5年生(親世代) 製作中
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13
レギュラスが協力してくれるからといって、なにかが変わるわけじゃない。
相変わらずレポートはなくなるし、被害は大きいし、困ったことはたくさんある。
教授たちの目が厳しいのがなによりきつい。
噂の効力のすごさは知っていたけれど、今まで散々利用もしてきたけれど、利用されると腹立つものね。
ああああ!!もう!!!!
頼むから、タランチュラは勘弁して!!
「アラニア・エグズメイ」
ふらふらと去っていく蜘蛛を見送って、ため息をつく。
嫌だなあ。
このままだと、前の世界みたいだ。
噂が立つとドキドキして、誰かといつも一緒に行動して、トイレいくのも一緒ね、なんて。
誰かが被害にあっても見てみぬふり。
自分が被害にあったら、通り過ぎるのを待つか、やっている子たちに擦り寄るか。
先生にいいつけたら裏切り者。
ああ、やだやだ。
心がどんどん傷ついて、狭くなっていく。
5年・・・いや、7年。
高校を卒業して以来そんな世界から遠ざかっていたってのに。
・・・ああ、そうか。
今年は5年生。
ってことは、高校1年生なんだ。
なんだかなー・・・。
形成された人間関係はリセットされることなく、延々と続いてる。
分かれる派閥は寮ごとに。
あとは、純血か、混血か、“穢れた血”か。
「穢れた血、かぁ・・・」
「お前がそんなことを言うとは珍しいな」
「・・・セブちゃん?」
「純血のお嬢様がなにをお悩みですか?」
その言葉に、失笑する。
あたしは、純血じゃない。
混血や“穢れた血”ですらない。
あたしは、マグルだ。
魔法使いじゃ、ないのだ。
「セブルスは、穢れた血ってどう思う?」
「愚問だな」
「・・・・・・・・・・・リリー、も?」
セブルスが酢を飲んだような顔になった。
「なぜ、そこで、リリーが出てくる」
「幼馴染、でしょ?」
「・・・・・・・・・・・・・知っていたのか」
知っていた。
リリーと初めて会った日。
彼女が誰と一緒にいて、あのコンパートメントから出て行ったのか。
リリーが、誰を見返したくてがんばったのか。
彼女が、誰を追っていたのか。
・・・・・・・・・シリウスと付き合ったのは何故なのか。
全部、理由はセブルスだった。
「・・・・・・・・・・・・・・そう、か」
「プリンス、だっけ?」
「・・・母はな」
「・・・名家、なの?」
「いや・・・だが、純血だった。スリザリンのな。・・・何を思ったか、マグルとの間に、僕を作った」
「どう、して」
「わからない。わかろうとも、思わない。僕が今ここにいる。それだけで、いい」
嘘。
だったら、どうして、ハーフブラッドプリンスなんて、名乗ってるの・・・?
教科書に書かれていた名前。
その意味は?
「純血のお前にはわからぬだろうな・・・半分でも純血だと、そういえなければ・・・言わなければ、スリザリンになど・・・・・・」
「マグル生まれだって、魔法使いなことに変わりないじゃない・・・ううん・・・魔法使いも、マグルも同じ人間なのに。人間同士なら・・・」
「そんなことを考えるのは、お前だけだ」
「・・・・・・・・そう、なのかなあ」
本当に?
それは、きっと、あたしが・・・。
「マグル、だから」
「なにが?」
「あたしが」
「は?」
なにを言っている、といわんばかりにしかめられた顔。
「お前は魔女だ。それも純血の。このホグワーツでも、魔法界でも珍しい預言者だ。それ以外になにがある」
なきそうに、なった。
叫びたい。
あたしは、マグルで、異世界の人間で、あなたたちが未来でどうなるか知っていて、なのに、へらへらしてるただの、ただの・・・・・・・・・。
「・・・・・・・・・なんでも、ない。ごめん。変なこと言って」
「本当におかしいぞ、お前。そういえばなにやら騒動がおきているらしいな。おかしなものでも飲まされたか」
「違う」
「・・・ならばいいが。これをもっておけ」
手渡されたのは、なんとものみたくなくなる色と質感を持った液体の入ったビン。
「なに、これ」
「解毒薬」
・・・飲み物なんですか、このどどめいろ。
しかもなんか、蛍光はいってませんか。
すてきにどろーっとしててざらざらした粒なんか浮いちゃったりしてるんですが。
そう。なんか、昔みたスクラブにとてもよく似ている気がするんです。
どどめいろで蛍光しているスクラブってどないなもんですか。
「万能だ。味の保障はしないが、真実薬やどんな毒にも効く」
「ほしょう、ないんだ・・・」
「効き目に味は二の次だ」
まあ、ね。
たしかに、ね。
・・・でも飲むんだ、これ・・・。
「ありがとう」
顔ひきつってる自信、ある。
うん。
絶対引きつってる!!
「気をつけろ」
「・・・ありがと」
でも、ね?
この優しさを、リリーに向けてあげて、と思うのは、あたしの我が侭でしょうか。
レギュラスが協力してくれるからといって、なにかが変わるわけじゃない。
相変わらずレポートはなくなるし、被害は大きいし、困ったことはたくさんある。
教授たちの目が厳しいのがなによりきつい。
噂の効力のすごさは知っていたけれど、今まで散々利用もしてきたけれど、利用されると腹立つものね。
ああああ!!もう!!!!
頼むから、タランチュラは勘弁して!!
「アラニア・エグズメイ」
ふらふらと去っていく蜘蛛を見送って、ため息をつく。
嫌だなあ。
このままだと、前の世界みたいだ。
噂が立つとドキドキして、誰かといつも一緒に行動して、トイレいくのも一緒ね、なんて。
誰かが被害にあっても見てみぬふり。
自分が被害にあったら、通り過ぎるのを待つか、やっている子たちに擦り寄るか。
先生にいいつけたら裏切り者。
ああ、やだやだ。
心がどんどん傷ついて、狭くなっていく。
5年・・・いや、7年。
高校を卒業して以来そんな世界から遠ざかっていたってのに。
・・・ああ、そうか。
今年は5年生。
ってことは、高校1年生なんだ。
なんだかなー・・・。
形成された人間関係はリセットされることなく、延々と続いてる。
分かれる派閥は寮ごとに。
あとは、純血か、混血か、“穢れた血”か。
「穢れた血、かぁ・・・」
「お前がそんなことを言うとは珍しいな」
「・・・セブちゃん?」
「純血のお嬢様がなにをお悩みですか?」
その言葉に、失笑する。
あたしは、純血じゃない。
混血や“穢れた血”ですらない。
あたしは、マグルだ。
魔法使いじゃ、ないのだ。
「セブルスは、穢れた血ってどう思う?」
「愚問だな」
「・・・・・・・・・・・リリー、も?」
セブルスが酢を飲んだような顔になった。
「なぜ、そこで、リリーが出てくる」
「幼馴染、でしょ?」
「・・・・・・・・・・・・・知っていたのか」
知っていた。
リリーと初めて会った日。
彼女が誰と一緒にいて、あのコンパートメントから出て行ったのか。
リリーが、誰を見返したくてがんばったのか。
彼女が、誰を追っていたのか。
・・・・・・・・・シリウスと付き合ったのは何故なのか。
全部、理由はセブルスだった。
「・・・・・・・・・・・・・・そう、か」
「プリンス、だっけ?」
「・・・母はな」
「・・・名家、なの?」
「いや・・・だが、純血だった。スリザリンのな。・・・何を思ったか、マグルとの間に、僕を作った」
「どう、して」
「わからない。わかろうとも、思わない。僕が今ここにいる。それだけで、いい」
嘘。
だったら、どうして、ハーフブラッドプリンスなんて、名乗ってるの・・・?
教科書に書かれていた名前。
その意味は?
「純血のお前にはわからぬだろうな・・・半分でも純血だと、そういえなければ・・・言わなければ、スリザリンになど・・・・・・」
「マグル生まれだって、魔法使いなことに変わりないじゃない・・・ううん・・・魔法使いも、マグルも同じ人間なのに。人間同士なら・・・」
「そんなことを考えるのは、お前だけだ」
「・・・・・・・・そう、なのかなあ」
本当に?
それは、きっと、あたしが・・・。
「マグル、だから」
「なにが?」
「あたしが」
「は?」
なにを言っている、といわんばかりにしかめられた顔。
「お前は魔女だ。それも純血の。このホグワーツでも、魔法界でも珍しい預言者だ。それ以外になにがある」
なきそうに、なった。
叫びたい。
あたしは、マグルで、異世界の人間で、あなたたちが未来でどうなるか知っていて、なのに、へらへらしてるただの、ただの・・・・・・・・・。
「・・・・・・・・・なんでも、ない。ごめん。変なこと言って」
「本当におかしいぞ、お前。そういえばなにやら騒動がおきているらしいな。おかしなものでも飲まされたか」
「違う」
「・・・ならばいいが。これをもっておけ」
手渡されたのは、なんとものみたくなくなる色と質感を持った液体の入ったビン。
「なに、これ」
「解毒薬」
・・・飲み物なんですか、このどどめいろ。
しかもなんか、蛍光はいってませんか。
すてきにどろーっとしててざらざらした粒なんか浮いちゃったりしてるんですが。
そう。なんか、昔みたスクラブにとてもよく似ている気がするんです。
どどめいろで蛍光しているスクラブってどないなもんですか。
「万能だ。味の保障はしないが、真実薬やどんな毒にも効く」
「ほしょう、ないんだ・・・」
「効き目に味は二の次だ」
まあ、ね。
たしかに、ね。
・・・でも飲むんだ、これ・・・。
「ありがとう」
顔ひきつってる自信、ある。
うん。
絶対引きつってる!!
「気をつけろ」
「・・・ありがと」
でも、ね?
この優しさを、リリーに向けてあげて、と思うのは、あたしの我が侭でしょうか。