1年生(親世代) 完結 (99話)
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ありがとう、おじさま。
ぶちぶちいいながらも教えてくれるあなたが好きです。
「…お前さ、なんで校長室の合言葉知ってるんだ?」
「内緒」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
しかも、こんな時間にいっても怒られてねーし、とか言ってるシリウス。
こまかいことにこだわるな!!
「いた!」
「あ」
駆け寄ろうとするシリウスを物陰に引きずり込み、口をふさぐ。
「もがっ」
うっさい。静かにしててよ。
お、聞こえてきた。
「ジェームズ。君はどうしてそこまでシリウスを守ろうと思うんだ?」
あら。ちょうど確信をついた質問中。
「・・・・・・・・・だって」
「ん?」
「シリウス、は…僕の…初めての…大事な友達なんだ…」
どうして?あなたの側には、いつだって誰かがいる。
笑顔が、笑い声があふれている。
そんなあなたが、初めての友達?
「・・・・・・・・・・きみには、たくさんの友達がいる」
「違う!…シリウスは、違う」
「どう違うんだい?」
「・・・・・・シリウスといると、安心できる。シリウスを、尊敬できる。シリウスといると・・・楽しい」
まるで、言葉を捜すみたいに。
自分の気持ちを、どうつむいで良いのかわからないみたいに。
ジェームズは言葉を繰り返す。
となりの、シリウスの顔は…見れなかった。
「僕、は…シリウスがいなかったら…一人なんだ・・・・・・」
ひとり?
なぜかしら。
こころが、ずきっとした。
誰が一人なの・・・?ジェームズ…。
ひとりなのは、誰・・・?
確かめたくて、ぎゅっと握った手が、振り解かれた。
「・・・っ」
シリウスがずかずかとジェームズのところに歩いていく。
「シリウス・・・っ」
ちょっと待てい!!今行ったら・・・!
―――――がすっ
うわっ・・・やったぁ・・・・・・
「ブ、ブラック!?」
「てめぇ…いい加減にしろ!」
「シリウス!?」
突然乱入して突然ぶん殴って突然罵倒する。
…将来のあなたの血の気の多さはすでにここから形成されてたのね…。
「お前はな!俺を守るって自己満足かも知れねえけど!俺はどうなるんだ!?」
「シリ・・・っ」
「俺の気持ちはどうなるんだよ!生まれて初めてできた友達と!対等に付き合いたいっていう俺の気持ちはどうなるんだよ!!」
「・・・・・・・・・・ほんとに?」
「当たり前だ!!俺はな・・・」
「本当に僕と対等に友達でいたいって・・・」
「あ?」
・・・・・・人の話を聞け。シリウス。
あ~も~・・・黙って眺めてよ。
「・・・シリウスに、嫌われたかと、思って・・・」
・・・ジェームズの目にも涙。
ちょっと違うか。
「今度、俺の意見を聞かないで勝手に考え込んで勝手なことしたら本気で嫌いになる」
「・・・しない」
ジェームズの言葉に、ふわっと笑ったシリウスがぽん、とジェームズのくしゃくしゃの頭に手を置いた。
ぎゅっと抱きついたジェームズに仕方ないなあと言いたげに笑いながら同じぐらいの体格のジェームズをしっかりと抱きしめ返していた。
シリウスの手が、ぽんぽん、とジェームズの背中を叩いた。
ジェームズの肩がこまかくゆれている。
「馬鹿ジェームズ…」
「うん・・・・・・」
「守っていらねえよ」
「うん・・・・・・」
「だからさ・・・フツウに、友達でいてくれよ。…俺の、一番最初の、一番大事な友達で、さ」
「うん・・・っ」
愛の告白ですかい。
・・・・・・あ~・・・おあつうございますこと。
いや、友情なのはわかってるけどね~期待したくなっちゃうのが腐女子のサガってやつですよ。うん。
しくしくしくしく。せっかくの生鹿犬なのに…どうしてこう…犬鹿に見えるのよ!!
ジェームズ!!あんた親玉ならもうちょっとしっかりしてよね!
「シリウスがいてくれると…僕は…甘えられるんだ…」
「そうか・・・・・・」
甘える。うん。そうだね~…ジェームズってシリウスかまってるの、ほんとに幸せそうだもの。
あれって、シリウスが相手してくれてることにほっとしてるよね。
「そりゃあ、俺はお兄ちゃんだからな」
いくらでも甘えろよって・・・それは、ちょっと・・・
兄弟・・・どうみてもジェームズが兄だろ。兄。シリウスじゃヘタレすぎて…。
「その代わり・・・俺だって、お前によっかかりたい」
「まかせろ!どーんと!」
「泣いたカラスがもう笑ってやがる」
ぎゅっとそのはなをつまんで、シリウスがにかっと笑った。
「あのな・・・ブラック家のことは、俺がなんとかするしか、ねえんだよ・・・お前に、かかわらせたくないんだ」
「・・・・・・もし、シリウスが・・・助けてって言ったら、僕はなんでもする」
「・・・・・・・・ありがとな」
・・・うん。なんか短期決戦だったけど・・・もうだいじょうぶかな。
よかったよかった。
「いやぁ・・・困ったな」
「どうかしました?」
いつのまにか側にきていたアーサーが穏やかで優しそうな笑顔で言った。
「こんなの残して卒業していったら心配で心配で」
でしょうとも。
「だいじょうぶ。だいじょうぶですよ」
友達ってそういうものでしょう?
喧嘩して、すれ違って、仲直りして・・・
何度だって繰り返してでも付き合っていこうって思えるものでしょう?
ぶつかったら回避して、その場を乗り切って、当たり障りのないお付き合いじゃない。
ぶつかってでも、喧嘩してでも一緒にいたいって思える。
そう思えることが・・・大切なこと。
「そうかもしれないね。・・・帰ろうか。先生方に見つかったら大目玉だ」
「はい」
そうして、あたしはまだくっついて笑いあってる二人を寮につれて帰るべく、あるきだした。
ありがとう、おじさま。
ぶちぶちいいながらも教えてくれるあなたが好きです。
「…お前さ、なんで校長室の合言葉知ってるんだ?」
「内緒」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
しかも、こんな時間にいっても怒られてねーし、とか言ってるシリウス。
こまかいことにこだわるな!!
「いた!」
「あ」
駆け寄ろうとするシリウスを物陰に引きずり込み、口をふさぐ。
「もがっ」
うっさい。静かにしててよ。
お、聞こえてきた。
「ジェームズ。君はどうしてそこまでシリウスを守ろうと思うんだ?」
あら。ちょうど確信をついた質問中。
「・・・・・・・・・だって」
「ん?」
「シリウス、は…僕の…初めての…大事な友達なんだ…」
どうして?あなたの側には、いつだって誰かがいる。
笑顔が、笑い声があふれている。
そんなあなたが、初めての友達?
「・・・・・・・・・・きみには、たくさんの友達がいる」
「違う!…シリウスは、違う」
「どう違うんだい?」
「・・・・・・シリウスといると、安心できる。シリウスを、尊敬できる。シリウスといると・・・楽しい」
まるで、言葉を捜すみたいに。
自分の気持ちを、どうつむいで良いのかわからないみたいに。
ジェームズは言葉を繰り返す。
となりの、シリウスの顔は…見れなかった。
「僕、は…シリウスがいなかったら…一人なんだ・・・・・・」
ひとり?
なぜかしら。
こころが、ずきっとした。
誰が一人なの・・・?ジェームズ…。
ひとりなのは、誰・・・?
確かめたくて、ぎゅっと握った手が、振り解かれた。
「・・・っ」
シリウスがずかずかとジェームズのところに歩いていく。
「シリウス・・・っ」
ちょっと待てい!!今行ったら・・・!
―――――がすっ
うわっ・・・やったぁ・・・・・・
「ブ、ブラック!?」
「てめぇ…いい加減にしろ!」
「シリウス!?」
突然乱入して突然ぶん殴って突然罵倒する。
…将来のあなたの血の気の多さはすでにここから形成されてたのね…。
「お前はな!俺を守るって自己満足かも知れねえけど!俺はどうなるんだ!?」
「シリ・・・っ」
「俺の気持ちはどうなるんだよ!生まれて初めてできた友達と!対等に付き合いたいっていう俺の気持ちはどうなるんだよ!!」
「・・・・・・・・・・ほんとに?」
「当たり前だ!!俺はな・・・」
「本当に僕と対等に友達でいたいって・・・」
「あ?」
・・・・・・人の話を聞け。シリウス。
あ~も~・・・黙って眺めてよ。
「・・・シリウスに、嫌われたかと、思って・・・」
・・・ジェームズの目にも涙。
ちょっと違うか。
「今度、俺の意見を聞かないで勝手に考え込んで勝手なことしたら本気で嫌いになる」
「・・・しない」
ジェームズの言葉に、ふわっと笑ったシリウスがぽん、とジェームズのくしゃくしゃの頭に手を置いた。
ぎゅっと抱きついたジェームズに仕方ないなあと言いたげに笑いながら同じぐらいの体格のジェームズをしっかりと抱きしめ返していた。
シリウスの手が、ぽんぽん、とジェームズの背中を叩いた。
ジェームズの肩がこまかくゆれている。
「馬鹿ジェームズ…」
「うん・・・・・・」
「守っていらねえよ」
「うん・・・・・・」
「だからさ・・・フツウに、友達でいてくれよ。…俺の、一番最初の、一番大事な友達で、さ」
「うん・・・っ」
愛の告白ですかい。
・・・・・・あ~・・・おあつうございますこと。
いや、友情なのはわかってるけどね~期待したくなっちゃうのが腐女子のサガってやつですよ。うん。
しくしくしくしく。せっかくの生鹿犬なのに…どうしてこう…犬鹿に見えるのよ!!
ジェームズ!!あんた親玉ならもうちょっとしっかりしてよね!
「シリウスがいてくれると…僕は…甘えられるんだ…」
「そうか・・・・・・」
甘える。うん。そうだね~…ジェームズってシリウスかまってるの、ほんとに幸せそうだもの。
あれって、シリウスが相手してくれてることにほっとしてるよね。
「そりゃあ、俺はお兄ちゃんだからな」
いくらでも甘えろよって・・・それは、ちょっと・・・
兄弟・・・どうみてもジェームズが兄だろ。兄。シリウスじゃヘタレすぎて…。
「その代わり・・・俺だって、お前によっかかりたい」
「まかせろ!どーんと!」
「泣いたカラスがもう笑ってやがる」
ぎゅっとそのはなをつまんで、シリウスがにかっと笑った。
「あのな・・・ブラック家のことは、俺がなんとかするしか、ねえんだよ・・・お前に、かかわらせたくないんだ」
「・・・・・・もし、シリウスが・・・助けてって言ったら、僕はなんでもする」
「・・・・・・・・ありがとな」
・・・うん。なんか短期決戦だったけど・・・もうだいじょうぶかな。
よかったよかった。
「いやぁ・・・困ったな」
「どうかしました?」
いつのまにか側にきていたアーサーが穏やかで優しそうな笑顔で言った。
「こんなの残して卒業していったら心配で心配で」
でしょうとも。
「だいじょうぶ。だいじょうぶですよ」
友達ってそういうものでしょう?
喧嘩して、すれ違って、仲直りして・・・
何度だって繰り返してでも付き合っていこうって思えるものでしょう?
ぶつかったら回避して、その場を乗り切って、当たり障りのないお付き合いじゃない。
ぶつかってでも、喧嘩してでも一緒にいたいって思える。
そう思えることが・・・大切なこと。
「そうかもしれないね。・・・帰ろうか。先生方に見つかったら大目玉だ」
「はい」
そうして、あたしはまだくっついて笑いあってる二人を寮につれて帰るべく、あるきだした。