親世代 番外ss
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「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
俺の目の前に、実に気持ちよさそうに寝てるやつがいた。
しかも。えらく無防備に。
いくら夏休み前だからって…ちょっとこれはないんじゃないか、と思う。
ここは、あまり人が来ないとはいえ一応公共の場だぞ?
ため息をついて、ローブを脱いだ。
普段は暑い!と思って着てないんだが、今日ばかりは着てきてよかった、と思う。
目を覚まさないようにそっとかけた・・・つもりだったんだが。
ぽかり、と目が開いたのにどきっとする。
「・・・しりうすぅ?」
ぽやん、とした目が俺を見つめてふわっと笑んだ。
どきん、と胸が大きく跳ねたような気がした。
な、なんか…すげぇ…どきどきする…なんでだ?
ぷくっとした唇が、きれいな桜色で。
キスするときみたいに、うっすらと開いていて…でも、他の女みたいに、べたべたしてなさそうで。
ほんとに、きれいなピンク色だと思った。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・えへ」
・・・また寝るか!
自分がどんな姿さらしてたかわかってんのか!?
俺は男だぞ!?
…ま、まぁ…お前みたいなの相手にしないけどよ。
でもこいつに男だって思われてないってことか?
…それは、なんか悔しい。
いや、別に意識されなくたっていいじゃねえか。
意識されないほうが親しくなれるってもんだし。
「・・・・・・・・・・・・・あたまいてえ」
わけわかんないこと考えすぎた。
とりあえず。
うん。
こいつのこの警戒心のなさは問題だ。
他の男にこんな姿見せたくねえし。
いや、こいつがいいってんならいいけどよ。
でもやっぱり、女としてどうかと思うし。
それに、男ども喜ばせんのも癪に障るし。
だからおきたら説教かますとしよう。
「・・・・・・・・・あれ?」
「おきたか」
「おはよぉ…なんでシリウスいるの?」
「ずいぶん前から来てた」
さっき名前呼んだくせに、あんな顔で笑ったくせに、なんでいるのとか言うか!
「おまえなぁ…女だろ?もうちょっと警戒心ってものを持てよ」
「ふぇ?」
そう。仮にも15歳にもなった女がだな。
「こんな腹だして無防備に寝てるなよ!」
短いTシャツがはやってるのは知ってるし、ローライズのジーンズもはやってる。
だけど、それ組み合わせて寝転がったらなあ!腹もでるし、腕も出るし、なんか、襟ぐり広いから鎖骨とかだって見えてんだよ。
「え~?誰もきにしないよぉ」
「する!」
さっきからこっちは鎖骨細いなあとか腕の内側がやわらかそうだなとかくびれたウエストとかなめらかですべすべしてそうな腹だなとかだな・・・・・・・
「ん~・・・・・・シリウスは気にする?」
「するって言ってんだろ」
まったく。こんな姿今までにも他の男に見せてんじゃないだろうな。
なんかむかむかするぞ。
「んじゃ、気をつける」
あっさりうなずかれたのに拍子抜けした。
「そ、そうだな」
「このローブ、シリウスの?」
「あ、ああ」
「ありがと。なんかいいにおいするなって思ったんだ」
俺には、お前の方がいいにおいだけどな。
いつもお前からする柔らかい花の香り。
・・・って、なんか俺やばくないか??
なんでこんなやつのことを・・・
「シリウス?そんなに怒ってんの?」
顔を上げたら、直ぐ目の前にサクラの顔があった。
「う、うわっ」
さっき、桜色で柔らかそうな唇だななんて思ってたそれが目の前にある。
どうしよう・・・・・・
―――――キス、したい。
・・・あれ?なんで俺、こんなこと思ってんだ?
うわ・・・うわぁ!!
変だ、変だぞ、おれ・・・!
まさかまさかまさか・・・・・・。
「シ、シリウス!?」
いや、気のせいだ。気のせいだと思おう!
こいつは、俺の喧嘩友達で。
女なんかじゃぜんぜんなくて!
「シリウス!」
キスしたいなんて、気の迷いだ!
なんかの間違いだ!
「シリウスってば~!!!!」
そんなの、ありえねえええ!!!!