5年生(親世代) 製作中
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27
「・・・バカの一つ覚えっていうか・・・」
ここ、好きねえ。
そういえば、シリウスが落ち込んでたあの時も、あたしがとんでもない目にあった夜も、いつもここで会っていたような気がする。
最近・・・いつ、きたっけ。
なんだか、久しぶりな気がする。
シリウスは久しぶりじゃないのかもしれないけど。
ひとりで星を見上げるシリウスを想像して、一瞬心が痛む。
・・・いけないいけない。
もういいってきめたのに。
「その呪いは、母が・・・俺の、母親がかけたのか」
真剣な声だった。
顔はみない。見たくない。見たら何言っちゃうかわかんない。見なくても行っちゃいそうだけど。
「どうして?」
なぜ、そんなことを聞くの?
いいじゃない。
どうでも。
あたしは、
「お前が大切だからだ!」
なにを、といいかけた途端のことだった。
こみ上げたものに、声が出なくなった。
大切、だから。
「あの女は、お前に何をした!?メデューサの呪いだけか。それとも、他の呪いもかけたか!?」
ならば、どうして。
どうして、あんな酷いことが言える?
あたしは、そんなに鬱陶しかった?
なら、大切だなんて、言わなくていいのに。
「あなたに、なんの関係があるの?」
口から出たのは、思いがけないほど冷たい声だった。
乾いた、感情を何一つ持たない声。
びくり、とシリウスが身体を振るわせる。
信じられない、というようにその目が見開かれていた。
そう。
あたしは、今まで、シリウスを拒否したことは、一度もなかった。
なかったから。
それでも、止める気にはなれなかった。
「あたしに呪いをかけたのは、あなたのお母様よ。夏休みにいらしたの。そのときにかけていかれたわ。呪いはコレだけだと思うけれど、ダンブルドアにも見ていただいたし」
「そ、そうか・・・」
あたしの答えにすこしほっとしたように表情を緩めたシリウスを追い込むのに、歯止めなんてものはなかった。
「これでご満足?あたしはあなたの好奇心を満たしたかしら?」
「サクラ・・・?」
「それでしたらもう行ってもよろしい?ブラック家のお坊ちゃま」
再び、シリウスが凍りついた。
あたしが、シリウスをそう呼んだのは初めてだった。
そして、一生しないと思っていたことだった。
「あなたがお母様になんとお願いしたのか知らないけど、さぞ楽しかった?おぼっちゃまに付きまとういけすかないうざい女を、下級生使っていろんな目にあわせて、いつ呪いが発動するかさぞ楽しみだったでしょうよ」
言ってはいけないとわかっているのに、止まらない。
こんなこと、シリウスに言ったら、どれほど傷つくかわかっているのに。
シリウス・ブラックが最も傷つく言葉を、あたしは使っている。
さっきはとめることが出来たのに。
どうしても、どうしても、止まらなかった。
どうして、『大切だから』なんていうのよ・・・・・・・!!
「あたしはもうこんな目に合うのはもうたくさん。ブラック家に近づくなって散々言ってたものね?二度と近づかないわ。ブラックと名のつくもの全てに。ご満足でしょう?」
シリウスの顔が、泣きそうにゆがんだ。
「じゃあね、シリウス・ブラック。心配してくれてどうもありがとう」
きっと、明日になったら後悔の嵐だろう。
シリウスを傷つけて、こんな顔をさせて、なんの意味がある。
そう叫ぶもうひとりの自分がいて。
怒りのまま止まらない自分がいて。
それを、冷静にみつめている自分がいるのが、たまらなく嫌だった。
いっそ、いっそ。
心まで、化け物になれれば良かったのに。
「・・・バカの一つ覚えっていうか・・・」
ここ、好きねえ。
そういえば、シリウスが落ち込んでたあの時も、あたしがとんでもない目にあった夜も、いつもここで会っていたような気がする。
最近・・・いつ、きたっけ。
なんだか、久しぶりな気がする。
シリウスは久しぶりじゃないのかもしれないけど。
ひとりで星を見上げるシリウスを想像して、一瞬心が痛む。
・・・いけないいけない。
もういいってきめたのに。
「その呪いは、母が・・・俺の、母親がかけたのか」
真剣な声だった。
顔はみない。見たくない。見たら何言っちゃうかわかんない。見なくても行っちゃいそうだけど。
「どうして?」
なぜ、そんなことを聞くの?
いいじゃない。
どうでも。
あたしは、
「お前が大切だからだ!」
なにを、といいかけた途端のことだった。
こみ上げたものに、声が出なくなった。
大切、だから。
「あの女は、お前に何をした!?メデューサの呪いだけか。それとも、他の呪いもかけたか!?」
ならば、どうして。
どうして、あんな酷いことが言える?
あたしは、そんなに鬱陶しかった?
なら、大切だなんて、言わなくていいのに。
「あなたに、なんの関係があるの?」
口から出たのは、思いがけないほど冷たい声だった。
乾いた、感情を何一つ持たない声。
びくり、とシリウスが身体を振るわせる。
信じられない、というようにその目が見開かれていた。
そう。
あたしは、今まで、シリウスを拒否したことは、一度もなかった。
なかったから。
それでも、止める気にはなれなかった。
「あたしに呪いをかけたのは、あなたのお母様よ。夏休みにいらしたの。そのときにかけていかれたわ。呪いはコレだけだと思うけれど、ダンブルドアにも見ていただいたし」
「そ、そうか・・・」
あたしの答えにすこしほっとしたように表情を緩めたシリウスを追い込むのに、歯止めなんてものはなかった。
「これでご満足?あたしはあなたの好奇心を満たしたかしら?」
「サクラ・・・?」
「それでしたらもう行ってもよろしい?ブラック家のお坊ちゃま」
再び、シリウスが凍りついた。
あたしが、シリウスをそう呼んだのは初めてだった。
そして、一生しないと思っていたことだった。
「あなたがお母様になんとお願いしたのか知らないけど、さぞ楽しかった?おぼっちゃまに付きまとういけすかないうざい女を、下級生使っていろんな目にあわせて、いつ呪いが発動するかさぞ楽しみだったでしょうよ」
言ってはいけないとわかっているのに、止まらない。
こんなこと、シリウスに言ったら、どれほど傷つくかわかっているのに。
シリウス・ブラックが最も傷つく言葉を、あたしは使っている。
さっきはとめることが出来たのに。
どうしても、どうしても、止まらなかった。
どうして、『大切だから』なんていうのよ・・・・・・・!!
「あたしはもうこんな目に合うのはもうたくさん。ブラック家に近づくなって散々言ってたものね?二度と近づかないわ。ブラックと名のつくもの全てに。ご満足でしょう?」
シリウスの顔が、泣きそうにゆがんだ。
「じゃあね、シリウス・ブラック。心配してくれてどうもありがとう」
きっと、明日になったら後悔の嵐だろう。
シリウスを傷つけて、こんな顔をさせて、なんの意味がある。
そう叫ぶもうひとりの自分がいて。
怒りのまま止まらない自分がいて。
それを、冷静にみつめている自分がいるのが、たまらなく嫌だった。
いっそ、いっそ。
心まで、化け物になれれば良かったのに。