1年生(親世代) 完結 (99話)
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24
帰り着いたグリフィンドール寮の前で、ジェームズが気まずそうに足を止めた。
「馬鹿。自分でやっちまったんだから潔く謝れよ」
「…謝りたくない」
「まだそんなこといってんのか・・・」
うお。頑固だ・・・ジェームズ。
「だって、ジョンが君を馬鹿にしたことは確かなんだし・・・」
「馬鹿。あんなのたんなる癇癪だろ。馬鹿にはしてねえよ」
「だって、君に出て行けって言ったんだよ?」
「気にしてないから。そういいたくなる気持ちはわかってるつもりだ」
「気にしてくれ」
まったくだ。少しは気にしてくれないとこっちがイライラしますよ。シリウスさん。
「したって仕方ないだろ。いいから入れ!マクゴナガル先生に捕まったら厄介だろ」
「あ、だいじょうぶよ~さっきおじさまにお願いしてきたから。減点はされないわ」
「・・・・・・・・・・おじさま?」
「だからなんでお前はダンブルドアにそんなこと頼めんだよ?」
「内緒」
またそれだ、と肩を落としたシリウスと唖然とするジェームズ。
「でも寒いからさっさと入って」
「・・・・・・・でもさぁ」
しつこいっ!!
「ジェームズ・・・いい加減に」
「こほん」
ん?この咳払いだれ・・・・・・
「あたくしは、いつまでこうしてあなたたちが合言葉を言うのを待っていなければならないのかしら」
・・・・・・・・・・ごめん。レディ・・・・・・
中をうかがうと、モリー先輩が笑顔で迎えてくれた。
「お帰りなさい。入ってだいじょうぶよ。みんな部屋に戻ったから」
あからさまにほっとしたジェームズがシリウスと入ってくる。
あらら。
「なんでそこで手をつないでるかな・・・」
「友達だから」
「離れろ」
ぶんぶんと手をふるシリウス。
にこやかに接着剤でくっつけたみたいに離れないジェームズ。
・・・漫才コンビめ。
「まあまあ。仲良しだこと」
シリウスとジェームズの様子ににこにこ笑ったモリーにシリウスがすまなそうに頭を下げた。
「ミス・プルウェット、ご迷惑をかけて申し訳ない」
・・・誰。プルウェットって。
「いいのよ、シリウス。あなたに友人ができて何よりだわ」
「ご心配いただかなくとも、なんとでもなりますから」
「心配させてちょうだい。これでもあなたのいとこですもの」
「・・・・・・・・・は?」
はい!?
え!?
なにそれ!!
モリーさんとシリウスがいとこ!?そんなの書いてあった?
「あら、知らなかった?うちの馬鹿父はシリウスのおば様と結婚したのよ」
そ、そうなのか・・・・・・
「プルウェット・・・プルウェット・・・どっかで聞いたような・・・」
「聞いたことがあって当然だ。イギリスの純血の名家の一つだからな」
「そうだ。それで聞いたことがあったのか」
ほえ?ジェームズとは・・・血がつながってないのかな?
「ジェームズは?純血じゃないの?」
「純血だよ。もちろん。・・・グリフィンドールでこれが話題になるとは思わなかった」
「うん。あたしも」
「なら話題にするなよ」
「ジェームズとシリウスって血がつながってないのかと・・・」
「あ、それでか」
そうそう。それが聞きたくて純血かって聞いたのよ。
「純血同士だからね、つながっているよ。・・・だからといって仲が良いわけじゃないけど」
「そうなの?」
・・・あ~グリフィンドールの家系とスリザリンの家系なのかしら。
「そう。あと、ポッターとウィーズリーは血がつながってる。ちょっと遠いけど」
「うちともつながってるぞ。ウィーズリーは。家系図には乗っていないけどな」
ああ、血を裏切る者とかなんとか・・・・・・
「ところでモリー、彼らは?」
「ああ・・・あの子達ならお説教しておいたわ。同じ寮に選ばれた仲間に向かってなんてことって」
「ありがとう。それで、どうだった?」
「偏見をもっていたってことは少し反省したみたい。明日謝ってくると思うわ」
「そうか・・・」
「今日は顔をあわせにくいでしょうけど、おとなしく部屋で寝なさいね」
シリウスは答える代わりに肩をすくめた。
ちがうだろ。ちゃんとお礼いいなさいよ!
「アーサー先輩、モリー先輩、ありがとうございました。ご迷惑おかけして・・・」
「ミス・キリュウ。あなたが気にすることじゃないわ」
「そうだね。僕たちは同じ寮の上級生として当然のことをしたまでだよ」
「そうよ。気にしないで」
にっこりわらったモリーが時計をみてあ、と声をあげた。
「さあさあ、3人とも寝なさい。明日も授業はあるのよ!」
「あ、こんな時間か」
壁にかかった時計はとうに消灯時間を過ぎていることを示している。
シリウスとジェームズも心なしか眠たそうだ。
「おやすみなさい」
2人に挨拶をして寮の階段を上る。
「・・・ねえ、シリウス、ジェームズ」
「ん?」
「・・・・・・・なんでもない。おやすみなさい」
は?と首を傾げているだろう2人を放って、部屋にすべりこむ。
と。
もう寝ていたはずの3対の視線があたしに突き刺さった。
「た、ただいま・・・」
「おかえりなさい・・・その・・・ジェームズは?」
「シリウスと仲直りして今帰ってきたわ。こっちは?」
「・・・ミス・プルウェットにやられたわ。同じグリフィンドールでしょうって」
泣いた後のあるアリスを抱きしめているリリーの言葉に、あたしはへえ、と言ってマギーの隣に座った。
「・・・なに?」
「ねえ、マギー。モリー先輩、こわかった?」
「・・・べつに」
「じゃあ・・・自分が思ってたことを・・・間違ってたって思ってる?」
「・・・間違ってるんでしょ。きっと。あなたはいつも正しいのかもしれないけど・・・」
そんな泣きそうな顔しながら言わないでよ。
意地張らないでよ。
「あたしはいっぱい間違ってるわよ。いろんなことを」
たくさん間違いながら、20年生きてきたもの。
間違って、後悔して、悩んで。
「だから・・・謝りたいと思ったならすっきり謝っちゃったら?」
「・・・・・・・・・・」
謝りたい時に意地張って謝らないで。
後悔するほどつらいことはない。
何年も、何年も、ひきずってしまうの。
すごく、些細なことなのに。
あの時、ほんの一言・・・ごめんと言えていればって。
「あたしは…当然のこと、しただけよ」
「そう?じゃあ・・・なぜあなたはそんなに後悔したような顔をしてるの?」
「・・・・・・・・・っ」
「シリウスは、わかってるわよ。あなたたちがブラック家を受け入れられないこと。仕方ないって」
「仕方ないってなによ!自分が溶け込めない言い訳じゃない!!」
あたしに食って掛からないでよ!
それにね
「違うわよ。そういう意味じゃない」
シリウスは、仕方ないってあきらめてない。言い訳なんかしない。
それは・・・あたしがいくら言葉を尽くしても無理なのかもしれないけれど。
いつか…シリウスを見て、わかってほしい。
「・・・あなたって」
「え?」
「変な人。…何を考えてるのかわからないわ」
てへ。
よく言われる。
「・・・その、わかってるっていうのが嫌なの。私たち、馬鹿にされてるの?」
「・・・それはないと思うわ」
そんなに器用な人じゃないわよ。
「・・・でも、ジョンのは言いすぎだと思ったし・・・シリウスを避けていたのは、その・・・あまりよくないと思ったわ」
「それはよかったわ」
「だから・・・あいさつぐらいはするつもりよ」
・・・そこからか。
ってゆーかそれもしてなかったんかいっ!!
「・・・まぎぃ・・・・・・それは、人としての礼儀の範疇じゃないかしら・・・・・・」
「そうだけど!・・・いいのよ、それで」
「そう、ね・・・そこからスタートよね」
それすらしてないんじゃ・・・ねえ。
まぁ、ゆっくりいけばいいわよ。ゆっくり。
人間関係作るんですもの。
ゆっくりのんびり・・進みましょ。
あたしも、あなたたちとの関係をスタートするから。
ね・・・マギー、アリス・・・
帰り着いたグリフィンドール寮の前で、ジェームズが気まずそうに足を止めた。
「馬鹿。自分でやっちまったんだから潔く謝れよ」
「…謝りたくない」
「まだそんなこといってんのか・・・」
うお。頑固だ・・・ジェームズ。
「だって、ジョンが君を馬鹿にしたことは確かなんだし・・・」
「馬鹿。あんなのたんなる癇癪だろ。馬鹿にはしてねえよ」
「だって、君に出て行けって言ったんだよ?」
「気にしてないから。そういいたくなる気持ちはわかってるつもりだ」
「気にしてくれ」
まったくだ。少しは気にしてくれないとこっちがイライラしますよ。シリウスさん。
「したって仕方ないだろ。いいから入れ!マクゴナガル先生に捕まったら厄介だろ」
「あ、だいじょうぶよ~さっきおじさまにお願いしてきたから。減点はされないわ」
「・・・・・・・・・・おじさま?」
「だからなんでお前はダンブルドアにそんなこと頼めんだよ?」
「内緒」
またそれだ、と肩を落としたシリウスと唖然とするジェームズ。
「でも寒いからさっさと入って」
「・・・・・・・でもさぁ」
しつこいっ!!
「ジェームズ・・・いい加減に」
「こほん」
ん?この咳払いだれ・・・・・・
「あたくしは、いつまでこうしてあなたたちが合言葉を言うのを待っていなければならないのかしら」
・・・・・・・・・・ごめん。レディ・・・・・・
中をうかがうと、モリー先輩が笑顔で迎えてくれた。
「お帰りなさい。入ってだいじょうぶよ。みんな部屋に戻ったから」
あからさまにほっとしたジェームズがシリウスと入ってくる。
あらら。
「なんでそこで手をつないでるかな・・・」
「友達だから」
「離れろ」
ぶんぶんと手をふるシリウス。
にこやかに接着剤でくっつけたみたいに離れないジェームズ。
・・・漫才コンビめ。
「まあまあ。仲良しだこと」
シリウスとジェームズの様子ににこにこ笑ったモリーにシリウスがすまなそうに頭を下げた。
「ミス・プルウェット、ご迷惑をかけて申し訳ない」
・・・誰。プルウェットって。
「いいのよ、シリウス。あなたに友人ができて何よりだわ」
「ご心配いただかなくとも、なんとでもなりますから」
「心配させてちょうだい。これでもあなたのいとこですもの」
「・・・・・・・・・は?」
はい!?
え!?
なにそれ!!
モリーさんとシリウスがいとこ!?そんなの書いてあった?
「あら、知らなかった?うちの馬鹿父はシリウスのおば様と結婚したのよ」
そ、そうなのか・・・・・・
「プルウェット・・・プルウェット・・・どっかで聞いたような・・・」
「聞いたことがあって当然だ。イギリスの純血の名家の一つだからな」
「そうだ。それで聞いたことがあったのか」
ほえ?ジェームズとは・・・血がつながってないのかな?
「ジェームズは?純血じゃないの?」
「純血だよ。もちろん。・・・グリフィンドールでこれが話題になるとは思わなかった」
「うん。あたしも」
「なら話題にするなよ」
「ジェームズとシリウスって血がつながってないのかと・・・」
「あ、それでか」
そうそう。それが聞きたくて純血かって聞いたのよ。
「純血同士だからね、つながっているよ。・・・だからといって仲が良いわけじゃないけど」
「そうなの?」
・・・あ~グリフィンドールの家系とスリザリンの家系なのかしら。
「そう。あと、ポッターとウィーズリーは血がつながってる。ちょっと遠いけど」
「うちともつながってるぞ。ウィーズリーは。家系図には乗っていないけどな」
ああ、血を裏切る者とかなんとか・・・・・・
「ところでモリー、彼らは?」
「ああ・・・あの子達ならお説教しておいたわ。同じ寮に選ばれた仲間に向かってなんてことって」
「ありがとう。それで、どうだった?」
「偏見をもっていたってことは少し反省したみたい。明日謝ってくると思うわ」
「そうか・・・」
「今日は顔をあわせにくいでしょうけど、おとなしく部屋で寝なさいね」
シリウスは答える代わりに肩をすくめた。
ちがうだろ。ちゃんとお礼いいなさいよ!
「アーサー先輩、モリー先輩、ありがとうございました。ご迷惑おかけして・・・」
「ミス・キリュウ。あなたが気にすることじゃないわ」
「そうだね。僕たちは同じ寮の上級生として当然のことをしたまでだよ」
「そうよ。気にしないで」
にっこりわらったモリーが時計をみてあ、と声をあげた。
「さあさあ、3人とも寝なさい。明日も授業はあるのよ!」
「あ、こんな時間か」
壁にかかった時計はとうに消灯時間を過ぎていることを示している。
シリウスとジェームズも心なしか眠たそうだ。
「おやすみなさい」
2人に挨拶をして寮の階段を上る。
「・・・ねえ、シリウス、ジェームズ」
「ん?」
「・・・・・・・なんでもない。おやすみなさい」
は?と首を傾げているだろう2人を放って、部屋にすべりこむ。
と。
もう寝ていたはずの3対の視線があたしに突き刺さった。
「た、ただいま・・・」
「おかえりなさい・・・その・・・ジェームズは?」
「シリウスと仲直りして今帰ってきたわ。こっちは?」
「・・・ミス・プルウェットにやられたわ。同じグリフィンドールでしょうって」
泣いた後のあるアリスを抱きしめているリリーの言葉に、あたしはへえ、と言ってマギーの隣に座った。
「・・・なに?」
「ねえ、マギー。モリー先輩、こわかった?」
「・・・べつに」
「じゃあ・・・自分が思ってたことを・・・間違ってたって思ってる?」
「・・・間違ってるんでしょ。きっと。あなたはいつも正しいのかもしれないけど・・・」
そんな泣きそうな顔しながら言わないでよ。
意地張らないでよ。
「あたしはいっぱい間違ってるわよ。いろんなことを」
たくさん間違いながら、20年生きてきたもの。
間違って、後悔して、悩んで。
「だから・・・謝りたいと思ったならすっきり謝っちゃったら?」
「・・・・・・・・・・」
謝りたい時に意地張って謝らないで。
後悔するほどつらいことはない。
何年も、何年も、ひきずってしまうの。
すごく、些細なことなのに。
あの時、ほんの一言・・・ごめんと言えていればって。
「あたしは…当然のこと、しただけよ」
「そう?じゃあ・・・なぜあなたはそんなに後悔したような顔をしてるの?」
「・・・・・・・・・っ」
「シリウスは、わかってるわよ。あなたたちがブラック家を受け入れられないこと。仕方ないって」
「仕方ないってなによ!自分が溶け込めない言い訳じゃない!!」
あたしに食って掛からないでよ!
それにね
「違うわよ。そういう意味じゃない」
シリウスは、仕方ないってあきらめてない。言い訳なんかしない。
それは・・・あたしがいくら言葉を尽くしても無理なのかもしれないけれど。
いつか…シリウスを見て、わかってほしい。
「・・・あなたって」
「え?」
「変な人。…何を考えてるのかわからないわ」
てへ。
よく言われる。
「・・・その、わかってるっていうのが嫌なの。私たち、馬鹿にされてるの?」
「・・・それはないと思うわ」
そんなに器用な人じゃないわよ。
「・・・でも、ジョンのは言いすぎだと思ったし・・・シリウスを避けていたのは、その・・・あまりよくないと思ったわ」
「それはよかったわ」
「だから・・・あいさつぐらいはするつもりよ」
・・・そこからか。
ってゆーかそれもしてなかったんかいっ!!
「・・・まぎぃ・・・・・・それは、人としての礼儀の範疇じゃないかしら・・・・・・」
「そうだけど!・・・いいのよ、それで」
「そう、ね・・・そこからスタートよね」
それすらしてないんじゃ・・・ねえ。
まぁ、ゆっくりいけばいいわよ。ゆっくり。
人間関係作るんですもの。
ゆっくりのんびり・・進みましょ。
あたしも、あなたたちとの関係をスタートするから。
ね・・・マギー、アリス・・・