5年生(親世代) 製作中
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
10
気づいてみれば、随分色々なものがきびしくなっていた。
あたしって鈍いのかしら。
やたら神経にざくざく刺さる攻撃をされている気がする。
ひそひそ噂話。
クスクス笑い。
無視。
あああああ。いじめだね。うん。いじめだ。
そして、サボろうもんなら、あっという間にお呼び出し。
よほどなんか吹き込まれてんのかね、先生たち。
慣れている、で済ませられないところまで被害が広がってきている。
レポートはなくなるし、持ち物はなくなるし。
こんにゃろう。
その言葉が、今の気分に一番ふさわしかった。
みみっちい嫌がらせ、精神的にクル嫌がらせ、色々諸々あわせて、両手両足で足りない。
きーっ。
この前のふくろうさんは本当に参った。
ああいうスプラッタ目の前では勘弁です。
なんというか・・・もう、さ。
ああ、魔法使いの世界も人間の世界も変わらないんだなぁって。
ははは。
この年でこういういじめにあうって、何事。
しかも、何が堪えてるって、そのいじめの理由とおぼしきものが一番堪えてるっての。
かさりと見たくもないそれを広げてため息をつく。
『シリウスと別れろ!ブス!』
『身の程知らず』
『死ね』
そう。
ここまで来ればアホでもわかる。
あたしは・・・シリウスと別れろと脅されてるわけだ。
付き合ってないのにどーやって別れるんだ!!
意味わかんないし!
あー、もう。去年までこんなことなかったのに。
なんだって5年生になってからこんなことに悩まされるのさ。
「それはね・・・君のむちゃくちゃさを目の当たりにした学年がいなくなって噂でしか知らない子が増えたからだよ」
「うわっ」
なんでここに!
っていうかなんで人の考えた内容が!!
「君、喋ってたよ。相変わらずだねえ、その考え事喋る癖」
まさか。シリウスとやってたのはわざとよ。
だってあの頃まだ反応もおぼつかないお坊ちゃんだったから面白くて。
いまやツッコミも慣れてあの程度のからかいじゃあっさり交わされちゃう。
面白くもなんともない。
「あ、そう。シリウスもかわいそうなんだか、喜ばしいんだかわかんないね」
「いや、わかるから」
突っ込むと、じーんとなにやらこぶしを握り締めている。
なにやってんじゃい。
「いいなあ、このノリ。久しぶりだなあ」
「はぁ?」
「一年生の頃はさあ、陰険なこととか、スリザリンだろ!って叫びたくなることとか、いっぱいあったのにねえ」
「なに懐かしんでんのよ・・・。わけわかんないわねー・・・」
が、分けわかんない人はさらにわけわからないことを言った。
「シリウスの恋人っていわれるの、そんなに嫌?」
「嫌とかじゃなくて、事実無根だし」
「あー・・・そうなんだ」
「・・・なによ、さっきから不気味ねえ。なに企んでるの?ジェームズ」
「いやぁ。僕、君とシリウスの子どもの名付け親になりたいなあってもくろんでるだけなんだけど」
「あら、そう。まあ、子どもが生まれたらつけさせてあげてもいいわよ」
「ほんとかい!?」
「ええ。シリウスもそういうんじゃないかしら」
「きっとそういってくれるよね!」
「ええ。これで二人分の名前考えなきゃいけないわね。ご苦労様」
「・・・そうきたかい」
当然。あなたまであたしをからかおうなんて冗談じゃないわよ。
あたしの子どもとシリウスの子ども両方に名前をつけるといいわ、この越後屋。
「あ、そだそだ。ねえ、ジェームズ、この筆跡に見覚えない?」
「まさか、マルフォイじゃあるまいし全生徒の筆跡なんて把握してないよ」
・・・ルシウスはしてたんですか、そうですか。
ほんっとに謎の人だなあ、あの人。
「・・・それにしても、よくこんな手紙よこすよね」
「そうね。暇だなーって」
最初はうっとうしいから燃やしてたんだけど、ここまでくるとそんな気力もなくなって、というかいっそ面白くなってためている。
ころあいをみて裏紙を使えるメモ帳にしてやるつもりだった。
ってか紙もったいないわよ。
大事な資源をなんだと思ってんの。
エコ精神がたりないわよねー。
「ちらっと聞いたんだけど」
「なに?」
「この前サクの部屋のベッドでふくろうが首切られてたって?」
「・・・・・・・・・・なんでそれを」
あの猟奇事件かと思ったとんでもないやつ。
あの後一人で始末したのに、なんでこいつが知っている!?
「このホグワーツで僕が知らないことなんてないよ」
「へえ。それじゃ今日のハグリッドのパンツの色は?」
「・・・なんでそんなものを知らなきゃいけないんだ」
「知らないことはないんでしょ?」
「知りたいことはね」
「じゃあ今日のピンズ先生の授業で何人寝るか当ててみて」
「予言は君の分野でしょ」
「えー」
えー、それじゃあジェームズが興味があって予言じゃない、ホグワーツの中の秘密・・・。
「あ」
「え?」
「シリウスの初体験」
「・・・知りたいの?」
うげ。なんか喜ばした?目がきらんっと輝いてるんだけどぉ~ぉ~ぉ~ぉ~ぉ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ええと、ええと、どうやってごまかす!?
「うん。ジェームズといつ初キス?」
ぶはっとジェームズがむせた。
よしゃ。勝利。
「なんでそれを!!!!」
「へ?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんですってえ!?
まさか、まさかまさかまさかっっ
「ジェームズ、シリウスとキスしたことあるのっ!?」
「・・・なんでそんなに目がキラキラしてるのかな?」
これがキラキラさせずにいられるものですかっっ
いつよ、いついつ!?そんなおいしい話あたし聞いてないわよっっ!
「わわわ、ストップストップ!僕が好きなのはリリーだよ!!」
「知ってるわよ!ねえ!詳しく教えて!?」
ぐわしっと襟首つかんで引き寄せるあたしの耳にひそひそ声が聞こえてきた。
っていうか聞かせるために言ってるんだね、これ。
「今度はポッターですって。どこまで節操ないのかしらね」
「シリウスがかわいそう」
「没落した家の人はこれだから」
あー、はいはい。
「・・・随分な言われようだね」
「あたしも最近気づいたけどね」
「最近・・・?」
さも意外という顔に、この事態が最近じゃなかったのだと気づく。
えー・・・なにが原因でそこまでされなきゃならないのよ・・・。
「・・・原因は?」
「さあ。・・・ま、心当たりはあるけど」
「僕もある」
じゃあ聞くんじゃないっ!
「シリウスと付き合ってないのに別れろって言われてもねえ・・・」
それが一番困ってるのよ。
「あのさあ、そういう態度が彼女たちをあおるんだよね」
「え?」
「シリウスに好かれてるのに、大切にされてるのに、宝物みたいに守られてることをよしとしないだろ?」
「ってかなんで守られなきゃならないのよ」
シリウスみたいな、ヘタレに。
「彼女だろ?」
「何回違うって言えばいいの?」
「・・・・・・見た目はどっからどうみても付き合ってるのにね・・・」
「なんでよ」
「シリウスが唯一大切にしていて、傍に置き続けていて、優しくしている女の子だからだよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・は?」
ちょっと待って。
ちょっと待て!なにそれ!?
「シリウスは誰も大切にしない。付き合ってる女の子たちも、従姉妹のナルシッサも、誰も。特に女の子達に対してはそうだ。自分に興味がある子、恋人希望の子、ファンの子、みんなに無関心だ。なのに、君に対してだけは、関心を示す」
「・・・そぉ?」
「シリウスは彼女の誰かが髪を切っても気にもしないよ。そうか、で終わり」
「・・・はぁ・・・・・・」
きれいに伸びてたのに、とシリウスの指が梳いた髪に触れる。
「・・・断言してもいいけど、君が助けを求めたらシリウスはどこからでもとんでくると思うよ。何を差し置いても」
「・・・ジェームズはしてくれないわけ?」
「僕だって出来るときは何でもするけど、それとこれとは違うだろう?」
なにが、どう、違うんでしょうか??
「大事な友だちだから、助けてって言われたら飛んでいくわよ。あなたが助けを求めてもシリウスは行くでしょうし、あたしだってそうだわ。リリーが助けてって言ったら喜んで助けにいくわよ?」
「・・・・・・・・・・・・・そうですか・・・」
にぶい、とか呟かれた。
失礼な!!
「大体ね、ジェームズ。そこには大きな問題があるのよ」
「なんだよ」
「あたしも、シリウスも、お互いを女として男として意識してないわ。あくまで友達だと思ってる。なのに、それをカップルにしようっていうのが間違ってるのよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「くっつけようとしてるの、バレてないと思ってた?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「いくらなんでもあからさま過ぎ。
「降参です・・・・・・」
よろしい。
気づいてみれば、随分色々なものがきびしくなっていた。
あたしって鈍いのかしら。
やたら神経にざくざく刺さる攻撃をされている気がする。
ひそひそ噂話。
クスクス笑い。
無視。
あああああ。いじめだね。うん。いじめだ。
そして、サボろうもんなら、あっという間にお呼び出し。
よほどなんか吹き込まれてんのかね、先生たち。
慣れている、で済ませられないところまで被害が広がってきている。
レポートはなくなるし、持ち物はなくなるし。
こんにゃろう。
その言葉が、今の気分に一番ふさわしかった。
みみっちい嫌がらせ、精神的にクル嫌がらせ、色々諸々あわせて、両手両足で足りない。
きーっ。
この前のふくろうさんは本当に参った。
ああいうスプラッタ目の前では勘弁です。
なんというか・・・もう、さ。
ああ、魔法使いの世界も人間の世界も変わらないんだなぁって。
ははは。
この年でこういういじめにあうって、何事。
しかも、何が堪えてるって、そのいじめの理由とおぼしきものが一番堪えてるっての。
かさりと見たくもないそれを広げてため息をつく。
『シリウスと別れろ!ブス!』
『身の程知らず』
『死ね』
そう。
ここまで来ればアホでもわかる。
あたしは・・・シリウスと別れろと脅されてるわけだ。
付き合ってないのにどーやって別れるんだ!!
意味わかんないし!
あー、もう。去年までこんなことなかったのに。
なんだって5年生になってからこんなことに悩まされるのさ。
「それはね・・・君のむちゃくちゃさを目の当たりにした学年がいなくなって噂でしか知らない子が増えたからだよ」
「うわっ」
なんでここに!
っていうかなんで人の考えた内容が!!
「君、喋ってたよ。相変わらずだねえ、その考え事喋る癖」
まさか。シリウスとやってたのはわざとよ。
だってあの頃まだ反応もおぼつかないお坊ちゃんだったから面白くて。
いまやツッコミも慣れてあの程度のからかいじゃあっさり交わされちゃう。
面白くもなんともない。
「あ、そう。シリウスもかわいそうなんだか、喜ばしいんだかわかんないね」
「いや、わかるから」
突っ込むと、じーんとなにやらこぶしを握り締めている。
なにやってんじゃい。
「いいなあ、このノリ。久しぶりだなあ」
「はぁ?」
「一年生の頃はさあ、陰険なこととか、スリザリンだろ!って叫びたくなることとか、いっぱいあったのにねえ」
「なに懐かしんでんのよ・・・。わけわかんないわねー・・・」
が、分けわかんない人はさらにわけわからないことを言った。
「シリウスの恋人っていわれるの、そんなに嫌?」
「嫌とかじゃなくて、事実無根だし」
「あー・・・そうなんだ」
「・・・なによ、さっきから不気味ねえ。なに企んでるの?ジェームズ」
「いやぁ。僕、君とシリウスの子どもの名付け親になりたいなあってもくろんでるだけなんだけど」
「あら、そう。まあ、子どもが生まれたらつけさせてあげてもいいわよ」
「ほんとかい!?」
「ええ。シリウスもそういうんじゃないかしら」
「きっとそういってくれるよね!」
「ええ。これで二人分の名前考えなきゃいけないわね。ご苦労様」
「・・・そうきたかい」
当然。あなたまであたしをからかおうなんて冗談じゃないわよ。
あたしの子どもとシリウスの子ども両方に名前をつけるといいわ、この越後屋。
「あ、そだそだ。ねえ、ジェームズ、この筆跡に見覚えない?」
「まさか、マルフォイじゃあるまいし全生徒の筆跡なんて把握してないよ」
・・・ルシウスはしてたんですか、そうですか。
ほんっとに謎の人だなあ、あの人。
「・・・それにしても、よくこんな手紙よこすよね」
「そうね。暇だなーって」
最初はうっとうしいから燃やしてたんだけど、ここまでくるとそんな気力もなくなって、というかいっそ面白くなってためている。
ころあいをみて裏紙を使えるメモ帳にしてやるつもりだった。
ってか紙もったいないわよ。
大事な資源をなんだと思ってんの。
エコ精神がたりないわよねー。
「ちらっと聞いたんだけど」
「なに?」
「この前サクの部屋のベッドでふくろうが首切られてたって?」
「・・・・・・・・・・なんでそれを」
あの猟奇事件かと思ったとんでもないやつ。
あの後一人で始末したのに、なんでこいつが知っている!?
「このホグワーツで僕が知らないことなんてないよ」
「へえ。それじゃ今日のハグリッドのパンツの色は?」
「・・・なんでそんなものを知らなきゃいけないんだ」
「知らないことはないんでしょ?」
「知りたいことはね」
「じゃあ今日のピンズ先生の授業で何人寝るか当ててみて」
「予言は君の分野でしょ」
「えー」
えー、それじゃあジェームズが興味があって予言じゃない、ホグワーツの中の秘密・・・。
「あ」
「え?」
「シリウスの初体験」
「・・・知りたいの?」
うげ。なんか喜ばした?目がきらんっと輝いてるんだけどぉ~ぉ~ぉ~ぉ~ぉ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ええと、ええと、どうやってごまかす!?
「うん。ジェームズといつ初キス?」
ぶはっとジェームズがむせた。
よしゃ。勝利。
「なんでそれを!!!!」
「へ?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんですってえ!?
まさか、まさかまさかまさかっっ
「ジェームズ、シリウスとキスしたことあるのっ!?」
「・・・なんでそんなに目がキラキラしてるのかな?」
これがキラキラさせずにいられるものですかっっ
いつよ、いついつ!?そんなおいしい話あたし聞いてないわよっっ!
「わわわ、ストップストップ!僕が好きなのはリリーだよ!!」
「知ってるわよ!ねえ!詳しく教えて!?」
ぐわしっと襟首つかんで引き寄せるあたしの耳にひそひそ声が聞こえてきた。
っていうか聞かせるために言ってるんだね、これ。
「今度はポッターですって。どこまで節操ないのかしらね」
「シリウスがかわいそう」
「没落した家の人はこれだから」
あー、はいはい。
「・・・随分な言われようだね」
「あたしも最近気づいたけどね」
「最近・・・?」
さも意外という顔に、この事態が最近じゃなかったのだと気づく。
えー・・・なにが原因でそこまでされなきゃならないのよ・・・。
「・・・原因は?」
「さあ。・・・ま、心当たりはあるけど」
「僕もある」
じゃあ聞くんじゃないっ!
「シリウスと付き合ってないのに別れろって言われてもねえ・・・」
それが一番困ってるのよ。
「あのさあ、そういう態度が彼女たちをあおるんだよね」
「え?」
「シリウスに好かれてるのに、大切にされてるのに、宝物みたいに守られてることをよしとしないだろ?」
「ってかなんで守られなきゃならないのよ」
シリウスみたいな、ヘタレに。
「彼女だろ?」
「何回違うって言えばいいの?」
「・・・・・・見た目はどっからどうみても付き合ってるのにね・・・」
「なんでよ」
「シリウスが唯一大切にしていて、傍に置き続けていて、優しくしている女の子だからだよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・は?」
ちょっと待って。
ちょっと待て!なにそれ!?
「シリウスは誰も大切にしない。付き合ってる女の子たちも、従姉妹のナルシッサも、誰も。特に女の子達に対してはそうだ。自分に興味がある子、恋人希望の子、ファンの子、みんなに無関心だ。なのに、君に対してだけは、関心を示す」
「・・・そぉ?」
「シリウスは彼女の誰かが髪を切っても気にもしないよ。そうか、で終わり」
「・・・はぁ・・・・・・」
きれいに伸びてたのに、とシリウスの指が梳いた髪に触れる。
「・・・断言してもいいけど、君が助けを求めたらシリウスはどこからでもとんでくると思うよ。何を差し置いても」
「・・・ジェームズはしてくれないわけ?」
「僕だって出来るときは何でもするけど、それとこれとは違うだろう?」
なにが、どう、違うんでしょうか??
「大事な友だちだから、助けてって言われたら飛んでいくわよ。あなたが助けを求めてもシリウスは行くでしょうし、あたしだってそうだわ。リリーが助けてって言ったら喜んで助けにいくわよ?」
「・・・・・・・・・・・・・そうですか・・・」
にぶい、とか呟かれた。
失礼な!!
「大体ね、ジェームズ。そこには大きな問題があるのよ」
「なんだよ」
「あたしも、シリウスも、お互いを女として男として意識してないわ。あくまで友達だと思ってる。なのに、それをカップルにしようっていうのが間違ってるのよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「くっつけようとしてるの、バレてないと思ってた?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「いくらなんでもあからさま過ぎ。
「降参です・・・・・・」
よろしい。