5年生(親世代) 製作中
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12.5
兄が、誰かに心を許すのを、見るのは初めてだった。
だから、悔しかったのかもしれない。
最も身近にいた自分ではなく、それが他人であったことに。
それでも、親友であるあの男よりは、まだ彼女のほうが納得できるのだ。
純血の、女性。
愛する女性だとすれば、納得が出来る。
だが、兄も彼女も否定する。
愛してなどいない。そんな感情などない、と。
守りたいのかもしれない。
ブラック家の望みは、より勢力を拡大すること。
滅びた家の娘を大切にするというような美談ではないのだ。
それも、なにか財産や秘術があるならともかく、そのほとんどは一族と共に滅んでいる。
なんのとりえもない彼女を妻にすることなど、あの家が許すはずがない。
特に、当主の妻としてふさわしいとはいえない。
むしろ、そういった美談にするなら、彼女と結婚するべきなのは次男である自分だろう。
長男のシリウスではない。
そういった、都合に合わないものたちを両親がどのように扱うのか、よく、知っていた。
だから、守るために、そう言っているのかと思った。
そうでなければ、彼女に対する兄の態度の説明がつかない。
あんなに、大切に、慈しむように、そんな目で見つめながら、時には頼り、信頼している。
あれほどまでに人を信じるのを、見たことがない。
あの兄が、それほどまでに信じることが出来る人だというのなら、それで良い。
兄が幸せになるなら、それで良いと思う。
最初こそ気に食わなかったし、今でも名門を軽んじる態度は許せないと思うが、それでも、あの公
平さと、広い視野、常に正しいものを見失うまいとする意志の強さは、得がたいものだということぐらい
、わかる。
彼女なら、当主となるシリウスを支えてくれるだろう。
それこそ、いかなる手段を用いても、自分の愛したものを守ってくれるだろう。
そう期待できる。
だから、認めることが出来る。
サクラ・キリュウ。
願わくば、彼女がシリウスと共にブラック家を支えていくことを、心から願うことが出来た。
兄が幸せになるのなら、彼女を姉と呼んでも良い。
そのために、レギュラスはどんな努力も惜しまないつもりだった。
兄が、誰かに心を許すのを、見るのは初めてだった。
だから、悔しかったのかもしれない。
最も身近にいた自分ではなく、それが他人であったことに。
それでも、親友であるあの男よりは、まだ彼女のほうが納得できるのだ。
純血の、女性。
愛する女性だとすれば、納得が出来る。
だが、兄も彼女も否定する。
愛してなどいない。そんな感情などない、と。
守りたいのかもしれない。
ブラック家の望みは、より勢力を拡大すること。
滅びた家の娘を大切にするというような美談ではないのだ。
それも、なにか財産や秘術があるならともかく、そのほとんどは一族と共に滅んでいる。
なんのとりえもない彼女を妻にすることなど、あの家が許すはずがない。
特に、当主の妻としてふさわしいとはいえない。
むしろ、そういった美談にするなら、彼女と結婚するべきなのは次男である自分だろう。
長男のシリウスではない。
そういった、都合に合わないものたちを両親がどのように扱うのか、よく、知っていた。
だから、守るために、そう言っているのかと思った。
そうでなければ、彼女に対する兄の態度の説明がつかない。
あんなに、大切に、慈しむように、そんな目で見つめながら、時には頼り、信頼している。
あれほどまでに人を信じるのを、見たことがない。
あの兄が、それほどまでに信じることが出来る人だというのなら、それで良い。
兄が幸せになるなら、それで良いと思う。
最初こそ気に食わなかったし、今でも名門を軽んじる態度は許せないと思うが、それでも、あの公
平さと、広い視野、常に正しいものを見失うまいとする意志の強さは、得がたいものだということぐらい
、わかる。
彼女なら、当主となるシリウスを支えてくれるだろう。
それこそ、いかなる手段を用いても、自分の愛したものを守ってくれるだろう。
そう期待できる。
だから、認めることが出来る。
サクラ・キリュウ。
願わくば、彼女がシリウスと共にブラック家を支えていくことを、心から願うことが出来た。
兄が幸せになるのなら、彼女を姉と呼んでも良い。
そのために、レギュラスはどんな努力も惜しまないつもりだった。