4年生(親世代) 完結 (35話)
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24
怪我が治ったリリーが戻ってきて。
もっと落ち込んでるかと思いきや、パワーアップしていた。
というか、ますます上昇志向に拍車をかけたというか。
絶対これ逆効果だよ、グリフィス。
嫌がらせにヘコまずにパワーアップするあたりがリリーというべきか、彼女を立ち直らせたダンブルドア(たぶん)がすごいのか。
でもとりあえず、今はふらふら歩き回るのはお勧めできないってことで、ホグズミードがお預けになったのだ。
だけど、週に1度のお楽しみ。そう簡単にあきらめられないリリーさんからお使いを頼まれたのだ。
あたしは個人的にはあまりホグズミードに行かない。
あまり楽しいと思わないし、お茶やお菓子は月に1度も行けば充分で、それ以外のほしいものはふくろう便で注文して届けてもらえばいいのだし。
シリウスたちみたいに悪戯グッズに血道を上げるわけじゃないので補充も大して必要ない。
文房具だけは凝りたいとこだけど!
いかんせん羽ペンとインクじゃあ、インクの色をちょっと変えたり、羽の色を変えたり装飾をつけたりするのが関の山なのだ。
そして、あんまりやると怒られる。
普段は万年筆だしなあ。
しかも補充すると手が汚れるときた。
頼むからインクカートリッジはぷすっとさすと交換できるプラスティック入りで!
ああ、文明が・・・文明が遠のいてる・・・。
「珍しいな、お前がホグズミードって」
「たまにはね。シリウスは?」
「ゾンコ」
あそ、いつもの通りね。
「お前とここ歩くって、いつ以来だ?」
「・・・かなり久しぶりかもしれないわね」
「お前みたいにホグズミードに行きたがらない学生ってのも珍しいよな」
「そう?」
もうちょっと遊びやすいとこあったら考えるわよ。
カラオケとか、居酒屋とか、ゲームセンターとか。
クラブも無ければライブもないんじゃ遊びにいくとこもありゃしない。
せめてバッティングセンターはあってほしいのよね!
あと、コミケ。うん。これは必須でしょう。メイトとまんだらけと虎の穴と・・・せめて1件ぐらいあっても…。
ま、なれたけど。4年もいれば。
「珍しい、ジェームズたちと一緒に行かないの?」
「俺だけ罰則食らってたんで、待ち合わせ」
「あ、そ・・・・・・」
何をやらかして罰則くらったのよ。
「おう、今行く」
はい?
「これこれ」
「・・・・・・・・・あ、鏡」
シリウスの手でキラキラと光っている丸い鏡の向こうでジェームズが手を振っている。
「じゃ、俺行くから」
「・・・ついていってもいい?」
「・・・・・・・・悪いものでも食べたのか」
失礼な。
「リリーに頼まれて色々買いに行くのよ。なにかオススメない?」
「あーそういうことか」
「あ、ちょっと!食べ歩きやめなさいよ!」
「んあ?」
口にチョコレートバーをくわえて、もがもごとしゃべる姿は気品もなにもあったもんじゃない。
これがホグワーツで王子様とか呼ばれてキラキラのまなざしで見つめられてる人かねえ・・・。
「女の子たちがみたら夢も希望もなくなるわね」
「は?俺の外見と名前にしか用のないやつらに俺の本質見せてやる必要あんのか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ、そう」
それだけじゃないと思うんだけどなあ。
大体、外見は結構重要よ。
見た目が色々決めることあるんだから。
それで何回損したか・・・ッ!!
「お前の場合、性格にもうちょっとかわいげがあってもいいんじゃねえ?」
「・・・・・・・・・なんですって?」
しまった、といわんばかりにそしらぬ顔でそっぽを向いたシリウスのアホは新たに取り出した板チョコをばりっと噛み砕いた。
アホ犬。
馬鹿犬。
もう少しデリカシーとかね、持ち合わせてほしいのよッ
「まったくもー・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぅ」
ん?
なに、今のうめき声・・・。
「ぎゃーーーー!!!!!!!」
なに、なに!何事!!
口元を押さえたシリウスの手の間から、ボタボタと赤黒いものが!?
って血!?
「なに、なに!!どうしたのよ!」
しがみついたあたしをぐい、と血のついてない手で押しやって、シリウスがへろへろと座り込んだ。
いやあ!!ちょっと!!
「なんでも・・・ねえ」
ちょっとくぐもった声にそういわれても!!
「ジェームズ!!」
シリウスのポケットからひっぱりだした鏡でジェームズを呼びつけるあたしの手に
「おま・・・っなにやってんだよ!」
ひいいいいいい!!
覆われてた顔が血だらけにっっ
「と、とりあえずハンカチ!」
ああっどこにいれてたっけ!!
と、目の前に綺麗にアイロンのかかったハンカチが・・・。
「ん?」
「自分で抑えなさいっっ・・・・・・・・・・・ってあれ」
「なんだよ」
「・・・シリウス、それ、もしかして・・・鼻血?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・食べすぎ」
「うるせえ」
チョコレートの食べすぎじゃないのー!!
あんたは子供かー!
「サク!」
「・・・・・・ジェームズ」
ぱたぱた走ってきたジェームズがシリウスの顔を見て立ちすくんだ。
「シリウス・・・?」
「大丈夫。チョコの食べすぎ。・・・って!こんなに食べてたら当然でしょー!」
ポケットから出てきたおかしの残骸の数!
チョコレートバー3本に板チョコ2枚にブラウニー1袋!?
あんた、どれだけ食べてんのよ!!
「・・・ジェームズ」
「なんだい」
「気持ち悪い・・・」
「・・・・・・そりゃ、そうだろうねえ」
はあ、とため息をついて心臓に悪い、とつぶやいたジェームズが水でぬらしたハンカチでシリウスの顔と手をぬぐう。
「いつかなると思ったよ」
「食べすぎよ」
「お前ら・・・もう少し気ぃつかっても良いだろ」
「限度ってものを少し考えてよね・・・」
「顔中血だらけの親友の顔を見せられた僕の気持ちも考えてくれよ」
「心配して損したわ」
憮然とした顔だったシリウスが、不意に口元を抑えた。
「・・・・・・吐きそう」
なぬ。
「待て待て!今マダムのとこ連れてくから!」
「やだ。カッコわりぃ」
「やってることが格好悪いんだからあきらめろ」
「ヤダ」
「やだじゃないっ」
「休んでりゃ治る」
「でも気持ち悪いんでしょ?」
「うん」
「じゃあマダムのとこ行くしかないじゃない」
「我慢する」
「・・・・・・・・・・・・あんたねえ・・・」
まったくもー・・・・・・・・・ほんと、こういうとこがつくづくお子様なヘタレ犬でいらっしゃる・・・。
怪我が治ったリリーが戻ってきて。
もっと落ち込んでるかと思いきや、パワーアップしていた。
というか、ますます上昇志向に拍車をかけたというか。
絶対これ逆効果だよ、グリフィス。
嫌がらせにヘコまずにパワーアップするあたりがリリーというべきか、彼女を立ち直らせたダンブルドア(たぶん)がすごいのか。
でもとりあえず、今はふらふら歩き回るのはお勧めできないってことで、ホグズミードがお預けになったのだ。
だけど、週に1度のお楽しみ。そう簡単にあきらめられないリリーさんからお使いを頼まれたのだ。
あたしは個人的にはあまりホグズミードに行かない。
あまり楽しいと思わないし、お茶やお菓子は月に1度も行けば充分で、それ以外のほしいものはふくろう便で注文して届けてもらえばいいのだし。
シリウスたちみたいに悪戯グッズに血道を上げるわけじゃないので補充も大して必要ない。
文房具だけは凝りたいとこだけど!
いかんせん羽ペンとインクじゃあ、インクの色をちょっと変えたり、羽の色を変えたり装飾をつけたりするのが関の山なのだ。
そして、あんまりやると怒られる。
普段は万年筆だしなあ。
しかも補充すると手が汚れるときた。
頼むからインクカートリッジはぷすっとさすと交換できるプラスティック入りで!
ああ、文明が・・・文明が遠のいてる・・・。
「珍しいな、お前がホグズミードって」
「たまにはね。シリウスは?」
「ゾンコ」
あそ、いつもの通りね。
「お前とここ歩くって、いつ以来だ?」
「・・・かなり久しぶりかもしれないわね」
「お前みたいにホグズミードに行きたがらない学生ってのも珍しいよな」
「そう?」
もうちょっと遊びやすいとこあったら考えるわよ。
カラオケとか、居酒屋とか、ゲームセンターとか。
クラブも無ければライブもないんじゃ遊びにいくとこもありゃしない。
せめてバッティングセンターはあってほしいのよね!
あと、コミケ。うん。これは必須でしょう。メイトとまんだらけと虎の穴と・・・せめて1件ぐらいあっても…。
ま、なれたけど。4年もいれば。
「珍しい、ジェームズたちと一緒に行かないの?」
「俺だけ罰則食らってたんで、待ち合わせ」
「あ、そ・・・・・・」
何をやらかして罰則くらったのよ。
「おう、今行く」
はい?
「これこれ」
「・・・・・・・・・あ、鏡」
シリウスの手でキラキラと光っている丸い鏡の向こうでジェームズが手を振っている。
「じゃ、俺行くから」
「・・・ついていってもいい?」
「・・・・・・・・悪いものでも食べたのか」
失礼な。
「リリーに頼まれて色々買いに行くのよ。なにかオススメない?」
「あーそういうことか」
「あ、ちょっと!食べ歩きやめなさいよ!」
「んあ?」
口にチョコレートバーをくわえて、もがもごとしゃべる姿は気品もなにもあったもんじゃない。
これがホグワーツで王子様とか呼ばれてキラキラのまなざしで見つめられてる人かねえ・・・。
「女の子たちがみたら夢も希望もなくなるわね」
「は?俺の外見と名前にしか用のないやつらに俺の本質見せてやる必要あんのか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ、そう」
それだけじゃないと思うんだけどなあ。
大体、外見は結構重要よ。
見た目が色々決めることあるんだから。
それで何回損したか・・・ッ!!
「お前の場合、性格にもうちょっとかわいげがあってもいいんじゃねえ?」
「・・・・・・・・・なんですって?」
しまった、といわんばかりにそしらぬ顔でそっぽを向いたシリウスのアホは新たに取り出した板チョコをばりっと噛み砕いた。
アホ犬。
馬鹿犬。
もう少しデリカシーとかね、持ち合わせてほしいのよッ
「まったくもー・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぅ」
ん?
なに、今のうめき声・・・。
「ぎゃーーーー!!!!!!!」
なに、なに!何事!!
口元を押さえたシリウスの手の間から、ボタボタと赤黒いものが!?
って血!?
「なに、なに!!どうしたのよ!」
しがみついたあたしをぐい、と血のついてない手で押しやって、シリウスがへろへろと座り込んだ。
いやあ!!ちょっと!!
「なんでも・・・ねえ」
ちょっとくぐもった声にそういわれても!!
「ジェームズ!!」
シリウスのポケットからひっぱりだした鏡でジェームズを呼びつけるあたしの手に
「おま・・・っなにやってんだよ!」
ひいいいいいい!!
覆われてた顔が血だらけにっっ
「と、とりあえずハンカチ!」
ああっどこにいれてたっけ!!
と、目の前に綺麗にアイロンのかかったハンカチが・・・。
「ん?」
「自分で抑えなさいっっ・・・・・・・・・・・ってあれ」
「なんだよ」
「・・・シリウス、それ、もしかして・・・鼻血?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・食べすぎ」
「うるせえ」
チョコレートの食べすぎじゃないのー!!
あんたは子供かー!
「サク!」
「・・・・・・ジェームズ」
ぱたぱた走ってきたジェームズがシリウスの顔を見て立ちすくんだ。
「シリウス・・・?」
「大丈夫。チョコの食べすぎ。・・・って!こんなに食べてたら当然でしょー!」
ポケットから出てきたおかしの残骸の数!
チョコレートバー3本に板チョコ2枚にブラウニー1袋!?
あんた、どれだけ食べてんのよ!!
「・・・ジェームズ」
「なんだい」
「気持ち悪い・・・」
「・・・・・・そりゃ、そうだろうねえ」
はあ、とため息をついて心臓に悪い、とつぶやいたジェームズが水でぬらしたハンカチでシリウスの顔と手をぬぐう。
「いつかなると思ったよ」
「食べすぎよ」
「お前ら・・・もう少し気ぃつかっても良いだろ」
「限度ってものを少し考えてよね・・・」
「顔中血だらけの親友の顔を見せられた僕の気持ちも考えてくれよ」
「心配して損したわ」
憮然とした顔だったシリウスが、不意に口元を抑えた。
「・・・・・・吐きそう」
なぬ。
「待て待て!今マダムのとこ連れてくから!」
「やだ。カッコわりぃ」
「やってることが格好悪いんだからあきらめろ」
「ヤダ」
「やだじゃないっ」
「休んでりゃ治る」
「でも気持ち悪いんでしょ?」
「うん」
「じゃあマダムのとこ行くしかないじゃない」
「我慢する」
「・・・・・・・・・・・・あんたねえ・・・」
まったくもー・・・・・・・・・ほんと、こういうとこがつくづくお子様なヘタレ犬でいらっしゃる・・・。