3年生(親世代) 完結 (52話)
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「たまには素直になっても良い」
それは、自分に向けなければならない言葉だった。
いつも笑顔でいるのは、仮面だ。
明るく前向きに生きようと自分に言い聞かせなければ前に進めない弱さを人に見せたくなくて。
いつだって、「大丈夫」「心配しないで」「あたしにまかせて」
そんな、言葉ばっかりで。
どんな言葉で、どんな態度でいれば、「強いあたし」でいられるか。
でしゃばりすぎて、周囲から反感を買わないのはどの程度か。
そんなことばかり考えてる。
そんなこと考えなくても、自然体でいて、そんなことを心配なんてしなくても良い人間になりたいのに。
難しいなあ・・・。
「またくだらないお悩みか?」
「・・・・・・・・・・・くだらないってゆーな」
本当に、顔あわせれば喧嘩売ってくんだから。
まったくもー。
「セブルスは?」
「ん?」
「物事が思い通りにならないなあ、とか・・・思ったことない?」
「・・・物事を思い通りに進めるために考えをめぐらせて技を磨き、心を鍛えるんだろう」
・・・・・・なんの技さ・・・。
「それこそが我がスリザリンの求めるものではないのか」
「・・・あたし、グリフィンドールだし」
わかんないってば。
「いっそスリザリンに入りなおせ」
「無理」
何のために帽子にお願いしたと思ってんの。
「・・・その、白を黒とも言い含める話術といい、自分の思うままに物事を動かし、人を屈服させるやり方といい・・・スリザリンにふさわしいと思うのだがな」
「人聞きの悪い」
「場面に応じて態度を見事に変えるやり方もな。あの手のひらを返すようなすばやい変わり身は見事だ」
「・・・・・・・・・うるさいわね」
思いっきり心当たりあるじゃないの!!!!
「まあ、自分の思い通りにことを進められないとしたら、それは己の手腕が未熟だというだけだ。自分の力を磨けばよいだけの話。・・・なんだ、そんなことで悩んでいたのか」
「・・・・・・そこまで思い切れればいっそ見事だわ・・・」
あたしはそこまで悟れないの!!
「お前はお前であればいい。そうじゃないのか?お前がお前であるから、サーもレディ・ベラトリクスもお前に興味を持つのではないか?」
「えー・・・あたしのこと、軽蔑したとかなんとか言ったくせに」
「なんの話だ」
「昔の話」
かれこれ、2年・・・じゃない、3年?ほど前の。
クリスマスの時に。ええ。
「・・・・・・・・・・・・・昔は昔だ」
苦虫噛み潰したような顔のセブちゃんがおかしくて。
くすくす笑えば、冷たい一瞥と、仕方ない、と言いたげなため息。
「・・・・・・・・・・手腕、かぁ・・・」
そんなこと言われても、ねえ。
そういうのって、ずるい感じがして嫌。
結局人の顔色うかがってうまく立ち回るだけで。
それで残るものってなんなんだろう。
周りにいる、いつもたくさんの友達がいる子達がいつだってうらやましかった。
「・・・わかったわかった。そんなことで悩むな」
ぽふっと、丸めた羊皮紙で頭を叩かれて。
なにすんの、と振り向いた視線の先にあった背中から、つぶやく声が聞こえた。
「僕は、お前を嫌いではない」
「たまには素直になっても良い」
それは、自分に向けなければならない言葉だった。
いつも笑顔でいるのは、仮面だ。
明るく前向きに生きようと自分に言い聞かせなければ前に進めない弱さを人に見せたくなくて。
いつだって、「大丈夫」「心配しないで」「あたしにまかせて」
そんな、言葉ばっかりで。
どんな言葉で、どんな態度でいれば、「強いあたし」でいられるか。
でしゃばりすぎて、周囲から反感を買わないのはどの程度か。
そんなことばかり考えてる。
そんなこと考えなくても、自然体でいて、そんなことを心配なんてしなくても良い人間になりたいのに。
難しいなあ・・・。
「またくだらないお悩みか?」
「・・・・・・・・・・・くだらないってゆーな」
本当に、顔あわせれば喧嘩売ってくんだから。
まったくもー。
「セブルスは?」
「ん?」
「物事が思い通りにならないなあ、とか・・・思ったことない?」
「・・・物事を思い通りに進めるために考えをめぐらせて技を磨き、心を鍛えるんだろう」
・・・・・・なんの技さ・・・。
「それこそが我がスリザリンの求めるものではないのか」
「・・・あたし、グリフィンドールだし」
わかんないってば。
「いっそスリザリンに入りなおせ」
「無理」
何のために帽子にお願いしたと思ってんの。
「・・・その、白を黒とも言い含める話術といい、自分の思うままに物事を動かし、人を屈服させるやり方といい・・・スリザリンにふさわしいと思うのだがな」
「人聞きの悪い」
「場面に応じて態度を見事に変えるやり方もな。あの手のひらを返すようなすばやい変わり身は見事だ」
「・・・・・・・・・うるさいわね」
思いっきり心当たりあるじゃないの!!!!
「まあ、自分の思い通りにことを進められないとしたら、それは己の手腕が未熟だというだけだ。自分の力を磨けばよいだけの話。・・・なんだ、そんなことで悩んでいたのか」
「・・・・・・そこまで思い切れればいっそ見事だわ・・・」
あたしはそこまで悟れないの!!
「お前はお前であればいい。そうじゃないのか?お前がお前であるから、サーもレディ・ベラトリクスもお前に興味を持つのではないか?」
「えー・・・あたしのこと、軽蔑したとかなんとか言ったくせに」
「なんの話だ」
「昔の話」
かれこれ、2年・・・じゃない、3年?ほど前の。
クリスマスの時に。ええ。
「・・・・・・・・・・・・・昔は昔だ」
苦虫噛み潰したような顔のセブちゃんがおかしくて。
くすくす笑えば、冷たい一瞥と、仕方ない、と言いたげなため息。
「・・・・・・・・・・手腕、かぁ・・・」
そんなこと言われても、ねえ。
そういうのって、ずるい感じがして嫌。
結局人の顔色うかがってうまく立ち回るだけで。
それで残るものってなんなんだろう。
周りにいる、いつもたくさんの友達がいる子達がいつだってうらやましかった。
「・・・わかったわかった。そんなことで悩むな」
ぽふっと、丸めた羊皮紙で頭を叩かれて。
なにすんの、と振り向いた視線の先にあった背中から、つぶやく声が聞こえた。
「僕は、お前を嫌いではない」