3年生(親世代) 完結 (52話)
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27
あたしは、出かけようとするシリウスに食いついた。
出かけるっていうことは、シリウスは・・・ブラック家はアンドロメダの居場所を見つけたってことだ。
「シリウス、あたしも連れて行って」
「・・・なぜ?」
うあ・・・ひ、冷ややかぁ・・・。
でも負けないもんっ
「あたしがやったことよ。その結末だって見届けたいわ」
「・・・・・・・・・・だから、なぜ俺がお前を連れて行かなければならない?」
「じゃあ勝手についてく」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・好きにしろ」
好きにする。
うふふふふ。
取り付く島があったってことは大丈夫ね。
んで。
たどり着いたのはマグルの家だった。
いやあ。テッドさんの実家にいたのね・・・。そりゃ盲点つか・・・。
テッドさんはテッドさんなりに考えていたってことかしら。
「シリウス」
呼び出されたアンドロメダは、そこに居たシリウスに、みるみる青ざめた。
「アンドロメダ。ホグワーツに戻るんだ」
「出来ないわ」
おお、絶句してるしてる。
だってさ、覚悟の上じゃなきゃできないでしょうよ。駆け落ちなんてさ。
まして、あれだけの騒ぎだもん。
・・・あたしが限界にきてるアンドロメダに入れ知恵というか、手助けしたってのは事実だけど。
かなり背中おしちゃったりしたけど。
それでも、それを後悔していないのは今の顔を見ればわかる。
「アンドロメダ、賢いあなたらしくもない」
「あら、シリウス。私らしいとはどういうことかしら。私らしさなんて、誰にもわからないわ。私が選んだことが、私が望んだことが、私らしいということよ」
そのとおり。
アンドロメダの言うことは正しい。
だけど、それを言われる側の成長度合いをみてから言わないと、意味のない言葉じゃないかなぁ?
シリウスは、まだ受け入れられないと思うよ。
それを、シリウスの表情から感じ取ったのか、アンドロメダはとても優しい顔で、とんでもないことを言った。
「ねえ、シリウス。考えてみてちょうだい。マグル出身だということと、その人の価値に何の関係があるの?」
「アンドロメダ!何を言ってるんだ?」
「わたくしは、何人ものマグル出身の魔法使いを見てきたわ。その家族を。…あんな家より、何倍もすばらしい人たちを」
リリーだって、そう。
それにね、シリウス。
あたしも、そうなんだよ。
あたしだって、マグル出身で。
しかも、魔法使いとして育ってなんていない。
なぜか、今、こうしてこの魔法学校にいるけれど、あたしは・・・魔法使いでさえない。本当なら。
「その人の価値に、血筋なんて関係ないのよ。あなたなら、わかるはずだわ」
「アンドロメダ!純血ならとりなしもできる!婚約だって解消する!だからおろかな選択は・・・!」
いや、でもさあ・・・ちょーっと難しいかもねえ・・・。
「あら。だめよ、シリウス」
「なに・・・」
うぐ。余計な口を挟むな、といわんばかりににらまれた。
それでも、言わなくちゃね。
「娘さん、何月に生まれる予定なの?」
アンドロメダは言葉をさえぎったあたしの台詞に、目を丸くして・・・微笑んだ。
「すごいわね、よくわかったわねえ」
「なんだと!?」
だって、ニンファドーラの年を考えれば・・・今年というか、今年度出産しなきゃ計算合わないもの。
「それとも、混血なんて汚らわしいから殺せって言うの?シリウス」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
口をぱくぱくさせて、馬鹿みたいな顔をしております!
美形形無しです!!
「ア、アンドロメダ・・・」
「なにかしら」
「ほ、ほんとうに!?」
「ええ」
少し頬を染めながら、それでもはっきりと答えて。
いいなあ・・・そんな風に、子どもが出来たことを誇れるなら。
「シリウス。あなたなら、あの一族の愚かしさも、純血主義の意味も、すべてがわかるはずよ。気づきなさい。・・・わたくしたちは、間違えたのよ」
何が間違いで、何があってるかなんて、そんなに簡単にわかることじゃないけど。
誰かにとって正しくて、誰かにとって間違って。
それぞれに正しいから、争いって起こるものでしょ。
・・・まじめに語る柄じゃないけど。
「・・・・・・・・・っもういい!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・短気だね・・・・・・シリウス・・・。
やれやれ。
それでも、離れたところであたしを待っていてくれる・・・優しいなぁ・・・・・・。
っていっちゃうのもなんだかおかしい気がするけど。
「アンドロメダ・・・・・・」
「ありがとう、サクラ。あなたのおかげよ」
笑ってるアンドロメダがまぶしかった。
ああ、良かったなって、思った。
あの時、突き落として、良かったなって思った。
あの時、泣いて、苦しんで、心が痛かったけど。
泣いてよかった、苦しんでよかったって思った。
アンドロメダの顔をみただけで、そう思えた。
そう思えることが、とても大切なことのような気がした。
「シリウスを、お願いしてもいい?」
ぎゅっと、痛いほどに手を握り締められたと同時に言われた言葉。
「約束したわ。あたしが、シリウスの側にいるって」
簡単な気持ちで、約束したんじゃない。
シリウスがあたしを必要とするなら、あたしはシリウスの側にいる。
「さようなら、アンドロメダ。どうぞお幸せに!」
「ありがとう。あなたもね、サクラ」
そう笑ったアンドロメダの後ろに、心配そうにずっと立って、それでも遠くからただ黙って見守り続けている、優しそうな男の人。
どうやって、出会って、何を思って今一緒にいるのかなんてわからない。
わからないけど、二人が幸せならそれでいい。
「・・・かえろ、シリウス」
ホグワーツに。
あたしは、出かけようとするシリウスに食いついた。
出かけるっていうことは、シリウスは・・・ブラック家はアンドロメダの居場所を見つけたってことだ。
「シリウス、あたしも連れて行って」
「・・・なぜ?」
うあ・・・ひ、冷ややかぁ・・・。
でも負けないもんっ
「あたしがやったことよ。その結末だって見届けたいわ」
「・・・・・・・・・・だから、なぜ俺がお前を連れて行かなければならない?」
「じゃあ勝手についてく」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・好きにしろ」
好きにする。
うふふふふ。
取り付く島があったってことは大丈夫ね。
んで。
たどり着いたのはマグルの家だった。
いやあ。テッドさんの実家にいたのね・・・。そりゃ盲点つか・・・。
テッドさんはテッドさんなりに考えていたってことかしら。
「シリウス」
呼び出されたアンドロメダは、そこに居たシリウスに、みるみる青ざめた。
「アンドロメダ。ホグワーツに戻るんだ」
「出来ないわ」
おお、絶句してるしてる。
だってさ、覚悟の上じゃなきゃできないでしょうよ。駆け落ちなんてさ。
まして、あれだけの騒ぎだもん。
・・・あたしが限界にきてるアンドロメダに入れ知恵というか、手助けしたってのは事実だけど。
かなり背中おしちゃったりしたけど。
それでも、それを後悔していないのは今の顔を見ればわかる。
「アンドロメダ、賢いあなたらしくもない」
「あら、シリウス。私らしいとはどういうことかしら。私らしさなんて、誰にもわからないわ。私が選んだことが、私が望んだことが、私らしいということよ」
そのとおり。
アンドロメダの言うことは正しい。
だけど、それを言われる側の成長度合いをみてから言わないと、意味のない言葉じゃないかなぁ?
シリウスは、まだ受け入れられないと思うよ。
それを、シリウスの表情から感じ取ったのか、アンドロメダはとても優しい顔で、とんでもないことを言った。
「ねえ、シリウス。考えてみてちょうだい。マグル出身だということと、その人の価値に何の関係があるの?」
「アンドロメダ!何を言ってるんだ?」
「わたくしは、何人ものマグル出身の魔法使いを見てきたわ。その家族を。…あんな家より、何倍もすばらしい人たちを」
リリーだって、そう。
それにね、シリウス。
あたしも、そうなんだよ。
あたしだって、マグル出身で。
しかも、魔法使いとして育ってなんていない。
なぜか、今、こうしてこの魔法学校にいるけれど、あたしは・・・魔法使いでさえない。本当なら。
「その人の価値に、血筋なんて関係ないのよ。あなたなら、わかるはずだわ」
「アンドロメダ!純血ならとりなしもできる!婚約だって解消する!だからおろかな選択は・・・!」
いや、でもさあ・・・ちょーっと難しいかもねえ・・・。
「あら。だめよ、シリウス」
「なに・・・」
うぐ。余計な口を挟むな、といわんばかりににらまれた。
それでも、言わなくちゃね。
「娘さん、何月に生まれる予定なの?」
アンドロメダは言葉をさえぎったあたしの台詞に、目を丸くして・・・微笑んだ。
「すごいわね、よくわかったわねえ」
「なんだと!?」
だって、ニンファドーラの年を考えれば・・・今年というか、今年度出産しなきゃ計算合わないもの。
「それとも、混血なんて汚らわしいから殺せって言うの?シリウス」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
口をぱくぱくさせて、馬鹿みたいな顔をしております!
美形形無しです!!
「ア、アンドロメダ・・・」
「なにかしら」
「ほ、ほんとうに!?」
「ええ」
少し頬を染めながら、それでもはっきりと答えて。
いいなあ・・・そんな風に、子どもが出来たことを誇れるなら。
「シリウス。あなたなら、あの一族の愚かしさも、純血主義の意味も、すべてがわかるはずよ。気づきなさい。・・・わたくしたちは、間違えたのよ」
何が間違いで、何があってるかなんて、そんなに簡単にわかることじゃないけど。
誰かにとって正しくて、誰かにとって間違って。
それぞれに正しいから、争いって起こるものでしょ。
・・・まじめに語る柄じゃないけど。
「・・・・・・・・・っもういい!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・短気だね・・・・・・シリウス・・・。
やれやれ。
それでも、離れたところであたしを待っていてくれる・・・優しいなぁ・・・・・・。
っていっちゃうのもなんだかおかしい気がするけど。
「アンドロメダ・・・・・・」
「ありがとう、サクラ。あなたのおかげよ」
笑ってるアンドロメダがまぶしかった。
ああ、良かったなって、思った。
あの時、突き落として、良かったなって思った。
あの時、泣いて、苦しんで、心が痛かったけど。
泣いてよかった、苦しんでよかったって思った。
アンドロメダの顔をみただけで、そう思えた。
そう思えることが、とても大切なことのような気がした。
「シリウスを、お願いしてもいい?」
ぎゅっと、痛いほどに手を握り締められたと同時に言われた言葉。
「約束したわ。あたしが、シリウスの側にいるって」
簡単な気持ちで、約束したんじゃない。
シリウスがあたしを必要とするなら、あたしはシリウスの側にいる。
「さようなら、アンドロメダ。どうぞお幸せに!」
「ありがとう。あなたもね、サクラ」
そう笑ったアンドロメダの後ろに、心配そうにずっと立って、それでも遠くからただ黙って見守り続けている、優しそうな男の人。
どうやって、出会って、何を思って今一緒にいるのかなんてわからない。
わからないけど、二人が幸せならそれでいい。
「・・・かえろ、シリウス」
ホグワーツに。