5年生(親世代) 製作中
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8
あれ、と思った。
本をとって戻った席に、置いていたはずの羊皮紙とペンがない。
出しっぱなしにしたから片付けられたのか・・・。
ちょっとだけのつもりだったのに、シリウスのせいでずいぶん時間かかっちゃったし。
とってもらったのはありがたかったけどー・・・。
「・・・困ったなあ・・・」
その前に借りてきた本だけは積んである。
だけど、それを整理する羊皮紙とペンがないんじゃどうしようもない。
・・・予備なかったかしら。
ボールペンとシャープペンならかばんに入ってるけど、ルーズリーフを持ってきてない。
あ、でも羊皮紙も予備は入ってないんだよね・・・。
本出しっぱなしにはできないし、借りていけないし。
「・・・あ」
セブちゃん発見ッ!
「セブちゃん、羊皮紙分けて!ペン貸して!」
がしっととっ捕まえて、拝む。
「は?」
「1巻でいいから!お願い!」
「1巻ってそんなに分けたらレポートがかけなくなる!大体、ペンを貸したら勉強にならないだろう!」
「・・・・・・・・・・・・・・ダメ?」
「ダメだ」
ちっ。
あー、しかも1枚サイズに切り取った羊皮紙は持ってきてないっぽいしー・・・。
「ミス・キリュウ、よければ分けようか?」
そう言って微笑んでくれたのは、セブちゃんと一緒にいた男の子だった。
タイはスリザリンの緑。
端正な顔立ちの、穏やかそうな子だった。
背はあたしよりやや高いぐらい。
「へ?」
「どうぞ」
「あ、ありがとう・・・」
差し出された羊皮紙を受け取って、ほっとする。
これで続きが出来る。
なんとしても、呪いを解かなければならないのだ。
「よければ、ご一緒にいかがです?」
「なにを?」
「勉強を、ですよ。あなたは勉強熱心な方ですし、お互いに参考になることもあると思うのです」
「・・・いいけど・・・?」
それはかまわないけど・・・あたし、調べてること違うよ?
「いいですよね?セブルス」
「・・・かまわん。好きにしろ」
「あなたはどちらで勉強していらっしゃるんです?」
「ああ、あっちの・・・」
・・・・・・・・・・・・げ。
なんで本がなだれてるのー!?
ちゃんと安定させて置いたし、そんなに積んでないよ!?
「これは・・・大変ですね、お手伝いしましょう」
「ありがとう」
なだれた本を丁寧に積み重ねて、なんとタイトル順に並べてくれた。なんて几帳面な人。
「それから・・・ペンですが、僕の予備のものを使ってください」
「おい、ペンを忘れて図書室にくるような馬鹿は放っておけ」
「そういうわけにはいきませんよ」
にっこり笑って出してくれたのは、すばらしく立派な箱に入っているきれいな羽ペンだった。
「・・・あの、こんなの借りられないわ」
つか、壊しそうで怖い。
「どうぞ気になさらないで使ってください」
・・・ま、そういうんならありがたく借りるけど。
「こんな高度な呪い返しを勉強していらっしゃるんですか?」
「え?まあね・・・」
「髪型を変えられたときは何があったのかと思いましたが、何か理由が?」
「特にないわ。気分転換よ」
「あなたの長い黒髪、綺麗でしたね」
「ありがとう」
「夏休みはいかがでしたか?」
「普通よ」
・・・・・・・・・・・・・うるさい。
勉強しなさいよ!ってレポートがさくさく進んでる・・・。
なんなの、この子。
「どうかしましたか?」
「・・・いいえ」
にこやかな笑顔に警戒信号。
この人、変。
なにか、おかしい。
理由、わかんないけど。
それから、あたしは極力その子と話さないようにしてレポートを書き終えた。
別れる間際、セブちゃんが近寄ってきて、ぽそっとささやいた。
「・・・あの男をあんまり信用するなよ」
「セブちゃん・・・?」
あれ、と思った。
本をとって戻った席に、置いていたはずの羊皮紙とペンがない。
出しっぱなしにしたから片付けられたのか・・・。
ちょっとだけのつもりだったのに、シリウスのせいでずいぶん時間かかっちゃったし。
とってもらったのはありがたかったけどー・・・。
「・・・困ったなあ・・・」
その前に借りてきた本だけは積んである。
だけど、それを整理する羊皮紙とペンがないんじゃどうしようもない。
・・・予備なかったかしら。
ボールペンとシャープペンならかばんに入ってるけど、ルーズリーフを持ってきてない。
あ、でも羊皮紙も予備は入ってないんだよね・・・。
本出しっぱなしにはできないし、借りていけないし。
「・・・あ」
セブちゃん発見ッ!
「セブちゃん、羊皮紙分けて!ペン貸して!」
がしっととっ捕まえて、拝む。
「は?」
「1巻でいいから!お願い!」
「1巻ってそんなに分けたらレポートがかけなくなる!大体、ペンを貸したら勉強にならないだろう!」
「・・・・・・・・・・・・・・ダメ?」
「ダメだ」
ちっ。
あー、しかも1枚サイズに切り取った羊皮紙は持ってきてないっぽいしー・・・。
「ミス・キリュウ、よければ分けようか?」
そう言って微笑んでくれたのは、セブちゃんと一緒にいた男の子だった。
タイはスリザリンの緑。
端正な顔立ちの、穏やかそうな子だった。
背はあたしよりやや高いぐらい。
「へ?」
「どうぞ」
「あ、ありがとう・・・」
差し出された羊皮紙を受け取って、ほっとする。
これで続きが出来る。
なんとしても、呪いを解かなければならないのだ。
「よければ、ご一緒にいかがです?」
「なにを?」
「勉強を、ですよ。あなたは勉強熱心な方ですし、お互いに参考になることもあると思うのです」
「・・・いいけど・・・?」
それはかまわないけど・・・あたし、調べてること違うよ?
「いいですよね?セブルス」
「・・・かまわん。好きにしろ」
「あなたはどちらで勉強していらっしゃるんです?」
「ああ、あっちの・・・」
・・・・・・・・・・・・げ。
なんで本がなだれてるのー!?
ちゃんと安定させて置いたし、そんなに積んでないよ!?
「これは・・・大変ですね、お手伝いしましょう」
「ありがとう」
なだれた本を丁寧に積み重ねて、なんとタイトル順に並べてくれた。なんて几帳面な人。
「それから・・・ペンですが、僕の予備のものを使ってください」
「おい、ペンを忘れて図書室にくるような馬鹿は放っておけ」
「そういうわけにはいきませんよ」
にっこり笑って出してくれたのは、すばらしく立派な箱に入っているきれいな羽ペンだった。
「・・・あの、こんなの借りられないわ」
つか、壊しそうで怖い。
「どうぞ気になさらないで使ってください」
・・・ま、そういうんならありがたく借りるけど。
「こんな高度な呪い返しを勉強していらっしゃるんですか?」
「え?まあね・・・」
「髪型を変えられたときは何があったのかと思いましたが、何か理由が?」
「特にないわ。気分転換よ」
「あなたの長い黒髪、綺麗でしたね」
「ありがとう」
「夏休みはいかがでしたか?」
「普通よ」
・・・・・・・・・・・・・うるさい。
勉強しなさいよ!ってレポートがさくさく進んでる・・・。
なんなの、この子。
「どうかしましたか?」
「・・・いいえ」
にこやかな笑顔に警戒信号。
この人、変。
なにか、おかしい。
理由、わかんないけど。
それから、あたしは極力その子と話さないようにしてレポートを書き終えた。
別れる間際、セブちゃんが近寄ってきて、ぽそっとささやいた。
「・・・あの男をあんまり信用するなよ」
「セブちゃん・・・?」