3年生(親世代) 完結 (52話)
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38
「こんなところで何をしている?」
「いや、別に・・・」
あきれ顔のルシウスが薔薇のしげみの影にもぐりこんでるあたしを眺めていた。
「色々と、複雑なのよ」
「別に私はお前の人間関係がどうであろうと知ったことじゃないがな」
ごそごそと隣に座り込んだルシウスの髪が見事に薔薇の枝に絡んだ。
「あらら。待って。解いてあげる」
きれいな白金の髪だものね。
最初白髪かと思ったけど。
「ああ」
こっちひっぱってー、こっちほどいてー。
「もういいわよ」
ん・・・・・?
こら。なんだ、この手は。
なんであたしの腰に手が回ってんだ。
あんたはホストシリウスかっ!
「暇だ」
は?
「あんまりにも暇だから」
だから?
「お前を手に入れるという苦労をしてみたくなった」
「はい?」
「手に入れられろ」
「嫌」
なんだ、その論理は。
まったくもって理不尽な。
大体があんたにはナルシッサがいるでしょうが。
将来ドラコっつー子どもを生んでくれる奥さんが!
「大体、なんで暇なのよ!」
「後は卒業だけだからな。退屈しているんだ」
「退屈してるなら他で遊べっての!!」
「この前の仕返しだ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?
「私をからかっただろう?」
「・・・からかった覚えは無いんだけどっ」
あれですか。ねえ。この前の「キスして」ってやつのことですかっ!?
「心当たりはありそうだな?その顔だと」
「ないですっっ」
無実です!からかったわけじゃないから!
ってなんであたし押し倒されてんのさ!!ねえ!
「ちょ、ちょっとま・・・っ」
「望みどおりしてやろう」
「なにを!?」
押しのけようとしている力をものともせずにルシウスの顔が、顔が、ぎゃー!!近づいてくるし!
「望みどおりの、キスを」
「いらないー!!!」
誰か助けてー!!
「ルシウス」
えらく聞き覚えのあるステキな声だった。
救いの神っ
「なにかな?シリウス殿」
「あなたの下にいるものに用があるのだが、引き渡してもらえないか?」
「・・・・・・・・・これにか」
「ああ。今すぐに」
「・・・ブラック家のご嫡男のお望みとあらば仕方あるまいな」
「賢い選択だな」
ルシウスの身体の下から逃げ出して、とっととシリウスの隣に逃げれば、がっしり腕をつかまれてシリウスの背中に隠された。
「それでは失礼」
もはや用はないと言わんばかりに不愉快さを隠そうともせずに立ち去ろうとしたルシウスが、あたしを見た。
「サク。次は逃げられないぞ」
「・・・ぜひぜひ暇じゃなくなっていてクダサイ」
心のそこからお願いします。
「こんなところで何をしている?」
「いや、別に・・・」
あきれ顔のルシウスが薔薇のしげみの影にもぐりこんでるあたしを眺めていた。
「色々と、複雑なのよ」
「別に私はお前の人間関係がどうであろうと知ったことじゃないがな」
ごそごそと隣に座り込んだルシウスの髪が見事に薔薇の枝に絡んだ。
「あらら。待って。解いてあげる」
きれいな白金の髪だものね。
最初白髪かと思ったけど。
「ああ」
こっちひっぱってー、こっちほどいてー。
「もういいわよ」
ん・・・・・?
こら。なんだ、この手は。
なんであたしの腰に手が回ってんだ。
あんたはホストシリウスかっ!
「暇だ」
は?
「あんまりにも暇だから」
だから?
「お前を手に入れるという苦労をしてみたくなった」
「はい?」
「手に入れられろ」
「嫌」
なんだ、その論理は。
まったくもって理不尽な。
大体があんたにはナルシッサがいるでしょうが。
将来ドラコっつー子どもを生んでくれる奥さんが!
「大体、なんで暇なのよ!」
「後は卒業だけだからな。退屈しているんだ」
「退屈してるなら他で遊べっての!!」
「この前の仕返しだ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?
「私をからかっただろう?」
「・・・からかった覚えは無いんだけどっ」
あれですか。ねえ。この前の「キスして」ってやつのことですかっ!?
「心当たりはありそうだな?その顔だと」
「ないですっっ」
無実です!からかったわけじゃないから!
ってなんであたし押し倒されてんのさ!!ねえ!
「ちょ、ちょっとま・・・っ」
「望みどおりしてやろう」
「なにを!?」
押しのけようとしている力をものともせずにルシウスの顔が、顔が、ぎゃー!!近づいてくるし!
「望みどおりの、キスを」
「いらないー!!!」
誰か助けてー!!
「ルシウス」
えらく聞き覚えのあるステキな声だった。
救いの神っ
「なにかな?シリウス殿」
「あなたの下にいるものに用があるのだが、引き渡してもらえないか?」
「・・・・・・・・・これにか」
「ああ。今すぐに」
「・・・ブラック家のご嫡男のお望みとあらば仕方あるまいな」
「賢い選択だな」
ルシウスの身体の下から逃げ出して、とっととシリウスの隣に逃げれば、がっしり腕をつかまれてシリウスの背中に隠された。
「それでは失礼」
もはや用はないと言わんばかりに不愉快さを隠そうともせずに立ち去ろうとしたルシウスが、あたしを見た。
「サク。次は逃げられないぞ」
「・・・ぜひぜひ暇じゃなくなっていてクダサイ」
心のそこからお願いします。