5年生(親世代) 製作中
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11
今までの画策のお詫びにおごらせたバタービールは温かい。
ここ校内なのにどっからもってきたんだか。
知ってるけど。
っていうか、この時代からすでに抜け道を知っていたのね、この人たち。
これからますます冷え込んでいくから暖かいものは嬉しいねえ。
あー・・・嫌がらせがそっちの方向にいくとありがたくないなあ。
だってさあ・・・。
冬に水泳とかー・・・どぶさらいはちょっと寒いし・・・。
うん。
寒いの嫌いー・・・。
「そもそも、周辺の態度が1年生のときと違いすぎるだろう?」
ん?何の話?
・・・あーあーあー、うん。シリウスの話ね。
「あー・・・うん。言われてみれば」
1年生のときはシリウスは「ブラック家のダメ跡取り」扱いだった。
それが、気がつけば「ブラック家の跡継ぎさま」だ。
まー、見事な手のひら返し。
「シリウス自身が見せ付けたのも有る。だが、それ以上に、ブラック家のほかの連中と、スリザリンの中でもブラック家に近い連中がシリウスを特別扱いし続けたからだろうな」
「・・・あーまあね」
そもそも、シリウスのことを馬鹿にしていた連中は「ブラック家の権威」にはそれはもう弱かった。
というか、シリウスが覇気もなく、どうでもよさげに構えているからよけいにからかいやすかったんだろう。
それを守ったのがブラック家の3姉妹とルシウスってことかなあ。
後はグリフィス。
「そして、レギュラスやら守役のグリフィスやら、次から次へとやってきて、シリウスさま、ときたら、そ りゃもう、権威に弱い連中はシリウスにへいこらするよな」
「するねえ」
徹底的に寮内でもごしゅじん扱いだもんねえ。
まったく、それも徹底的に。
シリウスにはお茶も入れさせない、本もとらせない、お使いもさせない。
手を出せば望みのものを差し出して、ソファに座ればオットマンが運ばれて、寒ければひざ掛け、紅茶に付け合せの甘くないクラッカーなんかのおやつ。
本を読みたいといえば飛んでいくし、料理はサービスしてくれるし、物を落としたら拾うし。
で、またそれを当然のように受け止める人がいるし。
自分で物を落としたくせに黙って待ってるとか何様さー。
「で、シリウスはその変化をだまーって見守っていたわけだ」
「はあ」
「今、シリウスが手を出してる連中って、ほとんどがその頃にシリウスを馬鹿にしていたか、最初っからシリウス狙いの子たちばっかりだよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・手を出してる、連・中?」
ちょっとまて。複数形?
「そ。真剣にシリウスを好きって言う子はそれでも断ってるんだ。あいつなりに」
「・・・・・・・・・あ、そう」
うわー、腹立つ。
あたし、てっきりこの前の図書室の一件は彼女を乗り換えたのかと思ったのに!
まさか複数と同時進行!?
「知らなかったの?」
「・・・だって、まさかそこまで不誠実な付き合いしてるなんて!」
「君の大嫌いなハッフルパフのお嬢さんも混ざってるよ」
「・・・って、まさかあのマッケンジー!?」
「そ。入学早々君に食って掛かった、アレ」
「・・・趣味ワルッ!!」
シリウスってばシリウスってば!
女見る目なーい!!
「ま、僕が見る限り、アレが問題の筆頭だと思うけど」
「・・・・・・・・・・・・アレがあ?」
自分で眉間に思いっきりしわが寄っているのがわかる。
「うん。ルシウス・マルフォイの守りも外れて、今度こそってやつだろ?」
「ルシウスの、守り?」
「そ。知らなかったのかい?あのマルフォイがわざわざ卒業したホグワーツにきて、ハッフルパフのテーブルに出向いて、上から下まで見回したあげく、ふんと鼻で笑ったってやつ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いつ」
「彼女が君にたてついて泣かされた次の日」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
思わず机につっぷした。
なにやってんですか、あの人。
おとなしく死喰い人やってなさいよっ!!
なにしにきてんの!?っていうかなにしてんの!?
「その君とマルフォイが仲たがいしたなら、もう大丈夫ってわけだ」
「なにが」
「・・・危険な目とか、嫌がらせしても」
それ、大丈夫とか、そういう問題なんですか、ねえ。
ちょっとまて。
「あのナルシッサ・ブラックがもうこないと思うわとかなんとかいわなきゃまだ守られてたのになあ」
机に打ち付けた額がごんっと盛大な音を立てた。
痛い。
「だいじょうぶ?」
「・・・・・っあのカップル、いったい何者なのよ!ええ!?なにか!?あたしにそれほどうらみでもあるのか、っていうかそこまで嫌がらせしたいのか!あたしがなにをしたー!!!!」
「ぼ、ぼ、ぼくに言わないでくれよ!」
がくがくと襟首をつかんでジェームズを揺さぶる。
あー!!腹立つ!!
「シリウスがなんとかするかなーと思ったから僕も黙ってたんだけどさ。必要なら出張るよ?」
「いらないっ!!」
自分でなんとかするわいっ!
それに我慢するぐらいならやめてやる!!
ホグワーツにいなくたって術研究は出来るしマグル界で生きていける!!
英会話さえなんとかなればバイトだろうがなんだろうが生きる手段は山ほどある!
「え?え?え?本気!?それはダメだよ!」
「なにがよ!?別に痛くも痒くもないでしょーが!」
「あるよ!僕たちみんなで卒業するんだって誓ったじゃないか!」
「なにに!?んなもん誓った覚えまっっっったくないけど!?」
「酷い、サク・・・」
酷いのはあんただ!!
「ホグワーツがなんぼのもんじゃー!!!!」
こうなったら必殺直談判よ!!!!
今までの画策のお詫びにおごらせたバタービールは温かい。
ここ校内なのにどっからもってきたんだか。
知ってるけど。
っていうか、この時代からすでに抜け道を知っていたのね、この人たち。
これからますます冷え込んでいくから暖かいものは嬉しいねえ。
あー・・・嫌がらせがそっちの方向にいくとありがたくないなあ。
だってさあ・・・。
冬に水泳とかー・・・どぶさらいはちょっと寒いし・・・。
うん。
寒いの嫌いー・・・。
「そもそも、周辺の態度が1年生のときと違いすぎるだろう?」
ん?何の話?
・・・あーあーあー、うん。シリウスの話ね。
「あー・・・うん。言われてみれば」
1年生のときはシリウスは「ブラック家のダメ跡取り」扱いだった。
それが、気がつけば「ブラック家の跡継ぎさま」だ。
まー、見事な手のひら返し。
「シリウス自身が見せ付けたのも有る。だが、それ以上に、ブラック家のほかの連中と、スリザリンの中でもブラック家に近い連中がシリウスを特別扱いし続けたからだろうな」
「・・・あーまあね」
そもそも、シリウスのことを馬鹿にしていた連中は「ブラック家の権威」にはそれはもう弱かった。
というか、シリウスが覇気もなく、どうでもよさげに構えているからよけいにからかいやすかったんだろう。
それを守ったのがブラック家の3姉妹とルシウスってことかなあ。
後はグリフィス。
「そして、レギュラスやら守役のグリフィスやら、次から次へとやってきて、シリウスさま、ときたら、そ りゃもう、権威に弱い連中はシリウスにへいこらするよな」
「するねえ」
徹底的に寮内でもごしゅじん扱いだもんねえ。
まったく、それも徹底的に。
シリウスにはお茶も入れさせない、本もとらせない、お使いもさせない。
手を出せば望みのものを差し出して、ソファに座ればオットマンが運ばれて、寒ければひざ掛け、紅茶に付け合せの甘くないクラッカーなんかのおやつ。
本を読みたいといえば飛んでいくし、料理はサービスしてくれるし、物を落としたら拾うし。
で、またそれを当然のように受け止める人がいるし。
自分で物を落としたくせに黙って待ってるとか何様さー。
「で、シリウスはその変化をだまーって見守っていたわけだ」
「はあ」
「今、シリウスが手を出してる連中って、ほとんどがその頃にシリウスを馬鹿にしていたか、最初っからシリウス狙いの子たちばっかりだよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・手を出してる、連・中?」
ちょっとまて。複数形?
「そ。真剣にシリウスを好きって言う子はそれでも断ってるんだ。あいつなりに」
「・・・・・・・・・あ、そう」
うわー、腹立つ。
あたし、てっきりこの前の図書室の一件は彼女を乗り換えたのかと思ったのに!
まさか複数と同時進行!?
「知らなかったの?」
「・・・だって、まさかそこまで不誠実な付き合いしてるなんて!」
「君の大嫌いなハッフルパフのお嬢さんも混ざってるよ」
「・・・って、まさかあのマッケンジー!?」
「そ。入学早々君に食って掛かった、アレ」
「・・・趣味ワルッ!!」
シリウスってばシリウスってば!
女見る目なーい!!
「ま、僕が見る限り、アレが問題の筆頭だと思うけど」
「・・・・・・・・・・・・アレがあ?」
自分で眉間に思いっきりしわが寄っているのがわかる。
「うん。ルシウス・マルフォイの守りも外れて、今度こそってやつだろ?」
「ルシウスの、守り?」
「そ。知らなかったのかい?あのマルフォイがわざわざ卒業したホグワーツにきて、ハッフルパフのテーブルに出向いて、上から下まで見回したあげく、ふんと鼻で笑ったってやつ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いつ」
「彼女が君にたてついて泣かされた次の日」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
思わず机につっぷした。
なにやってんですか、あの人。
おとなしく死喰い人やってなさいよっ!!
なにしにきてんの!?っていうかなにしてんの!?
「その君とマルフォイが仲たがいしたなら、もう大丈夫ってわけだ」
「なにが」
「・・・危険な目とか、嫌がらせしても」
それ、大丈夫とか、そういう問題なんですか、ねえ。
ちょっとまて。
「あのナルシッサ・ブラックがもうこないと思うわとかなんとかいわなきゃまだ守られてたのになあ」
机に打ち付けた額がごんっと盛大な音を立てた。
痛い。
「だいじょうぶ?」
「・・・・・っあのカップル、いったい何者なのよ!ええ!?なにか!?あたしにそれほどうらみでもあるのか、っていうかそこまで嫌がらせしたいのか!あたしがなにをしたー!!!!」
「ぼ、ぼ、ぼくに言わないでくれよ!」
がくがくと襟首をつかんでジェームズを揺さぶる。
あー!!腹立つ!!
「シリウスがなんとかするかなーと思ったから僕も黙ってたんだけどさ。必要なら出張るよ?」
「いらないっ!!」
自分でなんとかするわいっ!
それに我慢するぐらいならやめてやる!!
ホグワーツにいなくたって術研究は出来るしマグル界で生きていける!!
英会話さえなんとかなればバイトだろうがなんだろうが生きる手段は山ほどある!
「え?え?え?本気!?それはダメだよ!」
「なにがよ!?別に痛くも痒くもないでしょーが!」
「あるよ!僕たちみんなで卒業するんだって誓ったじゃないか!」
「なにに!?んなもん誓った覚えまっっっったくないけど!?」
「酷い、サク・・・」
酷いのはあんただ!!
「ホグワーツがなんぼのもんじゃー!!!!」
こうなったら必殺直談判よ!!!!