわけじゃない。
それを続けていれば、心は疲弊する。魔力も消耗する。
「君たちさあ・・・」
「ん・・・」
「お互いにお互いを信用しすぎだよ。こいつなら絶対大丈夫だ、なんて・・・あるわけないだろう」
ジェームズの声に後悔がにじんでいる。
「だから言ったんだ・・・話をしろって・・・仲良くしろって・・・・・・もっと早く気づけよ!!」
「ジェー、ムズ・・・」
サクがいなくなった途端に飛び出てきた親友に、すがりついた。
「馬鹿だよ!お前は!!」
ああ、わかってる。
わかってる。
だけど、こんなにも、
「いてエよ、ジェームズ・・・」
「当たり前だ!馬鹿!」
「鹿はお前だ・・・」
「友だちやめるぞ、コラ」
そういいながらもがっちり抱きしめてくれる親友にすがる。
痛い。
心が、痛い。
「絶対の、味方だったのに」
「・・・・・・・・・・・・・・ああ」
「誰よりも、わかってただろう・・・!」
「ああ・・・・・・!」
わかっていたさ。
強くて、優しい彼女が、身内にはひどく甘くなることも、傷つけられやすくなることも。
彼女が、どれほど傷ついたのかも、あの呪いを見た瞬間に、悟った。
シリウスの心を痛めないように、ずっと、ずっと、感情を抑えていたはずなのだ。
この学年が始まってから、今の今まで。
あの呪いを見れば、誰もが驚き、恐怖し、おびえるだろうと周囲のために。
そして、母の仕業だとシリウスが傷つかないように。
その彼女が、その全てを吹き飛ばすぐらい傷ついた。
おそらくは、シリウスの言葉で。
見た目よりも、ずっとずっと純粋で、親しいものには心を開ききって無防備になる彼女を、知っていたのに。
その彼女を、傷つけた。
あそこまで言わせるほどきずつけた。
投げつけられた言葉が痛い。
見捨てられた。
もう、二度と、彼女がシリウスに微笑むことはない。
あそこまで傷つけたシリウスを許すことはないだろう。
純粋で、潔癖な彼女だからこそ。
「サクを傷つけて、なんの意味がある!?」
「ないよ・・・・・・」
「お前の、味方だったのに。僕と同じぐらい、お前を大切に思っていたのに・・・!」
「ああ・・・・・・・・・・」
知ってる。
どれほど守ってくれていたか。どれほど大切にしてくれていたか。
押し付けがましくはなかったけれど、彼女が今までシリウスに向けてくれていたものは、辛いことや、苦しいことがあっても、そこを振り返ればかならずいてくれて、見守ってくれていて。
失敗しても、大丈夫だよと言われているような気がした。
その庇護は、もうない。
「失って、初めてわかることがあるんだよ」
「ああ・・・・・・・・・・」
「お前、甘えすぎだよ。彼女をなんだと思ってるんだ」
「その通りだな」
「なにやっても許してくれるなんて思ってないだろう?」
「思ってねえよ・・・」
もう二度と、あの優しさが向けられることはない。
「お前の甘えの、結果だ」
「・・・そうだ」
だって、知っていた。
あいつがそんなことをする必要も、することもないことなんて、知っていた。
自分とサクラの間に立っていた噂を知らないわけじゃない。
馬鹿なことを、と笑い飛ばしていた。
噂されるような関係でないことは、当事者である自分達がよく知っている。
だから、あいつがジラを傷つけたことなんて、信じる気もなかった。
ジラが自分でやったことだと、直感的にわかっていた。
腹が立ったのは、サクラに、だ。
忠告したのに。
気をつけろといったのに。
昨日の今日で、また馬鹿なことにほいほいと巻き込まれるサクラに、瞬間的に頭に血が上った。
なんのためにレギュラスをつけた。
なんのために、忠告した。
昨日のことで十分わかっていてよかったはずなのに。
どうして。
名前を呼ばれるごとにいらだった。
俺は、お前を守らない。
守れない。
お前も、俺に守られようとはしない。
なのに、どうして、こんなときだけ、俺を頼る。
こんなときだけ、俺に信じてくれと訴える。
勘弁してくれ。
もう、たくさんだと思った。
だから、頬を打った。
「あんな呪いに侵されてさあ・・・しかもお前のためにさ・・・それでも、お前の側に笑顔で立ち続けていた彼女は、すごいと思うよ」
僕なら正気でいられたかどうか。
ジェームズはそう呟いて、俺の頭をまた殴った。
本当に、そう思うよ。
あの呪いをかけられて発狂死した連中は数多くいる。
あいつだって、そうなっておかしくなかったのに。
あの呪いは本当に性質が悪いんだ。
発動し続けている間、心まで蝕む。
怒りと、憎悪に心を縛られる。
見かけだけじゃなくて精神にまで影響を及ぼす大きな呪いの一つなのだ。
それを、発動させないで抑えておく?
それにどれほどの精神力が必要なのか。想像できないわけじゃない。
それを続けていれば、心は疲弊する。魔力も消耗する。
「君たちさあ・・・」
「ん・・・」
「お互いにお互いを信用しすぎだよ。こいつなら絶対大丈夫だ、なんて・・・あるわけないだろう」
ジェームズの声に後悔がにじんでいる。
「だから言ったんだ・・・話をしろって・・・仲良くしろって・・・・・・もっと早く気づけよ!!」