3年生(親世代) 完結 (52話)
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「そんなことにかまけていて私の誘いを断ったのか?」
面白くなさそうにその整った眉間にくっきりしわ寄せてまで不愉快です、というのをあらわして。
わざとらしい気もするんだけど、あたしから見れば。
後ろからルシウス様、おかわいそうとかあの方を悩ませるなんて!とかいう声がひそひそ聞こえるからきっと皆はだまされてんのねー。
どっちかというとかわいそうなのはあなたたちだと思いますが。
この男がそんな神経持ってるもんかい。
「そんなことじゃありませんから」
大体さらいにきといて言う言葉じゃないわよ。
「・・・・・・・・私の誘いをそうも無碍に断るなど、お前ぐらいなものだ」
「一筋縄じゃいかないほうがお好みでしょ」
「言うようになったものだ。初めて会ったときなどもっと丁寧な言葉遣いだったがな」
「・・・・・・・・・・・・・・正気?言葉こそ丁寧だったけど、すごいこと言った記憶あるわよ?」
「ああ、だがあの実に楽しい台詞だった」
変だ、こいつ・・・。
改めて実感。
「だが、そんな楽しい時間もあと少しだな」
「・・・もうそんな時期なのねー」
「ああ。もうすぐ卒業・・・私もホグワーツとは一時別れることとなるわけだ」
「戻ってくるときは理事さま?」
「そういうことだ」
くるくると紅茶のカップを回しながら、気になっていたことをこの際聞いてみることにした。
「あなたでも、寂しいと感じるものなの?」
「・・・私が、寂しい?」
鳩が豆鉄砲食らったような顔って英語でなんていうのかしら。
今度からかうために仕入れようかな。
「ホグワーツを離れるって、寂しい?」
「・・・ホグワーツを卒業することは、嬉しい」
ま、そうでしょうね。念願のデス・イーター入りですもんね。
「サク」
「なに?」
いまだにこの人に名前を呼ばれるともんのすごい違和感あるわ…。
「実は、頼みたいと思っていたことがあったのだが」
「なに?」
「・・・いや、いい」
「・・・気持ち悪いんだけど、そういう切られ方するのって」
最後まではっきり言ってよね。
「そうだな・・・今お前がやろうとしていることが終わったら・・・頼むとしよう」
「・・・それでいいの?」
絶対自分を優先してほしがるタイプだと思ってたんだけど。
そんなあたしの視線を気にすることも無く、ルシウスはいつもの笑顔を浮かべた。
「さて、サクラ・キリュウ殿は、無事にあの二人を仲直りさせることが出来るのかな?」
「多分ね」
「いつになく弱気だな」
「普通よ」
なんでもできるなんて思わないし。
あたしが仕向けることでなんとかなるような年齢じゃなくなったってことじゃないの?
寂しいけどね、なんというか…子どもが親離れするっていうか、妹や弟がなんか新しい世界見つけてるって感じで。
それに対してどうしてもコレができなきゃだめなのー!!とごねるのも大人気ないし。
「・・・では、うまく行かないことを願うとしよう」
「うわ、根性わるーい」
そういう時はね、うまく行くことを願うのが普通なのよ!
「いいや。上手くいかなかったら、頼む。うまく行ってしまったらあきらめる。そう決めた」
「勝手に決めるな」
もー。相手があることなんだからね?
自分の都合だけで振り回すんじゃないわよ。
「いいんだ」
「ルシウスがそういうならそれでいいわ。お茶、ご馳走様」
「サクをお茶会に招待するのもこれが最後だろうからな」
胸をつかれた。
ああ、そうか。
卒業するって、そういうことなんだ。
もう、ルシウスとこんな会話することも、お茶をすることも、相談することもできなくなるんだ。
どうしよう。
少し、寂しいかもしれない。
「そんなことにかまけていて私の誘いを断ったのか?」
面白くなさそうにその整った眉間にくっきりしわ寄せてまで不愉快です、というのをあらわして。
わざとらしい気もするんだけど、あたしから見れば。
後ろからルシウス様、おかわいそうとかあの方を悩ませるなんて!とかいう声がひそひそ聞こえるからきっと皆はだまされてんのねー。
どっちかというとかわいそうなのはあなたたちだと思いますが。
この男がそんな神経持ってるもんかい。
「そんなことじゃありませんから」
大体さらいにきといて言う言葉じゃないわよ。
「・・・・・・・・私の誘いをそうも無碍に断るなど、お前ぐらいなものだ」
「一筋縄じゃいかないほうがお好みでしょ」
「言うようになったものだ。初めて会ったときなどもっと丁寧な言葉遣いだったがな」
「・・・・・・・・・・・・・・正気?言葉こそ丁寧だったけど、すごいこと言った記憶あるわよ?」
「ああ、だがあの実に楽しい台詞だった」
変だ、こいつ・・・。
改めて実感。
「だが、そんな楽しい時間もあと少しだな」
「・・・もうそんな時期なのねー」
「ああ。もうすぐ卒業・・・私もホグワーツとは一時別れることとなるわけだ」
「戻ってくるときは理事さま?」
「そういうことだ」
くるくると紅茶のカップを回しながら、気になっていたことをこの際聞いてみることにした。
「あなたでも、寂しいと感じるものなの?」
「・・・私が、寂しい?」
鳩が豆鉄砲食らったような顔って英語でなんていうのかしら。
今度からかうために仕入れようかな。
「ホグワーツを離れるって、寂しい?」
「・・・ホグワーツを卒業することは、嬉しい」
ま、そうでしょうね。念願のデス・イーター入りですもんね。
「サク」
「なに?」
いまだにこの人に名前を呼ばれるともんのすごい違和感あるわ…。
「実は、頼みたいと思っていたことがあったのだが」
「なに?」
「・・・いや、いい」
「・・・気持ち悪いんだけど、そういう切られ方するのって」
最後まではっきり言ってよね。
「そうだな・・・今お前がやろうとしていることが終わったら・・・頼むとしよう」
「・・・それでいいの?」
絶対自分を優先してほしがるタイプだと思ってたんだけど。
そんなあたしの視線を気にすることも無く、ルシウスはいつもの笑顔を浮かべた。
「さて、サクラ・キリュウ殿は、無事にあの二人を仲直りさせることが出来るのかな?」
「多分ね」
「いつになく弱気だな」
「普通よ」
なんでもできるなんて思わないし。
あたしが仕向けることでなんとかなるような年齢じゃなくなったってことじゃないの?
寂しいけどね、なんというか…子どもが親離れするっていうか、妹や弟がなんか新しい世界見つけてるって感じで。
それに対してどうしてもコレができなきゃだめなのー!!とごねるのも大人気ないし。
「・・・では、うまく行かないことを願うとしよう」
「うわ、根性わるーい」
そういう時はね、うまく行くことを願うのが普通なのよ!
「いいや。上手くいかなかったら、頼む。うまく行ってしまったらあきらめる。そう決めた」
「勝手に決めるな」
もー。相手があることなんだからね?
自分の都合だけで振り回すんじゃないわよ。
「いいんだ」
「ルシウスがそういうならそれでいいわ。お茶、ご馳走様」
「サクをお茶会に招待するのもこれが最後だろうからな」
胸をつかれた。
ああ、そうか。
卒業するって、そういうことなんだ。
もう、ルシウスとこんな会話することも、お茶をすることも、相談することもできなくなるんだ。
どうしよう。
少し、寂しいかもしれない。