5年生(親世代) 製作中
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9
レポートがない。
なんじゃそりゃ。
昨日、確かに書いた。んで、かばんに詰めて・・・。
今かばん開けたらないってそりゃどういうこと。
・・・やっぱり、これって・・・アレかなあ。
やだねえ。ああ、やだやだ。
やることがこすっからいって言うか。
「レポート、忘れました」
「なんだって?」
ぴくっと教授の眉が吊り上るのを見ながら、内心ため息をつく。
レポートがないのは正直、痛い。
ま、この世界で就職するつもりもないからというか永住する気もないから、別に成績悪くてもいいんだけど。
それでも!書いたものをなくされるのは気分悪い。
「それは、やってないということですか?」
「そうです。後で提出します」
「もう結構!やる気のない人はやらなくてよろしい!」
「わかりました」
くっそー。久々に会心の出来だと思ったのに。
席に戻ると同時にリリーが血相を変えて詰め寄ってきた。
「サク?昨日、あなたやってたじゃない!」
「んー・・・課題間違えたみたい」
「そんなはずないわよ!」
「私たちと同じレポートを書いていたんじゃなかった?」
肩をすくめて、両隣のマギーとリリーに首を振る。
「いいわ。今回は」
そ。油断してたんだからしょうがない。
二回目がなきゃいいのよ。
「・・・本当にいいの?」
「今回は、ね。二回目はただじゃおかないんだから」
「マクゴナガル先生に申し上げたほうがいいと思うけど?」
「・・・そうね」
言う気もないけど・・・。
そんな大事にはならないよう祈る。
が。敵は向こうからやってきた。
「あなたが真剣に授業に取り組んでいないとの相談を受けたのですが、どうなのですか?」
「・・・・・・・・・えーと」
・・・直接マクゴナガル先生に言いに行くとは思わなかったよ、あの先生・・・。
「レポートを、出さなかっただけです」
「やらなかったそうですね?それも、面倒だと故意にやらなかったとか?」
「まさか!」
そんなわけないじゃない。
「いくらあなたがこの魔法界で生きていくつもりがないとはいえ、通う以上、学生としての義務は果たしなさい。いつ退学してもらっても結構よ?」
「マクゴナガル先生?」
おかしい。
いくらなんでも、そこまできつく言われることじゃない。
はずだった。
「・・・私の話は以上です。退室なさい」
「あの、」
「聞こえなかったのですか?退室なさい」
「・・・はい」
・・・わけわかんない。
っていうか、なんかヤバイことになってない?
あたしのスタンスも、考え方も、大体ほとんどの先生に浸透していたはずだった。
なのに、ここにきてそれが通用していない。
今までより真剣にやれっていうことなのか。
それならそれで、マクゴナガル先生は言うはずだった。
「なに、いきなりのあの口調・・・」
ダンブルドアは昨日は普通だった。
・・・あれ。
だけど、他のみんなは?
新学期が始まって、なんだか、あたしへの態度が変わっているのは、マクゴナガル先生だけじゃない。
シリウスと、ジェームズ以外の全員が、なんらかの距離を感じはしなかっただろうか。
そう。リリーでさえ。
ルシウスとの件に気をとられて、あたしは周りがみえていなかった。
ルシウスがやらせてるとか?
だけど、あいつそんなに暇なんだろうか。
うー・・・わけわかんない。
部屋に帰って、扉をしめて、ため息をつく。
なんだろう。嫌がらせにしては、レポートを奪うっていうのはちょっと深刻だ。
日本じゃないのだ。
今までだって、魔法を使った直接攻撃のほうが多かった。
みんなの態度といい、される嫌がらせの変化といい。
なんだか、おかしい。
何でかなあ、と思いながらめぐらせた視線の先に写ったベッドの上に、羊皮紙が転がっていた。
なくなった、レポートだった。
それが真ん中から真っ二つにされて、まっかなインクで、言葉が書かれていた。
ぐしゃり、と握り締めて、丸める。
「上等じゃない・・・」
言うのも嫌な言葉が書き連ねられたその元レポートを床に投げつけて、収まらない怒りにこぶしを固めた。
「もう!腹立つ!」
ぼすん、とベッドを殴った瞬間、そこにある不自然なふくらみに気づいた。
ばさっと、ベッドカバーを跳ね除ける。
「――――――ッ!!」
悲鳴が、声にならなかった。
そこにあったのは、首を切られた、ふくろうの死体だった。
レポートがない。
なんじゃそりゃ。
昨日、確かに書いた。んで、かばんに詰めて・・・。
今かばん開けたらないってそりゃどういうこと。
・・・やっぱり、これって・・・アレかなあ。
やだねえ。ああ、やだやだ。
やることがこすっからいって言うか。
「レポート、忘れました」
「なんだって?」
ぴくっと教授の眉が吊り上るのを見ながら、内心ため息をつく。
レポートがないのは正直、痛い。
ま、この世界で就職するつもりもないからというか永住する気もないから、別に成績悪くてもいいんだけど。
それでも!書いたものをなくされるのは気分悪い。
「それは、やってないということですか?」
「そうです。後で提出します」
「もう結構!やる気のない人はやらなくてよろしい!」
「わかりました」
くっそー。久々に会心の出来だと思ったのに。
席に戻ると同時にリリーが血相を変えて詰め寄ってきた。
「サク?昨日、あなたやってたじゃない!」
「んー・・・課題間違えたみたい」
「そんなはずないわよ!」
「私たちと同じレポートを書いていたんじゃなかった?」
肩をすくめて、両隣のマギーとリリーに首を振る。
「いいわ。今回は」
そ。油断してたんだからしょうがない。
二回目がなきゃいいのよ。
「・・・本当にいいの?」
「今回は、ね。二回目はただじゃおかないんだから」
「マクゴナガル先生に申し上げたほうがいいと思うけど?」
「・・・そうね」
言う気もないけど・・・。
そんな大事にはならないよう祈る。
が。敵は向こうからやってきた。
「あなたが真剣に授業に取り組んでいないとの相談を受けたのですが、どうなのですか?」
「・・・・・・・・・えーと」
・・・直接マクゴナガル先生に言いに行くとは思わなかったよ、あの先生・・・。
「レポートを、出さなかっただけです」
「やらなかったそうですね?それも、面倒だと故意にやらなかったとか?」
「まさか!」
そんなわけないじゃない。
「いくらあなたがこの魔法界で生きていくつもりがないとはいえ、通う以上、学生としての義務は果たしなさい。いつ退学してもらっても結構よ?」
「マクゴナガル先生?」
おかしい。
いくらなんでも、そこまできつく言われることじゃない。
はずだった。
「・・・私の話は以上です。退室なさい」
「あの、」
「聞こえなかったのですか?退室なさい」
「・・・はい」
・・・わけわかんない。
っていうか、なんかヤバイことになってない?
あたしのスタンスも、考え方も、大体ほとんどの先生に浸透していたはずだった。
なのに、ここにきてそれが通用していない。
今までより真剣にやれっていうことなのか。
それならそれで、マクゴナガル先生は言うはずだった。
「なに、いきなりのあの口調・・・」
ダンブルドアは昨日は普通だった。
・・・あれ。
だけど、他のみんなは?
新学期が始まって、なんだか、あたしへの態度が変わっているのは、マクゴナガル先生だけじゃない。
シリウスと、ジェームズ以外の全員が、なんらかの距離を感じはしなかっただろうか。
そう。リリーでさえ。
ルシウスとの件に気をとられて、あたしは周りがみえていなかった。
ルシウスがやらせてるとか?
だけど、あいつそんなに暇なんだろうか。
うー・・・わけわかんない。
部屋に帰って、扉をしめて、ため息をつく。
なんだろう。嫌がらせにしては、レポートを奪うっていうのはちょっと深刻だ。
日本じゃないのだ。
今までだって、魔法を使った直接攻撃のほうが多かった。
みんなの態度といい、される嫌がらせの変化といい。
なんだか、おかしい。
何でかなあ、と思いながらめぐらせた視線の先に写ったベッドの上に、羊皮紙が転がっていた。
なくなった、レポートだった。
それが真ん中から真っ二つにされて、まっかなインクで、言葉が書かれていた。
ぐしゃり、と握り締めて、丸める。
「上等じゃない・・・」
言うのも嫌な言葉が書き連ねられたその元レポートを床に投げつけて、収まらない怒りにこぶしを固めた。
「もう!腹立つ!」
ぼすん、とベッドを殴った瞬間、そこにある不自然なふくらみに気づいた。
ばさっと、ベッドカバーを跳ね除ける。
「――――――ッ!!」
悲鳴が、声にならなかった。
そこにあったのは、首を切られた、ふくろうの死体だった。