3年生(親世代) 完結 (52話)
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突然、なにかがひっくり返るような音がしたのは、部屋の片付けをしていたときだった。
油断すると荷物がすぐ散らかるのよね・・・。うふふ。
「ねえ、今の何の音?」
「なにかしら」
アリスとマギーが首をかしげて。
とりあえず、談話室に下りてみるか・・・。
「お前・・・っお前なら、って思ったのに!」
「な、なに怒ってんだよ、突然!」
おにょ。めっずらしー!
ジェームズとシリウスが喧嘩してるよ!?
「わけわかんねえ!」
「そうだよな、お前にとってはどうでもいいことなんだ!」
「やめてよ、二人とも!」
「・・・リリー?」
食って掛かるジェームズに、困惑してるシリウスに、横で二人を止めようとしている?リリー。
・・・なに、この構図。
・・・最近の人間関係から考えると・・・うわ。考えたくないかも。
別れた恋人たちと、片方に片思いしていた男の三角関係!?
でろんでろんだわね・・・。
「リリーになんてことを!別れるにしたって、礼儀ってもんがあるだろ!?」
そんなジェームズに、シリウスは・・・初めてなにごとかきづいたようだった。
「ジェームズ、お前・・・エヴァンスが好きだったのか・・・?」
知らんかったんかいっっ!!
にぶーい!!
「お前が好きだったなら言ってくれれば・・・・・・」
うが。
し、シリウス・・・それは・・・それは言っちゃあならんっ!
気づかなかった上のこの失言っ!
「お前・・・僕を馬鹿にしてるのか!?」
「馬鹿になんて・・・」
「してるだろ!僕がリリーを好きでも嫌いでも関係ない!シリウスのリリーに対する・・・仮にも付き合った人に対する態度がおかしいって言ってるんだ!」
態度?態度って?
もー。何がなんだかわかりませぬ!
「・・・・・・・・・ねえ、ねえ、ジョン。なんのこと・・・?」
「ああ、サク。これ、なんとかしてくれよ」
なんとかしようにも状況がわかりません。
「なにがあったのよ」
「それがさ、エヴァンスが通りかかって挨拶をしたときにシリウスが顔をあげなかったってだけなんだ・・・」
「はあ!?」
なによそれ。
いや、ほめられた態度じゃないけど、ここまで発展すること?
「シリウスの女性関係、いつもほめられたもんじゃないだろう?」
「・・・・そ、そりゃあそうだけど・・・」
二股三股当たり前。
校内でもSEXしてるって話も聞いたことあるし。
あげくに「お前誰だっけ」とかいうとんでもない発言もしたとかしないとか。
そういう付き合い方をジェームズが嫌がってたのは確かだ。
・・・つか、14歳だよ・・・ねぇ・・・?
「だからエヴァンスもそんな風に扱うつもりかって、ジェームズがキレた」
「あ、そういうこと・・・」
それでか。
まー・・・それまた根の深そうな問題で。
「どうしろってんだよ!?俺はジェームズがエヴァンスを好きだとしってりゃ絶対に付き合ったりしなかったし、今は別れたんだから関係ないだろう!」
「関係ないってなんだよ!好きな相手と付き合ったんなら、別れたって無関係にはならないだろう!?」
「別に、好きだったわけじゃ・・・・・・・・・」
「なんだって!?」
いやあ・・・泥沼・・・。
しゃあないなあ。
「お前なんか・・・っ」
「そこまで!」
「とめるな、サク!」
「そこまでっつってんでしょ!とりあえず黙って・・・」
「どけろ!」
「・・・・・・・・・・・・・・っきゃ」
思いっきり突き飛ばされた。
なにすんじゃい!!
思わずかわいらしい悲鳴なんてあげちゃったじゃないか!
ぼふっとあたしを誰かが受け止めてくれて。
ありがとー。ってシリウスかい。
「ジェームズ!サクラになにをするんだ!」
そーだ、そーだ。
ってシリウス、放して。
抱きしめなくていいから!
「今、僕はシリウスと話をしているんだ!邪魔しないでくれ!」
「そういう問題じゃねえだろ!俺の態度が失礼だってんなら、今お前がサクラにしたことはなんだよ!」
「うるさいうるさいうるさいっ!」
ジェームズ・・・そりゃ、癇癪っていうよ・・・。
「てめぇ・・・っ」
「大丈夫だから落ち着いてってば!」
「サクラは黙ってろ!」
黙ってろってんなら間に挟んでにらみ合うな!
「お前のことは親友だと思ってたけど、これまでみたいだな」
「それは僕の台詞だ。前からそのいい加減な態度が気に入らなかったんだよ」
「そりゃ奇遇だな。俺だってお前の『僕はすごいんだ』って思ってんのが見え見えな態度が気に入らなかった」
じりじりとにらみ合う二人の間に火花さえ散ったような気がした・・・ってほんとに散ってるよ!?
あ、そっか・・・二人とも魔法力強いから、感情でぶつかり合ってんのか・・・迷惑なっ!
「だから、二人とも・・・」
やめなさいってば。
「上等だ・・・決着つけてやるよ」
「こっちこそ」
っていっても聞かないし!
杖構えてんじゃない!
しまいにゃ怒鳴るよ・・・
「いい加減にしろ!」
ぴたっと、二人が動きを止めた。
・・・おんやあ?
あたし、怒鳴ってないよ?
「いつまでくだらない喧嘩を続けるんだ!みんなの迷惑だ」
・・・・・・・・・ふ、フランク?
いつにない怖い顔で仁王立ちになっているフランクに、ジェームズもシリウスも凍り付いている。
「ジェームズ、シリウス。二人とも少し頭を冷やすべきだよ」
「リーマス・・・」
「キリュウを放すんだ、シリウス」
「あ・・・・・・・」
慌ててシリウスがあたしから手を離す、というか突き飛ばす。
あんたの方がジェームズより酷いわ!
「サク、大丈夫?」
「ええ・・・大丈夫よ、リリー」
ご心配おかけしまして。
「二人とも、今日は早々に寝て頭を冷やせ。明日、反省文だ」
監督生にそう言い渡され、二人はむすっとしたまま、部屋に上がっていった。
「とめてくれ、なんて言ったからだな、ごめん、サク」
「いいのよ、ジョン。気にしないで」
甘かったなあ・・・あの二人、あたしに止められるとか、もう慣れてるかもしれない。
無意識にあたしが止めに入ることをわかっていて、それでも止まらないぞって勢いで喧嘩する気だった。
・・・なんか、すっごく悔しい。
「まさかあの二人がこんな派手に喧嘩をするとはね」
「困ったもんだ・・・」
本当よねえ・・・。ちゃんと仲直りしてくれればいいんだけど。
「ねえ、サク。なんとかならない?」
「・・・・・・・・・・・・・・・ジョン・・・」
とめられなかったばっかりの人間に何をいうかね。
「あ、ごめん・・・ダメだなあ。ついサクならなんとかしてくれそうで頼っちゃうよ」
「・・・・ううん。こっちこそ、力不足でごめんね」
「まあ、いいさ。なるようになる・・・僕たちも寝よう」
フランクに促されるように、ぞろぞろと部屋に戻って。
明日はどうなってることやら、と思いながらあたしは眠りについた。
突然、なにかがひっくり返るような音がしたのは、部屋の片付けをしていたときだった。
油断すると荷物がすぐ散らかるのよね・・・。うふふ。
「ねえ、今の何の音?」
「なにかしら」
アリスとマギーが首をかしげて。
とりあえず、談話室に下りてみるか・・・。
「お前・・・っお前なら、って思ったのに!」
「な、なに怒ってんだよ、突然!」
おにょ。めっずらしー!
ジェームズとシリウスが喧嘩してるよ!?
「わけわかんねえ!」
「そうだよな、お前にとってはどうでもいいことなんだ!」
「やめてよ、二人とも!」
「・・・リリー?」
食って掛かるジェームズに、困惑してるシリウスに、横で二人を止めようとしている?リリー。
・・・なに、この構図。
・・・最近の人間関係から考えると・・・うわ。考えたくないかも。
別れた恋人たちと、片方に片思いしていた男の三角関係!?
でろんでろんだわね・・・。
「リリーになんてことを!別れるにしたって、礼儀ってもんがあるだろ!?」
そんなジェームズに、シリウスは・・・初めてなにごとかきづいたようだった。
「ジェームズ、お前・・・エヴァンスが好きだったのか・・・?」
知らんかったんかいっっ!!
にぶーい!!
「お前が好きだったなら言ってくれれば・・・・・・」
うが。
し、シリウス・・・それは・・・それは言っちゃあならんっ!
気づかなかった上のこの失言っ!
「お前・・・僕を馬鹿にしてるのか!?」
「馬鹿になんて・・・」
「してるだろ!僕がリリーを好きでも嫌いでも関係ない!シリウスのリリーに対する・・・仮にも付き合った人に対する態度がおかしいって言ってるんだ!」
態度?態度って?
もー。何がなんだかわかりませぬ!
「・・・・・・・・・ねえ、ねえ、ジョン。なんのこと・・・?」
「ああ、サク。これ、なんとかしてくれよ」
なんとかしようにも状況がわかりません。
「なにがあったのよ」
「それがさ、エヴァンスが通りかかって挨拶をしたときにシリウスが顔をあげなかったってだけなんだ・・・」
「はあ!?」
なによそれ。
いや、ほめられた態度じゃないけど、ここまで発展すること?
「シリウスの女性関係、いつもほめられたもんじゃないだろう?」
「・・・・そ、そりゃあそうだけど・・・」
二股三股当たり前。
校内でもSEXしてるって話も聞いたことあるし。
あげくに「お前誰だっけ」とかいうとんでもない発言もしたとかしないとか。
そういう付き合い方をジェームズが嫌がってたのは確かだ。
・・・つか、14歳だよ・・・ねぇ・・・?
「だからエヴァンスもそんな風に扱うつもりかって、ジェームズがキレた」
「あ、そういうこと・・・」
それでか。
まー・・・それまた根の深そうな問題で。
「どうしろってんだよ!?俺はジェームズがエヴァンスを好きだとしってりゃ絶対に付き合ったりしなかったし、今は別れたんだから関係ないだろう!」
「関係ないってなんだよ!好きな相手と付き合ったんなら、別れたって無関係にはならないだろう!?」
「別に、好きだったわけじゃ・・・・・・・・・」
「なんだって!?」
いやあ・・・泥沼・・・。
しゃあないなあ。
「お前なんか・・・っ」
「そこまで!」
「とめるな、サク!」
「そこまでっつってんでしょ!とりあえず黙って・・・」
「どけろ!」
「・・・・・・・・・・・・・・っきゃ」
思いっきり突き飛ばされた。
なにすんじゃい!!
思わずかわいらしい悲鳴なんてあげちゃったじゃないか!
ぼふっとあたしを誰かが受け止めてくれて。
ありがとー。ってシリウスかい。
「ジェームズ!サクラになにをするんだ!」
そーだ、そーだ。
ってシリウス、放して。
抱きしめなくていいから!
「今、僕はシリウスと話をしているんだ!邪魔しないでくれ!」
「そういう問題じゃねえだろ!俺の態度が失礼だってんなら、今お前がサクラにしたことはなんだよ!」
「うるさいうるさいうるさいっ!」
ジェームズ・・・そりゃ、癇癪っていうよ・・・。
「てめぇ・・・っ」
「大丈夫だから落ち着いてってば!」
「サクラは黙ってろ!」
黙ってろってんなら間に挟んでにらみ合うな!
「お前のことは親友だと思ってたけど、これまでみたいだな」
「それは僕の台詞だ。前からそのいい加減な態度が気に入らなかったんだよ」
「そりゃ奇遇だな。俺だってお前の『僕はすごいんだ』って思ってんのが見え見えな態度が気に入らなかった」
じりじりとにらみ合う二人の間に火花さえ散ったような気がした・・・ってほんとに散ってるよ!?
あ、そっか・・・二人とも魔法力強いから、感情でぶつかり合ってんのか・・・迷惑なっ!
「だから、二人とも・・・」
やめなさいってば。
「上等だ・・・決着つけてやるよ」
「こっちこそ」
っていっても聞かないし!
杖構えてんじゃない!
しまいにゃ怒鳴るよ・・・
「いい加減にしろ!」
ぴたっと、二人が動きを止めた。
・・・おんやあ?
あたし、怒鳴ってないよ?
「いつまでくだらない喧嘩を続けるんだ!みんなの迷惑だ」
・・・・・・・・・ふ、フランク?
いつにない怖い顔で仁王立ちになっているフランクに、ジェームズもシリウスも凍り付いている。
「ジェームズ、シリウス。二人とも少し頭を冷やすべきだよ」
「リーマス・・・」
「キリュウを放すんだ、シリウス」
「あ・・・・・・・」
慌ててシリウスがあたしから手を離す、というか突き飛ばす。
あんたの方がジェームズより酷いわ!
「サク、大丈夫?」
「ええ・・・大丈夫よ、リリー」
ご心配おかけしまして。
「二人とも、今日は早々に寝て頭を冷やせ。明日、反省文だ」
監督生にそう言い渡され、二人はむすっとしたまま、部屋に上がっていった。
「とめてくれ、なんて言ったからだな、ごめん、サク」
「いいのよ、ジョン。気にしないで」
甘かったなあ・・・あの二人、あたしに止められるとか、もう慣れてるかもしれない。
無意識にあたしが止めに入ることをわかっていて、それでも止まらないぞって勢いで喧嘩する気だった。
・・・なんか、すっごく悔しい。
「まさかあの二人がこんな派手に喧嘩をするとはね」
「困ったもんだ・・・」
本当よねえ・・・。ちゃんと仲直りしてくれればいいんだけど。
「ねえ、サク。なんとかならない?」
「・・・・・・・・・・・・・・・ジョン・・・」
とめられなかったばっかりの人間に何をいうかね。
「あ、ごめん・・・ダメだなあ。ついサクならなんとかしてくれそうで頼っちゃうよ」
「・・・・ううん。こっちこそ、力不足でごめんね」
「まあ、いいさ。なるようになる・・・僕たちも寝よう」
フランクに促されるように、ぞろぞろと部屋に戻って。
明日はどうなってることやら、と思いながらあたしは眠りについた。