5年生(親世代) 製作中
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4
暖かい暖炉の前に、ダンブルドアが揺り椅子に座っていた。
何をするでもなく、ぼんやりと炎を眺めて。
そっと近づいて、その足元に、ひざを抱えて座る。
どうしてだろう。
いつも、泣きたいときには、ダンブルドアがいる。
傍に、捜し求められる場所に、ダンブルドアがいる。
「ダンブルドア」
「なんじゃ?」
「ダンブルドアも、人を殺して、仕方ないって思う?」
「・・・・・・仕方がない?」
「仕方ないだろうって笑える?」
ぱちぱちと瞬きをたくさんする。
そうじゃないと、涙がこぼれてしまいそうで。
「・・・・・・笑えはせんなあ・・・」
そういって苦笑したダンブルドアあ、もうなにもかもお見通しだった。
「ルシウスかね?」
はいはい。さようでございます。
ってか、なんでわかるかなあ。ルシウスに会いに行ったこともいってないのに。
「人を殺すのは、正しいことではない」
「そうね・・・」
死刑という制度が、日本にはあった。
否定する気はない。
それを必要だという人もいるだろうし、相手に死を求める人もいるだろう。
もし、死刑がないのなら、自分の手で殺してやりたいと思う人もいるだろうから。
だけど、その決断を下す人は、命令を下す人は、どんな思いをするんだろう。
自分がサインをしたら、自分が決済したら、その相手が殺される。
人一人の人生を奪う。
それって、どれほどの重みなのか。
奪われた人の悲しみも、つらさも、相手を殺したいと憎む気持ちも。
今のあたしになら、わかるような気がした。
「先生たち、恨むための材料も残してくれなかったね・・・」
「そうじゃなあ・・・」
ウィルは・・・誰かを恨むよりも、前を向いて生きていけ、とそういうメッセージを残してくれた。
まったくもって、ご丁寧に。
恨みで生きているわけにいかないじゃないの。
あの人たちが好きであったから、最期の願いを叶えたいと思ってしまうぐらい、好きだったから。
「ダンブルドア」
「・・・あたし、死喰い人は嫌い」
「そうか・・・」
「ルシウスも、ベラトリクスも、あたしの友達よ。だけど、死喰い人である彼らは――友達じゃない」
ようやく、わかった。
アルファードさんが、足を踏み外さなかった、理由。
そして・・・おそらくそれは、シリウス・ブラックが家を捨てるのと、同じ理由。
正しいことを正しいと言って「子どものようなことを」と軽蔑されるなんて、たまったものじゃない。
「正しいことを正しいって思えること・・・大切よね」
「もちろんじゃとも」
「だから、ダンブルドアにも言うわ」
「ん?」
「あたしは、信頼に値しないかもしれないけど、あたしは、ダンブルドアを信じてる」
「・・・・・・・・・・サクラ?」
「あなたが誰も信じてないのは――知ってる」
ダンブルドアは、無言だった。
「知ってるけど、あたしは、あなたを信じてる。マクゴナガル先生も、みんなも。他愛ない『約束』や、何かを頼もうと思えることや、任せてみようと黙って見守っていられること。それを、信頼だと、あたしは思う」
傍らの顔を、見上げる。
「ダンブルドア。あなただって、人を信じてるじゃない」
「・・・・・・・・・・・・それは」
「いつでも手を出せるように見守っていても、それでも――任せようと思うってことは信じてるのよ」
本当に信じてないなら、なにも任せない。
絶対の「信じても大丈夫」ではなく、裏切ることも思いつかない、約束は絶対に守られると、無意識に思う。
それは、信頼なのではないだろうか。
「スリザリン生は、みんな不器用ね。自分が誰かを信じてるかどうかもわからない。不器用で、寂しい。あたし、グリフィンドールを選んで良かった」
少なくとも、あそこは暖かいもの・・・。
ま、時々自分を信じすぎて突っ走る馬鹿もいるけどね。
暖かい暖炉の前に、ダンブルドアが揺り椅子に座っていた。
何をするでもなく、ぼんやりと炎を眺めて。
そっと近づいて、その足元に、ひざを抱えて座る。
どうしてだろう。
いつも、泣きたいときには、ダンブルドアがいる。
傍に、捜し求められる場所に、ダンブルドアがいる。
「ダンブルドア」
「なんじゃ?」
「ダンブルドアも、人を殺して、仕方ないって思う?」
「・・・・・・仕方がない?」
「仕方ないだろうって笑える?」
ぱちぱちと瞬きをたくさんする。
そうじゃないと、涙がこぼれてしまいそうで。
「・・・・・・笑えはせんなあ・・・」
そういって苦笑したダンブルドアあ、もうなにもかもお見通しだった。
「ルシウスかね?」
はいはい。さようでございます。
ってか、なんでわかるかなあ。ルシウスに会いに行ったこともいってないのに。
「人を殺すのは、正しいことではない」
「そうね・・・」
死刑という制度が、日本にはあった。
否定する気はない。
それを必要だという人もいるだろうし、相手に死を求める人もいるだろう。
もし、死刑がないのなら、自分の手で殺してやりたいと思う人もいるだろうから。
だけど、その決断を下す人は、命令を下す人は、どんな思いをするんだろう。
自分がサインをしたら、自分が決済したら、その相手が殺される。
人一人の人生を奪う。
それって、どれほどの重みなのか。
奪われた人の悲しみも、つらさも、相手を殺したいと憎む気持ちも。
今のあたしになら、わかるような気がした。
「先生たち、恨むための材料も残してくれなかったね・・・」
「そうじゃなあ・・・」
ウィルは・・・誰かを恨むよりも、前を向いて生きていけ、とそういうメッセージを残してくれた。
まったくもって、ご丁寧に。
恨みで生きているわけにいかないじゃないの。
あの人たちが好きであったから、最期の願いを叶えたいと思ってしまうぐらい、好きだったから。
「ダンブルドア」
「・・・あたし、死喰い人は嫌い」
「そうか・・・」
「ルシウスも、ベラトリクスも、あたしの友達よ。だけど、死喰い人である彼らは――友達じゃない」
ようやく、わかった。
アルファードさんが、足を踏み外さなかった、理由。
そして・・・おそらくそれは、シリウス・ブラックが家を捨てるのと、同じ理由。
正しいことを正しいと言って「子どものようなことを」と軽蔑されるなんて、たまったものじゃない。
「正しいことを正しいって思えること・・・大切よね」
「もちろんじゃとも」
「だから、ダンブルドアにも言うわ」
「ん?」
「あたしは、信頼に値しないかもしれないけど、あたしは、ダンブルドアを信じてる」
「・・・・・・・・・・サクラ?」
「あなたが誰も信じてないのは――知ってる」
ダンブルドアは、無言だった。
「知ってるけど、あたしは、あなたを信じてる。マクゴナガル先生も、みんなも。他愛ない『約束』や、何かを頼もうと思えることや、任せてみようと黙って見守っていられること。それを、信頼だと、あたしは思う」
傍らの顔を、見上げる。
「ダンブルドア。あなただって、人を信じてるじゃない」
「・・・・・・・・・・・・それは」
「いつでも手を出せるように見守っていても、それでも――任せようと思うってことは信じてるのよ」
本当に信じてないなら、なにも任せない。
絶対の「信じても大丈夫」ではなく、裏切ることも思いつかない、約束は絶対に守られると、無意識に思う。
それは、信頼なのではないだろうか。
「スリザリン生は、みんな不器用ね。自分が誰かを信じてるかどうかもわからない。不器用で、寂しい。あたし、グリフィンドールを選んで良かった」
少なくとも、あそこは暖かいもの・・・。
ま、時々自分を信じすぎて突っ走る馬鹿もいるけどね。