5年生(親世代) 製作中
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
7
久しぶりなのに、ホグワーツはやたらぴりぴりしてた。
OWL試験のせいなんだろうけど、あたしだって受験戦争勝ち抜いてきてるのだ。
いまさらこの程度のプレッシャーはなんてことない。
というより、こう・・・受験勉強の仕方、とかストレスの乗り切りかたとか。
そういうものがわかってる分、ストレスになりにくいのかもしれない。
同じことを繰り返し勉強しているわけじゃないけど、きちんとノートも取ってあったし、復習も折を見てしてたから苦労しているというかんじはしない。
日本の受験は広き門だからあんまりプレッシャー感じなかったけど、それでも、あのギスギスした空間って強烈だったんだねえ。
さっそく新学期からぶっ倒れる同期生たちを眺めながら、そんな呑気なことを思った。
ま、こっちもあんまり呑気なこといってられる状況じゃないんだけどさ。
なんなんだい、あのおかあちゃん。
シリウスの顔みた瞬間にぶっちぎれるかと思ったわよ。
そっくりだし。
「ああ・・・・・・・・もー・・・・・・・・」
ため息しか漏れない。
うっとうしくても、実は結構気に入ってたのだ。
長く伸びた髪。
なんというか、多分こんなことでもないとここまで伸ばさないかもって長さだったし、女性らしく見え
そうで、それはそれで気に入ってたのだ!
「それもこれも、ぜんっぶシリウスのせいよ・・・」
ま、無駄に怒りを燃やしていても仕方ない。
何とかしないと話しにならないのだ。
んと、この辺だったっけ・・
禁書、禁書~と。
「・・・・・・・・・・・・・・・・あ」
「ああんっ」
本棚にすがるみたいにしてなんとも悩ましげな声を上げるお姉さんには見覚えはなかったけれど。
それに覆いかぶさっている男には大いに見覚えがあった。
・・・いや~こういう場面ってどうしていいかわかんないよね~・・・
と、シリウスが汗がにじんだ額に張り付いた髪をふとかきあげ・・・
しまった。
ばっちり目があっちゃった・・・
「お前・・・」
動きをとめたシリウスに相手の女の子が顔をあげて、あたしに気づいた。
「やだ・・・っ」
慌ててシリウスの影に隠れようとするその人に、あたしははたと我に帰った。
「ごめんなさい。そのまま続けて?」
失礼、と言い置いてその横を通り抜けた。
いや~…シリウス。
ちょっとは場所考えようよ…いくら人気の少ない禁書のコーナーって言ったって、ここ、公共の場なんだから…。
はあ・・・・・・
ほんとに馬鹿犬・・・・・・
ぎしぎしとなにかがきしむ音と、慌てるような声。
そして・・・小さく聞こえるくぐもった声に、あたしはため息をついてその場を離れた。
他の棚を回って、さっきの棚の近くに戻ってきたら、さっきの子がタイを締めなおしながら歩いてくるのが見えた。
邪魔しちゃってごめんねぇ。でもうらむならあんなとこでやってたシリウスをうらんで・・・・・・
って。めちゃめちゃ睨まれたんですけど!!
なんだかすっごく怖い目だったんですけど!
なんであたしが睨まれる!?
やっぱり邪魔したから!?
「うわ~・・・」
とりあえず、シリウスに場所は考えろと説教はしておくから。
成仏してね!・・・死んでないけど。
本棚のところには、シリウスがいた。
壁に寄りかかるようにして床に座り込んでいる。
「Hi,シリウス」
よぉ、というように片手を挙げたシリウスに苦笑して、あたしは本棚に望むタイトルを探しながら話すことにした。
だって、やっぱりちょっと目を見ながらだと話難いじゃない?
そういう話・・・
「また新しい子?」
こないだ付き合っていた子はハッフルパフの一つ年上の亜麻色のふわふわ髪が可愛い人だった。
今日の子は栗毛のストレート。しかも、あのタイはレイブンクロー。
そういえば、あの馬鹿娘も相手なはず。
「・・・そういうわけじゃない」
あんたは付き合ってない子でもそういうことをするのか。
そう突っ込んでやりたいのは山々だったけど、そこまでおせっかいをする気にもなれなくて。
「ほどほどにしておきなさいよ?場所は考えてくれるとうれしいわ」
やっとその本をみつけて手を伸ばす。
ぐっと、手首をつかまれた。
「・・・なに・・・?」
いつの間にかすぐ傍に立っていたシリウスが、あたしの手首をつかんでまじまじと見つめていた。
唐突な行動のわけがわからなくて、あたしはきっと怪訝な顔をしていたに違いない。
「・・・小さいな」
「うるさいわよ」
「・・・・・・お前、こんなにちっさかったっけ?」
やかましい!どうせ入学してからほとんど背なんて伸びてないわよ!!
でもね!女の子と男の子の成長時期はずれてんのよ!ほっとけ!!
「シリウスが大きくなっただけでしょ!」
「・・・そうか」
そうかじゃないわよ。
まったくもう・・・
「その本か?」
「そうよ」
手が引っかかるかぎりぎり・・・
「ほら」
・・・易々と取ったわね・・・
なんだかちょっと腹が立つんですけど。
「ありがと」
ええと、これの次・・・ヤだ。あんな高いとこにあるじゃない…ええと、踏み台・・・
「もっと上のか?」
「ええ・・・・・・きゃあ」
び、びっくりした!
なんか身体ふわっとか浮き上がるし!
あたしは、抱き上げられてシリウスの肩に乗せられていた。
これなら、踏み台なんかなくても手が届く。
「持ち上げるなら持ち上げるって言ってよ!」
唐突な行動は心臓に悪い!!
「軽い・・・」
「それはどうも!」
その昔重いとか言ってくれたけどね!
「重さ、減った?」
「シリウスの力が強くなっただけでしょ」
「・・・・・・そうか」
だからそうかじゃないってば。
まあ、ありがたくその本に手を伸ばして。
それをとったときに、ふと気になるタイトルを見つけてしまった。
高さはほぼ同じだけれど、ちょっとだけ右側に遠い。
えっと・・・届くかな・・・・・・
「あ・・・っ」
本に手がかかった瞬間、シリウスの肩に乗せられていた身体がバランスを崩して・・・うぎゃあおっこちる!
けど、なにかにぎゅっとつかまれるような感触があって。
「・・・・・っシリウス?」
「お前、危ないよ。言えば動くだろうが」
落ちたあたしを簡単に受け止めているシリウスの両手が、ちょうどあたしの腰の辺りをつかんでいた。
すごい反射神経…。
これでチェイサーをあっさり断っちゃうんだからつくづくもったいないわよね。
「ありがとう」
「気をつけろよ」
なんとかとった本を確かめて、あたしはにっこりと笑った。
「ありがとう。そろったわ」
「いや・・・・・・さっき、悪かったな」
あら。シリウスにも神経ってあったのね!
「いいのよ。それよりも女の子のフォローしなさいよ?」
邪魔したって恨まれるのはごめんですからね。
そう思って…自分たちの格好に気がついた。
ボタンははずれてるわ、ネクタイはひっかけただけだわ、ローブの前ぐらいきちんとしめなさいよ、といいたくなるシリウスの格好。
そんなシリウスにぴったりと密着するみたいに抱き寄せられてるあたし。
・・・誤解を招くわよね。
うん。それは・・・うまくないわ。
とりあえず。
「・・・なに」
「ボタン留めてるの」
はだけたままってのはだらしないじゃない?
「開けるの、せめて第1ボタンまでにしてよ」
だらしないじゃないの。こんなにあけてたら。
「ん?ああ・・・」
うわー腹立つぐらいに細いわね、こいつ。
ボタン1個を残してとめて、タイを手に取る。
「いいよ。暑いから」
「きちんと締めなくてもいいから。引っ掛けてるとだらしないじゃない」
「・・・・・・・・・頼む」
素直でよろしい。
シャツの襟の下に通したタイを長さを見ながら結んでいく。
「どうせ寮に戻ったらシャワーあびるんでしょうけど」
「ああ・・・・・・」
「場所ぐらい考えなさい。こういうところを選ぶのって、どうかと思うわ。もうちょっと気を使いなさいよ」
「そうだな・・・・・・」
よっし。綺麗に結べた。
ぽん、とその胸元を叩いておしまい。
「はい、完成」
「サンキュ」
お礼のつもりか額に軽く口付けられて…だからそういうの嫌いだって知ってるでしょうが…。
・・・言うだけ無駄か。
「本、ありがとう」
「いいって。変なとこ見せちまったし」
「あの子に悪いことしちゃったわ」
「気にしなくていいって。がたがた言うならもうしないから」
……あんた、最低……。
「全くもう…仕方のない人ね。あなたって」
「そうか?」
「ねえ・・・ところで、いつまでいちゃついてんのかなー」
・・・・・・・いつから。
どこから。
そこにいた。ジェームズ・ポッター・・・・・・
久しぶりなのに、ホグワーツはやたらぴりぴりしてた。
OWL試験のせいなんだろうけど、あたしだって受験戦争勝ち抜いてきてるのだ。
いまさらこの程度のプレッシャーはなんてことない。
というより、こう・・・受験勉強の仕方、とかストレスの乗り切りかたとか。
そういうものがわかってる分、ストレスになりにくいのかもしれない。
同じことを繰り返し勉強しているわけじゃないけど、きちんとノートも取ってあったし、復習も折を見てしてたから苦労しているというかんじはしない。
日本の受験は広き門だからあんまりプレッシャー感じなかったけど、それでも、あのギスギスした空間って強烈だったんだねえ。
さっそく新学期からぶっ倒れる同期生たちを眺めながら、そんな呑気なことを思った。
ま、こっちもあんまり呑気なこといってられる状況じゃないんだけどさ。
なんなんだい、あのおかあちゃん。
シリウスの顔みた瞬間にぶっちぎれるかと思ったわよ。
そっくりだし。
「ああ・・・・・・・・もー・・・・・・・・」
ため息しか漏れない。
うっとうしくても、実は結構気に入ってたのだ。
長く伸びた髪。
なんというか、多分こんなことでもないとここまで伸ばさないかもって長さだったし、女性らしく見え
そうで、それはそれで気に入ってたのだ!
「それもこれも、ぜんっぶシリウスのせいよ・・・」
ま、無駄に怒りを燃やしていても仕方ない。
何とかしないと話しにならないのだ。
んと、この辺だったっけ・・
禁書、禁書~と。
「・・・・・・・・・・・・・・・・あ」
「ああんっ」
本棚にすがるみたいにしてなんとも悩ましげな声を上げるお姉さんには見覚えはなかったけれど。
それに覆いかぶさっている男には大いに見覚えがあった。
・・・いや~こういう場面ってどうしていいかわかんないよね~・・・
と、シリウスが汗がにじんだ額に張り付いた髪をふとかきあげ・・・
しまった。
ばっちり目があっちゃった・・・
「お前・・・」
動きをとめたシリウスに相手の女の子が顔をあげて、あたしに気づいた。
「やだ・・・っ」
慌ててシリウスの影に隠れようとするその人に、あたしははたと我に帰った。
「ごめんなさい。そのまま続けて?」
失礼、と言い置いてその横を通り抜けた。
いや~…シリウス。
ちょっとは場所考えようよ…いくら人気の少ない禁書のコーナーって言ったって、ここ、公共の場なんだから…。
はあ・・・・・・
ほんとに馬鹿犬・・・・・・
ぎしぎしとなにかがきしむ音と、慌てるような声。
そして・・・小さく聞こえるくぐもった声に、あたしはため息をついてその場を離れた。
他の棚を回って、さっきの棚の近くに戻ってきたら、さっきの子がタイを締めなおしながら歩いてくるのが見えた。
邪魔しちゃってごめんねぇ。でもうらむならあんなとこでやってたシリウスをうらんで・・・・・・
って。めちゃめちゃ睨まれたんですけど!!
なんだかすっごく怖い目だったんですけど!
なんであたしが睨まれる!?
やっぱり邪魔したから!?
「うわ~・・・」
とりあえず、シリウスに場所は考えろと説教はしておくから。
成仏してね!・・・死んでないけど。
本棚のところには、シリウスがいた。
壁に寄りかかるようにして床に座り込んでいる。
「Hi,シリウス」
よぉ、というように片手を挙げたシリウスに苦笑して、あたしは本棚に望むタイトルを探しながら話すことにした。
だって、やっぱりちょっと目を見ながらだと話難いじゃない?
そういう話・・・
「また新しい子?」
こないだ付き合っていた子はハッフルパフの一つ年上の亜麻色のふわふわ髪が可愛い人だった。
今日の子は栗毛のストレート。しかも、あのタイはレイブンクロー。
そういえば、あの馬鹿娘も相手なはず。
「・・・そういうわけじゃない」
あんたは付き合ってない子でもそういうことをするのか。
そう突っ込んでやりたいのは山々だったけど、そこまでおせっかいをする気にもなれなくて。
「ほどほどにしておきなさいよ?場所は考えてくれるとうれしいわ」
やっとその本をみつけて手を伸ばす。
ぐっと、手首をつかまれた。
「・・・なに・・・?」
いつの間にかすぐ傍に立っていたシリウスが、あたしの手首をつかんでまじまじと見つめていた。
唐突な行動のわけがわからなくて、あたしはきっと怪訝な顔をしていたに違いない。
「・・・小さいな」
「うるさいわよ」
「・・・・・・お前、こんなにちっさかったっけ?」
やかましい!どうせ入学してからほとんど背なんて伸びてないわよ!!
でもね!女の子と男の子の成長時期はずれてんのよ!ほっとけ!!
「シリウスが大きくなっただけでしょ!」
「・・・そうか」
そうかじゃないわよ。
まったくもう・・・
「その本か?」
「そうよ」
手が引っかかるかぎりぎり・・・
「ほら」
・・・易々と取ったわね・・・
なんだかちょっと腹が立つんですけど。
「ありがと」
ええと、これの次・・・ヤだ。あんな高いとこにあるじゃない…ええと、踏み台・・・
「もっと上のか?」
「ええ・・・・・・きゃあ」
び、びっくりした!
なんか身体ふわっとか浮き上がるし!
あたしは、抱き上げられてシリウスの肩に乗せられていた。
これなら、踏み台なんかなくても手が届く。
「持ち上げるなら持ち上げるって言ってよ!」
唐突な行動は心臓に悪い!!
「軽い・・・」
「それはどうも!」
その昔重いとか言ってくれたけどね!
「重さ、減った?」
「シリウスの力が強くなっただけでしょ」
「・・・・・・そうか」
だからそうかじゃないってば。
まあ、ありがたくその本に手を伸ばして。
それをとったときに、ふと気になるタイトルを見つけてしまった。
高さはほぼ同じだけれど、ちょっとだけ右側に遠い。
えっと・・・届くかな・・・・・・
「あ・・・っ」
本に手がかかった瞬間、シリウスの肩に乗せられていた身体がバランスを崩して・・・うぎゃあおっこちる!
けど、なにかにぎゅっとつかまれるような感触があって。
「・・・・・っシリウス?」
「お前、危ないよ。言えば動くだろうが」
落ちたあたしを簡単に受け止めているシリウスの両手が、ちょうどあたしの腰の辺りをつかんでいた。
すごい反射神経…。
これでチェイサーをあっさり断っちゃうんだからつくづくもったいないわよね。
「ありがとう」
「気をつけろよ」
なんとかとった本を確かめて、あたしはにっこりと笑った。
「ありがとう。そろったわ」
「いや・・・・・・さっき、悪かったな」
あら。シリウスにも神経ってあったのね!
「いいのよ。それよりも女の子のフォローしなさいよ?」
邪魔したって恨まれるのはごめんですからね。
そう思って…自分たちの格好に気がついた。
ボタンははずれてるわ、ネクタイはひっかけただけだわ、ローブの前ぐらいきちんとしめなさいよ、といいたくなるシリウスの格好。
そんなシリウスにぴったりと密着するみたいに抱き寄せられてるあたし。
・・・誤解を招くわよね。
うん。それは・・・うまくないわ。
とりあえず。
「・・・なに」
「ボタン留めてるの」
はだけたままってのはだらしないじゃない?
「開けるの、せめて第1ボタンまでにしてよ」
だらしないじゃないの。こんなにあけてたら。
「ん?ああ・・・」
うわー腹立つぐらいに細いわね、こいつ。
ボタン1個を残してとめて、タイを手に取る。
「いいよ。暑いから」
「きちんと締めなくてもいいから。引っ掛けてるとだらしないじゃない」
「・・・・・・・・・頼む」
素直でよろしい。
シャツの襟の下に通したタイを長さを見ながら結んでいく。
「どうせ寮に戻ったらシャワーあびるんでしょうけど」
「ああ・・・・・・」
「場所ぐらい考えなさい。こういうところを選ぶのって、どうかと思うわ。もうちょっと気を使いなさいよ」
「そうだな・・・・・・」
よっし。綺麗に結べた。
ぽん、とその胸元を叩いておしまい。
「はい、完成」
「サンキュ」
お礼のつもりか額に軽く口付けられて…だからそういうの嫌いだって知ってるでしょうが…。
・・・言うだけ無駄か。
「本、ありがとう」
「いいって。変なとこ見せちまったし」
「あの子に悪いことしちゃったわ」
「気にしなくていいって。がたがた言うならもうしないから」
……あんた、最低……。
「全くもう…仕方のない人ね。あなたって」
「そうか?」
「ねえ・・・ところで、いつまでいちゃついてんのかなー」
・・・・・・・いつから。
どこから。
そこにいた。ジェームズ・ポッター・・・・・・