3年生(親世代) 完結 (52話)
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31
・・・・・・・・・・・・・・・・・暗い。
どよーんとした空気がジェームズのいる辺りにとぐろを巻いている気がする。
「ふん。ポッター。女を親友に取られたのがそんなに悔しいか。お前たちの友情など所詮その程度だな」
え、なんでジェームズがリリーを好きだって知ってんの?いつの間にそんなの広まったの??
とりあえず、セブちゃん。今のジェームズにちょっかいかけるのはやめたほうがいいと思う。絶対に。
まったくもー、シリウスといい、ジェームズといい、最悪なタイミングで声かけるんだから。
「・・・・・・・・・・・・いい度胸じゃないか、スニベルス!」
ほら。スイッチ入っちゃった。
「!」
「プロテ・・・!」
あーあ。遅かった。
というか、いつものことながらよくやるよねえ。
ジェームズは心のそこからセブルスのことキライだけどさ。
ま、嫌いだからってなにやっても良いわけじゃないし。
「ジェームズ」
「なんだい?サク。どんな呪いをかけるとこを見たい?」
「遠慮しとく。あたしは呪い好きじゃないし」
「は?」
「フィニート」
どんどん伸びる歯を押さえてうめいていたセブルスが、床につくぐらいまで伸びた髪に絡まりながらぎろり、とジェームズを見た。
・・・なんか言ってますな。
言ってるけど、その歯で言ってもわかんないねえ。
「何言ってんのかわからないね、スニベルス。いっそ泣き叫んだらどうだい?そうしたら聞こえるかもしれないぜ 」
「はいはい、そこまで。ジェームズ、苛々してるからって人に当たらないの」
「何言ってるんだ?スニベリーと僕が仲良しなのはいつものことだろう?」
にやにやしながら言ってもねえ。
「さ、セブルス、マダム・ポンフリーのとこ行くわよ」
フガフガいいながら抵抗するな。
「魔法で運ばれるのとどっちがいい?」
「サク、なんでそんなやつに親切にするんだい?」
まあ、ずいぶんと不満そう。
「別に。あたしが不愉快だからするだけよ」
こういう状態になってる人を見ていて不愉快というだけの感情は持っているからね。
「サクのお気に入りか」
「冗談でしょ」
誰が誰をお気に入りなのよ。
「あなた、ピーターがこういう状態になっていたら連れて行かない?」
「・・・・・・・・・・そりゃあ、連れて行くさ」
「同じことよ」
これがジェームズでも、シリウスでも、ピーターでも、リーマスでも。
もちろん、他の人でも。
あたしはマダムのところに連れていく。
見ていて不愉快と感じるから。
それだけのことだ。
「なんだよ・・・なんで君まで・・・っ!!」
「ジェームズ、なにが『君まで』なのか知らないけど。シリウスとリリーが付き合ったからってあたしとセブルスが付き合うわけじゃないし、もちろん、あたしがあなたと友だちじゃなくなるわけでもないのよ」
「そうそう、独占欲はみっともないぞ、我が甥っ子よ」
「お、叔父さん・・・」
神出鬼没は家訓か何かですか、ポッター家。
「ほら、早くマダムのところに行って来い」
ひらひらと手をふるポッター先生に気をとられた一瞬で、セブルスがあたしの手を振り払って一目散に走り抜けた。
「・・・・・・・・・・・逃げられました」
「ま、あいつもマダムに泣きつくぐらいの知恵はあるだろう」
「はぁ・・・」
「で、ジェームズ。どうした」
うずくまって暗雲漂わせるジェームズさんをげしげしとつま先でつつくステキな叔父様はのんびりと甥っ子に問いかける。
うむ。なかなかスパルタ教育ですな。
「片思いしてた彼女が親友と付き合ってるそうです」
「なんだ、その程度か。本気なら取り返せ!」
むちゃゆーな。
「そんなこと出来ないよ!」
まったくだよねえ。
そんな簡単に出来たら苦労しないよねえ。
「いいか、ジェームズ。人間、時にはな、開き直ってすべてを捨てて恋に走ることが必要なこともあるんだ!」
「え、ほ、ほんと?」
ぴぴーっ。教育的指導。
「ちょっとまった。ジェームズ。だまされないように」
んなわけあるかい!
無責任にけしかけるんじゃ有りませんっ!ポッター先生っ!
「かわいい甥っ子をだますわけないだろう。これは愛の鞭だ」
「あ、そう・・・」
「ではミス・キリュウ。ダンブルドア校長がお呼びだ。校長室まで来るように」
それを言いに来たのなら・・・。
「もっと早く言ってください・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・暗い。
どよーんとした空気がジェームズのいる辺りにとぐろを巻いている気がする。
「ふん。ポッター。女を親友に取られたのがそんなに悔しいか。お前たちの友情など所詮その程度だな」
え、なんでジェームズがリリーを好きだって知ってんの?いつの間にそんなの広まったの??
とりあえず、セブちゃん。今のジェームズにちょっかいかけるのはやめたほうがいいと思う。絶対に。
まったくもー、シリウスといい、ジェームズといい、最悪なタイミングで声かけるんだから。
「・・・・・・・・・・・・いい度胸じゃないか、スニベルス!」
ほら。スイッチ入っちゃった。
「!」
「プロテ・・・!」
あーあ。遅かった。
というか、いつものことながらよくやるよねえ。
ジェームズは心のそこからセブルスのことキライだけどさ。
ま、嫌いだからってなにやっても良いわけじゃないし。
「ジェームズ」
「なんだい?サク。どんな呪いをかけるとこを見たい?」
「遠慮しとく。あたしは呪い好きじゃないし」
「は?」
「フィニート」
どんどん伸びる歯を押さえてうめいていたセブルスが、床につくぐらいまで伸びた髪に絡まりながらぎろり、とジェームズを見た。
・・・なんか言ってますな。
言ってるけど、その歯で言ってもわかんないねえ。
「何言ってんのかわからないね、スニベルス。いっそ泣き叫んだらどうだい?そうしたら聞こえるかもしれないぜ 」
「はいはい、そこまで。ジェームズ、苛々してるからって人に当たらないの」
「何言ってるんだ?スニベリーと僕が仲良しなのはいつものことだろう?」
にやにやしながら言ってもねえ。
「さ、セブルス、マダム・ポンフリーのとこ行くわよ」
フガフガいいながら抵抗するな。
「魔法で運ばれるのとどっちがいい?」
「サク、なんでそんなやつに親切にするんだい?」
まあ、ずいぶんと不満そう。
「別に。あたしが不愉快だからするだけよ」
こういう状態になってる人を見ていて不愉快というだけの感情は持っているからね。
「サクのお気に入りか」
「冗談でしょ」
誰が誰をお気に入りなのよ。
「あなた、ピーターがこういう状態になっていたら連れて行かない?」
「・・・・・・・・・・そりゃあ、連れて行くさ」
「同じことよ」
これがジェームズでも、シリウスでも、ピーターでも、リーマスでも。
もちろん、他の人でも。
あたしはマダムのところに連れていく。
見ていて不愉快と感じるから。
それだけのことだ。
「なんだよ・・・なんで君まで・・・っ!!」
「ジェームズ、なにが『君まで』なのか知らないけど。シリウスとリリーが付き合ったからってあたしとセブルスが付き合うわけじゃないし、もちろん、あたしがあなたと友だちじゃなくなるわけでもないのよ」
「そうそう、独占欲はみっともないぞ、我が甥っ子よ」
「お、叔父さん・・・」
神出鬼没は家訓か何かですか、ポッター家。
「ほら、早くマダムのところに行って来い」
ひらひらと手をふるポッター先生に気をとられた一瞬で、セブルスがあたしの手を振り払って一目散に走り抜けた。
「・・・・・・・・・・・逃げられました」
「ま、あいつもマダムに泣きつくぐらいの知恵はあるだろう」
「はぁ・・・」
「で、ジェームズ。どうした」
うずくまって暗雲漂わせるジェームズさんをげしげしとつま先でつつくステキな叔父様はのんびりと甥っ子に問いかける。
うむ。なかなかスパルタ教育ですな。
「片思いしてた彼女が親友と付き合ってるそうです」
「なんだ、その程度か。本気なら取り返せ!」
むちゃゆーな。
「そんなこと出来ないよ!」
まったくだよねえ。
そんな簡単に出来たら苦労しないよねえ。
「いいか、ジェームズ。人間、時にはな、開き直ってすべてを捨てて恋に走ることが必要なこともあるんだ!」
「え、ほ、ほんと?」
ぴぴーっ。教育的指導。
「ちょっとまった。ジェームズ。だまされないように」
んなわけあるかい!
無責任にけしかけるんじゃ有りませんっ!ポッター先生っ!
「かわいい甥っ子をだますわけないだろう。これは愛の鞭だ」
「あ、そう・・・」
「ではミス・キリュウ。ダンブルドア校長がお呼びだ。校長室まで来るように」
それを言いに来たのなら・・・。
「もっと早く言ってください・・・」