3年生(親世代) 完結 (52話)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
30
けだるげに肘をつくシリウスと、その隣で笑いかけながら宿題をやるリリー。
その二人を遠巻きに囲んでひそひそと言い合う人々。
・・・異様な光景が自習室に繰り広げられていた。
しっかし・・・グリフィンドールの談話室じゃなくてここでやるか。
見せびらかしてんのかってぐらいよね。
「まったく・・・兄上の気まぐれにもほどがある」
「気まぐれなのかしらねえ・・・」
そうつぶやいたとたん、きっとレギュラスとグリフィスににらまれた。
こわっ
「じゃあなんですか!?あなたは兄上が本気であんな女を好きになったとでもいうんですか!?」
「あんな女を本気で相手にしてるとでもいうんですか!」
「あんな、とかいわないでくれる?リリーはあたしの友達よ」
「へえ。親友の恋人を横から奪い取るのが友達ですか」
「だからあたしとシリウスは恋人じゃないって!」
いい加減にしてよ・・・ほんとにさ。
あたしはシリウスにそういう意味で感情を抱いたことはないんだってば!
まったく。何度言ってもききゃあしない。
・・・そうやって哀れむような目をしない!
失礼な。
「でも、本当に何考えてるのかしらね」
前に聞いた発言。
その限りではリリーと付き合うことはないと思ってた。
シリウスは、見た目よりずっとずっと誇り高い。
自分がブラック家であることにも、シリウス・ブラックであることにも誇りを持ってる。
だからだろうか。
だから、リリーに「卑屈」なんて言葉を言ったのだろうか。
だとしたら、ひどく失礼な話だ。
あの子は一生懸命なのに。
だけど、あたしの予測が当たっていれば、シリウスが今リリーにしてることはもっと失礼な話だ。
むしろ、侮辱。
シリウスは、まず間違いなく、アンドロメダにいわれたからリリーと付き合い始めたのだ。
アンドロメダが言った、マグルであるかどうかはその人の価値に関係ないという言葉を確かめるために。
そして・・・アンドロメダがどうしてテッド・トンクスを選んだのか、その気持ちを知りたいがために。
リリーの想いに答えようとか、リリーを好きだからなんて理由じゃ、おそらくないのだ。
それを失礼といわないで何を言うのだろう。
最悪の行為だ。
人の思いを踏みにじってるようなものだもの。
だけど、あたしには、疑ってることがある。
リリーは、ほんとうにシリウスが好きなのか。
リリーがシリウスを選んだのは、本当に好きだからなのか。
ひっかかっているのは、自分を能力に関係なく認めないシリウスに、絶対に認めさせて見せる、と意気込んでいた姿。
好きになるのに、そんなものが関係あるのだろうか。
好き、や愛してるという心と、自分を認めさせようというのはイコールで結ばれるのか。
それが、あたしの引っかかっている点だった。
好きな人に認めてもらいたい、ならわかる。
それは誰もが思うことだ。
好きな人に、すごい人だと思われたい。良い面をたくさん持っている人だと思われたい。
そんなのは当たり前で。
だけど、それとリリーの言っていることが同じには、あたしにはどうしても思えなかった。
「・・・長続きはしないでしょ」
お互いに気持ちがないのなら、どんなに一緒にいたって、いずれ破綻する。
まして、お互いに子どもだ。
大人同士なら妥協もある。打算もある。
だけど、まだ13歳。
自分に素直な子どもでしかないのだ。
考えてみれば、まだ中1でしかない。
中1のお付き合いは、それにふさわしいものがある。
あの二人では、まず間違いなく続かない。
別れるのは早い。そんな予感がした。
けだるげに肘をつくシリウスと、その隣で笑いかけながら宿題をやるリリー。
その二人を遠巻きに囲んでひそひそと言い合う人々。
・・・異様な光景が自習室に繰り広げられていた。
しっかし・・・グリフィンドールの談話室じゃなくてここでやるか。
見せびらかしてんのかってぐらいよね。
「まったく・・・兄上の気まぐれにもほどがある」
「気まぐれなのかしらねえ・・・」
そうつぶやいたとたん、きっとレギュラスとグリフィスににらまれた。
こわっ
「じゃあなんですか!?あなたは兄上が本気であんな女を好きになったとでもいうんですか!?」
「あんな女を本気で相手にしてるとでもいうんですか!」
「あんな、とかいわないでくれる?リリーはあたしの友達よ」
「へえ。親友の恋人を横から奪い取るのが友達ですか」
「だからあたしとシリウスは恋人じゃないって!」
いい加減にしてよ・・・ほんとにさ。
あたしはシリウスにそういう意味で感情を抱いたことはないんだってば!
まったく。何度言ってもききゃあしない。
・・・そうやって哀れむような目をしない!
失礼な。
「でも、本当に何考えてるのかしらね」
前に聞いた発言。
その限りではリリーと付き合うことはないと思ってた。
シリウスは、見た目よりずっとずっと誇り高い。
自分がブラック家であることにも、シリウス・ブラックであることにも誇りを持ってる。
だからだろうか。
だから、リリーに「卑屈」なんて言葉を言ったのだろうか。
だとしたら、ひどく失礼な話だ。
あの子は一生懸命なのに。
だけど、あたしの予測が当たっていれば、シリウスが今リリーにしてることはもっと失礼な話だ。
むしろ、侮辱。
シリウスは、まず間違いなく、アンドロメダにいわれたからリリーと付き合い始めたのだ。
アンドロメダが言った、マグルであるかどうかはその人の価値に関係ないという言葉を確かめるために。
そして・・・アンドロメダがどうしてテッド・トンクスを選んだのか、その気持ちを知りたいがために。
リリーの想いに答えようとか、リリーを好きだからなんて理由じゃ、おそらくないのだ。
それを失礼といわないで何を言うのだろう。
最悪の行為だ。
人の思いを踏みにじってるようなものだもの。
だけど、あたしには、疑ってることがある。
リリーは、ほんとうにシリウスが好きなのか。
リリーがシリウスを選んだのは、本当に好きだからなのか。
ひっかかっているのは、自分を能力に関係なく認めないシリウスに、絶対に認めさせて見せる、と意気込んでいた姿。
好きになるのに、そんなものが関係あるのだろうか。
好き、や愛してるという心と、自分を認めさせようというのはイコールで結ばれるのか。
それが、あたしの引っかかっている点だった。
好きな人に認めてもらいたい、ならわかる。
それは誰もが思うことだ。
好きな人に、すごい人だと思われたい。良い面をたくさん持っている人だと思われたい。
そんなのは当たり前で。
だけど、それとリリーの言っていることが同じには、あたしにはどうしても思えなかった。
「・・・長続きはしないでしょ」
お互いに気持ちがないのなら、どんなに一緒にいたって、いずれ破綻する。
まして、お互いに子どもだ。
大人同士なら妥協もある。打算もある。
だけど、まだ13歳。
自分に素直な子どもでしかないのだ。
考えてみれば、まだ中1でしかない。
中1のお付き合いは、それにふさわしいものがある。
あの二人では、まず間違いなく続かない。
別れるのは早い。そんな予感がした。