3年生(親世代) 完結 (52話)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
39
「お前さあ、なにやってんだよ。俺あの場に居合わせなかったらどうなってたと思ってんだ?」
「ありがとう・・・・・・」
返す言葉もございません・・・。
いやあ。あせったあせった。
多分ルシウス一流の冗談だと思うんだけどね。
あの人、冗談で冗談じゃすまないとこまでやりそうだからなあ・・・。
「隙があるんだよ。変なところだけ鋭いくせに自分のことになると鈍いよな」
「うぐ・・・」
ま、また言われた・・・。
この数日でこのせりふ、何回言われただろう・・・・・・。
「ねえ、シリウス」
前を向いたっきり振り向いてもくれないシリウスの袖を少しひっぱって、引き止めて。
「あたし、そんなに鈍いかなあ?」
あんまりにも言われるもんだから・・・さぁ・・・。
「鈍い!」
・・・・・・・・・がーん。
そんなにはっきり言わなくても・・・。
「・・・っていうか、お前さあ・・・自分に無関心すぎ。
くしゃっと髪をかきあげながらシリウスが眉間にしわを寄せた。
めずらしい・・・。
「ほら。今だよ、今。そういうところが隙なんだっての」
「え・・・・・・?」
「もうちょっと警戒しろって。俺だって男だぜ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・は?」
親友の彼氏で、9歳も年下で、いろんな意味でヘタレてるあんたを男としてみろって方が無理なんだけど・・・。
「ぼーっとしたツラで人見上げてんじゃねえよ」
・・・・・・・・・・・どうせあたしはあんたより背が低いわよっ
「そういうこと言ってんじゃねえ!」
はーとか深いため息をついたシリウスが思いっきり脱力した。
「も、いい。お前、そのままでいろ・・・」
「えー・・・」
なんか、本当に鈍いって認定されたみたいで嫌だ・・・。
そんなに鈍いって自覚はしてなかったんだけどなあ。
鈍いのか、あたし・・・。
「ウルフスベーン」
ありゃ。もう寮の前だったのか。
開いたドアにさっさと入り込んで誰もいない談話室のソファにどっかと腰を下ろしたシリウスは、あたしにむかって実にえらそーにおっしゃった。
「サクラ。紅茶」
・・・あたしに淹れろと。淹れろとおっしゃいますか!お坊ちゃん!!
まあ、いいんだけどさあ。
沸いたお湯でどぼどぼと適当にいれた紅茶にたっぷりミルクをいれて、マグカップをシリウスの前におく。
・・・久しぶりね、こういうの。
ずっとシリウスとリリーと一緒だったからかしら。
あ、そういえば。
「ねえ、シリウス」
片割れに聞いたからには、もう一人にも聞いておかなくちゃ。
リリーが側にいないなんてめったにないことだし。
「あー?」
「なんでリリーと付き合い始めたの?突然・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「リリーが、好き?」
それなら、いい。
少しでも、想いがあるなら。
ジェームズも納得できるだろう。
あたしだって・・・あたしだって、それならって思える。
「わかんねえ」
「え?」
「なんとなく」
「なんとなくって・・・・・・」
なんとなくってことは無いでしょう!?あれだけのこといっておきながら!
「ふーん・・・シリウスって、なんとなく、で“卑屈”な人と付き合えるんだ」
げほっと、シリウスがむせた。
「てめ・・・っ何をいきなり!?」
「だって、リリーに卑屈って暴言言ったのシリウスでしょ?」
あたしは確かに聞いたとも。
「・・・・・・お前なぁ・・・」
「なによ」
「変なとこ鈍いくせにそういうとこだけ鋭くつっこんでんじゃねえ!」
「そんなの関係ないでしょー!大体、あたしは自分がそんなに言われるほど鈍いなんて思ってないからね!?」
鈍くて生きてけるわけ無いでしょがー!
自分がどう思われてるのかな、とかこの行動、周囲の人の気に障らないかな、とかこれでも考えながら行動してますー!
「・・・自覚が無いってのは幸せだな」
「失礼な。あ、ねえ。それで、リリーのこと!」
「・・・付き合いだした理由?」
「そうよ」
「・・・・・・マグル、だからかな」
「・・・・・・・・・・・・・・なんですって?」
「紅茶、うまかった。サンキュ。じゃあな」
「ま、待ちなさいっなによ、それー!!」
とんでもないことを言い残して、シリウスはそそくさと逃げていった。
「お前さあ、なにやってんだよ。俺あの場に居合わせなかったらどうなってたと思ってんだ?」
「ありがとう・・・・・・」
返す言葉もございません・・・。
いやあ。あせったあせった。
多分ルシウス一流の冗談だと思うんだけどね。
あの人、冗談で冗談じゃすまないとこまでやりそうだからなあ・・・。
「隙があるんだよ。変なところだけ鋭いくせに自分のことになると鈍いよな」
「うぐ・・・」
ま、また言われた・・・。
この数日でこのせりふ、何回言われただろう・・・・・・。
「ねえ、シリウス」
前を向いたっきり振り向いてもくれないシリウスの袖を少しひっぱって、引き止めて。
「あたし、そんなに鈍いかなあ?」
あんまりにも言われるもんだから・・・さぁ・・・。
「鈍い!」
・・・・・・・・・がーん。
そんなにはっきり言わなくても・・・。
「・・・っていうか、お前さあ・・・自分に無関心すぎ。
くしゃっと髪をかきあげながらシリウスが眉間にしわを寄せた。
めずらしい・・・。
「ほら。今だよ、今。そういうところが隙なんだっての」
「え・・・・・・?」
「もうちょっと警戒しろって。俺だって男だぜ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・は?」
親友の彼氏で、9歳も年下で、いろんな意味でヘタレてるあんたを男としてみろって方が無理なんだけど・・・。
「ぼーっとしたツラで人見上げてんじゃねえよ」
・・・・・・・・・・・どうせあたしはあんたより背が低いわよっ
「そういうこと言ってんじゃねえ!」
はーとか深いため息をついたシリウスが思いっきり脱力した。
「も、いい。お前、そのままでいろ・・・」
「えー・・・」
なんか、本当に鈍いって認定されたみたいで嫌だ・・・。
そんなに鈍いって自覚はしてなかったんだけどなあ。
鈍いのか、あたし・・・。
「ウルフスベーン」
ありゃ。もう寮の前だったのか。
開いたドアにさっさと入り込んで誰もいない談話室のソファにどっかと腰を下ろしたシリウスは、あたしにむかって実にえらそーにおっしゃった。
「サクラ。紅茶」
・・・あたしに淹れろと。淹れろとおっしゃいますか!お坊ちゃん!!
まあ、いいんだけどさあ。
沸いたお湯でどぼどぼと適当にいれた紅茶にたっぷりミルクをいれて、マグカップをシリウスの前におく。
・・・久しぶりね、こういうの。
ずっとシリウスとリリーと一緒だったからかしら。
あ、そういえば。
「ねえ、シリウス」
片割れに聞いたからには、もう一人にも聞いておかなくちゃ。
リリーが側にいないなんてめったにないことだし。
「あー?」
「なんでリリーと付き合い始めたの?突然・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「リリーが、好き?」
それなら、いい。
少しでも、想いがあるなら。
ジェームズも納得できるだろう。
あたしだって・・・あたしだって、それならって思える。
「わかんねえ」
「え?」
「なんとなく」
「なんとなくって・・・・・・」
なんとなくってことは無いでしょう!?あれだけのこといっておきながら!
「ふーん・・・シリウスって、なんとなく、で“卑屈”な人と付き合えるんだ」
げほっと、シリウスがむせた。
「てめ・・・っ何をいきなり!?」
「だって、リリーに卑屈って暴言言ったのシリウスでしょ?」
あたしは確かに聞いたとも。
「・・・・・・お前なぁ・・・」
「なによ」
「変なとこ鈍いくせにそういうとこだけ鋭くつっこんでんじゃねえ!」
「そんなの関係ないでしょー!大体、あたしは自分がそんなに言われるほど鈍いなんて思ってないからね!?」
鈍くて生きてけるわけ無いでしょがー!
自分がどう思われてるのかな、とかこの行動、周囲の人の気に障らないかな、とかこれでも考えながら行動してますー!
「・・・自覚が無いってのは幸せだな」
「失礼な。あ、ねえ。それで、リリーのこと!」
「・・・付き合いだした理由?」
「そうよ」
「・・・・・・マグル、だからかな」
「・・・・・・・・・・・・・・なんですって?」
「紅茶、うまかった。サンキュ。じゃあな」
「ま、待ちなさいっなによ、それー!!」
とんでもないことを言い残して、シリウスはそそくさと逃げていった。