3年生(親世代) 完結 (52話)
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13
「アンドロメダ?」
驚いた。
こんなところに一人でいるなんて。
「返事を、待ってるの」
「あ・・・」
この前、出した手紙の。
きっと、誰よりも早く受け取りたかったのかもしれないけど、ふくろう便は・・・広間で受け取るのがルールだ。
でも、それはきっとかなわない。
アンドロメダに誰が手紙を出したのか、あれこれ詮索するだろう。
誰もが。
誰にも知られてはならない恋だった。
「・・・返事、来るかしら」
「来るわよ、きっと」
「・・・違うわ」
ううん。意味は、わかってる。
あなたの気持ち、わかってる。
その人から、きっと来る。
迎えにくるって、返事。
「こないわ、きっと」
「ドロメダ?」
どうしたの。
なぜ、そんなに急に・・・不安になるの?
「怖いの。あの人、卒業してから、どんどん手紙が来なくなる。返事が、遅くなって…中身も・・・っ」
「アンドロメダ・・・」
「ごめんなさい・・・変なこと、聞かせちゃったわね・・・」
「・・・ううん。変なことじゃないわ・・・」
変なことじゃ、ない。
苦しいよね・・・きっと。苦しいよね。
なにも、力になってあげられなくて、ごめんね。
ああ、もう。
あたしがテッド・トンクスの側にいたらとっとと迎えに行けって尻蹴っ飛ばしてやるのに!
「・・・自由に、なりたいわ」
「・・・危ないって!」
どこに座ってるの!?
さえぎるもの一つない階段のてすりに腰掛けたアンドロメダにあたしは、ぎょっとした。
あの夢が、よぎった。
落ちていく、アンドロメダ。
「大丈夫よ」
そういった声音に、その・・・深遠を覗き込むような目に、ぞっとした。
そんな目をした人を、あたしは今まで見たことがなかった。
「・・・・・ねえ、ここから落ちたら…楽になれると思う?」
「・・・・・・・・・・・アンドロメダ?」
なにを、言い出すの。
ここから落ちたら?
考えただけで、ぞっとした。
ここはふくろう小屋。
落ちたら…魔法使いであっても、タダではすまない。
あの夢の光景が、フラッシュバックした。
落ちていくアンドロメダ。
振り向いて、微笑んだのは。
まさか。
まさかまさかまさか。
あれは…。
「…おとして、あげようか?」
「え・・・・・・・・・・・・・・?」
不思議そうにあたしを見たアンドロメダを、あたしは黙って、見つめ返した。
確信が、あった。
「あたしが押したら、落ちるよ」
軽く、トン、と押すだけで、アンドロメダは落ちる。
この高い塔から、落ちる。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
アンドロメダの瞳が、ゆっくりとまぶたに覆われた。
なにかを、望むように。待つように。
あたしは、ただ黙って…その肩を、押した。
そして、スローモーションのようにゆっくりと落ちていくアンドロメダを…黙って、見つめていた。
「アンドロメダ?」
驚いた。
こんなところに一人でいるなんて。
「返事を、待ってるの」
「あ・・・」
この前、出した手紙の。
きっと、誰よりも早く受け取りたかったのかもしれないけど、ふくろう便は・・・広間で受け取るのがルールだ。
でも、それはきっとかなわない。
アンドロメダに誰が手紙を出したのか、あれこれ詮索するだろう。
誰もが。
誰にも知られてはならない恋だった。
「・・・返事、来るかしら」
「来るわよ、きっと」
「・・・違うわ」
ううん。意味は、わかってる。
あなたの気持ち、わかってる。
その人から、きっと来る。
迎えにくるって、返事。
「こないわ、きっと」
「ドロメダ?」
どうしたの。
なぜ、そんなに急に・・・不安になるの?
「怖いの。あの人、卒業してから、どんどん手紙が来なくなる。返事が、遅くなって…中身も・・・っ」
「アンドロメダ・・・」
「ごめんなさい・・・変なこと、聞かせちゃったわね・・・」
「・・・ううん。変なことじゃないわ・・・」
変なことじゃ、ない。
苦しいよね・・・きっと。苦しいよね。
なにも、力になってあげられなくて、ごめんね。
ああ、もう。
あたしがテッド・トンクスの側にいたらとっとと迎えに行けって尻蹴っ飛ばしてやるのに!
「・・・自由に、なりたいわ」
「・・・危ないって!」
どこに座ってるの!?
さえぎるもの一つない階段のてすりに腰掛けたアンドロメダにあたしは、ぎょっとした。
あの夢が、よぎった。
落ちていく、アンドロメダ。
「大丈夫よ」
そういった声音に、その・・・深遠を覗き込むような目に、ぞっとした。
そんな目をした人を、あたしは今まで見たことがなかった。
「・・・・・ねえ、ここから落ちたら…楽になれると思う?」
「・・・・・・・・・・・アンドロメダ?」
なにを、言い出すの。
ここから落ちたら?
考えただけで、ぞっとした。
ここはふくろう小屋。
落ちたら…魔法使いであっても、タダではすまない。
あの夢の光景が、フラッシュバックした。
落ちていくアンドロメダ。
振り向いて、微笑んだのは。
まさか。
まさかまさかまさか。
あれは…。
「…おとして、あげようか?」
「え・・・・・・・・・・・・・・?」
不思議そうにあたしを見たアンドロメダを、あたしは黙って、見つめ返した。
確信が、あった。
「あたしが押したら、落ちるよ」
軽く、トン、と押すだけで、アンドロメダは落ちる。
この高い塔から、落ちる。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
アンドロメダの瞳が、ゆっくりとまぶたに覆われた。
なにかを、望むように。待つように。
あたしは、ただ黙って…その肩を、押した。
そして、スローモーションのようにゆっくりと落ちていくアンドロメダを…黙って、見つめていた。